アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
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婚活サイトの新プロフィール

2019年05月13日 06時01分48秒 | 当ブログと私の生い立ち
 


長らく休眠状態だったネット婚活サイトのプロフィールを全面的に改訂しました。住所(市町村まで表示)を実家の住所から現住所の西成区に変え、実家を出て独り住まいを始めた事や、自力で賃上げを勝ち取った事を全面的に押し出しました。プロフィール写真も今の「あいりん地区」中心の物に変えました。
今更「リア充」を装っても疲れるだけです。それよりも、ありのままの自分をさらけ出した方が遥かに気が楽です。多分、却下されるだろうと思っていたら、写真は意外とすんなり承認されました。でも、プロフィールは多分、却下されるでしょうw。
下記がその新プロフィールです。(追記:何とプロフィールも掲載を承認されましたv)

 

私は約20年前に生協を退職し、今は大阪の大手スーパー物流センターで働いています。正規雇用から非正規雇用に変わり、収入は大幅に減りました。しかし、それを補って余りある幸せを手に入れる事が出来ました。

まず、長時間労働から解放されました。生協時代は、人減らしによって早朝から深夜まで働かされ、過労死寸前にまで追い込まれていました。時間が出来たのを機に、パソコンを購入し、ブログも書くようになりました。このブログは今も続けています。ブログを書くようになってからは、何事も自分の頭で考えるようになりました。仕事も生活も、「追われる毎日」から「追う毎日」に変わりました。

非正規雇用でパワハラや労災隠しに遭ったのを機に、バイトの労働組合の無い職場でも一人でも入れるユニオンに加入し、会社幹部を相手の団体交渉も体験しました。生協時代も労働組合には入っていましたが、所詮は大勢いるうちの一人に過ぎませんでした。ところが、今度入ったユニオンは小さな組合で、団交に参加できたのも組合委員長のオバちゃんと私の2人だけでした。たった2人で、4人の会社幹部と対峙する羽目になりました。この初めての団交は散々な結果に終わりましたが、これで肝が据わったのか、私はこれ以降、会社に堂々と物が言えるようになりました。やがて仕事でも評価されるようになり、今年は80円もの大幅時給アップを勝ち取る事が出来ました。

一方、実家では、昔は家族5人で生活していたものの、やがて兄弟は結婚して家を出て、お袋も亡くなり、親父と2人で生活するようになりました。親父は元公務員で、昔気質の保守的な人間だからか、私が独身の非正規雇用である事を論うようになりました。今から考えると、親父も寂しかったのだと思います。でも、私が独身で非正規雇用なのは、少子高齢化や正社員リストラの世相によるものであって、別に私だけの責任ではありません。第一、独身や非正規で一体何が悪いのでしょう。どんな人間も平等に、かけがえのない個人として、自由に生きる権利があります。遂に、私は親父と衝突し、実家を出る事にしました。今は大阪・西成の「あいりん地区」に住んでいます。

大阪・西成の「あいりん地区」、通称「釜ヶ崎」は、日雇い労働者の街です。今も日雇い労働者や野宿者が大勢います。その一方で、地価や家賃、物価が安い事もあって、外国人観光客が大勢押し寄せるようになりました。地方からの滞在者も大勢います。今や治安も大幅に改善され、女性でも一人で普通に歩けるようになりました。また、日雇い労働者の街ゆえに、労働運動や市民団体の活動も活発で、炊き出しや夜回り、お盆の夏祭りや年末の越冬祭りが毎年行われて来ました。確かに、他の地域と比べたらガラは悪いです。しかし、他の地域では失われた「助け合い」の気風が、ここではいまだに息づいています。私はこの地域に住んでいる事を、今ではむしろ誇りに思っています。そんな私でも良ければ、どうぞお付き合いしていただけたら光栄です。

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定番のお花見スポット

2019年04月15日 10時58分17秒 | 当ブログと私の生い立ち

 

今年も、近くの天王寺公園や茶臼山、夕陽丘界隈にお花見に行って来ました。あいりん地区や新世界と言えば、とかく下町のイメージが強いですが、実は豊かな自然がすぐ近くにあります。あべのハルカスを間近に望む天王寺公園の芝生、通称「てんしば」は、既に多くの花見客で賑わっていました。私は「てんしば」も好きですが、それよりも、その隣にある茶臼山の方が、桜だけでなく池や山も楽しめ、落ち着いて桜を鑑賞できるので、むしろそちらの方が好きです。

茶臼山は標高たった26メートルの低山ですが、れっきとした山です。山頂には三角点が設置され、登山証明書も近くの一心寺で1部100円で売っています。以前は「茶臼山古墳」と呼ばれ、前方後円墳だと言われていましたが、最近では土木工事で出来た山ではないかという説が有力です。奈良時代に和気清麻呂が、当時は大阪城の方向に流れていた大和川を大阪湾に流しこもうとして、運河を掘り始めたものの、上町台地に阻まれて工事を放棄した跡だと言われています。山の西から南側に広がる河底池(ちゃぶいけ)も、その運河の跡だと言われています。河底池にかかる赤い橋の名前も、清麻呂の名前を取って和気橋と呼ばれています。

茶臼山は、古戦場としても知られています。1614年の大阪冬の陣では徳川家康、翌年の夏の陣では真田信繁(幸村)が本陣をここに置きました。山頂には幸村の偉業をたたえる案内板やのぼりが一杯立っています。山の周囲にも、安居天神などの幸村ゆかりの史跡がそこかしこに点在しています。あべのハルカスや通天閣をバックに、池の噴水や赤い橋と調和した桜が、ちょうど見頃を迎えていました。

 

 

続いて、茶臼山の隣にある一心寺に向かいました。一心寺は「骨仏寺」としても知られています。遺骨ならどんな宗派の無縁仏でも引き取り、それで阿弥陀如来像を造っています。その一心寺の前の坂は逢坂(おうさか)で、大阪(大坂)の地名の由来もここから来ています。一心寺の桜も今がちょうど見頃でした。

そこから更に足を延ばします。この辺一帯は「夕陽丘」と呼ばれ、台地の上から眺める夕陽がきれいです。上町台地の縁に当たり、歩くたびに坂とお寺に行き当たります。主な坂でも七つあり、俗に「天王寺七坂」と呼ばれ、有栖川有栖の小説「幻坂」の舞台にもなりました。北の生玉神社から南の一心寺に向かって、順に真言坂、源聖寺坂、口縄坂、愛染坂、清水坂、天神坂、逢坂の七つです。清水坂の近くには京都の清水寺を模した同じ名前の寺があり、境内には「玉出の滝」という「天然の滝」まであります。但し、実際は滝とは名ばかりの懸樋に過ぎませんが。

