あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

日曜日は川柳の日

2024-06-30 06:29:49 | 日記

 遅ればせながらの梅雨入り宣言。
合間を縫って太陽が顔を出せば蒸し風呂状態。
今年の夏も猛暑の予感がたっぷりです。
10年に1度の暑さ。
前に聞いた気がする警鐘が響きます。
こうなれば己の身は自分で守るのみ。
暑熱順化に励みましょう。
 そこで今週の駄作です。

 <身を守る 暑熱順化に 熱中しよー>

 梅雨の真っただ中でも毎日更新目指します。
「あるくあかるく」、次週の予告編を。

1日(月)健康長寿:   喫煙の怖さ
2日(火)雑草の日:   雀が茶を挽く
3日(水)身近な生き物: 小さなジバチ
4日(木)国語のおさらい:箱ものあれこれ
5日(金)昭和のプロレス:出会いが悪かった
6日(土)日々の愚問:  老後の特典

 雨と晴れとどちらが良いか?
一番良いのは程よい割合で変わる天気。
普通の夏に恋焦がれます。


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日々の愚問:夏は怪談

2024-06-29 06:29:59 | 日記
ぶり返す愚問

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問
を取り上げています。
 今週の愚問は米中首脳会談から。
大きく振りかぶりましたが愚問そのものは至って小さなもの。
首脳会談が行われた場所が謎なのです。
 アメリカを訪れた日本の首相が大統領と歓談する場所として先ず思い
浮かぶのはホワイトハウス。
首都ワシントンにあるアメリカ版の首相官邸です。
 次に浮かぶのはキャンプ・デービット。
こちらはワシントン郊外にある大統領専用の山荘。
1986年の中曽根首相とレーガン大統領、2001年の小泉首相とブッシュ
大統領、その時の様子は何度も報道されました。

 このふたつがアメリカ大統領と外国の首脳が会談する場所の双璧ですが、
昨年の11月に報道された地名は明らかに異質でした。
聞いたことの無い場所がニュースで何度も流れたのです。
それがファイロリでした。
 聞いたことが無いのでどこにあるかなんて見当もつきません。
新聞紙面には詳細な情報は無し。
地名を読み流して忘れてそれでおしまいだったのですが、先日ノートをパラ
パラしていたらファイロリのメモ書きがはらり。
 どこにあるのか、なんでそんな場所で会談したのか、愚問がぶり返しました。

意外な理由

 ネットで検索すると会談が行われたのは2023年の11月16日。
バイデン大統領と習近平主席の首脳会談が、サンフランシスコ中心部から
40kmほど離れた私邸で行われました。
 ここに決まった理由として<デモ隊が押し寄せるリスクを避けるため
慎重に場所が選ばれた>(日本経済新聞 より)とあります。
うん?私邸?
また愚問が増えてしまいました。
 検索すると私邸と言っても由緒正しき場所でした。
<サンフランシスコ市南西部のウッドサイド地区にある。
1917年に鉱山経営で財を成した富豪の私邸として建てられた。
現存する20世紀の米国カントリーハウスの中で最も美しいとされている>
(filoli より)
 首脳会談が行われる程なので一般市民とは縁が薄いかと思いきや、意外にも
公開されていました。
予約をすれば10時から17時まで散策を楽しめるのだとか。

 これで愚問は解消されたのですが、最後になって意外な情報が見つかりました。
ファイロリが選ばれた本当の理由、それは。
 <美しい景観に囲まれた歴史ある私邸は、周主席の訪米条件として他国の
首脳より格上の待遇を求めたことにより選ばれた>(読売新聞 より)
 会談場所に選ばれた本当の理由は大国の見栄、一瞬怪談かと思いました。

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昭和のプロレス:見せるプロレス

2024-06-28 06:29:59 | 日記
片足で料理

 「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では主役を盛り立てた脇役達を
振り返っています。
今週登場するのは「五輪に2度出場、デール・ルイス」です。
 1956年のメルボルンオリンピック、60年のローマオリンピック
に連続出場の輝かしい経歴を引っ提げて61年にプロレスデビュー。
その5年後の66年1月に日本プロレスに初来日しました。
 28日から翌月18日までに全4戦したリキパレスシリーズ、次いで
24日から28日までに全5戦したインター決戦シリーズにこちらも連続出場。

