思ったより小さな草
毎週火曜日はウォーキングの途中で見つけた雑草を取り上げています。
今週は、 キンポウゲ科 セツブンソウ属 セツブンソウ です。
私が毎日歩いているのは近くの森林公園。
小高い丘の南斜面と北斜面にまたがる広大な敷地は東京ドーム3個分。
主に広葉樹が茂っていますが一部にはスギなどの針葉樹も植林されているので、
異なる景色が楽しめます。
日向あり日陰ありの環境は様々な植生を見せ、いまだに名前の分からない雑草が
たくさん生えています。
そんな場所ならば図鑑に載っている植物を全て観察できそうな気がしますが、
現実はそんなにうまくはいきません。
ここに生えていない草に遭遇できないのは道理、しかもそんな草が滅法たくさん
あるのです。
そこで思い立ちました、「今年はこの目で見てやるゾ、別の場所にも繰り出して」
そんな経緯で最初の捜索対象に上げたのはセツブンソウ。
図鑑を開けば必ず載っているし名前もよく聞くし。
それに季節になると地元の新聞が開花情報を毎年報じるし。
今年も11日の紙面に写真がでかでかと載っていました。
毎回大写しの写真を眺めていたので、てっきり実物も大きかろうと想像してました。
でも現物の草丈はおよそ10cmと言うから、スギナ程の小さな草です。
候補は7つ
セツブンソウは日本にだけ生息する固有種。
県内では塩尻市のJR日出塩駅のホーム横の大規模な群生地など、主に中央部に
分布が広がっているといいます。
<千曲市戸倉の戸倉宿キティパーク近くの群生地で見頃を迎えている。>
(信濃毎日新聞 より)
記事にはそうありました。
<戸倉と倉科の2か所は県下最大級の群生地、特に倉科は2000㎡で県内の
分布の北限。>(信州千曲市観光局 より)
千曲市は長野市の南に位置する行政区。
そこが北限ならば長野市内で探すのは無理な話、キティパークに出かけるしか
ありません。
国道18号線を小1時間ほど南下すると、左側に連なる山並みの頂に突然巨大
な天狗の像が現れます。
それが記事にあるキティパーク、どうやらそこが遭遇できる一番近い場所。
セツブンソウは気長な植物。
種から開花までに数年掛かります。
更に1年の内、姿が見えるのはせいぜい2~3カ月、後の期間は地上部が消えて
しまいます。
ただでさえ見つからない相手のハードルがどんどん上がっていきます。
さて巡り会えるのは何時のことになるだろか。
いつものウォーキングコースでは見つけられない草、前から興味があって
どうしても現物を見たい草。
そんな雑草が幾つもありますがそれを7つに絞って捜索の対象に挙げました。
春から秋にかけて情報を頼りに探し回る酔狂な挑戦は、名付けて「試練の7番勝負」
今後不定期に状況をお伝えしていくつもりです。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見つけた雑草を取り上げています。
今週は、 キンポウゲ科 セツブンソウ属 セツブンソウ です。
私が毎日歩いているのは近くの森林公園。
小高い丘の南斜面と北斜面にまたがる広大な敷地は東京ドーム3個分。
主に広葉樹が茂っていますが一部にはスギなどの針葉樹も植林されているので、
異なる景色が楽しめます。
日向あり日陰ありの環境は様々な植生を見せ、いまだに名前の分からない雑草が
たくさん生えています。
そんな場所ならば図鑑に載っている植物を全て観察できそうな気がしますが、
現実はそんなにうまくはいきません。
ここに生えていない草に遭遇できないのは道理、しかもそんな草が滅法たくさん
あるのです。
そこで思い立ちました、「今年はこの目で見てやるゾ、別の場所にも繰り出して」
そんな経緯で最初の捜索対象に上げたのはセツブンソウ。
図鑑を開けば必ず載っているし名前もよく聞くし。
それに季節になると地元の新聞が開花情報を毎年報じるし。
今年も11日の紙面に写真がでかでかと載っていました。
毎回大写しの写真を眺めていたので、てっきり実物も大きかろうと想像してました。
でも現物の草丈はおよそ10cmと言うから、スギナ程の小さな草です。
候補は7つ
セツブンソウは日本にだけ生息する固有種。
県内では塩尻市のJR日出塩駅のホーム横の大規模な群生地など、主に中央部に
分布が広がっているといいます。
<千曲市戸倉の戸倉宿キティパーク近くの群生地で見頃を迎えている。>
(信濃毎日新聞 より)
記事にはそうありました。
<戸倉と倉科の2か所は県下最大級の群生地、特に倉科は2000㎡で県内の
分布の北限。>(信州千曲市観光局 より)
千曲市は長野市の南に位置する行政区。
そこが北限ならば長野市内で探すのは無理な話、キティパークに出かけるしか
ありません。
国道18号線を小1時間ほど南下すると、左側に連なる山並みの頂に突然巨大
な天狗の像が現れます。
それが記事にあるキティパーク、どうやらそこが遭遇できる一番近い場所。
セツブンソウは気長な植物。
種から開花までに数年掛かります。
更に1年の内、姿が見えるのはせいぜい2~3カ月、後の期間は地上部が消えて
しまいます。
ただでさえ見つからない相手のハードルがどんどん上がっていきます。
さて巡り会えるのは何時のことになるだろか。
いつものウォーキングコースでは見つけられない草、前から興味があって
どうしても現物を見たい草。
そんな雑草が幾つもありますがそれを7つに絞って捜索の対象に挙げました。
春から秋にかけて情報を頼りに探し回る酔狂な挑戦は、名付けて「試練の7番勝負」
今後不定期に状況をお伝えしていくつもりです。