マナーの悪さで犬糞坂
長野市北部にある森林公園、ここは住宅街の一角に東京ドーム3個分の広さを
持ち運動施設や遊歩道などが整備されていて、私は特に気に入っています。
そこを歩いていた時、新聞紙を広げて何やら片づけをしている係の方がいらっ
しゃいました。
どうやら犬の糞の後始末をしている様子です。
毎週土曜日は日頃感じた何気ない疑問を取り上げています。
今週は「犬糞撲滅は、善意に頼るか機械を導入するか?」です。
その公園の入り口には「公園内で犬の散歩はご遠慮ください」の立て看板が大きく
取り付けられています。
しかし平気で犬を連れて散策し、更には糞の始末をしない、二重の意味でモラルに
欠け方が時々いる様です。
「それでも今は良くなりましたよ、何年か前には『犬糞坂』と異名が着く程酷い
場所もありましたから」と係の方がお話しくださいました。
その状況が劇的に変わった裏には、二人の市民の方の大きな協力があったと言います。
80代の男性Mさんは動物愛護協会に所属しています。
ご自身も犬を飼われていますが毎日歩く公園には単身でお見えになります。
必ずビニール袋を持ち歩き、園内に放置された糞を見つけると厭わずに始末をします。
糞を放置して立ち去る人を見かけると声を掛けて注意を喚起。
その繰り返しによって、何時しか犬糞坂も汚名を返上できたと言います。
もう御一方は60代の女性のNさん。
善光寺かいわい愛犬くらぶに所属して、どこでも不始末が目に入るとその場で掃除を
なさいます。
それを見て自身の行動を恥じ、悔い改める方が増えたと言います。
Nさん曰く「マナーが悪い飼い主では、犬が非難されてしまってかわいそう」
平成21年2月の公布の「長野市ポイ捨て等を防止し、ごみのないきれいなまちを
つくる条例」で飼い犬の糞放置を禁止していますが違反者は余り減っていない様です。
市の調査では「飼い主のマナーが悪い」と思う方は実に51%に上ると言います。
その状況を少しでも良くしようと、大きな声を上げる事無く地道に行動を続ける
MさんNさんには頭が下がります。
画期的な装置を設置
犬糞に悩む公園管理者に朗報が。
アメリカの公園には、犬の糞で照明のエネルギーを作りだす装置が設置されている
そうです。
飼い主は生物分解性の袋を持参して犬が糞をしたらそこに回収します。
公園内に設置されたタンクに袋ごと投入し、外側についたハンドルを回して中身を
攪拌します。
すると分解が始まりメタンガスが発生。
パイプを通じてエネルギーとして供給されて照明を灯し続けます。
メタンガスはCO2の倍も温暖化に影響するので、この利用は二重の意味で効果的。
どうでしょう、人間の善意に頼るだけでなくこの様な設備の導入を日本でも始めては。
長野市北部にある森林公園、ここは住宅街の一角に東京ドーム3個分の広さを
持ち運動施設や遊歩道などが整備されていて、私は特に気に入っています。
そこを歩いていた時、新聞紙を広げて何やら片づけをしている係の方がいらっ
しゃいました。
どうやら犬の糞の後始末をしている様子です。
毎週土曜日は日頃感じた何気ない疑問を取り上げています。
今週は「犬糞撲滅は、善意に頼るか機械を導入するか?」です。
その公園の入り口には「公園内で犬の散歩はご遠慮ください」の立て看板が大きく
取り付けられています。
しかし平気で犬を連れて散策し、更には糞の始末をしない、二重の意味でモラルに
欠け方が時々いる様です。
「それでも今は良くなりましたよ、何年か前には『犬糞坂』と異名が着く程酷い
場所もありましたから」と係の方がお話しくださいました。
その状況が劇的に変わった裏には、二人の市民の方の大きな協力があったと言います。
80代の男性Mさんは動物愛護協会に所属しています。
ご自身も犬を飼われていますが毎日歩く公園には単身でお見えになります。
必ずビニール袋を持ち歩き、園内に放置された糞を見つけると厭わずに始末をします。
糞を放置して立ち去る人を見かけると声を掛けて注意を喚起。
その繰り返しによって、何時しか犬糞坂も汚名を返上できたと言います。
もう御一方は60代の女性のNさん。
善光寺かいわい愛犬くらぶに所属して、どこでも不始末が目に入るとその場で掃除を
なさいます。
それを見て自身の行動を恥じ、悔い改める方が増えたと言います。
Nさん曰く「マナーが悪い飼い主では、犬が非難されてしまってかわいそう」
平成21年2月の公布の「長野市ポイ捨て等を防止し、ごみのないきれいなまちを
つくる条例」で飼い犬の糞放置を禁止していますが違反者は余り減っていない様です。
市の調査では「飼い主のマナーが悪い」と思う方は実に51%に上ると言います。
その状況を少しでも良くしようと、大きな声を上げる事無く地道に行動を続ける
MさんNさんには頭が下がります。
画期的な装置を設置
犬糞に悩む公園管理者に朗報が。
アメリカの公園には、犬の糞で照明のエネルギーを作りだす装置が設置されている
そうです。
飼い主は生物分解性の袋を持参して犬が糞をしたらそこに回収します。
公園内に設置されたタンクに袋ごと投入し、外側についたハンドルを回して中身を
攪拌します。
すると分解が始まりメタンガスが発生。
パイプを通じてエネルギーとして供給されて照明を灯し続けます。
メタンガスはCO2の倍も温暖化に影響するので、この利用は二重の意味で効果的。
どうでしょう、人間の善意に頼るだけでなくこの様な設備の導入を日本でも始めては。