世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

佐久間さんどうするつもりよ?

2010年01月20日 | 日記

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佐久間さんどうするつもりよ?

ネットメディアの地検特捜部の捜査手法へのバッシングが激しさを増してきた。
今回の一連の地検特捜部関係者の公務員守秘義務違反のリークとそれを無検証、無秩序に情報を垂れ流し続けている新聞、テレビへの批判も地検特捜部同様のバッシングにあっている。

その影響を考慮してかどうか不明だが、新聞・テレビの「ダーティー小沢」一辺倒の報道姿勢に僅かではあるが変化が見えてきているのは事実だ。 地検特捜部の捏造シナリオによる違法情報漏えい、違法捜査、違法逮捕など「魔女狩り」が21世紀の民主主義国家で起きていること自体憂国に堪えない。

百歩譲って、地検特捜部の捏造シナリオが「灰色政治家を追いつめる」という「思い上がりの正義感」だったとしても、民主主義的法治国家として恥ずべき暴挙である。3人の人間の自由を束縛しているのである。
地検特捜部は小沢資金問題の矛先を何度となく修正し、不記載から虚偽記載に、そして贈収賄があったのような雰囲気作りに、未だ執着している。法的にみると、仮に小沢が「天の声」であったとしても、贈収賄事件に発展させられる可能性は非常に低い。野党であった小沢事務所に公共工事の発注権限がないのだから立件も起訴もあり得ない。そうなると現在行われている地検特捜部の捜査狙いは何なのだと云う事だ。

結局親米とは言い難い民主党政権の足を引っ張る、官僚機構を温存する、政官業+メディア+米国の権益を守る、検察庁内部の人事に口を出させない、参議院選で自民党を後方支援する等々の思惑がバラバラに点在しているが小沢幹事長の追い落とし一つで、そのすべてが「解決するに違いない」と云う「妄想願望」が合致した為に、具体的談合もないのに、石の結束に至ったものと思われる。

本来与党の権力や官僚の権力の監視役であるべきマスメディアがその地検特捜部のおこぼれ情報を唯々諾々と貪り、国民に垂れ流した愚行を見過ごす事も出来ないであろう。
言論の自由、報道の自由は守られるべきだが、公共性を重要視される新聞やテレビの言論の自由、報道の自由は一定の範囲で人権擁護との兼ね合いによっては、制約を受けざるを得ないであろう。
今回の一連の金太郎飴報道等は、結果的に自ら「我々の自由を縛って」と手足を差し出したような行為になってしまったことを、いずれ知る事になるだろう。

小沢幹事長が早ければ今週末にも地検特捜部の事情聴取に応じるようだが、この聴取が「最大の山場」となるのであろう。
おそらく日増しにネットメディアのボディーブローは効果を発揮し、今月中には地検特捜部の敗北が濃厚となり、マスメディアは報道スタンスを変更する変わり身を見せるだろうが、ここまで何度となく同様の行為をするマスメディアが一定の制限を受ける法的処置は覚悟するしかないのだろう。

検察庁と小沢問題の決着は現時点では見えていない。さらに一歩激しく地検特捜部が動くかもしれないので、その推移を見守るしかない。
何といっても「キチガイに刃物状態」なのが現在の地検特捜部の力関係である以上、暴挙が起きても不思議ではない。筆者などは個人的に地検特捜部の更なる暴挙で検察庁全体の掃除がし易くなると云う見方も存在する。

おそらく筆者は、検察庁はそれが出来なくなりつつあると観察している。国会も開会し、小沢逮捕は事実上難しいし、逮捕許諾請求を出したら拒否される。それは恥の上塗りだし、世論を馬鹿メディアを操作して動かしたものの、ネットメディアの攻勢に遭い、マスメディアの力の減退がみられるとなると、頼るものは殆どなくなった。

「さあ、地検特捜部長・佐久間さんどうするつもりよ?」

PS:地検特捜部は小沢の銀行口座20年分を入手捜査に乗り出したと朝日が電子版で伝えているが、20年前の資金移動を何の罪で裁くんだ(笑)朝日は法治国家を捨てたいと叫んでいるようなものだよな(笑)

