あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

ことわざ勉強会:「す」ではじまるのは

2019-02-28 06:41:54 | 日記
見当違いの推理

 毎週木曜日は特定のひと文字からはじまることわざを思い浮かべ、それにまつわる
あれこれを学んでいます。
今週の文字は「す」です。
 「酸いも甘いも嚙み分ける」が閃きました。
時に「~嗅ぎ分ける」の誤用があるそうですが、警察犬じゃないからここはしっかりと
嚙み分けましょう。

 私達の祖先は狩猟生活の中で危険を回避する様々な術を学びました。
口に入れる物の安全を確かめるのもそのひとつです。
その為ごくわずかな量でも味を感じる能力が発達しました。
 だから人間はその重要度から、苦み・酸・塩・旨み・甘みの順で味に敏感です。
腐った物は苦い味や酸っぱい味がするから、嫌な味=毒=不可食と判断できる
ようになったのです。(コレゾ賞 より)
 そんな歴史を考えれば、ことわざは「苦いも酸いも~」となった方が良さそうな気がします。
どうして命に係わる「苦み」で無くて、その方面ではそれ程重要でない「甘み」が
選ばれたのか不思議です。

 調べてみたら全くの見当違いでした。
ことわざの意味するところは<人生経験を積み人情に精通し、世の中の裏も表も知り
尽くしていることのたとえ。
酸っぱいものと甘いものを味わい分け、その良さも悪さも良く知っているという意味で
使われる。>(故事ことわざ辞典 より)
酸と甘が選ばれたのはご先祖様の本能的感覚に基づく理由では無いのでした。
 <酸は「辛酸をなめる」と言うように、人生の悪い局面を表す。
甘は「甘い汁を吸う」等の様に人生の良い局面を示す。>(オトナのコクゴ より)
なるほど、な話でした。

各地の名物

 辛みや渋みが出て来ませんが、それにも理由があるそうです。
<苦み・酸味・塩味・旨み・甘味を「五味」と呼ぶ。
五味だけが味蕾と呼ばれる味細胞の集合体で受容される。
それ以外の辛みや渋みは味細胞を介さずに認識される。>(味覚ステーション より)
 良く分からないけれど、五味以外は冷たいとか痛いとかの感覚と同じ様な情報として
伝わるのだとか。

 酸っぱいと言って浮かぶのはあんかけ焼きそば。
野菜たっぷりのあんが乗った麺に辛子入りの酢を掛けて頂きます。
善光寺境内の茶店ですするところてんも酸味が効いた旨いもの。
 一方甘みで思いつくのは飯田の栗まんじゅう、田舎臭い懐かしい味です。
諏訪大社の近くで売っている塩羊羹も落ち着いた甘さが病みつきになります。
 こんな具合に現役時代は仕事で訪れた各地の旨いものを食べ歩きました。
しかしそれしか能が無いので食べ終わったらそれまで。
写真に収めて気の利いたコメントを付けて情報発信なんてできません。
 今になって思えば、何かの記録に残しておけば良かった。
そう反省したら、こんなことわざが浮かんできました。
「酸いも甘いも食べただけ」
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身近な生き物:キジと短距離走

2019-02-27 06:57:07 | 日記
キツネに劣る私

 森林公園の南向きの斜面にある階段を下りていたら、すぐ脇でガサっと物音が。
直後に何ものかがけたたましい勢いで走り出しました。
ギョッとして目で追うと凄い勢いで斜面を駆けあがって行きます。
尾の長い雄のキジでした。
 人間の出現に驚いて飛び出したのでしょうが、こちらはもっと驚きました。
20m程斜面を駆けあがり、そのまま藪の中に姿を消しました。
凄い速さでしたが、地上を走り回る相手なので本気を出したら追いつけそうな気がします。

 本州北部や佐渡にいるのはキタキジ、本州中部から西部、四国にはトウカイキジ、
本州南部や九州のキュウシュウキジ、三浦半島や伊豆半島などにいるシマキジ、日本
には4種の亜種が生息しています。
 いずれも地上が主な生活圏、くちばしや足で地面を掘り返してエサを探します。
食性は雑食、ハコベ・ツクシなどの雑草の葉や花や実や根、あるいはサツマイモや
ムギなどの野菜を食べます。
バッタ・カマキリ・クモ・ガの幼虫なども捕えます。(バードリサーチニュース より)
 昼間は地面でエサを漁り、夜になると木の上で眠ります。