 2月26日と27日に行われた6人タッグマッチの2戦を振り返りましょう。
26日は馬場・芳の里・吉村対テーズ・ルイス・スカルパ戦。
1本目にテーズが18分29秒に芳の里を体固め。
2本目は馬場が32文キックで4分15秒にルイスを体固め。
3本目は両者リングアウトの引き分け。
 27日は馬場・吉村・モト対テーズ・ルイス・ベンス組。
1本目は吉村が19分23秒にベンスを押さえ込み、2本目はテーズが9分
44秒に吉村を体固め。
決勝の3本目はルイスが5分45秒に16文キックで馬場に押さえ込まれて負け。
 前日は32文の両足に屈し、翌日には片足で料理されてしまいました。

2局で放映

 4年後の70年1月に日プロの新春チャンピオンシリーズに参戦。
このシリーズのエースはボボ・ブラジル。
1月5日に実弟ハンク・ジェームスを率いて馬場・猪木のインタータッグ
に挑戦するも屈辱のストレート負け。
雪辱を期して27日にルイスをパートナーに再戦に臨みました。
 シリーズのパンフレットでは<前回来日では堅実なレスリングを日本の
ファンに披露した。
当時はプロとして「見せるレスリング」に欠けたがその後の活躍は目覚ましく、
今では全米の何処でもメインエベンターとして活躍している>とルイスを
持ち上げています。
 更に対戦を前にして<全国的に嵐を呼ぶ4巨体が相打つ史上空前の激突!
絶賛前売り中>の熱すぎる新聞広告も打たれ、ファンの期待は膨らみました。
ところが試合は盛り上がりもないまま王者組が2対1で防衛に成功。

 当時の日プロは馬場を主役に放映する日本テレビと猪木をメインに据える
NET(現テレビ朝日)の2局体制。
当然ながらこの試合は日テレが放映。
 一方のNETではシリーズ中に5回の中継があり、ルイスの試合は
3回放映されました。
1月21日のミツ・ヒライ戦、28日の山本小鉄戦、2月11日の大熊戦
でいずれも中堅相手です。
 主役の猪木のシングル戦が放映されたのはジン・アンダーソン戦だけ。
とうとう猪木との一騎打ちはテレビに映らずに終わりました。
 「見せるレスリング」の腕前が上がったのか否か、ファンは判定に
悩まされたのでした。



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国語のおさらい:言葉の赤ちゃん

2024-06-27 06:29:39 | 日記
顔と人

 毎週木曜日は国語をおさらいしています。
今週おさらいするのは「みしり」
 「みしり」を辞書でひいても該当する語句は無し。
代わりに出てくるのが<みしりおく(見知り置く):あった人を記憶に
とどめておく>
あるいは<みしる(見知る):見て、知っている、面識がある>
 大雑把に言ってしまえば「みしり」は「知っている」の意味。
それの発展形が顔を見知っている状態を表す「顔見知り」
辞書には<顔見知り:以前会って顔を知っていること(人)>と解説
されています。

 ところがこの「みしり」、別の発展形になると事情が変わります。
それが「人見知り」
辞書には<人見知り:(子供などが)見慣れない人を見て嫌うこと>
(新明解国語辞典 より)
 顔にくっ付けば「知っている」の意味で、言うならば好意的な表現。
ところが人に付いた途端、抱く感情が変わります。
どうしてこんなことになるのか、良く分からない話です。 

新種のみしり

 <人見知りが一般的に使われるようになったのは江戸時代で、顔見知り
の方は明治時代になってから。
語源は「人+見知り」で「見知る」は古事記にも出て来る古い使われ方。
意味は見て知る、見て分かる、よって「人を見知る」とは人を見て誰か分かる、
あるいはその人のことを良く知っている、の意味となる。
それが何故親しくない、のイメージを持つ名詞になったのか?>
 そう、正にそこがおさらいしたい箇所。
解説を読み進めましょう。
 <その理由は「人見知り」はもともと赤ちゃんに対して使われていたから。
赤ちゃんは母親とそれ以外の人を見分け、言うならば味方か敵かを判断する。
それを大人の世界まで援用し、更に結果だけを取り上げて「特定の人とは
交わるが、特定の人とは交わらない」の意味まで使う様になってしまったから>
(不二草紙 より)
 そんな背景があって同じ「見知り」でも全く違う意味を指すようになったのでした。