その天王寺七坂の一つ、口縄坂の善龍寺の前にはいつも数匹の猫がたむろしています。前述の小説「幻坂」にも、口縄坂の猫にまつわる怪異譚が出てきます。善龍寺の桜も見事でした。今年も猫と桜に癒されました。

 

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プレカリアートの脱外食宣言

2019年01月24日 03時52分44秒 | 当ブログと私の生い立ち

ブログのコメント欄で、「今住んでいるホテルの共同浴場の臭いが気になる」という話から、「やっぱりキッチンやトイレ・風呂も付いた物件に引っ越すべきだ。外食だけでなく自炊もすべきだ。別に炊飯器でなくてもドンキで格安の電気鍋を買えば、炊飯だけでなく他の調理も出来る。電気ケトルでもうどんなら茹でられる…」という話になり、遂に買いました。近くのドンキで税抜き1980円の電気グリル鍋を!

それを機に、今まで買っていた朝食用の買い置きのパン以外に、電子レンジでも鍋でも炊けるお米・うどん、レトルトの味噌汁・カレー・サバ缶、お米をバックのまま食べるのも気が引けるので食事用の食器を幾つか、近所のドンキ・イズミヤ・ダイソーで買って来ました。お米は5食分、味噌汁は3食分、パンは3袋で4日分。まずは、うどんを鍋で茹でて昼食にしました。失敗した時の為に、お握りも2つ買い込みました。

ネットで色々調べたら、電気ケトルに直接お米と水を放り込んでお米を炊いた動画もアップされていました。( ̄◇ ̄;)
動画の主は「美味しい、美味しい」と言って食べていましたが、ケトルにこびり付いたご飯粒を洗い流す手間を考えると、これだけは流石に実行する気にはなれませんでしたw。

 

まずは昼食編。グリル鍋のプレートにサーモスタットの付いたコンセントを差し込み、温度調節ダイヤルを回すと、料理に応じた加熱が出来る仕組みになっています。プレートに流し込む水の分量はケトルに付いた目盛りを目安にします。

そのグリル鍋にうどんを入れて茹でるのですが、うどん袋に書いてある250mlでは麺が水に浸からないので、倍の500mlほど鍋に入れました。最初うどんがなかなか解れなくて困りました。

そして、お湯が沸騰したら、火薬スープも鍋に入れてかき混ぜ、うどんをお椀に入れました。ところが、次に鍋の火薬スープをお椀に入れようとしても、熱くて入れる事が出来ません。ハンカチで鍋の両端を抑えながら、両手でようやくお椀に鍋の中身をよそう事が出来ました。うどんの味は美味しかったものの、鍋に500mlも水を入れたものだから、ダシを飲み干すのに苦労しました。

食べたら次は洗い物です。たかがうどんダシでも、水で洗っただけでは鍋の滑りは落ちません。鍋の取扱説明書には、サーモスタット差込口が水で濡れたら大ごとなので、水では洗い流さず中性洗剤を浸した布で拭き取るように、とありました。しかし、近くのコンビニには弱アルカリ性洗剤しか売っていません。仕方なく電車に乗ってスーパーに中性洗剤を買いに行きました。

次に夕食編。私の住んでいる物件は水道も共同です。パウダールームの水道なので、自宅の様に汚水を垂れ流す訳には行きません。食器洗いや食べカス、食べ残しの手間を最小限に抑えなければなりません。そこでレトルト商品中心に自炊生活を進める事にしました。

サトウのご飯にレトルトのカレー・丼を組み合わせる事にしました。これなら鍋は汚さず、食器洗いだけで済みますからね。レトルト・カレーの中では銀座カレーが一番美味しいと聞いていましたので、少々値は張りますが、銀座カレーのレギュラーとチキンの2種類を揃えました。その上で、カレーばかりでは飽きるので、親子丼・中華丼・牛丼の3種のレトルト丼も買いました。

しかし、レトルトのカレーや丼は商品が薄っぺらいので、平型のグリル鍋でも簡単に湯せん出来ますが、分厚いサトウのご飯を湯せんしようとしたら、鍋一杯に水を浸さなければなりません。そんな事したら沸騰時に鍋が溢れかえってしまいます。

しかも、湯せんが終わるまで15分もかかります。そんなに待っていたらカレーの方が冷めてしまいます。そこで、湯せんはカレーだけにしておいて、サトウのご飯については、ホテル1階までエレベーターで降りて、そこの電子レンジでチンする事にしました。

ご飯を1階の電子レンジで2分間温め、カレーは部屋のグリル鍋で5分間湯せんして、ようやくチキンカレーにありつく事が出来ました。たとえレトルト商品でも、自分で作ったカレーは、外食のそれより更に美味しく感じました。

サトウのご飯だけでは物足りなかったので、サバ缶も開けて食べる事にしました。大きな鯖が4切れも入っているサバ缶を食べたら、流石に満腹になりました。当初は鍋の残り湯でお茶も沸かそうと思っていましたが、沸騰した鍋はなかなか冷めません。鍋はもう冷えるまで待つ事にして、お茶は電気ケトルで沸かして飲む事にしました。

食べた後は食器洗いです。そのまま安易に食べカスを共同水道に流している所を、入れ墨した宿泊者に見つかりでもしたら、何されるか分かりません。((((;゚Д゚)))))))
勿論、私の方も入れ墨男には、共同浴場でアンモニア臭なぞ出すなと言いたい所ですが、こちらは証拠が無いのでどうしようもありません。o(`ω´ )o

そこで、中性洗剤で食器汚れを先に拭き取り、汚物はそのまま部屋のクズカゴに入れ、綺麗になった食器を共同水道で何食わぬ顔で水洗いして片付ける事にしました。ダスターを使えば洗剤が無くても綺麗に食器洗いが出来るそうなので、次回からはそちらも試してみたいと思います。

以上、自炊と言っても、湯せん可能なレトルト商品が主体なので、節約の効果は限られます。部屋には冷蔵庫も流しもなく、共同水道を独り占めしてダシ汁や調理カスを流そうものなら、後で周囲から何言われるか分かりませんから。でも、それでも今までの外食オンリーと比べたら、食費は半分以下に抑えられるはずです。本日はグリル鍋や中性洗剤、食器の初期投資に加え、5日分の食材を買い置きしましたので、6千円以上もの出費になってしまいました。でも、一食当たりにすれば、外食オンリーだった頃の半分以下の食費に抑えられます。

