連続防衛をストップ
当時日本にあった3団体を渡り歩いたほどの売れっ子。
どの団体でもトップと一騎打ちを行う実力者。
アメリカではレジェンド級の人気者。
さぞや日本のファンにも親しまれたと思いきや、さほどの印象は残っていません。
何とも正体が掴みづらいレスラーだったのでした。
「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では主役になり切れなかった脇役達を振り
返っています。
今週は「狼酋長、ワフー・マクダニエル」の登場です。
183cm120kgのガッチリ体型、黒のタイツに白のシューズ、頭にイン
ディアンの羽飾りを付けて入場。
初来日したのは1973年11月の国際プロレスでした。
エースストロング小林からIWA王座を奪い、連続防衛記録を25でストップ
させています。
<場外の鉄柱に2度ぶつけられて鮮血を流すワフーをバックドロップ、パイル
ドライバーの連続攻撃で小林が先取。
2本目はイスを叩きつけ小林を流血させると、大きく振りかぶって打ち下ろす
トマホークチョップでワフーがタイに。
3本目はロープに足を掛ける反則を交えてワフーが押さえこんで王座を奪取。>
(exite.ニュース より)
リターンマッチを引き分けた後、後楽園ホールでの再々試合で奪還されてしまいます。
しかし狂乱ファイトは大いに観客を沸かせ、新たな悪役レスラー誕生の雰囲気が
漂ったのでした。
突然の幕切れ
その後戦場を全日本プロレスに移し、76年3月8日に愛知県体育館で馬場の
持つPWF王座に挑戦します。
1本目は11分18秒に馬場が片エビ固め、2本目は3分5秒にワフーが体固め。
決勝の3本目はコーナーマットから馬場がフライングニードロップを放って1分
44秒に体固め。
馬場は30回目の王座防衛を記録しますがワフーの評価は微妙です。
極端にファンを興奮させる試合と失望させる試合が交じり合い評価が定まらないのです。
一部では手抜きをしているとの批判も囁かれました。
82年には新日本プロレスに登場し猪木と初対決。
ワフーが猪木をロープに振って水平チョップ、2発目を猪木がすかして延髄斬り
から押さえこんで終わり。
緊張感に乏しい試合に、またもワフーの悪い面が出たと酷評されました。
でも別の見方もあり得ます。
この時猪木は発熱で体調を崩していたと言われていました。
もしかしたら短時間で試合を終えたかったのかもしれません。
そう思わせるシーンがありました。
コーナーに叩きつけられたワフーが勢い余って逆さ吊り。
普通だったらそれまでのうっ憤を拭うべく、怒涛のキックを浴びせる場面です。
しかし猪木は力の無い蹴りを2回入れただけ。
もっと蹴って盛り上げろとばかりにワフーは大げさにのたうち回ります。
猪木の体力は限界寸前、唐突に決め技を繰り出して強引に試合を終わらせて
しまいました。
団体のボスに気を遣うのは当然だろ、そんな心持ちでワフーはおとなしく押さえ
こまれた気がします。
当時日本にあった3団体を渡り歩いたほどの売れっ子。
どの団体でもトップと一騎打ちを行う実力者。
アメリカではレジェンド級の人気者。
さぞや日本のファンにも親しまれたと思いきや、さほどの印象は残っていません。
何とも正体が掴みづらいレスラーだったのでした。
「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では主役になり切れなかった脇役達を振り
返っています。
今週は「狼酋長、ワフー・マクダニエル」の登場です。
183cm120kgのガッチリ体型、黒のタイツに白のシューズ、頭にイン
ディアンの羽飾りを付けて入場。
初来日したのは1973年11月の国際プロレスでした。
エースストロング小林からIWA王座を奪い、連続防衛記録を25でストップ
させています。
<場外の鉄柱に2度ぶつけられて鮮血を流すワフーをバックドロップ、パイル
ドライバーの連続攻撃で小林が先取。
2本目はイスを叩きつけ小林を流血させると、大きく振りかぶって打ち下ろす
トマホークチョップでワフーがタイに。
3本目はロープに足を掛ける反則を交えてワフーが押さえこんで王座を奪取。>
(exite.ニュース より)
リターンマッチを引き分けた後、後楽園ホールでの再々試合で奪還されてしまいます。
しかし狂乱ファイトは大いに観客を沸かせ、新たな悪役レスラー誕生の雰囲気が
漂ったのでした。
突然の幕切れ
その後戦場を全日本プロレスに移し、76年3月8日に愛知県体育館で馬場の
持つPWF王座に挑戦します。
1本目は11分18秒に馬場が片エビ固め、2本目は3分5秒にワフーが体固め。
決勝の3本目はコーナーマットから馬場がフライングニードロップを放って1分
44秒に体固め。
馬場は30回目の王座防衛を記録しますがワフーの評価は微妙です。
極端にファンを興奮させる試合と失望させる試合が交じり合い評価が定まらないのです。
一部では手抜きをしているとの批判も囁かれました。
82年には新日本プロレスに登場し猪木と初対決。
ワフーが猪木をロープに振って水平チョップ、2発目を猪木がすかして延髄斬り
から押さえこんで終わり。
緊張感に乏しい試合に、またもワフーの悪い面が出たと酷評されました。
でも別の見方もあり得ます。
この時猪木は発熱で体調を崩していたと言われていました。
もしかしたら短時間で試合を終えたかったのかもしれません。
そう思わせるシーンがありました。
コーナーに叩きつけられたワフーが勢い余って逆さ吊り。
普通だったらそれまでのうっ憤を拭うべく、怒涛のキックを浴びせる場面です。
しかし猪木は力の無い蹴りを2回入れただけ。
もっと蹴って盛り上げろとばかりにワフーは大げさにのたうち回ります。
猪木の体力は限界寸前、唐突に決め技を繰り出して強引に試合を終わらせて
しまいました。
団体のボスに気を遣うのは当然だろ、そんな心持ちでワフーはおとなしく押さえ
こまれた気がします。