あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

ウォーキング以上に脂を減らす方法

2016-10-31 06:25:57 | 日記
衣替え

 肌寒くなって冬物を引っ張り出す必要に迫られ、ついでに古くなった服の
整理も始めました。
ビックリしたのは少し前の服が全然体に合わない事。
現役時代のスーツは両肩が落ちて借り物の様、ズボンは拳がふたつも入るぶか
ぶか状態です。
 仕事に夢中、毎食が高カロリーの食事、何時だって睡眠時間は不十分、
運動など縁の無い生活を続けていたあの頃の服は、どれも身体に合いません。
いったいどれ程太っていたんだ、自分の事ながら驚いています。

 毎週月曜日は専門知識など全く持たない私が、ウォーキングを通じて健康
長寿を手に入れようと奮闘するお話です。
今週は「ウォーキングで体脂肪軽減作戦」です。

 日本人は世界的に見ると肥満率が低い国民ですが、生活スタイル等の変化に
伴い徐々に増加傾向が見られます。
厚労省が定める理想の体脂肪率は、男性が15~20%、女性が20~28%
となっています。
 存在が悪と思われがちな体脂肪ですが、本来は重要な役割を担っています。
体を動かすエネルギー源となり、体温を正常に保ち、外的衝撃から体を守り、
肌に潤いを与え、正常なホルモンの働きを維持します。
 それが多くなりすぎると、高脂血症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を
引き起こし動脈硬化、心臓病、脳卒中に至ります。
一方で低すぎると、体調の不調や女性の生理不順を招きます。

発想を変えた減少作戦

 私の実例です。
10年ほど前に静岡に3年間単身赴任しましたが、新鮮な魚介類豊富な地は
酒飲みにはたまりません。
元々小太り体型ですが、うまい魚と酒を堪能して気が付くと腹囲が1mを
超えていました。
そうなると体が収まる服が無く、本来ならば運動に走るべきところを、スーツ
を買いに慌てて店に走りました。
それが冒頭のぶかぶかスーツです。
 当時の数値は手元にありませんが、軽く30%は超えていたでしょう。

 先日体組成計で測った今の体脂肪率は18%でした。
60歳代の男性のあるべき数値は14~19ですから何とか正常値に収まって
います。
 余談ですが脂肪はほとんど電気を通さず、筋肉や水分は通しやすい性質を
利用して、体組成計は脂肪や筋肉や骨の量を測っています。
 私の内臓脂肪はレベル11.5、標準値は9.5以下とされていますから
まだやや過剰です。
筋肉量は多め、骨量は標準の判定です。
腹囲1m超えのメタボ全開体型からは随分と改善できたと思っています。

 その原動力は勿論ウォーキングです。
義務感で始めたウォーキングですが、身体を動かすのは快適だし周囲の自然を
見るのも楽しい。
いつの間にか完全に生活の一部になりました。
 しかしこれだけ歩いていても全体の小太り感は余り変わりません。
どうやら運動で減らすのは限界に近い様です。
もっと脂を落としてスッキリ体型を目指すにはどうすれば良いか、そうだ、
真剣に歩かずに無駄話をしよう!
何故って?
その心は「油を売って減らします」
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日曜日は川柳の日

2016-10-30 06:25:17 | 日記

 一昨日ゴルフに行ってきました。
冷たい秋雨の下での1日はまるで修行です。
シーズンもあと少しで終わり。
高原に雪が降る日はもうすぐです。

 日曜日は川柳の日。

今週の駄作です。

 <別れ秋、スネオとイヤミ またひとり>

 さて来週の予告編を。

31日(月)健康長寿の日  「体脂肪とウォーキング」
 1日(火)野草の日    「秋に芽を出したシダ」
 2日(水)身近な生き物  「見た目不気味なアブラムシ」
 3日(木)野鳥の日    「森にやかましいあいつが来た」
 4日(金)昭和のプロレス 「前田vsアンドレ」
 5日(土)疑問シリーズ  「クラゲの不思議」

 役にも立たない文章ですが来週も毎日書き続けますので、良かったら
お読みになって下さい。
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人気のキノコ、イッポンカンコに挑戦

2016-10-29 06:25:43 | 日記
毒か食用か、それすら分からない

 日本に自生するキノコは沢山あるのに、毒があるか無いか分かっているのは
十分の一にしか過ぎないと聞きました。
本当?
秋になるとマツタケを初めてとしてキノコの話題に事欠かないのに、食べられる
かどうかさえほんの一部しか判明していないとは意外です。

