今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

「ルドルフ ザ・ラスト・キス」

2008年05月11日 21時46分21秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)
帝劇へ井上芳雄くんを観に行ってきました。
この方の舞台を観るときは基本的にそーいうスタンス。

宮廷モノは好きよ!
ましてや王子様が芳雄くんなら尚更ね。

まあ、始まったばかりだから、あんまりネタバレもできないし、時間もないのでさらっと書きますが……
マリーに出会わなくても、結局自殺したでしょうね?この皇太子は。
やっぱり、妻との関係も含めて、家族のコミュニケーションの構築の仕方っていうのは、幼い頃から愛情かけられて学んでないと難しいような気がするわ。
そういや、パンフレットで見た本物のルドルフ皇太子は、神経質で不幸せそうな顔のサエないオジサンでした。う~ん、リアルに想像するとロマンチックじゃないぞ

そんなこんなはともかく。
この日は某カード会社の貸切だったので、芳雄くんの挨拶もあって嬉しかったです~
芳雄くんのトークは面白くて癒されるわぁ~。
「今日はちょうど六日目で…なにがちょうどなんだかわかりませんが(笑)」とか
私たちがカード会員であることを踏まえての、そつのないユーモアある挨拶でした。
サイン色紙が一列違いで外れたのは残念だったけど

そして家に帰ったら芳雄くんのニュー・アルバムが届きました
「ウェディング・シンガー」や「ミス・サイゴン」など、お馴染みの曲が10曲。
でも、私は昨日から「ウェストサイド物語」の「マリア」ばかり聞いてるの。
好きなんだもん、この曲が。
ただ、マリア、マリア、マリぃーアーというだけで、なんでこんなに胸を打つのかしら?愛しい人の名を呼ぶその純粋で混じり気のない真っ直ぐな恋心に目がうるうるします。
ルドルフには涙腺が緩まなかったけど……
このほかの曲は明日あたりからぼちぼちと、ゆっくり楽しみながら聞くつもり。
ああ、素敵な芳雄くん、ありがとう!
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「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」

2008年05月05日 21時44分12秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)
今日は新宿にヘドウィグ・アンド・アングリーインチを見に行ってきました。

前楽だったせいもあるのか、すごい盛り上がり
オープニングから会場総立ちでノリノリです。
もしかして終演までこのペース?と体力を心配しましたが
曲のときだけでちょっとホッとしましたよ。
でも、最近はなんでもやるな~、私も。
ノリノリで手拍子はもちろん、ヒューヒュー言っちゃいましたから。

昨日は一応この舞台のストーリーを予習していきましたが、なにせ私は英語がわからない。
だもんで、歌詞がね~、よくわかんないのよ。
サイトに書いてあったのは見てたけど、どの曲がどんな内容なのかわからないし
だいいち覚えていないって!

だからね、これは感覚で観る舞台だ!って思って、ヘドウィグのお喋りとロックのリズムやメロディーを感覚的に楽しみました。
それで、とっても不思議なんですが、
その内容がわけわかんない英語の歌を聞きながら、ふと
「わたしは、わたしのようでなければよかった」と思い、
そして、もう一人の私はまた
「わたしは、わたしのようであっていいかもしれない」とも思ったりする。

これは泣いて観るような舞台じゃないと思うから、ほんとうに頑張って我慢をしたのに、
ヘドウィグが「はじめて私の作った音楽じゃなきゃ」と思った唯一のバラードで
とうとうどうしても涙がこぼれて、その後でまたガンガンのロックを聴きながらノリノリで涙流しているのって、隣の人に恥ずかしかったです。

どんな感動?と聞かれるとうまく説明できないけど。
好きな舞台だと思いました。
山本耕史さんの肉体美も良かったです(笑)
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「レベッカ」

2008年05月03日 21時41分57秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)
シアタークリエは、噂を聞いて覚悟していたほどには狭苦しい感じじゃなかったわよ?
それに今日座った14列目は傾斜もあるし、先週の帝劇の同列よりも見やすいと思いました。
でもロビーは狭い!そこにトイレ行列の人々がぎゅうぎゅうで身動きができないほどです
私は早くにエレベーターに乗って1階のトイレへ行ったら楽勝でした