 キジは飛ぶ機能が退化しています。
<翼は幅が広くて丸みを帯びている。
身体の大きさに比べて短い。
その為長距離の飛行には適していない。
飛ぶのはキツネなどの外敵が迫って来た時。
この羽は瞬発性には優れているので、すぐさま地上から逃れられる。>(ホンシェルジュ より)
 私の姿に驚きながら、それでも飛びたたずに走り出したのはキツネ程には敏捷な奴では無い
と見下したからでしょう。

この部門では世界1

 Wikipediaによると地上を時速32kmで走った記録があるそうです。
それって速いのか遅いのか、良く分かりません。
そこで時速30kmの動物を調べるとカバとラクダが出て来ました。
この名前から判断するに、それ程速いとは思えません。
 天敵のキツネは時速50kmと言いますから、襲われたら明らかに逃げ切れません。
同じ鳥の仲間でスピード自慢のダチョウは時速70km、ヒクイドリが50km。
これに比べるとやはり見劣りします。

 空を飛ぶことができる鳥の中で世界1速く走るのは、アメリカ大陸などに生息する
オオミチバシリ。
この鳥の記録は時速30kmだそうです。(引用はいずれも あ動物図鑑 より)
 時速32kmは分速に直せば533m。
ウサイン・ボルト並みのスピードで走りつづけなければいけません。
そう思うとキジが持つ記録の凄さが漸く理解できました。
 斜面で見かけた時には追い付けるかもと不埒なことを考えました。
しかしそれは全く根拠の無い思い上がりでした、スミマセン。
 
 
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雑草の日:エンドウが一番生える場所

2019-02-26 06:51:47 | 日記
実は一緒

 地面に触れればまだ凍りつきそうに冷たいのに雑草は強いもの、芽を出し茎を伸ばし
葉を増やしています。
足元にある細長い葉っぱはカラスノエンドウ、それは分かりますが隣に生えている草が
正体不明です。
よく似た雰囲気をしているけれど、葉の形が全く違います。
なんだろう?

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 マメ科 ソラマメ属 ヤハズエンドウ です。

 カラスノエンドウの細長い葉に対してこちらはふっくらした丸い葉っぱ。
正体を探ろうと「身近な雑草の芽生えハンドブック」を取り出しページを繰りますが
なかなか該当するものが出て来ません。
 諦めかけた頃に漸く見つかりました、少し赤みを帯びた茎に付いた丸い葉の写真が。
名前を見るとヤハズエンドウとあり、( )の中にカラスノエンドウとも書かれています。
えっ、両者は同じ物なの?
でもどうしてこんなに葉の形が違うのだろう?

 「身近な~ハンドブック」によると<第1枝に付く葉と第2枝に付く葉は形が異なる。>
とありました。
広卵形の葉と幅が狭くて長細い葉では違いすぎるから何か凄い事に気付いた様に
思いましたが、生長過程で起こるちょっとした変化に過ぎない話でした。
 植物学上ではヤハズの名が使われ、一般的にはカラスの名前が広まっていると言います。
(Wikipedia  より)

つまらないクイズ

 <ヤハズエンドウは優秀な食用の雑草。
便秘を改善するクエルシトリンやイライラを抑えるアピインやビタミンB₁を含む。
てんぷらで食べると絶品。>(wacaroni より)
 かつては世界各地で食用にされ、若芽や豆を食べる為に栽培もされていたそうです。
その一方でレクチンが含まれているので調理には注意が必要。
加熱処理が不十分だと中毒を起こす事もある様です。
 更にWikipediaにはこんな気になる記述がありました。
<強い臭気がある。>
庭に生えたカラスノエンドウを引き抜いたりしましたが、臭いがした記憶はありません。
どんな臭いなのか検索しましたが、不思議な事にこれに触れた物が出て来ません。
 唯一見つけたのが<調理をするとアーモンドの臭いがする。
これは青酸カリを想起させる。>(おうちで穀物自炊 より)
何とも物騒な話題でした。 

