今日も髪はクルックル

コーヒーロースターの毎日です。

音楽と本とコーヒーと

2014-12-03 16:23:41 | Weblog
音楽と本が好きだ。
って書いてびっくりした。
普通であることに。
これにコーヒーを足すと音楽と本とコーヒーと。
なんだかちょっと恥ずかしい。
その全部があるのが飲食店だと無意識で思っていたんだろう。
喫茶をするのは必然だった。
だけど地方で喫茶店やカフェを成り立たすのは至難の業だ。
大きな敷地があってゆったりとした席数の店で駐車場も必要。
妻と子を抱えてそんな博打にも似たことは出来ない。
扱けても大ケガはしないようにね!って知恵はあった。
ならばどうする。
コーヒーを焙煎すれば席数には関係なく売り上げは上がるし
オリジナルを生み出すことで強みにもなる。
そんな風に考えた。
我ながら甘い考えだなあ。
そんなに簡単なことならみんなやるよ。
そうやらないのは簡単な理由だった。
売れるようなコーヒーを焙煎するのは難しい。
それよりなによりコーヒー豆を販売することは焙煎よりも何倍も難しい。
売れないんだよな~

レコードショップや本屋は最初から考えなかった。
利益率を聞いたら挑むのはかなりの勇気が必要だ。
妻と子を抱えて挑むほどの勇敢さは無かった。
いや無くてよかった。
だけどCD付のリトルプレスを作って販売させてもらっている。
これが案外好評で結構売れる。
本も何冊か出させていただいた。
文を書く仕事をたまにいただいたりする。
店ではミィージシャンがライブをやってくれる。
これって音楽と本をも仕事にしてるってことだよね。
たぶん最初に音楽と本に拘泥していたらこんな風にはならなかったと思うんだ。
まずは軸であるコーヒーに注力し何とか生活出来るようになり
まわりの風景がちょっと変わったなあって見渡す余裕が出来たからだ。
で次の場所に行くとまたまわりを見る余裕なんてない。
そうまさに今がそうだ。
次に見える風景はどんな風景なんだろう。
人生は自分の思うようになるなんて全く思ってないし信じていない。
だけどどうせだったら好きなほうに無意識に舵を切ってるんだ。
今やっていることやいる場所が全然違うように思えるかもしれないが
もしかしたらその道が目的地に行くための正しい道なのかもしれない。
もちろん違う場合だってある。
その場合は一度立ち止まって空でも見上げて大きく深呼吸すればいい。
そしてまた考えるんだ。

音楽と本とコーヒーがある町であればいいな。
私が今思っていること。
きっとそんな風になるような気がしている。
もちろんなんの根拠もないんだけどね。
なんとなくそんな風に思っているんだ。


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