あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

身近な生き物:冬はブルブル

2018-02-28 06:29:59 | 日記
生き物の知恵

 急に春めいた陽気になりましたが、それでも朝の寒さはさすがに2月。
手袋を着けて散歩をしていても、指が痛くてちぎれそうな気がします。
 「何を大げさな、ヌクヌクと暮らしているくせに。」
動物の声など理解できませんが、そんな風に笑われているのかもしれません。
 野生の生き物は身ひとつで厳しい環境を乗り切ります。
もしも私が真っ裸で深夜の山中に放り出されたら、10分以上正気を保って
いられる自信はありません。
素足で雪の中に立ち上がる勇気を持てません。
 生き物がどうやって寒さに立ち向かっているのか気になります。

 寒さに弱い鳥ならば冬を前に暖かい地方に渡りをします。
長距離を移動出来ないヘビは秋に十分な脂肪を蓄え、冬眠しながらそれを
使い果たします。
カエルも土の中で冬眠して春を待ちます。
 渡りや冬眠をしない生き物もいます。
アカネズミは雪の下の地面で暮らしますが、大量の空気を含む雪は保温材の
役目をしてくれます。
 標高の高い場所で暮らすテンは、寒い時期になると低い場所に下りて来ます。
マイナス30℃にもなるもっと標高の高い場所を住処にするオコジョは、雪と
地面の隙間で過ごします。
ここは外気を処断するので0℃以下にはなりません。
 タヌキは秋に脂肪を蓄え体重を5割も増やし、積雪の多い地域では穴の中に
籠ります。
肉球にはキツネの様に毛が生えていないので、雪の上を歩くのは余り好きでは
ありません。(アウトドアブログKyannpu より)

 クマも穴の中に潜り込んで冬ごもりをします。
春になって穴から出る頃には、体重はざっと3割も減っています。
 冬でも変わらずに活動するシカは特別の毛皮で寒さを凌ぎます。
冬毛は中が空洞になっているので保温効果が高く、マツやトウヒの林に入れば
厳寒にも耐えられます。(最近の出来事のブログ より)
 生き物たちは置かれた環境で生き抜く知恵を持っています。

サルの心配

 地獄谷のお湯に浸かるスノーモンキーを見て、どうしても気になる事が
ありました。
「湯冷めするだろう、バスタオルが無けりゃ。」
 今回調べてみたら、無用の心配でした。
<多くの体毛のお蔭で皮膚が直接外気に触れないから、熱が逃げにくい。
体をブルブルっとさせるだけで水分を弾き飛ばすので暖まった体は熱を失わない。>
(with news より)
 仲間同士が団子状に固まって互いの熱で暖まり、風呂で暖を取るニホンザル
には私の心配はお節介でした。
「それよりワシらはあんたのお寒い懐事情の方が心配!」
 動物の声が聞こえるわけでも無いのに、一瞬おサルの声が聞こえた気がしました。

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雑草の日:森の奥の紅梅白梅

2018-02-27 06:29:19 | 日記
目指す爺さん像

 ネットを見ていたら<年を取る程人間は個性が極端に出て来るもの>の気に
なる文字があり、思わず続きを読んでしまいました。
それによると<スマホなどの新しい技術にも取り組む適応型、出来る限り人に
任せて自分はのんびりしたい依存型、まだまだ現役と無理をしてしまう自己
防衛型、人生が失敗した原因は自分にあると思う内罰型、過去だけでなく老い
そのものも受け入れられない外罰型、等に分けられる。>そうです。
(KAIGO LAB より)

 自分は果たしてどれに向かっているのやら。
希望を言わせてもらえば、思考が柔軟で、周囲の空気が読めて、リスクを想定
できて、相手の気持ちも汲める、そんな爺さんになりたいな。
調べて見たら、これらは「機転が利く人」に共通する特徴だそうでした。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 タマチョレイタケ科 シュタケ属 ヒイロタケ です。