それ以上に食事のレパートリーが広がったのが何よりも嬉しいです。今まででしたら、安く食費を抑えようと思えば、どうしても食べれる物は限られます。丼物・揚げ物中心になり、野菜や鮮魚類を食べる機会は減ります。いつも同じような食事ばかりでは、美味しい物も美味しくなくなります。しかし、これからは、たとえレトルト商品ばかりでも、自分でメニューを考えていく事が出来ます。サトウのご飯一つ取っても、丼にしようか、カレーにしようか、オカズはスーパーで買おうか等、組み合わせを考える楽しみが生まれます。

キャンプで食べるご飯は、多少出来栄えが悪くても美味しいと感じる事が多いと言われます。それはキャンプファイヤー自身が苦労して作ったご飯だからです。今回のレトルト・カレーもそれと同じではないでしょうか。同じレトルト・カレーでも、悪条件の中でも何とか自炊しようと、苦労してメニューを考えて自分で作ったご飯は美味しく感じます。それに引き換え、「金がないからレトルトしか食べれないのだ」と、いつも思いながら外食している限り、不満や焦燥感しか残りません。

勿論、「だから外食依存者はだらしないのだ」と決めつけるのは間違っています。あいりん地区の中で弁当屋が目につくのは、ドヤにはキッチンもない等、住宅事情が劣悪だからです。しかし、「だから毎日外食でも仕方ない」と思ってしまったら、もうそこでお終いです。たとえ、そのような環境に置かれたとしても、その悪条件を跳ね返して、自立した生活を送り、毎日の献立を考える楽しみぐらい持てないようでは、住環境の改善を求める気力も湧かないでしょう。外食依存から抜け出せるかどうかは、その後の生活の質にもかかわる問題だという事が、自炊を試みる中で初めて分かりました。

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食が足りてこそ初めて世界も平和になる

2018年10月29日 23時03分44秒 | 当ブログと私の生い立ち

 

今日はチキンラーメン発祥の地、大阪府池田市に行って来ました。まず阪急池田駅近くの観光案内所でチキンラーメンと麺が乗っかったコロッケの昼食をいただきました。チキンラーメンにはお湯をかけてから3分間待つ為の砂時計が付いてます。案内所のお店には他にも麺乗っけの唐揚げやソフトクリームも売ってました。そこからカップヌードル・ミュージアム(インスタントラーメン発明記念館)に向かいました

 

池田市はチキンラーメンを町興しに活用しようと躍起になっています。その為、ソフトクリームや唐揚げ、果てはチャーハンやお好み焼きにまでチキンラーメンをトッピングした商品を売り出すようになりました。私が食べた麺乗せコロッケは、パリパリした食感が食欲をそそり美味しかったですが、流石に麺乗せソフトクリームまで食べる気にはなれませんでした…。

 

ミュージアムでは、日清食品創業者の安藤百福(あんどう・ももふく)がチキンラーメンを発明した当時の研究小屋が再現されていました。百福はここで、濃厚チキンスープで味付けした麺を、天ぷら油で揚げて水分を弾き飛ばす事で、長期保存でき、お湯で直ぐに戻せる即席麺を開発しました。小屋の隣ではスープの出汁をとる鶏も飼っていました

 

百福はチキンラーメン以外にもカップヌードル、UFO、どん兵衛等のヒット商品を次々と生み出していきました。実は私は、昔はこのチキンラーメンは余り好きではありませんでした。ラーメンの袋には「お湯を入れて3分後に丼の蓋を開けて食べるように」と書いてありましたが、3分も経てば麺がふやけてしまい、全然食べ応えが無かったからです。しかし、チキンラーメンのパリパリした食感は好きだったので、お湯を入れて1分で蓋を開けて食べたり、生で麺をかじったりしていたのを覚えています。

 

ミュージアムの中には、インスタントラーメンの歴史や、世界のカップ麺、自分の食べたいオリジナルのカップヌードルを製造してもらえるコーナーなどがありました。

 

今やNHKの朝ドラ「まんぷく」のモデルにもなった安藤百福や妻の仁子。しかし、百福は実は台湾出身の中国人、呉百福である事は余り知られていません。現に記念館の展示でも、その事実には一言も言及がありませんでした。ところが、実際は夫婦ともに、貧しい生まれてあったり、事業に失敗したりして、失意のどん底にあった時期がありました。

しかし、持ち前のバイタリティーでそれらの逆境をはねのけ、シングルマザーや苦学生、倒産で苦労した経験を生かし、「食足世平」(食足りて世の中が平和になる)の哲学を持つに至ります。百福が創業した日清食品の社名も、日中友好の願いから来ていると言われています(但し、創業当時の社名は中交総社で、本社所在地も泉大津市でした)。いずれも、今のトランプ・安倍・橋下や、ワタミ・電通などのブラック企業とは対極の立場にあります。

私がこの地を訪れるようになったのは、先述のドラマ「まんぷく」が頭にあったのと、記念館の入場料も無料だったからです。いわば、ほんの思い付きからです。しかし、その初めての訪問で、色んな事に気づかされました。新商品の誕生には、繰り返し失敗しても諦めないバイタリティーや、血のにじむような努力が必要ですが、それだけでは「ブラック企業創業者の武勇伝」と同じです。では、安藤百福とブラック企業創業者とは一体何が違ったのか?

 

れは、「世の為、人の為」という気持ちがあったか否かだと思います。「世の為、人の為」なんて言うと大層に聞こえますが、要は「どれだけ自分が楽したいか、幸せになりたいか?」「それを自分だけでなく周囲の人にも広めようという気持ちがあるか否か?」に尽きると思います。単なる自己犠牲だけでは長続きしません。まずは「自分がどれだけ幸せになりたいか?」、次は「その幸せを人にも広めたいか?」。百福にはその両方の気持ちがあったのに対し、ブラック企業創業者には前者しかなく、自分の栄達や金儲けしか眼中になかった。それが、消費者に末永く支持される商品を生み出せるか生み出せないかの分かれ道になったと思います。

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前身HP機能停止のお詫び

2018年10月01日 22時43分25秒 | 当ブログと私の生い立ち

当ブログと同名の前身HP(ブログのリンク欄参照)が来年3月末で観られなくなります。HPレンタルサーバー運営会社のジオシティーズから以下のメールが来ました。本来なら、 HP管理者の私が元データを他社のレンタルサーバーに移してHP存続を図らなければならない所ですが、もう15年も前に立ち上げたHP故に、昔のパソコンが壊れた際に元データの保存に失敗し、当時のHP作成ソフトも所在不明になったりしていて、もう私としてはどうする事も出来ません。HPの内容については今も自信を持っているので、今からでもやるだけの事はやってみるつもりですが、余り期待しないで下さい。 HPの内容を保存しておきたい方は、お手数ですが、各自で保存をお願いします。

