今日も髪はクルックル

コーヒーロースターの毎日です。

好きなものを好きであるために

2016-04-07 09:00:40 | Weblog
最近テレビをみたりラジオを聴いたりしている。
新聞を読んだり祖父の家のこたつの上にある週刊誌を読んだりもしている。
本屋に行って本を買うようにしているし、CDショップでCDを買うようにしている。
出来るだけ内容は読まないし、試聴もしない。
今の世の中は自分の好みのものですら飽和しているような気分がする。
赤の中に自分の好きな赤がある感じ。
どこが自分の好きな赤だったけ?
白地にある赤のほうが美しいく、自分の好きな赤なんだ。

好きなものを好きだと言って生きていきたい。
だけどそれは自分のまわりを好きなものだけで囲うという意味ではない。
社会の中で生きているのだから、イヤなことだってあるし、嫌いなものだってある。
それらのイヤはことは誰かの正義でもあるかもしれないし、嫌いなものが誰かの大切なものかもしれない。
だからすべて必要なんだと思う。
自分に合わないからと言って排除したり非難したりするのは下品だ。
上品に生まれついていないからこそ、上品でありたいと常に思っている。
って考えてる時点ですでに下品なのかしら(笑

店をはじめはときは一日中自分の好きな音楽を聴いていられると小躍りしたけれど、
自分の好きな音楽は常に自分の中に入ってくるから、夕方にはどっと疲れてしまう。
ラジオを聴いたり、無音であったり、町の音を聞くためにドアを開けっぱなしにしたりの合間に
好きな音楽をかけている。
ラクになった。
好きなものにがんじがらめになると苦しくなるから、いろんなものに触れていたい。
白地に赤を描けるような毎日を過ごせたらいいな。
そして自分の作るコーヒーが、そんなコーヒーであれば最高だ。

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