へそ曲がりのたくらみ
毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問を
取り上げています。
今週は「気になる長野県の評判」です。
先ごろ立て続けに長野県のうれしい話題を伝えるニュースがありました。
先ずは日本自動車連盟の調査結果。
「信号機のない横断歩道でクルマが一時停止してくれる率は長野県が1番」
5年連続の首位でマナーの良さを誇ります。
でも県民としては「まだ3割が止まらない」と自戒を忘れません。
次は「都道府県別魅力度ランキング」こちらは前年の10位から8位に
ランクアップしています。
ニュースになっていないかもしれませんが「全国幸福度ランキング」でも
首位を飾っています。
これはひとり当たりの所得・国政選挙の投票率・食糧自給率・財政健全度など
の5つの基本指標と健康・文化・仕事・生活・教育の各分野の計50指標を
ベースにランキングしたもの。(Jcastニュース より)
これだけ良いことづくめだとへそ曲がりの私としては小さな抵抗をしたくなります。
「魅力たっぷりの長野県だって人に言えない弱みがあるさ」、そう思って
調べてみました。
すると出るわ出るわ、全国ワーストランキング1位がめじろ押しです。
20年後はどうだろう
長野県が全国47位に甘んじている項目にはたとえば「年間降水量」があります。
全国平均は1610ml、1位の高知は2547ml、対して我長野は932ml。
ダントツの最下位ですが、でも逆に考えれば天気の良い日が多いって話。
実際「年間雨の日数」ランキングで長野は47位の30日。
1位の石川の80日を遥かに下回るお天気の良いエリアです。
ワーストと言いながら住むには快適な環境です。
次なる項目は「年齢調整死亡率」の男女共なる最下位。
聞き慣れない名称ですが厚労省はこんな説明を加えています。
<高齢者が多ければ亡くなる人の数も多くなり、若年層が多ければその逆になる
傾向がある。
人口構成の差を調整したものがこの調査。>
長野の男性は477.3人、女性は248.8人。
全国平均の男性544.3人女性274.9人と比べるとかなりな差があります。
はて、これは吉兆かはたまた凶兆か?
こんな解説がありました。
<この数値が高ければ病気などで死亡しやすく、低ければし難い。>
なんと、これも県民が健康に暮らしている証でした。
男女ともにがん死亡率は最下位。
貧困世帯率も最下位。
これらも実際には県民が健やかに暮らしている証明です。
昨年12月27日に発表された2017年現在の県別健康寿命を見ると長野県の
男性は80.7歳、女性は84.7歳。
介護不要で暮らせる期間が日本一長いなんて、長野県の年よりは幸せです。
ワーストランキングにひとつ気になる項目があります。
「10万人当たりの幼稚園数」の5.5、全国平均の半分です。
年寄りは暮らしやすいけれど子育て世代は苦労する。
ここに10年20年後の暗雲が潜んでいました。
毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問を
取り上げています。
今週は「気になる長野県の評判」です。
先ごろ立て続けに長野県のうれしい話題を伝えるニュースがありました。
先ずは日本自動車連盟の調査結果。
「信号機のない横断歩道でクルマが一時停止してくれる率は長野県が1番」
5年連続の首位でマナーの良さを誇ります。
でも県民としては「まだ3割が止まらない」と自戒を忘れません。
次は「都道府県別魅力度ランキング」こちらは前年の10位から8位に
ランクアップしています。
ニュースになっていないかもしれませんが「全国幸福度ランキング」でも
首位を飾っています。
これはひとり当たりの所得・国政選挙の投票率・食糧自給率・財政健全度など
の5つの基本指標と健康・文化・仕事・生活・教育の各分野の計50指標を
ベースにランキングしたもの。(Jcastニュース より)
これだけ良いことづくめだとへそ曲がりの私としては小さな抵抗をしたくなります。
「魅力たっぷりの長野県だって人に言えない弱みがあるさ」、そう思って
調べてみました。
すると出るわ出るわ、全国ワーストランキング1位がめじろ押しです。
20年後はどうだろう
長野県が全国47位に甘んじている項目にはたとえば「年間降水量」があります。
全国平均は1610ml、1位の高知は2547ml、対して我長野は932ml。
ダントツの最下位ですが、でも逆に考えれば天気の良い日が多いって話。
実際「年間雨の日数」ランキングで長野は47位の30日。
1位の石川の80日を遥かに下回るお天気の良いエリアです。
ワーストと言いながら住むには快適な環境です。
次なる項目は「年齢調整死亡率」の男女共なる最下位。
聞き慣れない名称ですが厚労省はこんな説明を加えています。
<高齢者が多ければ亡くなる人の数も多くなり、若年層が多ければその逆になる
傾向がある。
人口構成の差を調整したものがこの調査。>
長野の男性は477.3人、女性は248.8人。
全国平均の男性544.3人女性274.9人と比べるとかなりな差があります。
はて、これは吉兆かはたまた凶兆か?
こんな解説がありました。
<この数値が高ければ病気などで死亡しやすく、低ければし難い。>
なんと、これも県民が健康に暮らしている証でした。
男女ともにがん死亡率は最下位。
貧困世帯率も最下位。
これらも実際には県民が健やかに暮らしている証明です。
昨年12月27日に発表された2017年現在の県別健康寿命を見ると長野県の
男性は80.7歳、女性は84.7歳。
介護不要で暮らせる期間が日本一長いなんて、長野県の年よりは幸せです。
ワーストランキングにひとつ気になる項目があります。
「10万人当たりの幼稚園数」の5.5、全国平均の半分です。
年寄りは暮らしやすいけれど子育て世代は苦労する。
ここに10年20年後の暗雲が潜んでいました。