 

【重要】Yahoo!ジオシティーズ サービス終了のご案内

(前略)
いつもYahoo!ジオシティーズをご利用いただきありがとうございます。

誠に勝手ながら、2019年3月31日をもってYahoo!ジオシティーズのサービスを
終了することにいたしました。
ご利用のお客様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。

終了に至る経緯や、今後のスケジュール、サービス終了までにお客様に
ご確認いただきたい内容については以下のページに掲載しておりますので、
必ずお読みくださいますようお願いいたします。

◇Yahoo!ジオシティーズ サービス終了のお知らせ
https://info-geocities.yahoo.co.jp/close/index.html

Yahoo!ジオシティーズのサービス終了までに他社のサービスに移行すると、
引き続きホームページを公開していただけます。

上記のページにホームページの他社への移行方法や「よくあるご質問」を掲載しております。
引き続きホームページの公開をご希望のお客様は、お手数をおかけいたしますが、
内容をご確認のうえホームページの移行を進めてくださいますようお願いいたします。

なお、サービス終了までに他社のホームページサービスに移行されなかった場合は、
2019年4月1日以降、以下の影響がございます。

----------------------------------------------------------
・Yahoo!ジオシティーズで公開されているホームページが表示されなくなります。
・ジオクリエーターやファイルマネージャーによるファイルの編集ができなくなります。
・FTPによるファイルの更新ができなくなります。
・MyStoreによるページの更新ができなくなります。
・ジオプラスをご契約で無料の独自ドメインをご利用のお客様は、サービス終了までに
ドメインを他社サービスに移管されなかった場合、またはYahoo!ドメインでの
継続利用手続きをされなかった場合、ドメイン権利を喪失します。
2020年4月1日(サービス終了より1年後)に、Yahoo!ジオシティーズに保存している
全てのデータが削除されます。
----------------------------------------------------------

長い間Yahoo!ジオシティーズをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
サービス終了まで引き続きよろしくお願いいたします。

◇Yahoo!ジオシティーズ サービス終了のお知らせ
https://info-geocities.yahoo.co.jp/close/index.html

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毒親とブラック企業こそが8050問題の主犯だ!

2018年09月28日 13時20分48秒 | 当ブログと私の生い立ち

 

先週の水曜日に旧知のブログ読者が久しぶりに会いに来てくれました。そのブログ読者というのは、約5年前に生活保護の不正受給がニュースで取り上げられ、兵庫県小野市の市長が「パチンコする人の生活保護を打ち切る」と言い出した時に、「そんな事をしても、生活保護の人を自暴自棄に追いやり、更にギャンブル依存症を酷くするだけだ」という論陣を地元で孤軍奮闘して張られた方です。当時、私のブログもその運動の拡散に少なからず協力させてもらいました。

そのブログ読者の方から、「用事で大阪に出てくるついでに私と久しぶりに会いたい」という連絡がありました。その方は、その後も私のブログをずっと読んでくれていて、私が親父と喧嘩して実家を飛び出した事を知り、「実は私もそうなんだ」という事で、わざわざ私の住んでいる月極め賃貸ホテルまで来て下さったのです。

それで水曜日の夕方、ホテルのロビーでお会いして、横の談話室で約2時間、よもやま話に花を咲かせました。その方も、両親が離婚後、家庭に居づらくなり実家を出て、派遣労働者として各地の現場を渡り歩いた後、今は自営の傍ら、HIKIPOS(ヒキポス)という雑誌を販売しておられます。

HIKIPOSは書店では売っていません。購入するには、ネット通販か、この方がやっておられるような委託販売を通さなければなりません。定価は1部500円(引きこもり当事者は1部200円)です。ホームレスの方が自分と仲間たちの自立支援の為に、ホームレスの声を集めたビッグイシューという雑誌を路上販売していますが、HIKIPOSもそれに習い、元・現引きこもりの方が、当事者の声を集めて雑誌にまとめ、当事者自身の手で販売しているのです。私はHIKIPOSの創刊号(左上写真)と第3号(右上写真)を買いました。

若者だった頃に発症した引きこもりが長期化し、やがて50代になる。親も高齢化し80代となり、引きこもった子どもの面倒を見れなくなる。子は無職のままで親の年金だけを充てに何とか食つなぐが、やがて共倒れとなり、親子心中や親子殺人、餓死に至る。この「8050(はちぜろごーぜろ)問題」が全国に広がっています。2016年5月には新潟県三条市で、70代の母が引きこもりの50代の息子を殺害し自殺。母の遺書には「亡くなった夫の元へ息子と共に行く」とあったそうです。2017年12月には札幌市で82歳の母親が寒さと飢えで死亡、その後に残された52歳の引きこもりの娘も餓死。そういうニュースが伝えられています…。

以上が8050問題についての一般的な解説です。私自身もこの様に、あくまでも「引きこもり親子の問題」として捉えていました。しかし、HIKIPOSを読むと、それは余りにも一面的な見方だった事が分かります。生まれ落ちた時から引きこもりだった人は誰もいません。引きこもりになるには、何らかの原因やきっかけが存在しています。それは多くの場合、家庭内の親のしつけであったり、職場内のパワハラであったりします。この雑誌にも、子どもを引きこもりにさせる「毒親」が一杯登場します。常に世間体を気にして、自分の子どもを他人と比較し、劣っている点ばかりをあげつらい、良い点があっても全然評価しない。時には暴力さえ振るう。そんな親によって、子どもは委縮させられ、やがて人間付き合いが出来なくなってしまうのです。

 

彼の場合もそうでした。ただ、余りにもプライベートな事ゆえに、ここでは詳しくは書けません。代わりに私の場合を例にとって書く事にします。幼児期の頃はそれなりに可愛がってもらったものの、小学校5年生ぐらいの時に父親と言い争いになってからは、常に父親の暴力や過干渉にさいなまされるようになりました。算数ドリルの問題が出来ないと物差しで叩かれたり、普通に話していても何かの拍子にいきなり怒鳴られたり。大学に進学するようになっても、どんな本を読んでいるのかいちいち調べに来たり。そのせいで、私は人一倍、他人の目を気にするようになり、高校3年の時には一週間、不登校になった時期もありました。親の教育に問題があった事は今でこそ分かりますが、当時は「引きこもり」や「毒親」という言葉も知らず、ただただ「変な親だなあ」と思うばかりでした。