 冬は色が寂しいので、木立に引っ掛かった枯れ枝にこのキノコが生えている
のを見つけた時は赤が飛び出て見えました。
周囲は雪で白一色、生え出た枝もすっかり色が褪せて灰褐色、その表面に鮮やかな
赤が半円形のカサを重ねていました。
直径5cm厚さが3、4mm、コルクの様な質感で食用にはなりません。
(きのこ図鑑 より)
 知人は適度に湿りの有る状態で摘み取った物を乾燥させ、焼酎と砂糖に漬け
込んで薬酒を作ると言っていました。
何に効くのかは聞き忘れましたが。

見事なひねり

 別の日には森の奥で一味違ったヒイロタケを見つけました。
転がった枯れ木の表面に赤いヒイロタケと白い別のキノコが群生していました。
色が抜けかかったカワラタケです。
 昔は桜だった朽ちた樹の上に、小さなキノコがにょきにょき生えて白と紅の
花を咲かせた風です。
言うなれば「キノコの紅梅白梅」。
 尾形光琳作の「紅梅白梅屏風」の風景とは比べ様もありませんが、誰も見に
行かない森の奥にそれなりに見ごたえのある景色がありました。

 それを眺めていたら、数年前にテレビで見た寄席の演芸を思い出しました。
白い紙を使う紙切りに「紅梅白梅」の無理なお題を出された名人は、暫し思案した
かと思うや素早くハサミを動かし始めました。
 出来上がったのは坂道を走るバイク、それを手にして曰く「勾配の白バイ」。
冴えたひねりに思わず唸りました。
こんな風に機転が利く爺さんになりたいな、そう思ったものです。
 冒頭に引用したKAIGO LABの文章には高齢者をテーマに様々な提案が書かれて
いましたが、最後にはこの一言がありました。
<よい老後をすごせるよう、今から自分自身を教育していきたいものですね。>
確かに。
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健康長寿:コレステなんとか

2018-02-26 06:29:19 | 日記
新たに項目追加

 毎週月曜日は専門知識の欠片も無い私が、ウォーキングを通じて健康長寿を
手に入れようと奮闘するお話です。
昨年受けた健康診断の結果をにらみながら数値の良い項目は更に伸ばして、
悪い項目は改善する為にウォーキングがどんな助けをしてくれるかを勉強
しています。
 今週は「脂質異常とウォーキング」です。

 検査は「総コレステロール」「HDL」「LDL」「LH比」「中性脂肪」
の5項目でした。
 コレステロールは遺伝的要因や食事内容、或いは日常の運動状態によって変化
します。
数値が上昇すると動脈硬化の原因になる事は皆さんご承知の通りです。
その指標は2006年までは総コレステロールとされていました。
 しかし善玉コレステロールの量が多くても総量が上がってしまい、不都合が
生じるとして変更されました。
現在はLDLが多い、HDLが少ない、中性脂肪が多い、の3点で判定されて
いますが、最近そこに新たな項目が加わりました。

 それが「LDL÷HDL」で求められるLH比です。
聞き慣れない単語ですが、私の検査表には1.5と書かれていました。
これが2を超えると血管内にコレステロールが蓄積している、2.5を超えると
血栓ができている可能性があると診断されます。
逆に1.5以下はきれいで健康な状態の血管です。(OmRonHP より)
 HDLとLDLさえ間違いそうな私に、また新たな単語が出て来て悩ませて
くれます。

新たな単語出現

 このLH比を改善するポイントは単純明快、LDLを下げてHDLを上げる事。
悪玉コレステロールを下げるには、食事量を減らして腹八分目を守り、その
上で大豆などの植物性たんぱくや水溶性食物繊維、イワシなどの青魚を多く食べて、
LDLの酸化を防ぐために禁煙しビタミンC・Eの摂取を心がけます。
 善玉コレステロールを上げるには、何と言っても適度な運動。
それにはやっぱりウォーキングですね。
1日30分週に4日以上のウォーキングがお勧めです。
 1日1万歩歩く人は2千歩未満の人に比べてHDLが平均で10%以上多い事
が確認されています。
 更に一般的に血糖値が高く肥満気味の人は、HDLが低い傾向にあります。
ウォーキングを続けて肥満を解消すれば、自然とHDLも増加していきます。
(OmRonHP より)