 赤ちゃんが国語の歴史を変えたとは驚きですが、実は赤ちゃんは現在進行形
でも国語に影響を及ぼしているのだとか。
 <赤ちゃんによっては人だけでなく知らない場所や慣れていない状況などにも、
嫌がったり泣き出したりすることがある。
この状態を「場所見知り」と表現する>
 初めて聞いた言葉ですが、「見知り」がしっかりと付いています。
<場所見知りは専門用語として確立している訳ではなく、人見知り程知られて
いる概念ではない>(りたりこ より)
 激しく泣いたりぐっと固まったりと現れ方は赤ちゃんによって様々。
これは周囲が安全かそうでないかの判断ができるようになってきた証なので、
喜ぶべき姿だそうで。
 「場所見知り」が近い将来辞書に載るかもしれません。
今はまだ新語の赤ちゃんですが。

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身近な生き物:相撲部屋の親方

2024-06-26 06:29:39 | 日記
出場条件はサの有無

 何気に見ていたNHKの番組で不思議な光景に出くわしました。
いい大人が小指の爪程しかないクモを戦わせて大騒ぎしているのです。
 千葉県の房総半島にある富津市で毎年5月の連休に行われるこのイベント、
フンチと呼ばれるクモ同士を喧嘩させて最強を決める遊びです。
番組では「第23代横綱決定戦」を取材していました。
 勝負をするのはネコハエトリの名の1センチほどのクモ。
<メスは全身淡い褐色で頭部が濃い褐色、腹部の中央に黒っぽい毛がある。
オスの腹部は明るい褐色でそれ以外は黒い。
糸は張らずに餌を求めて歩き回るが、その姿が猫に似ているとされる。
3月から5月の繁殖期にはオス同士が出会うと前脚を持ち上げて威嚇し合う>
(目にみえるいきもの図鑑 より)

 この習性が横綱決定戦の肝になります。
<愛好会のメンバーが行司を務めてオスのクモ同士を組み合わせ、逃げ
出した方が負け。
当日捕まえて来たクモでも参加できるが「サ」が欠けているクモには参加
資格がない>(富津フンチ愛好会 より)
 「サ」とは一番前にある脚のこと。
これを大きく振り上げて相手を威嚇する姿が勝負の見どころ。
だから左右のサが揃っているのが出場の条件で、他の脚が欠損していても
参加はOK。

こちらはコガネグモ

 江戸時代に始まった歴史ある遊び。
<昭和20年代には子供たちの間で大流行した。
駄菓屋で売るクモを入れて運ぶクモ箱が最盛期には年間60万個も生産
されていた。
その後衰えたが1999年に愛好家が集まり富津フンチ愛好会を結成。
子供から大人まで同じ目線で楽しめるのが最大の魅力。
年々参加者が増え見学者を含めると300人以上が集まる>
 お遊びとは言え歴史ある大会、賞品は豪華です。
<大人の部の副賞は米一俵。
子供の部は今年からipadが贈られる>(富津っ子 より)
 戦い終わったクモは元いた場所に逃がすのが決まりだそうで。

 ネコハエトリは沖縄を除く全国各地に分布するクモ。
きっと私の目の前に現れたこともあったでしょうが、フンチを知らない身に
すればただの通りすがり。
これから多少の興味は持ったとしても捕まえて相撲をとらせるほどの酔狂
じゃありません。
 そんなことを思っていたら、何気に見ていたNHKの番組で不思議な光景
に出くわしました。
いい大人が親指の爪ほどもあるクモを戦わせて大騒ぎをしているのです。
 こちらは別の日のテレビの画面。
鹿児島県の愛好家がコガネグモ同士を戦わせていました。
 何だか日本のあちらこちらでクモを戦わせています。
他人様に影響されやすい私、もしかしたら来年の今頃は横綱の親方になって
いるかもしれません。



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