6月11日から始まった、第二回定例会が7月1日に閉会となりました。
私にとっては四年ぶりの議会でした。
四年間、障碍者施設で働いていた時は、ジーパンにTシャツ。エプロンに三角巾、ということもありました。クツは動き易さが重点。
久しぶりにスーツに硬いクツをはいたら、肩は凝るは足は痛いは・・・。情けないですね。
さて、市の職員も四年間で入れ替わりがあり、当選後市役所にあいさつ回りに行った時、課長だった人が部長になったり、受付近くに座っていた人が窓際の席に昇格していたりで、ちょっと浦島的気分になっていた私です。
当然、今回の議会でも議場での答弁者が「昔課長今部長」の人なので、浦島的藤原は、なんだか不思議な感じでおりました。
議員の方でも同じことが言えます。今回私も入れて8人が入れ替わりましたから、22人中ですので三分の一近くが新人というわけです。
だから、かもしれないですが。
なんというか・・・。
議会全体の空気が違った感があります。 言い方はヘンですが、薄まったような・・・。
年に四回開かれる定例議会には、市長が、議会の承認を得なければならない議案が出されます。予算にかんすること、国の法律改正に伴う市条例の改正とか、工事契約とか。
それに、市民の方から出た陳情・請願の審議が行われます。議員から議案を出すこともあります。
そして、三月議会には、市長の所信表明があり、それにたいしての各会派代表質問がされます。
あと、毎回の議員一般質問ですね。これは申告制で、毎回しない議員もおります。
定例議会の内容はおおまかこのようなものなんですが、どの議案や陳情請願内容も、また、質問内容など、精査するには沢山調べたり掘り返したりする作業が必要です。
これが重要なことで、おまけに知識として入れるというものではなく、何が十分で何が不足していて何が課題なのか、いったいどうしたいと思っているのか、どういう方法があるのか等を自分に問いかけながらの作業となります。
一杯そのような作業をやっても、実際議会の中で表面に出すのはごく一部。
こんなに調べました!なんてことをペラペラ言ってもそれは自己満足ですから。
一方、調べる探す考える、を自分でやらないで議会に臨むとどうなるか・・・。
行政が言ったことに「あ~そうですか」「わかりました」 で、終わってしまうのです。
もちろん、市の職員が適当なことをいう訳はないですが、それでは現状維持を認めただけで、質問した意味が半減します。
何か課題があったから、あるいは、提案があるから改善してもらいたいから、議場で質問するのであって、現状を聴くだけなら普通の日にやればよい。
決して対立構造ではないですが、市も議員も<このことについてはこうする考え>というのをしっかりと持っていると、議場はいい意味でピリッとするのです。
今回の議会の雰囲気をまず、紹介。
次回は、議会の内容…陳情結果・議員提出議案結果、それぞれの経過をご報告しますね。