 毎週土曜日は生活の中で生じた、極々小さなどうでも良い疑問を取り上げて
います。
今週は「キノコの基礎知識を学ぶ」です。

 世界には62、000種ものキノコがあるそうです。
日本には5~6、000種があり、食用になるのは僅かに200種類。
驚く事に名前すら付いていない物が2、000種類もあると言います。
キノコの研究はまだまだ分からない事が多い様です。
 分からない点と言えば毒キノコの毒。
植物が身に毒を持つ理由の大半は、他の生物に食べら れない為と考えられて
います。
だから毒は効き目が早い方が良いし、毒を持っている事を分からせた方が効果的
です。

 ところがキノコの場合は少し様子が違います。
ひと口食べてすぐさま異常が起こる劇症型でなく、食べた後でじんわりと変調を
きたす毒が主体です。
タップリ食べさせて大型の生物さえも確実に屠る、それを栄養にして自身が増殖
したり宿主が元気になったりする目的があるのでは、と言われています。
 マスコット的な扱いも受けるキノコ、実は可愛らしいキャラクターの下に恐ろ
しい企みを持っていました。

気持ちはイッポンカンコ
 
 先日キノコ採りに連れて行ってもらいました。
この時期には毎週キノコを探し回るベテラン2人と、子供の頃アミタケを採った
経験しかないズブの素人の私ともう一人、合計4人で長野市郊外の山に入りました。
 狙いはイッポンカンコだと言われますが、はてどんなキノコやら。
初めて聞く名前に頭の中は?だらけです。
 倒れた樹を跨ぎ、細い枝をかき分け、藪を進みながら聞いた説明では、どうやら
イッポンカンコは味よし姿よしの有名なキノコの様です。

 そこにあるぞ、師匠のベテランAが指さしますが落ち葉しか見えません。
これだこれだ、近づいて指をさされて漸く本日の主役にご対面です。
掌サイズの傘がドッシリとした太い茎に乗っかって落ち葉の中に仁王立ちして
いましたが、教えられるまで全く見えていませんでした。
 僅かに青みがかった灰色の肌は弾力と湿り気があり、鼻に近付けるとキノコの
香りとかすかにかび臭い土の匂いがします。
 サッと湯がいてポン酢で食べると苦みが効いて酒のつまみに最高、と語る師匠A
に着いてその後も地面を這いずり回ります。
次第に目が慣れて落ち葉かキノコか見分けが着く様になって、更に彷徨う事15分、
漸く自力で小さなイッポンカンコを仕留めました。

 その後も2時間近く山裾を徘徊し、掌サイズの大物も含めて袋一杯のイッポン
カンコをお土産にしてキノコ採りの楽しさを堪能しました。
しかし最初の1本を手にするまでの心情は、
「何処を探せばいいのか分からな『イ ポカーン コ』れがそうか!」
正に途方に暮れた「ポカーン」状態でした。
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番外編第10位、猪木対小林

2016-10-28 06:25:08 | 日記
忘れられた小林対木村

 毎週金曜日は「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」と題して、当時のテレビ中継
で特に印象に残った30の場面をランキングでお伝えしています。
今週からはいよいよベスト10になりますが、その前にちょっとひと休み。
 貧乏学生だった頃テレビは高嶺の花、中継はめったに見られませんでした。
見逃した多くの試合やレスラー以外が出場した格闘技戦などにも、忘れがたいシーン
が沢山あります。
それらを「番外編、ベスト10」としてご紹介します。
第10位は、それまでの日本人対決のイメージを一新した「猪木対小林戦」です。

 1974年3月19日蔵前国技館は超満員の観客で溢れかえっていました。
団体を代表する日本人エース同士の初めての対決を見ようと、日本中のプロレス
ファンが熱狂して集結したのです。
ファンがこれ程までに興奮したのには理由がありました。
 実は大物日本人同士の戦いはこれが初めてではありません。
前年の1973年7月9日、国際プロレスで小林と木村の日本人同士の選手権試合
が行われています。
 看板タイトルのIWA世界ヘビー級戦は小林が勝利しました。

 しかし一部の国際ファンを除いて、反応は鈍い物でした。
それは小林と木村の人気が猪木や馬場に比べて劣っていた事も一因でしたが、もっと
別の理由がありました。
 当時はプロレスでは当たり前の事前の筋書きについて、今ほど一般には知られては
いませんでした。
しかし「国際の所属同士だから、互いに傷つかない結果になるだろう」小林対木村は
凡戦になるとファンは予想していました。
 そして敏感な嗅覚で、猪木対小林戦に真剣勝負の臭いを嗅ぎ取ったのです。
如何に国際を脱退した身とは言え、小林にもプライドがある、必死で猪木を倒しに
行くだろう、そう思ったファンが国技館に駆け付けたのでした。

