藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

多摩川衛生組合のこと

2012年05月11日 | 日々の活動
 天気予報で、晴れだ曇りだという他に、雷・雹・竜巻の発生の予報も不可欠になってきましたね。

 マヤの暦でいうと、今年で世界が終わるとされていて、「終末的現象か・・・」と思っている方もいるかもしれませんが、新しい情報によると、マヤの続きの暦が発見されたとか。

 長い歴史の中では、様々な災害がおこった記録があり、私達はそのことを忘れず、これからもやって来るだろう災害に立ち向かわなければならないのです。
 

 ここで、自然災害ではなく、人的災害のことを・・・

 昨日、「多摩川衛生組合であいつぐ事故・不祥事をただす市民集会」にいってきました。
 会場はいろいろな市から集まった人達でいっぱい。椅子を足しても立っている人がいるほど。

 報告として。
 多摩川衛生組合で行なわれた「不正焼却」・・水銀が含まれているため、特別に北海道まで持って行って処理している、蛍光管・乾電池を、家庭のゴミを燃やしている焼却炉で<実験>と称して燃やしたこと。しかも<実験>意外にも燃やしていたこと。
 
 そして、実は創業以来、様々な<本来焼却に適さないもの>まで燃やしていること。

 更に、その事を内部告発した人に対して、パワーハラスメントと思われる行為があること、などがありました。

 
 考えさせられたこと。
 多摩川衛生組合の現場で働いている人達の過酷な労働条件です。六人体制でも安全の確保が難しい作業だったのに、委託業者が変わったら、五人体制になってしまった。休みもとれず、欠員になっってしまった時に補充で入るのは、全くの新人。以前の爆発事故で壊れたコンベアは壊れたまま。そのコンベアを直すことにはお金を回さずに、従業員を監視するための<監視カメラ>を新規に設置。昨年は冷房が壊れ、事務室もうだる暑さだったそうです。他にもビックリする話がいろいろありました。

 他の焼却施設から来た人が、多摩川衛生組合で働いている人の話を聞いて、「うちではそんなこと、考えられない!」と驚いていました。

 もうひとつ。
 私達市民の無関心さが招いていること。
「ゴミは家の前に出したらハイオワリ」という人が多いということ。家電リサイクル法で業者に有料引取りしてもらうべきテレビなどを、大きな不燃用の袋に入れて出すケースが多いとのことです。回収拒否すると、市の担当から電話があって、「兎に角回収しろ」とくるそうです。
 私達市民も、だけど、市もダメだ。

 
 いままで日常的な作業現場の、そういう話を聴く機会がなかっただけに、衝撃的でした。

 この多摩川衛生組合に関連する事柄は、実に多様な問題を含んでいます。
 
 ゴミ処理行政の有り方。
 
 市民の意識。

 税金の使われ方。

 労働問題。人権問題。

 環境問題。

 これから被災した女川町の<ガレキ>処理のこともあります。


 30年前、ゴミ問題のグループをつくって、活動をし始めた時、今後のゴミ処理をどう考えるのか、ゴミの減量と最終処分場の問題を当時のある議会会派に聴いた事があります。答えは「燃やせば無くなります。」でした。当時議員だったI氏(その後偉くなったです)の答えにガックリしたことがあります。
 
 更に複雑さを増した<ゴミ>に関連する様々な問題。原発と共にこれも又取り組まねばね。

 健康に留意して、けっぱるよ。


コメント
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