引きこもりの場合は、それが未婚や少子高齢化につながっていきます。今や、生涯未婚率は25%、非正規労働者に限れば未婚率は6割になろうとしていますが、その原因は、「結婚も出来ない低賃金」や「同じ職場でも周囲は他社の派遣社員ばかりで出会いもない」だけではありません。一旦引きこもりになると、「他人の目を気にする余り、もう自分を守る事で精一杯で、相手を思いやるどころではなくなってしまう」のです。その結果、「他人との間に適切な人間関係が保てなくなり、人付き合いを避ける一方で、自分の事を分かってくれそうな相手にはトコトン依存し、相手の都合も考えず、自分の気持ちや価値観ばかり一方的に押し付けてしまう」のです。

ブラック企業のパワハラ、セクハラがそれに拍車をかけます。電通で過労自殺した高橋まつりさん、ワタミの長時間労働に殺された森美菜さんも、自殺する直前には半ば引きこもりのような精神状態にまで追い詰められていた事が、「体がつらい、体が痛い、思うように動けない」等、彼女らの残した遺書めいたメモやツイート(ツイッター投稿)から明らかになっています。

しかも、日本の場合は劣悪な住宅事情がそれに加わります。欧米に比べ、日本ではパラサイトシングルの比率が異常に高いのは何故なのか、ご存知でしょうか?それは安価な公営住宅が圧倒的に不足しているからです。周囲を見渡しても、あるのはバカ高い家賃の民間賃貸物件ばかりでしょう。非正規の月20万円にも満たない給料から、税金や社会保険料、電気・水道・ガス等の公共料金に加え、月5万円前後もする家賃を払ったら、日々の食費にも事欠くのが現状ではありませんか。しかも、入居の際には数ヶ月分の敷金や保証金に加え、連帯保証人も揃えなければならない。実際は「実家を出たくない」のではなく「出たくても出られない」のです。

劣悪なのは住宅事情だけではありません。福祉の貧困もです。日本の福祉制度で、まだ多少ともまともに機能しているのは、生活保護ぐらいじゃないですか。それに引き換え、ヨーロッパでは失業保険だけでも食べて行けます。だから、再チャレンジする意欲も湧き、次々と新しいベンチャービジネスも生まれているのです。ところが日本では、「バラマキ福祉」「自己責任」とか言って、何でも自分でしょいこませようとする。それに加えて「普通でないとダメ」みたいな同調圧力も強い。杉田水脈(すぎた・みお)のLGBT差別投稿なんて、その典型でしょう。それら全てが、個人のやる気や生きる意欲を逆に削いでしまっているのです。

―80代の親が50代になった引きこもりの息子に「もう面倒見切れない」と詰る8050問題の動画を観たが、これ親子だけの責任じゃないだろう。息子を引きこもりに追い込んだブラック企業の人権蹂躙や、公営住宅の建設をサボりバカ高い家賃の民間業者任せにして自立を妨げている行政の怠慢を何故追及しない?

但し、親にも問題はある。本当に子を思う親なら、子どもに寄り添いブラック企業や行政を告発する事も厭わないだろう。ところが、それを個人の問題に矮小化し、「世間体が悪い」と子どもを一方的に責める。その親のエゴが引きこもりを更に酷くする(以上、私のツイートから)

この雑誌を読んで改めてそう思いました。

【特集】引きこもりの実態

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低能先生がダメなら低能首相もダメだろう

2018年07月01日 20時27分14秒 | 当ブログと私の生い立ち

 

 約一週間前に福岡で起こったIT講師殺人事件の事は皆さんご存知でしょうか?「Hagex(ハゲックス)」の名前でブログを書いていた東京のIT会社社員が、福岡でITやブログについて講演した直後に、トイレで面識のない男に刺殺された事件です。その男は、ブログで誰彼構わず相手を「低能」と罵っていたので、他の人から「低能先生」のアダ名で呼ばれていました。その中で、「Hagex」氏が自分のブログで「低能先生」の事を批判的に取り上げた事を見とがめ、トイレで待ち伏せして背後からナイフで襲った、という事件です。(参考記事

 私には、その背景事情が最初サッパリ分かりませんでした。何故なら、「Hagex」氏も「低能先生」も、互いに面識のない全くの赤の他人であるだけでなく、「Hagex」氏の「低能先生」批判記事も、「低能先生」を直接罵倒した内容ではなく、「こんな事がネットで噂になっている」という感じで、間接的に言及しているだけだったからです。

 「Hagex」氏のブログ「Hagex-day info」の他の記事(左上写真)も、私の見る限りでは、ネット掲示板「2ちゃんねる」等から引用した投稿に、自分のコメントを付け加えた程度の、まあ言わば、当たり障りのない内容のものがほとんどでした。私のブログのような、保守政治家を叩きまくるような記事は、ほとんどありませんでした。その程度の「批判」に対して、何故それほどまで憎しみを抱き、殺人に及んだのか、サッパリ分かりませんでした。

 しかし、事件の背景を探るうちに、ようやく事情が呑み込めました。「低能先生」の怒りは、自分に対する批判そのものよりも、ブログで凍結されたアカウントをバラされた事に向けられていたのです。

 ブログに投稿するには、アカウントというID(パスワードのようなもの)を取得し、そのアカウントの名前で投稿しなければなりません。ところが、「低能先生」は、罵倒などの度重なる荒らし行為の為に、相手から度々ブロックされていたのです。相手からブロックされると、今まで使っていたアカウントでは投稿できないので、また別のアカウントを取得しなければなりません。それを繰り返すうちに、最後にはブログ運営会社の「はてなブックマーク」からも要注意人物としてマークされるようになり、どのアカウントも全て使えなくなってしまいました。

 ネット上には、「低能先生」が使用しブロックされたアカウントが、200以上も残されています。それらは、「低能先生」にブログを荒らされた被害者ブロガーが、注意喚起の為に公開したものです。その中で、「Hagex」氏も注意喚起に協力する形で、自分のブログに「低能先生」の凍結されたアカウントを告知しただけだったのです。(右上写真)

 「低能先生」は、それを逆恨みし、「議論から逃げ回り、俺だけ一方的にのけ者にしやがって」「言論弾圧に抗議してやる」と、自分の住んでいる福岡に「Hagex」氏が講演でやってくる機会を狙って、凶行に及んだのです。

 誰が見ても悪いのは「低能先生」の方です。誰彼構わず罵倒を加えるのは、チンピラが通行人に言いがかりをつけて喧嘩を吹っかけているのと同じです。そんな相手と議論なぞ出来るわけがないでしょう。誰からも相手にされなくなるのは当然です。「低能先生」とアダ名を付けられたのも、自分が相手を誰彼構わず「低能」と罵っていたからであって、いわば自業自得です。