「レベッカ」はサスペンスなんだそうで、だから内容については語りませんけどね、
この舞台はM.クンツェ&S.リーヴァイさんらのゴールデン・コンビです。

だからね、まあどうしたって、いろんな場面や音楽に、あの舞台この舞台の影がちらついて、なんだかな~ってくらい被っていたように思います。

でも、これはそれらの舞台とは違って普通の人の話よ。
いや、彼らは上流階級なわけだから、全く平凡な市井の民じゃないけれど、王族だの天才だの、または時代の渦に揉まれる革命家だのとは人生に背負うものの重さが違うし、そういう種類でなくても世を恨むわけでもなく恋に命懸けているわけでもない。

それなのに、ほとんどのシーンをみんなして堂々とあそこまで歌い上げられちゃってもなぁ~…とか思ったりもしましたが(笑)
とにかく歌いますね~!全員が力込めて。

特にシルビア・グラブさんは怖いほどに迫力ありました。

主役の山口裕一郎さんは…どうも私、人外のイメージっていうか(笑)人であってもその範疇を越えた存在というスリコミがあるんですよね
だから、そうでない普通の二枚目な役だと何だか胡散臭いと思うのは私だけ?。
歌もセリフも相変わらずの山口節で、
「いいところ」が「いぃ~ところ」と、抜ける感じが大司教様みたいで、ますます普通の男と思えません
あ、いや、別に文句言ってるわけじゃありませんが…なんだろう…愛せないのよ。山口さんにってわけじゃなくて、この主人公が。

サスペンスだからか、感動のしどころがわかんないし、クンツェさんの他の作品全体に流れる独特の宗教のような、人の生き様を描くときの深い愛みたいのが感じられなくて、あんまり心に残らなかったというのが正直な感想。
悪かないけど…好き好きですね、はい。

吉野さんが悪い男で、やっぱりシカネーダーみたいな位置にいて、背広で踊っているのが珍しいんだか珍しくもないんだか面白かったです
そして、どうせなら石川禅さんが朗々と歌い上げる曲なんかも増やしてくれても良かったな。
物語としては必要ないけどね(笑)
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「ラ・マンチャの男」

2008年05月02日 21時40分25秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)
先日の日曜日に観た話。
前に観たのは大昔で、場所は青山劇場だったし、アルドンサは松たか子さんじゃなかった。
その時はセリフも歌詞も聞き取りづらくて、決して嫌いな演目じゃないのに何だかモヤモヤして、きっと二度と観ないと思ったのよね…。
ところが、久しぶりに観てみると、これってこんなに泣けたっけ?というくらいに入り込めて大感動の舞台でありました。

たぶんいろいろと改良もされたのだろうし、松たか子さんの演技が良かったせいもあるだろうけど、作品に触れるこちら側としても「時期」というものがあるんでしょうね、きっと。

そういや、この前日に「どん底」を観た話は先週しましたけどね、
あれは「夢と現実」について考えさせられましたが、このラ・マンチャの夢は夢でもちょっと違うんだな。
ラ・マンチャの夢は「真実と事実」の真実であり、他人にとっては妄想であるとしても、自分にとって大切な心の宝物というべきものなのかな??

たとえば、「どん底」的な夢っていうのは、
あり得ないけれども、「もしかしたら」「いつかは」「万に一つは」という希望を含んだ夢でもあるから、結局あり得ないだけにむごくもあり、現実をしっかり受け止めずにむやみに夢や希望を持つのはいかがなものかと思ってしまう。
でも、「ラ・マンチャ」的な夢は現実には本当にあり得ない狂人の夢かもしれないけど、
だからこそ幸せな見果てぬ夢であり、ある意味真実なのよね。

う~ん、言ってること支離滅裂?

とにかく、だから「何がほしいのよ!」と苛立っていたアルドンサは、ドン・キホーテのせいで酷い目にあったにもかかわらず、最後にはドルネシアと名乗り、彼の夢をもう一度見たいと願ったわけね?

ああ、思い出したわ。
私はかつて、鬼畜で素敵な三兄弟の末弟だったり、大国で豹頭の王を待つ宿屋の女将であったり、また某帝国の将軍でもあったっけ…。
そう思うことは、私にとってある時期の生きる支えであり、真実であり、見果てぬ夢でもあったのだわ。
何を言っているかは、一部の方にしかわからないでしょうが。

人は少しくらい狂っているほうが幸せかも。

そんなわけで、
カレンダー通りで、やっとこさゴールデン・ウィークな感じがする明日からはいつもと同じ観劇の日々。
夢をたくさん見てきます。
一期は夢よ、ただ狂へ!
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