馬場の一言

 ストロング小林が国際プロレスを止めたがっているとの情報は、新日だけでは無く
全日の馬場にも伝わっていました。
他団体のエースを引き抜ければ、大会場を満員にできる大きな興業が打てます。
だから両者による水面下での折衝が、小林との間で熱く続けられていました。
 この時迷う小林に決断させたのは母親だったと言われています。
「馬場さんは『小林くん』と呼んだが、猪木さんは『小林さん』と呼んだ。
うちの息子をどう思っているかこの一言で判断がついた」
こうして小林は新日本マットに出場し世紀の一戦を迎えました。

 もちろん結果は事前に互いが了承した通りの結末を迎えます。
とは言え、小林にも意地があります。
だからそこに至るまでの攻防は、見応えのあるものでした。
 そしてこの時ファンは気付いてしまったのです。
外人レスラー相手の試合より、日本人同士の方が盛り上がるし面白いじゃないか、と。
 この一戦を機にマット界では、エース級日本人同士の戦いが主役になっていったのでした。
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ムクドリは今宵も空を埋め尽くす

2016-10-26 06:38:20 | 日記
あちらの事情

 長野市の権堂地区に数千羽のムクドリが集まり騒音や糞害を引き起こすので、対策が
行われたのが昨年の10月の事。
爆竹を鳴らしたリ天敵のフクロウの声を流したりして一時は群れが分散され、見事成功
かとおもわれましたが、そんな簡単な相手ではありません。

 毎週木曜日はウォーキングの途中で見かけた野鳥を取り上げています。今週は
ムクドリ科 ムクドリ属 ムクドリ です。

 ウォーキング中に見上げた電線にビッシリと止まっていたし、夕暮れ時には同じ方向
に向かう数十羽の群れが飛んでいたし。
ムクドリには昨年と違う気配は全く感じられません。
 ねぐらは追われたけれど、それがどうした、気にも留めていない様子です。
実際権堂地区には今年の6月頃から再び群れが戻って来たと報じられてもいました。
いやはや、シブトイ相手です。 

 考えてみればムクドリが悪い訳じゃない。
永年親しんだ山野の竹林などが宅地開発によって急速に姿を消して、仕方なく市街地の
街路樹に移り住む選択をしたのです。
 問題は住んでみたら殊の外具合が良く、そこを天敵に襲われる心配の無い安住のねぐら
と定めてしまった事。
だから嫌われても脅されても、易々とその場を明け渡す筈は無いのです。

人間の秘策あれこれ

 ならば、こちらは全く別の手を考えるしかありません。
例えば最近人気のジビエブームに乗っかって地元産の食材にするのはどうでしょう。
狩猟鳥として許可を得ずとも捕えられ、毎年10万羽前後が狩られています。
 問題はそのお味なのですが、極端に評価が分かれています。
江戸時代の儒者貝原益軒は、ムクドリは「あじよし」と記したとされています。
現代のその道のプロ、狩猟を愛する人が集うブログでは
「臭みがほとんど無く塩味だけでも美味しく食べられる。鶏肉と遜色ない」
と高い評価を与える声がありました。
 その一方で「調理すると青汁の様な生臭い液体が出て食用にはならない」
と全否定するご意見もありました。
 私自身が捕まえて食べればすぐに分かるのでしょうが、天地がひっくり返ってもそれは
ありません。
この話自分で言い出しておきながら何ですが、保留です。

 駆除するのでは無く、食べるのでも無ければ、愛するのはどうでしょう。
鳥かごで飼うには丁度良い大きさだし、良く見れば黄色いくちばしもチャーミングです。
食欲が旺盛なので捕まえて来た昆虫や季節の果物、あるいはペット用の飼料などほとんど
何でも、見ていて気持ちよい位に食べてくれると言います。
頭の良い鳥なので仕込めば九官鳥の様に人間の言葉も真似します。
 有名なモーツァルトもムクドリの仲間をペットにしていた逸話が残っています。
家庭に1羽、ムクドリと暮らす日々も楽しそうです。
少しばかり声のやかましさが気になりますが。

 食うとか飼うとか好きな事言ってくれるじゃないかい。
そんなこたぁどーでも良いよ。
わしら好きに空を飛んでるから、嫌ならそっちがどこかに引っ越してくれ。
 私達の思いをよそに、きっと今日もどこかの空を埋め尽くしているのです。

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