 私もブロガーの端くれなので、似たような事は今まで何度も経験して来ました。このブログも、昔は掲示板投稿の形式を取っていました。今のブログと同じ名称でHPを立ち上げ、付属の掲示板で投稿や議論を行っていました。その中で、私はHP・掲示板の管理人として、自らも投稿しながら、他人の投稿にコメントを加えたり、議論に加わったりしていました。

 その中で、過去に3名の投稿者をアクセス禁止にしました。投稿者のIDをブロックして掲示板に書き込めなくしたのです。3名とも、荒らし行為を働いたり、管理人の私の警告を無視した為に、そういう処分を下しました。

 その中で、一番タチが悪かったのが、最後に処分を下したKという人物です(ここでは正式なアカウント名は伏せさせてもらいます)。彼は「法の番人」を自任していました。しかし、法曹関係者の割には、他の投稿者を朝鮮人呼ばわりして卑下する等、差別や人権侵害に繋がりかねない投稿を繰り返し、私の注意も全然聞き入れませんでした。そこでアクセス禁止処分にしたら、他の掲示板で私の悪口を書き込むようになったのです。

 そんな差別投稿者なので、私はKに対しては全く相手にせず、他の掲示板管理人とも連携を取り合って、他板でもアクセス禁止にしてもらうよう話を進めました。そのうちに、Kグループの中で仲間割れが起こり、Kとたもとを分かった人物が私の掲示板仲間に、Kの身元(本名・職業等)を垂れ込みに来ました。私、その時、よっぽどKの身元をバラしてやろうかと思いましたよ。仲間に止められて、それだけは勘弁してやりましたが。その垂れ込みが発覚した途端に、他板でのKの私の対する罵倒が、すっかり鳴りを潜めるようになったのを覚えています。

 荒らし投稿者をアクセス禁止にしたり、ID凍結処分にするのは、「言論弾圧」でも何でもありません。何故なら、掲示板荒らしを放置していたら、他の投稿者の「言論の自由」も守れないからです。

 例えば、労働組合の掲示板で、「働き方改革にどう反対するか」議論している最中に、いきなり会社の回し者が、「お前らは残業代欲しさに反対しているんだろう」とか言いがかりを付けてきて、他の参加者を罵倒し始めたとしましょう。そんな「荒らし」の為に、何故、今までの議論を中断してまで、「総会屋」の相手をしなければならないのでしょうか?そんなに働き方改革に賛成したければ、財界の掲示板にでも行って「働き方改革をどう推進するか」議論すれば良いのです。

 ラーメン食べたければラーメン屋に行って食べればよいものを、わざわざうどん屋に来て「うどんなんてマズいもの食えるか!ラーメンを食わせろ!」というような客まで、うどん屋は相手にしなければならないのでしょうか?そんな訳はないでしょう。

 ラーメン屋にはラーメン屋の「営業の自由」があり、うどん屋にもうどん屋の「営業の自由」がある。その各人の「営業の自由」を守る事が、自由や人権を守る民主国家・法治国家の役割です。それを、国がラーメン屋やうどん屋のどちらか一方に肩入れし、営業妨害を黙認するのは、「自由のはき違え」でしかありません。

 ところが、安倍政権になってから国がやっている事といえば、例えば道徳教育の問題でも、日の丸や君が代については議論する事も禁止しながら、教育勅語については積極的に評価するかのようなそぶりを見せたりしています。森友・加計問題にしても、他大学の申請は門前払いにしながら、加計学園だけに一方的に肩入れするような事を行っています。働き方法案の問題についても然りです。審議会でも労働者側の意見を無視して財界側にばかり肩入れしていました。その挙句に強行採決です。これで本当に公平・中立な政府であると言えるのでしょうか?

 今の様子を見ていると、むしろ国の方が「低能先生」みたいな輩を野放しにして、国民の自由や人権を侵害しているようにしか見えません。国民も、「低能先生」の無法を批判するなら、「低能首相」にも、もっと厳しい目を向けていただきたいと思います。

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プレカリアート2018年の年賀状

2018年01月04日 21時27分35秒 | 当ブログと私の生い立ち

以下、年明け以降の私のツイートより。

ガラガラの通勤電車。元旦も普段と変わらないので年賀状も書かず。NHKは朝から改元のニュース。他にもっと先に取り上げるべき事が一杯あるだろう。お陰で、昭和・平成に新元号と三回も、履歴書書く際に使い分けなければならなくなった。メートル法の時代に尺貫法に固執する様な愚をいつまで続けるのか(1月2日)

釜ヶ崎越冬まつり。1月2日夜はSHINGO★西成の司会でレゲエのライブ。反貧困や野宿者支援がテーマの祭典も政治色はそんなに感じず。鬱な毎日を吹っ飛ばそうと、老いも若きも一体となってライブを楽しむ。それでいて媚びずに言うべき事もはっきり言う。安心して働き生活したい。それは釜ヶ崎も沖縄も同じ(同日)

高架下の甘党屋さん♪ 西成 甘党・喫茶ハマヤ : やまでらのぶらりグルメ&ぶらり日記 部屋に調理器具もないので正月もお雑煮は無理かと諦めていたが、480円で食べられる店が何と地元に!朝日新聞でも取り上げられた名店だそうな。しかし松の内で営業してるだろうか?(同日)

昨夜はすき家ですき鍋定食の夕飯。本当はブラック企業のすき家なんか利用したくなかったが、他は正月でどこも休みなので仕方なく。しかも普段ガラガラのお店が昨夜はほぼ満席で10分以上も待たされ。でも、お陰で厨房の実態も伺い知る事が出来た。やはりレトルト具材をチンして調理しているだけだった(同日)

 

翌1月3日の公休日に早速、萩之茶屋駅高架下のこの店(注:前述の甘党・喫茶ハマヤ)の前に来たら、営業は明日からと張り紙が。もうこうなりゃ意地だと、わざわざ難波まで出て、甘党まえだの雑煮セットを720円も出して注文。普段なら雑煮なんて見向きもしないのに。しかも炭水化物ばっか。体良く商業主義の宣伝に乗せられてしまったw(1月3日)

そして夕飯によばれた兄夫婦宅でも食卓には善哉。今日はまさしく餅一色の記念に残る1日であったw(同日)