 最近の研究では「総コレステロール-HDL=non-HDL」で求められる善玉
以外のコレステロールの中に含まれている「レムナントコレステロール」が注目
されているそうです。
どうやらこれが動脈硬化を引き起こすカギになっている様で、研究が進められて
います。(NHKガッテン より)
 また聞き慣れない単語が出て来ました。
難しくて、「レムなんとかコレステロール」としか言えません。

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日曜日は川柳の日

2018-02-25 06:29:59 | 日記

 小学生にアルマーニの制服ですか。
もう、凄いと言うしかありません。
大英断の校長先生、もしも長野県に赴任したらどんな制服を着せるのかな。
「山国に相応しい装いを、ジビエ料理で余った毛皮で防寒着を」
何て言いだすのかも。
 そこで今週の駄作です。

 <パパ吊るし 僕の制服 アルマーニ>

 毎日更新する「あるくあかるく」、来週の予告編です

26日(月)健康長寿:   コレステロールとウォーキング
27日(火)雑草の日:   紅梅白梅
28日(水)身近な生き物: 寒さ対策
 1日(木)信濃の国を学ぶ:文武の誉とは
 2日(金)昭和のプロレス:世界の王者スペイン編
 3日(土)日々の愚問:  来週ぶつかるハテナは?

 もうすぐ新入学や新年度。
人事異動で新しい職場に移るパパも多いでしょう。
新調した吊るしの背広のパパの隣を、ブランドで固めた小学生がさっそうと
追い抜いて行くのが今春の銀座の光景かもしれません。

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日々の愚問:道路の花形職人

2018-02-24 07:22:30 | 日記
1年で半減

 黒光りしている路面は要注意、慎重に足を運ぶので冬のウォーキングは
神経を使います。
足元に注意しながら歩いていたら、チョークの欠片みたいな物があちこちに
転がっているのに気付きました。
なんだこれ?

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた、極々小さなドーデも良い愚問を
取り上げています。
今週は「白線の寿命」です。

 チョークの欠片みたいなのは、どうやら道路の白線の一部が剥ぎ取られた
物の様です。
凍りついたり塩カルがしみ込んだりして、冬場の路面の損傷は激しいのかも
しれません。
白線の耐用年数ってどれくらいなのか気になりました。
 全国道路標識・標示業協会が白線の摩耗を計測したデーターがありました。
通行車両が1万台未満の場合は12カ月で3割、18カ月で5割、標示の
はく離が確認されたそうです。
この数値は2万5千台以上になるとそれぞれ5割と8割に跳ね上がります。

 素人の私は5割消えても「白く見えていれば問題ないでしょ」と思って
しまいます。
ところがそこには専門家しか知らない問題が潜んでいると言います。
<白線の塗料にはガラスピースと呼ばれる小さな粒が含まれている。
夜間にライトを反射するので視認できる。
摩耗してガラスピースが少なくなると反射しなくなるので、昼間白線が見えて
いても安全とは言えない。>(区画線の豆知識 より)
 そうなると用途不明の器具を満載した黄色の車を先頭に、集団で路面を
整備するあの作業が必要になるのだそうです。

先端技術

 路面に下描きをして掃除をしてマスキングテープを貼って塗料を塗って
テープを剥がして乾かしたら作業完了。
簡単そうに思いますが作業には国家資格の「路面標示施工技能士」の免状が必要。
 直線、曲線、文字など自在に描ける能力が求められます。
更に一発勝負なのでものすごい集中力も必要になります。
だから職人の中でも花形な存在だそうです。(ケンセツクエスト より)

 経験を積んで技術を高める職人の世界にも、最先端の科学が導入されています。
下描きには高いスキルが求められますが、この作業を代行するロボットが
開発されています。
コンピューターで作られた精密な図面を読み込み、ナビで所定の場所に正確に
描くその名も「路面描画装置」。(株式会社技工社 より)
 或いはインクジェットプリンターで出力したシートを直接路面に貼り付ける
技術もあります。
耐用期間は約3カ月と短いのですが、イベント会場や会社の玄関などの不特定
多数が訪れる場所で、期間限定の広告として利用されています。
(サンコー企画株式会社 より)

 チョークの欠片から、全く縁の無い業界の知識の欠片が転がり出て来ました。
 
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