藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

小金井市長、ゴミ発言で辞任するんだ。

2011年11月01日 | 雑感

 先日、稲城市のキャラクターのことで、「私は小金井市の<こきんちゃん>が好き!」と、書きましたが、その 小金井市。

 本日の新聞に、「小金井市長に辞任論」の見出し。(朝日新聞朝刊の多摩版です)

 選挙公約で「四年間のゴミ処理費20億円は無駄」発言をされたことから、現在小金井市のゴミを引き受けている周辺自治体が怒り、今後のゴミの受け入れが宙に浮いてしまい、その責任を取って、市長が辞任を表明するらしい。

 その後のニュースでは、市長は辞任を表明したとのこと。


 小金井市は、以前に、調布市と府中市と共に「二枚橋焼却場」というのを持ってました。しかし、その焼却場が老朽化し、使えなくなった。
その後も新しい焼却場建設がうまくいかず、周辺自治体に頼んでいる現状です。
 稲城市にある、<多摩川衛生組合>でも、燃やしています。


 私、思うのですが、いまの小金井市長、今年なったばかりの市長で、ハッキリ言えば「前の市長はなにやってたの?」と思った。
 確かに選挙公報で、<無駄使い発言>は如何なものかと思うけど、新聞によると、事の事態について八王子の市長に相談したら、
 「覚悟を示して他の自治体にお願いしろ」と言われて辞任をするみたい。

 なんか、こんなこと言うと反発くらうかもしれないけど、やくざの世界で、
「指をつめて謝れ」みたいなかんじ。

 いくら年季が違うからといっても、他市の市長が「覚悟示せ」=「辞任しろ」みたいなことを発言するのは、越権行為ではないのか。

 また、それを受けて辞任を表明する小金井市長もどうなんだ?
 またまた、それを受けて周辺自治体が「んじゃ、しかたないな。ゴミ、引き受けてやるよ。」とか言って、恩着せがましく承諾したりする図はどうなんだ?

 確かにゴミ処理は、各自治体の責任において処理をすることになっています。しかし、焼却場というものは、いつ故障や事故でストップしないとも限らないもの。日々の市民の暮らしを守る姿勢はどの自治体も同じであって、困ったときはお互い様じゃと、受け入れる度量はあってしかるべきだと、私は思う。


 2007年からゴミを他の自治体に頼んでいる現状を解消しようということに、前の市長や議会が全力で努力されたかどうかは、私には情報不足でわかりませんが、もしかして、市民はイライラして、「20億円無駄使い発言」をした市長に期待をこめて投票したのかも。いや、あくまで憶測ですが。

 いずれにしろ、日々出るゴミを処理するには、焼却場が一晩で建つわけもないので、今の状況を甘受しながら、次の手に脱却しなければなりません。


 しかし、思った。

 小金井市長は、選挙公約を訂正することに対し、きちんと謝罪された。それも、本会議場と、市の広報に、自分の声で、自分の名前で。
 うちの市長は、南山墓苑についての公約を 「変更」。しかも、企画課の名前でね。

 小金井市長は、20億円の無駄使いと言及。多分四年間の総費用額。
 うちの市長は、南山墓苑を稲城市だけでやるとなったら30億円かかるとわかっているけど、公約に載せた。「変更」したけどね。
 公約を考えたとき、そのことが無駄使いになるのかどうか、ちゃんとかんがえたのかしら。
コメント
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