幾ら正月も仕事でお屠蘇気分とは無縁でも、賀状のお礼は出すのが礼儀。そこで郵便局に年賀はがき買いに行ったら…今年から1月8日以降に投函する賀状については、更に10円追加料金を取られる事になった!ここまでケチ経営のしわ寄せを被りながら、まだ「アベノミクスで景気回復」の嘘に騙されるか!(1月4日)

 

…という事で、遅まきながら、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。1月3日の釜ヶ崎講座主催の街歩きツアー参加報告についても、ボチボチ書き始めていますので、今しばらくお待ち下さい。ちなみに、下の動画は昨年の釜ヶ崎越冬ライブの様子です。

SHINGO☆西成 釜ヶ崎越冬闘争2017

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プレカリアートの迎春準備&次回予告

2017年12月31日 19時08分43秒 | 当ブログと私の生い立ち

 

 今日の大晦日は、私にとっても年内最後の公休日なので、午後からの半日を迎春準備に充てる事が出来ました。但し、年末年始も仕事で、普段とほとんど変わらない私にとっては、準備と言ってもやる事は買い出しぐらいです。年越しそばは既に今日の昼食で食べましたので、後はお餅や年明けまでの朝食・夕食の食料を買い込むだけです。普段は300円弁当で済ませている私も、正月ぐらいはお餅を食べたいですからね。

 ところが、部屋の中には電気ケトル以外は調理器具も調理設備もない今の私にとっては、丸餅や切り餅なんか買っても、食べる事が出来ません。直ぐ食べられる餅を何とか確保できないか?散々あちこち見て回りましたが、買う事が出来るのは、あんころ餅ぐらいしかありませんでした。そのあんころ餅も、「帯に短しタスキに長し」で、1パックに5個も6個も入っている餅では、到底食べきれません。余らせてカビをはやしてしまっては買う意味が無いので、1パック3個入りの柏餅で我慢する事にしました。本当はお雑煮を食べたかったのですが…。

 

 そんなこんなで、結局、卵・焼肉入りのデラックス弁当(大晦日の夕食)、柏餅(元旦の朝食)、カスタード入りスティックケーキ(2本入り3袋セット×2個、1月2日以降の朝食)に落ち着きました。スティックケーキの消費期限は来年2月18日までありますので、パンよりもはるかに長持ちします。これなら、朝食にもお菓子にも、両方使えます。(右上写真)

 

 ところで、私の今住んでいるホテルから目と鼻の先にある釜ヶ崎(あいりん地区の旧称・俗称)では、今年も12月30日から翌年1月4日まで、野宿者(ホームレス)支援団体によって48回目の越冬闘争が取り組まれます。「一人の餓死者・凍死者も出さない」を合言葉に、野宿者支援のボランティアの方々による夜間見回りや炊き出し、地区内の通称・三角公園でのライブコンサート等、地区内で様々な取り組みが行われます。

 それにしても、見回りや炊き出し、ライブコンサート等の、ごく普通の諸活動に、何故「闘争」なぞという仰々しい名前が付けられたのか?疑問に思われる方もおられるでしょうから、簡単に解説しておきます。それは、活動拠点の一つである前述の三角公園が、昔は麻薬取引や街頭賭博の巣だったからです。それらを取り仕切るヤクザ・暴力団による妨害と闘いながら、野宿者支援の活動を広げて来たからです。その様な歴史的な背景に加え、今も野宿者にとっては、寒い冬を行き延びる事が、文字通り命を懸けた闘いでもあるからに他なりません。

 この釜ヶ崎の越冬闘争については、私も今までも、このブログで時々取り上げて来ました。それに加え、その直ぐ近くに住むようになった事で、この取り組みに対して、更に親近感が湧くようになりました。しかし、私はあいにく年末年始も仕事なので、ずっと取材する訳には行きません。取りあえずは、SHINGO★西成が司会を務める1月2日夜のライブ・コンサートと、翌3日の公休日午後からの「釜ヶ崎講座」主催の学習ツアーには参加しようと思っています。次回年明けのブログ更新は、その話題を中心に書いていきます。乞うご期待。

 上記が、2017年12月30日~18年1月4日までの越冬闘争スケジュールです。その中の1月3日午後の「釜ヶ崎講座ツアー」に参加しようと思っています。このツアーは、事前の申し込みも参加費も不要で、案内のガイドと一緒に地区内を散策する事で、釜ヶ崎の歴史や現状について、気軽に学ぶ事が出来るようです。

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一億総活躍ならぬ総貧困時代の到来

2017年12月27日 21時48分36秒 | 当ブログと私の生い立ち

貧困女子 「ネットカフェ暮らし&非正規社員」

 母子家庭 貧しさの中で育つ子ども 月一万円の生活費①

 派遣切り ドキュメンタリー 豆腐1丁で暮らす37歳男性 人生の行く末路が壮絶・・・

 一億総中流から下流老人へ 2016老後の現実!

 正直に言うと、今までは上記に掲げた動画を見ても、どこか他人事の感がありました。同じ貧困・格差社会に憤りを感じてはいても、今から思うと、多分に「同情」の域を出ないものでした。ブログに掲げているイラクや北朝鮮の問題も、あくまで外国の人権問題として捉えていました。ところが、これらの動画に出て来る「月の手取り11~13万円」「食料は安い物をまとめ買い」「自転車で通勤定期代節約」「外食は月に一度のゼイタク」等の話が、実際に職場の同僚の体験談として語られ、私自身も同じ様な生活を送るようになってくると、とても他人事には思えないようになって来ました。これはまさしく自分の問題だと、今ではリアルに認識できるようになりました。

 その一方で、今まで頻繁に出かけていた反戦、反原発や反貧困の集会やデモにも、今までと同じようには参加出来なくなってしまいました。たとえ集会・デモの趣旨には賛同できても、ダブルワークに時間がとられたり、参加費用が気になったりして、今までみたいに簡単には参加出来なくなってしまいました。そんな暇があるなら、少しでも身体を休めたいと言うのが、今の正直な感想です。それでも、頑張ってブログにはそういう情報も極力載せるようにはしていますが、これも使命感から身体に鞭打ってやっているというのが現状です。自分自身の生存権まで脅かされるようになって来ると、もう「イラク」や「北朝鮮」どころではなくなって来ました。

 その理由の中には、今の安倍政権の政治が、余りにもムチャクチャで、次から次へと色んな問題が出て来て、とてもブログには書ききれない➔書かずにいるうちに、もうそれに悪慣れしてしまって、少々の事では驚かなくなってしまった、という事もあるかも知れません。そういう無気力こそが、安倍政治を更にのさばらす結果になってしまっているのかと思うと、歯がゆくて仕方がないのですが。