 こうしてみるとヤハズエンドウは面倒くさい存在です。
食用なのに毒がある。
臭気が強いと書かれているけれど、詳しく触れた物は見つからない。
学会と庶民では付けた名前も違う。
 こんなややこしい草が、本州四国九州から沖縄に至るまで、ごく普通に分布しています。
ではこの面倒な草はいったい何処に一番生えているでしょうか?
答えは「道に沿った所」、理由はもちろん「えんどう」だから。

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健康長寿:伝えたい話があるけれど

2019-02-25 07:13:41 | 日記
声の老化

 年より老けているか否か、第一印象に強く影響するのは見た目です。
目に飛び込む情報が判断の重要な手掛かりになります。
それともうひとつ、耳に届く情報も大きく影響します。

 毎週月曜日は専門知識の欠片も持たない私が、ウォーキングを通じて健康長寿を
手に入れようと奮闘するお話です。
今週は「声の老化とウォーキング」です。

 顔を会わせたことの無い相手と電話で話す時、私達は自然と相手の年齢を推察しています。
声の大きさ、高低、発音の明瞭さ、しゃべり方の癖、そういったものから恐らくこれくらい
の年恰好だろうと想像します。
そして大抵の場合、それ程的外れにはなりません。
声も年齢と共に変化しますが、その原因は「声帯の老化」にあると言います。
 <女性ホルモンや胃酸の影響で声帯は年と共に痩せ細りむくむので、声も老化する。>
(美と若さの新常識 より)のだそうです。
 老化の進行はこんな方法で簡単に調べられます。
<「あー」と20秒間声を出し続ける。
途中で声が震えたり、息が太くなったり細くなったりするのは老化の黄信号。>

 それにはこんな背景があると言います。
<横隔膜が衰えると声に張りが無くなり、伸びきらず不安定になる。
口元の筋力が衰えると発音がハッキリしなくなる。
喉を酷使し続けると声帯の粘膜に痛みが生じる。>
 対策は様々ありますが、ウォーキングでも効果を期待できるそうです。
<足腰の筋力が低下すると猫背になりやすい。
顎を前に突き出す姿勢は口で呼吸をしがちになる。
その結果喉が渇き易くなり声帯を痛める。>(引用はいずれも Precious.jp より)
 ウォーキングは下半身を鍛え猫背を防止すると共に、横隔膜の鍛錬にも繋がり声帯の
老化を予防するのだそうです。

誰に話そうか

 当然ですが、話したい事が無ければ誰も口を開きません。
誰かに伝えたい事があるから声を出すのです。
適度に声帯を使うのも老化の防止、その意味でもウォーキングは効果的です。
 私は毎日森林公園を歩きますが、そこはひと時も同じ姿を見せません。
雪の積もる量、芽吹きの時期、虫の活動、落ち葉の種類、自然の営みや生き物の息吹に
目をやると気付く事が限りなく出て来ます。
 そんな小さな発見は誰かに伝えたいもの。
公園だけではありません、住宅街でも商店街でも何処を歩いていても気付きや発見は潜んでいます。
それを見つけて誰かに話をすれば、声帯の老化を少しは緩やかにできる筈です。

 先月に比べればいくらか寒さが緩ぎました。
これからウォーキングに出かけますがきっとあれこれの発見があるでしょう。
問題なのはその先。
 私の場合、友達がいないのでそれを伝える相手が見つかりません。
 

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日曜日は川柳の日

2019-02-24 06:29:09 | 日記

 2月も最終週。
この冬は雪が少ないままに終わりそうです。
その影響なのかどうかは分かりませんが、ちょっとした異変が。
昨日になって漸く親指よりも小さな物が見つかりました。
今年は随分育ちが遅い気がします。
例年ならばもっと膨らんだフキノトウが見つかる場所なのに。
 そこで今週の駄作です。

 <フキノトウ 食べられたくないから 人見知り>

 毎日更新の「あるくあかるく」、来週の予告編です。

25日(月)健康長寿:    声の若さ
26日(火)雑草の日:    エンドウの葉
27日(水)身近な生き物:  目の前にキジ
28日(木)ことわざ勉強会」:「す」ではじまるのは
 1日(金)昭和のプロレス: マスカラスの兄弟
 2日(土)日々の愚問:   卵の謎

 陽ざしが暖かいと感じた次の日には冷たい風。
まだまだ冬は居座りそうです。
早く春よ来い!


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