今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

いつかどこかで(25)迎春2012年

2012年01月08日 18時27分38秒 | いつかどこかで(雑記)
明けましておめでとうございます。

昨年中はあちこちの劇場やコンサート会場などでお会いした皆さん、飲み会でご一緒して下さった皆さん、そして私の拙い感想記(ってゆーか、常識的でない長ったらしい感想記?)などをご覧下さいました皆さん、お付き合い頂きまして、ほんとうにありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

それにしましても、どうも、新年のご挨拶が遅くなってしまいました。
それと言うのも、このところ何年も、新年に一番初めに書くことがその年を大きく左右してしまうようで、だからといって欲をかいた内容ならばそれは駄目なんですよね。
煩悩に満ちて欲をかいても、そうそう実現するわけがない。
新年に自然と新しく沸き起こる気持ちを書いてこそ、その一年がそうなるみたいなので、どこに何を書こうかとずっと考えていたら、ついついと七草を過ぎてしまいました。
相変わらず瞬発力鈍いわ~。

で、去年に書いた「今年の目標」は「私、幸せになりたいの」というものでしたが(笑)
去年は「今年一年、私は積極的に幸せになります!」っていうものでした。
だいたい、そういうことを書くからして、そもそも幸福感が薄かったわけよね?(笑)
それで、果たして去年はどうだったのかというと、あれは六月あたりだったかな? 
「そうは言っても、なかなか幸せにはならないな~、やっぱり目標が大きすぎて具体的でなかったからいけなかったのかな?」とか思ったのでした。

まずは「幸せになりたい」と思えば、「では私の幸せって何からし?、どういう状態が幸せかな?」と考える。
だから去年の前半はずっとそれを考えていましたが、幸せを考えれば自然に愛について考えるものなのね。
「自分の日常にどんな愛があるのか? そもそも愛ってなんだろう?」と。

それと同時に、夏ごろに友達にふと漏らした言葉で、自分で口にしてみてちょっと驚き、改めて自覚した言葉がありました。
「なんだろう? いつも心のどこかが悲しい。」

この数年、いえ、そのずっと前から、自分は心の中の何処かがいつも哀しくて、何をしていても、どんなに嬉しい思いや楽しい経験をしても、どこかしら悲しみがすっかりと消えてしまうことはないんですよね。
この「かなしみ」が自分の幸福感や満足感を妨げているのかも? とか、思ったり。
まあその原因については、心当たりがないこともないんですけど…。

けれども、春から夏にかけて、そういうことを日々考えながら生活していたらね、秋になり、私は急に突然と「とても幸せ」になったんですよ!
あらやだ、どーいうこと? 何か良いとこでもあったのか?
って、それがなんと! 何もないんです(笑)

「幸せになりたい」と思った去年の春から秋にかけて、そして一年経った今でも、私を取り巻く状況はほとんど同じです。
2011年の世の中は、大震災や大きな台風、深刻な不況と、それらにはもちろん心痛むことが多かったし、今でもそれは続いていますが、私個人に関しては例年に比べてぐっと、良くも悪くも比較的に変化の少ない一年でした。
だから状況はほぼ同じで、要するに「気持ちの持ちよう」で秋に突然と幸福感が沸いてきた…と言うか、何が自分の幸せであるかに気づき、それはでも、実は今までもずっと手にしていたことであったのに気づき、ようやくと実感できた。
…と、そういうことなんだと思います。

いつも抜けきれない「心の悲哀」についても、ある意味、自分はもしかして知らず知らずのうちに、「ある場所に」たどり着いていたからではないか?

これまでに自分が生きてきた具体的な経験や、世の中で見聞きしたこと、小説や舞台などの作品から受けた感動などを通して、自分というもの、人というものを思うならば、人とは良くも悪くも、どんなにか欲の深い存在であるかがわかります。
欲というものがなければ、人はどんなにか楽になれるだろうに…。
苦しみの原因は煩悩にあると、お釈迦様も言ってましたっけ。

でも、夢も希望も、生きる意欲も、愛さえも、やっぱり「欲」があってこそなんですよねぇ…。
だから「欲」とひと言に言っても必ずしも悪いことばかりじゃないですが、「かなしみ」というのは、前にどこかの感想記でも書きましたが、人が何をどうしても叶うことがないという切なさなので、やっぱり私が「心のどこかがいつも悲しい」と思うのは、裏を返せば「心のどこかがいつも欲張っている」からかもしれません。

って、だから辿りついたのは、自分の欲深さ、やっぱ煩悩か(笑)
欲張る自分が嫌いで、なるべく無欲でいたいと思うのに、やっぱり欲張っている自分。
悲しいのは、欲を持ち続けて生きている限り、当然の成り行きではなかったか?
けれども、欲が必ずしも悪いばかりでないように、いつも心のどこかに「叶わぬ想いの切なさ」、悲哀があるのは、決して不幸なことではなく、逆に「だからこそ」本当の幸福とは何かが見えるのではないか?