 例えば、ついこの間も、総理夫人の安倍昭恵が、公私のけじめもわきまえずに、インスタグラムで半裸男性の写真をネットに公開したようですが、そんな話を聞いても、私の今の現状から余りにもかけ離れ、どこか別世界の出来事のように思えてしまい、怒る気力も失せてしまうのです。大企業は史上最高益を更新し、正社員のボーナスも上がったが、有効求人倍率上昇もその中身を見ればブラック企業の求人ばかり。人手不足も少子高齢化によるものでアベノミクスとは無関係。むしろ安倍政治がもたらした貧困・格差の拡大、「結婚も出来ない低賃金」や「死ぬまで働かなくてはならない低年金」こそが少子高齢化の最大の原因なのに。このように、貧富の差によって今や国民の意識まで分断されてしまっています。

 ぶっちゃけ、食費すら節約しなければならないのに、どこに婚活のパーティ代や服代に回す金がある?婚活パーティで「安倍昭恵の出来損ない」みたいなお嬢と話が合う?仮に同じ様な境遇の貧困女子とめでたくゴールインできたとしても、それでは貧困の連鎖、共倒れにしかならないじゃないか!
 子ども食堂に政府が基金作って寄付を募るだと?寄付なんかでお茶を濁さず、ちゃんと予算組んで支援しろ!その為の政府、税金だろうが!イバンカ(米大統領トランプの娘)の道楽に55億もくれてやり、バカ高いイージス艦やオスプレイを買う金があるなら、その幾許かを回すだけで問題は全て解決する。一体誰の為の政府なのか?
 最近はマクドのバイト募集チラシにもオジンキャラが登場するようになったが、そのオジンキャラが言う「生涯現役、私は趣味が仕事」なんて大ウソだ。生きがいを求めるなら、やはり仕事より趣味だろう。でも、雀の涙みたいな年金で、死ぬまで働かなければならないから、渋々働いているだけだろうが! 

 

 安倍政権は、国民生活の苦境をよそに「改憲・戦争ごっこ」にばかり夢中になっています。憲法改正で盛り上がっているのは安倍取り巻きの右翼連中だけで、国民は全然そんな事思ってない(食って行くのに精一杯で、それどころではない)にもかかわらず。安倍の事だから、そのうち「一億総活躍の一環として、障がい者も活躍できる武器開発で、戦い方改革を」なんて言い出すんじゃないでしょうか。安倍にとっては、自民党の票田である軍需産業やゼネコンの株価さえ上がればそれで良いのですから。下々の国民なんて「使い捨ての駒」ぐらいにしか思っていないのでしょう。「一億総活躍」という一見耳触りの良いスローガンも、安倍が国民の人権保障なんて全然考えておらず、単に国民を「企業戦士の歯車」としかみなしていないから、そんな戦時中の「一億総火の玉」みたいな発想しか出来ないのです。

 「働き方改革」というスローガンにしても、ブラック企業対策は名ばかりで、むしろ「残業代ゼロ法案」でブラック企業を更に野放しにしようとしておいて。逆に「労働者の働き方が悪い」みたいな物言いで、過労による生産性低下の責任を労働者になすり付けようとしているではないですか。そう思うと、むしろ今の日本の現状こそが、「アフガン・イラク・北朝鮮」そのものではないか…今はもうそんな気持ちでいます。

 しかし、その反面、非正規雇用の期間が長期化した事に加え、あいりん地区と目の鼻の先に住むようになった事で、貧困・格差の問題が、今までのような「理屈」ではなく、いよいよ「リアルな現実」として認識できるようになったのも事実です。今年の年末・年始も、あいりん地区では野宿者支援の夜回りや越冬祭りが催される事になっています。次の更新は、その様子をブログに書いていこうと思います。それでは、よいお年を。

(追記:参考記事)

生活保護引き下げ「入浴は月1回」「灯油買えず肺炎に」 厚労省「曲解です」(田中龍作ジャーナル)

 生活保護のうち食費や光熱費に充てられる生活扶助費が、来年4月から最大で5%引き下げられる。2015年の最大10%削減につづく引き下げである。

 「もう生きてゆけない」。当事者と法律家たちがきょう、厚労省を訪れ、削減の撤回を求める要求書を手渡した。

 森川清弁護士は厚労省社会・援護局保護課の新垣真理課長補佐に対して「厚労省の生活保護基準引き下げに驚いている。撤回して下さい。当事者の実情を見て検討して下さい」と厳しい口調で要望した。厚労省は実態調査をせず、当事者の声も聞かなかったことへの憤りだ。

 森川弁護士は大学卒業後、葛飾区の社会福祉事務所に10年あまり勤めた経験を持つ。貧困の現場を知り尽くしている弁護士だ。知り合って10年になるが、こんなに怒った表情は見たことがない。

 厚労省の新垣課長補佐は「真摯に受け止めます。引き続き適正な水準とするよう検討してまいります」と官僚答弁でかわした。

 生活保護当事者は「これまで節約をし続けて、これから生活費のどこを削ったらいいのか?」と怯え悩む。

 「白米に醤油をかけて食べる」「入浴回数が月1回になってしまっている」「真冬に灯油が買えず(風邪をひき)肺炎になった」・・・

 弁護士やケースワーカーが26日に行った電話相談に寄せられた悲痛な叫びだ。全国から273件もの相談があった。

 生活扶助費の引き下げは受給者だけの問題ではない。38以上もの社会制度と連動するからだ。「最低賃金」「住民税の非課税」「医療費」「就学支援」などだ。

 生活扶助費の支給額が削減されれば「最低賃金」の基準は下がり、「住民税の非課税」基準なども下がる。低所得者の生活は苦しくなるのだ。

 こうして低所得者の生活水準が下がれば、生活扶助費はまたまた切り下げられる→生活扶助費が切り下げられれば、低所得者の生活水準は下がる・・・負の連鎖が始まるのである。

 厚労省の引き下げ基準たるや、数字ありきのインチキだ。低所得者のなかでも生活保護申請に行き水際で追い返された世帯などを対象としているのである。生活保護受給者よりも所得が少なくなるカラクリがあるのだ。

 今回はこれまでの生活保護基準引き下げと、恐ろしさのスケールが違う。厚労省は国民が「健康で文化的な最低限度の生活」ができるよう保障するのが役目であるはずだ。

 森川弁護士が「大きな見直しですね?」と問うたところ、新垣課長補佐は「曲解です」と言い放った。

 2018年は「1億総貧困化・元年」となるのだろうか。

http://tanakaryusaku.jp/2017/12/00017203

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