今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

スガシカオ日本武道館ライブ 

2007年02月26日 21時53分33秒 | ライブ/コンサート
やって来ました日本武道館!スガシカオ10周年ライブです。

すり鉢状の客席の一番上から見下ろすステージは遠い。
さっそく用意してきたオペラグラスを出し、ステージ・ちぇーっく!
え?ミュージカルじゃあるまいし、ライブで双眼鏡覗くヒトがいるかって?
そうね、周りには誰もいなかったわよ。
でも私は目的があるんだなぁ。
今日の楽しみはもちろんスガさんの歌。
それともうひとつ、ドラムなんだよぉ~♪
沼澤尚さんのドラムがめちゃ好きなの!♡

マミタクさんのギターも森さんのキーボードも大好きだけど、沼澤さんのドラムはDVDを初めて見た時から眼が釘付け。
そして音もセンスも実に私好みなの!
すごーくカッコいい! 
もし生まれ変わって誰かに成り代われるとしたら、私は沼澤さんになりたいと思ったこともあるくらい。

まだ誰もいないステージにグラスの度を合わせて覗けば‥‥ふふふっ!あのドラムの配置は沼澤さんだわ!嬉しい!

そうこうしているうちに時間がきて、突然会場が真っ暗に。
いよいよ始まったスガシカオ・ライブ!
わおっ、生のスガさんだ!やっぱイイなぁ~!
ハスキーな声も、メロディーも歌詞も大好きよ♪
座っていたのは最初の一曲と途中の二曲くらいだったかな?
手拍子に手が痛くなったけど、そんなんどうでもいいや。
10周年メドレーなどもやってくれて、おなじみの曲を次々とガンガン飛ばしてくれましたよ。
オペラグラスなんて覗くヒマはなかったけど、たま~に覗けば度の具合でスガさんと沼澤さんのツーショットだわ(^^*)至福~!

実はスガシカオさん、前日までインフルエンザで寝込んでいたとか。
で、高い熱が出たので座薬の話ね(^_^;) 笑わせてくれました。
なぜか私、昔から座薬ネタは好きなのね(^_^;) 

今回、ぜひやりたかったこと、「ひとつずつ‥ひとつだけ」で人差し指を振るやつなんだけど(笑)それもバッチリやりました。
でもって新曲もコーラスのお姉さん達を真似して手の振りをやっちゃったし。
「みんな周りなんか気にしないで、裸になろうよ。俺が何のために座薬の話したのよ!」(笑)というスガさんに従って、私も最初から最後までノリノリで楽しみました。

ああ‥‥(ため息)…そのせいか、一夜明けて今日はだるくて眠かった(^_^;)
でも、こういうライブ(の間だけ)に耐える気力と体力が自分にもあるのがわかったわ(^^;)
また次も行きたいなっ!
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DVD「今昔桃太郎」

2007年02月03日 21時56分55秒 | 芸能/エンターテイメント

友人から借りたDVD「今昔桃太郎」(いまはむかしももたろう)を観ました。
これは、現在十八代目中村勘三郎が勘九郎の名称で務めた最後の舞台です。
歌舞伎には馴染みのない私ですが、渡辺えり子さん作ですから、解り易くて本当に面白い舞台でした。

お話は、鬼が島で見事鬼を退治したかつての桃太郎が45年の月日を経てすっかり怠惰な中年男に成り下がってしまったところから始まります。
せっかく手にした財宝も、飲む打つ買うの生活で失ってしまい、身体もでっぷり太っています。かつてのヒーローはどこへやら。
いつの間にか日本全国鬼だらけ。弱きをいじめ、強きを救う世の中になっています。。
それはまさしく今の日本ですね。
毎日ニュースを見る度に人殺しやいじめや汚職の話ばかり。

我に返った桃太郎が「大丈夫かとか、ありがとうとか、そんな簡単なこと忘れるようじゃおいらあ人間じゃねえ」という言葉には重みがありました。
ほんとうに人間に必要なのは簡単なことなのに、この世の中、なんでこんなにおかしくなってしまったのだろう。

その太った桃太郎が鬼から騙された「躍りが止まらない薬」を飲んで、次々と踊るのですが、これは勘九郎さんがこれまでの舞台で踊ってきた名場面をコミカルな動きも加えて再現したもので、これが素晴らしい!
ここだけでも充分見ごたえがあります。
それですっかり痩せてしまうのですから、「痩せ薬」と騙されたといっても、まんざら騙されたわけではないのね(^^;) 
動きがシャープでハードなことといったら‥‥やっぱり並みの中年とはわけが違いますねぇ‥‥。
そしてなにより積み重ねた芸の見事さに感動します。

この舞台は中年桃太郎がすっかり改心して再び鬼退治にいざゆかん!という場面で終わるのですが、最後の
「良き人々と巡り会うて、わしゃ果報者だなぁ」と深々と頭をさげるところでは、この人の心からの感謝の気持ちと万感の思いが伝わり、その深さに涙がこぼれました。
勘九郎さん、いや勘三郎さんが今までどんな心持ちでどのように生き、芸に向かってきたのか‥‥。
これまでの舞台を観ていなかった私でさえ、この一言で察することができるような感動の場面でした。

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