今まで見ようとしていなかったものに、眼を見開いて見ようとした時、同じ状況、同じ自分でも、問題はいろいろとあるにはあるけれど、それでも今の自分が随分と幸せであることが見えてきました。
手にできなくて、叶わぬものばかりを見るのではなく(それも無駄ではないけれど)、手にしているものをみなければ…。
誰と比べてでもなく、何時に比べてでもなく。
比べても仕方ないし。

そんなわけで、秋口には近年になく「とっても幸せ~♪」な自分だったんですけどね。
でも、そんな風に悟りを開いちゃった気分で「とっても幸せ!」だったのは、実を言うなら、たったの一ヶ月かそこらの期間で(って、おい!)、今は今で、やっぱり「自分はもう少し何とかならないものか?」などと考えていたりもします(笑)
だって、お釈迦様じゃないんだからさ~、ってな感じ(笑)

もうね、何も変化していないようでも、常に変化しているのよね、心の中はいろいろと。
しょうがないんだから、生きていれば変化するんだから。
三歩進んで二歩下がっている気がしないでもないけれど、二歩さがってみたら歩いた道に何かを落としていたことに気づくかもしれないしね?(本当か??)


そして2012年。
性懲りもせずに「今年の目標」は何かというと…

今年から数年にかけては職場環境や仕事の内容が大きく変わる予定もあるので、公私共に「これまでの見直し、立て直し」が必須です。
これは目標というよりは、もう決まっていることです。
なので、年初めにこれだけを書いてもどうかな~? と思ったので、愚図愚図としていたわけですが、今朝ようやく決まりました。

2012年の今年は、「去年まで継続していたことを活かして発展させるために、これまでを見直しながら大きな立て直しをしたい」
つまり、洗練、かな。

これで行きます!
って、なんか、年々ハードルが高くなっているような気もしますけど(笑)
頑張ります! なんたって、これをやらなきゃ、私生活はともかくとしても、職場で周りに置いていかれちゃうので。

それには先ず、断捨離(だんしゃり)ですかね~、やっぱり(笑)
それから体のメンテと睡眠不足の解消もしなければ。

この舞台やライブに通う趣味もね、毎年言っておいてなんですが、去年はやっぱり私にしては沢山観すぎているのに、もっと観たい、まだ聴きたいと思い、それが叶わないと本当に残念で仕方なく、時には悲しくさえありました。
なにせ、この件に関して特に欲が深いので(笑)
だけど収支が合ってないんですよね。
経済的にもそうだけど、何よりも「心の収支」が合ってなかったんじゃないかっていう気もします。
「あれもこれも」「もっともっと」で無理をし続けていては、仕事も生活も遊びも、そのうちにバランスが崩れて続かなくなってしまいそうです。
なので、より良く楽しく長く続けていくためにも見直しをして、立て直しを計ります。
やっぱり三歩進んで二歩下がるかもしれないけれど(笑)
時々立ち止まったり後戻りしながら、確実に一歩進めばいいかなぁ~? 
なんて、突然弱気?
ん~、でも、やっぱり、あまり欲張りたくはない。
強欲な時の自分の姿が苦手だって、去年一年で良くわかったし。
だけど、何をどうするにしても、大切なものは忘れません。

一番大切なものは、やっぱり人よね?
人がないと、愛も幸福もないから。

ってなことで長くなりましたが、みなさん、去年に引き続き、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

そして最後になってしまいましたが、
去年一年に、辛い思いや悲しい思いをした方々へは、その痛みがどうか癒されて、生きる歓びと希望が感じられるような一年になりますように。

みんなが助け合い、一緒に幸せになるためにはどうしたら良いのか。
私には小さなことしか出来ないかもしれませんが、私は「私に出来ることは何か」を考えさせられた2011年を忘れずに、今年も日々を過ごしていきたいと思います。

元気で明るい一年にしましょうねっ!

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