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健康長寿 めざしましょう

健康長寿:大相撲編

2021-03-08 06:29:59 | 日記
最下位のスポーツは

 令和3年の年明けの月、元横綱逝去が報じられました。
昭和40年代に活躍された第49代横綱栃ノ海、享年82歳でした。
 記事の中で興味をひくのは<歴代横綱の中でも82歳10カ月での死去は明治中期
に綱を張った初代梅ケ谷の83歳に次いで2番目の長寿。>
この文脈から推察するに、どうも相撲取りの寿命は短そう。

 私の願いは健康長寿。
私の健康法はウォーキング。
だから毎週月曜日は両者に関連する話題を取り上げています。
今週は「スポーツと寿命」です。

 2016年にイギリスのスポーツ医学誌に発表されたランキングがあります。
サイクリングやランニングやサッカーなどの6つの競技をする30歳以上の8万人
の男女を調べて死亡リスクを順位付けしたものです。
 それによると最も長生きするスポーツはテニス、2位がスイミング、3位が
エアロビクス。(Jcastニュース より)
さすがにイギリス人対象なので相撲は出てきません。
 19種目の競技人口を調べた別の調査には相撲が入っています。
そこでの長生き1位は中距離の陸上で平均寿命は80.25歳。
2位は剣道で77.07歳。
3位はボートで76.2歳。
 肝心の相撲はと探すとなんと最下位、しかも極端に寿命が短くて56.69歳です。
数字にはっきりと短命が表れています。

ウォーキングで50kg減量

 その要因は力士の体つきにありました。
<何も口に入れずに朝稽古に励み、終わるとちゃんこ鍋を主体に大量の食事を摂り
昼寝をする。
食っちゃ寝を続けるので体重はどんどん増し、心臓への負担も大きくなる。>
(日刊ゲンダイ より)
 横綱ともなればこの傾向はより強くなり、還暦まで生きていたり健康だったりした
者は全体の四分の一しかいないといいます。
<横綱には想像を絶する重圧が掛かりストレスの元凶になる。
更にハイカロリーな食生活で高血圧、高脂血症、糖尿病、あるいは睡眠時無呼吸
症候群に陥りやすい。
現役時代はまだしも引退すると大きな負担になる。>(現役相撲ライターの大相撲の世界ブログ より)
 だからといって体つきを変えるわけにもいかないのが辛いところ。
<力士は過体重に起因する疾患の罹患率が高い。
これが死亡率を高める要因になっているが、勝つため強くなるためには体重を
落とせない。
健康と勝負の選択は難しい問題だ。>(相撲力士の死亡率とその要因について より)
 命を削る覚悟がなければ、この世界には飛び込めません。

 元雅山の二子山親方は現役時代190kgだった体重を140まで落としたそうです。
<減量のために8000歩のウォーキングと生活の中で約5000歩。
毎日13000歩歩いている。>(日本の医療 より)
 テレビ中継で分かりやすい解説をしてくれる親方は現在44歳。
「ウォーキングで相撲取りも健康長寿」、そんな広告塔になって頂きたいものです。
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