以下に共同通信の記事を参考までに添付する。

≪ 小沢氏「個人資金は6億」 参考人聴取で説明予定小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、小沢氏が東京地検特捜部の参考人聴取に対し、土地代の原資としている「個人資金」は少なくとも6億円あったと説明する予定であることが20日、関係者への取材で分かった。 この説明が正しければ、小沢氏は土地代約3億5200万円を個人資産から捻出することが可能だったことになる。 特捜部は、ゼネコンの「裏献金」が土地代に充てられたとみており、今週末に予定されている小沢氏聴取で資金の内訳などについて詳細な説明を求める方針。 関係者によると、小沢氏は04年の土地購入当時の個人資金は、自宅にあった現金約3億円を含め、定期預金や外貨預金など総額6億円以上と主張しているという。 そのほとんどが小沢氏の妻や3人の実子名義で、土地購入時に小沢氏の手元に現金がいくらあったかが今後の焦点となりそうだ。(共同通信:電子版) ≫

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小沢・鳩山の賭けは「丁か半か?」

2010年01月20日 | 日記

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小沢・鳩山の賭けは「丁か半か?」

今夜は朝も白々明けかけている午前4時半、もう頭は朦朧としている(笑)そこで本日のコラムは無責任に言い放題とさせて貰う。

先ず方々に張り巡らされた草の者(笑)からの情報によると、「テレビの小沢事件の煽り度が落ちている」 「逆に公平性を保とうと云う発言もみられる」 「ここ最近では珍しい雲行きだ」 「地検、石川を逮捕したものの都合の良い聴取の成り行きではないのではないか?」 「小沢が聴取に応じると云うので手を緩めているかも?」 「国会論戦開始、当分はどちらにも与しない中立のポーズを取ろうとしている」 「思った以上に民主党の勢いが落ちない」 「ネットメディアの攻勢が始まり守勢に回り出した」 「名指し非難のコメンテータの勢いが落ちてきた」 「石川逮捕が暴挙だと云う認識が有権者に認知されつつある」等などであったが、たしかに昨日よりリベラル論客の検察バッシングがいたるところで拡大基調を見せている。

検察の捜査も相当行き詰まりを見せており、大量の地方から検事を呼び寄せ、ガセネタ臭い水谷建設じゃない孫請け企業の裏金を捜査する羽目になっているようだ。

鳩山首相は「『どうぞ戦ってください』」と日本語の曖昧さで目的語を省略した。何に対して闘うかは、受け止める人間によってどうにでもなる『どうぞ戦ってください』だったが、この言葉を受けた検察庁は明らかにビビっている。

公式には幹事長として『どうぞ戦ってください』であり、小沢幹事長の元秘書の石川知裕衆院議員らが逮捕された事件について「国策捜査、指揮権発動は考えていない」と述べた。

しかし続けて「検察が公正な捜査を行うことを信じたい。検察の捜査を冷静に見守ることが今必要だ」と但し書きをつけている。条件が狂えば「指揮権発動」有り!とも受け止められる発言だ。

それを受けてかどうか別にして腰の重い法務省千葉景子大臣が「一般論としては指揮権を発動することはある」と世論や民主党内からの冷ややかな視線に応えたようである。この発言は、指揮権発動した後、千葉法相は辞任をすると云う捨石方式だが、千葉景子の名前は日本の政治史に永遠にジャンヌダルクのようにキラキラ光りを放つ事になるかもしれない(笑)

このような東京地検特捜部の「検察国家」的暴挙は「俺達がこの国を作っている」と云う、馬鹿げた程の思い上がりの上に成り立っている。
民主党が検討している、取調べの可視化、政治資金規正法の改正、企業団体献金の全面禁止、指揮権発動の法的解釈の検討、地検特捜部の存廃や検察首脳の国会承認人事などの法改正への着手は「俺達エリートに手を出すつもりか!」と云う思い上がりの典型状態になっているのだ。

この際、検察を何とかしないと民主主義も選挙も意味がなくなる。「政権交代」の障壁が正義の検察庁だとは思いもよらなかったという鳩山・小沢の認識不足があったのだろうが、今からでも遅くないと判断した可能性は高い。
首相が「「検察が公正な捜査を行うことを信じたい。」などと発言すること自体、これはもう異様なことなのだ。
今、東京地検特捜部は血眼になり、小沢側に歴然たる裏金が手渡されたと云う証言を得ようとしている。そして拘留されている石川議員を徹底的に心痛を与え、自白を引き出そうとしているのだろう。場合によれば、石川議員の会期中の釈放も視野に入るだろう。
もうチョットで地検特捜はボロを出す、佐久間部長はすんなり検事正の道を歩めるとは限らなくなってきた。大変素晴らしい方向性が見えている。

検察庁はもう一つ厄介な人物の相手をする状況も近づいてきた。検察庁の裏金疑惑(これは明らかな犯罪で疑惑等と云うものではない)でハメラレタ三井環元大阪高検公安部長の逆襲に対峙しなければなないのだ。歴代の検事総長がお縄になる可能性もある楽しい事件である。

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