今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

映画「アニー」

2015年01月28日 05時08分28秒 | 映画

映画「アニー」
【監督】ウィル・グラック
【出演】クワベンジャネ・ウォレス/ジェイミー・フォックス/ローズ・バーン/キャメロン・ディアス

大ヒットしたミュージカルを映画で観た時、たいがい私はもの足りないと思う。
映画の中の歌や演技がどれほど素晴らしくても、同じ作品であればやはり生の舞台には敵わない。
「レ・ミゼラブル」しかり、「RENT」しかり、「ヘアスプレー」も、あの名作「ウエストサイド物語」でさえもそう思った。
生の舞台には、そこに生きる俳優達が発する生々しい感情や、その場限りならではの真剣さ、空気を伝い体中に響く本物の歌や楽器の音など、それらの全てを劇場全体で刹那に共有する醍醐味があるからだ。

けれども、だからと言ってミュージカル映画を見る価値がないとは全く思わない。
生の舞台がより感動するのは当たり前だ。むしろ、そうでない舞台はエンターテイメントとして駄目だと思う。
ことミュージカル作品において、映画よりも感動できない舞台を作るくらいなら止めて欲しい。
何故ならば、チケット代が違う。
問題はそこなのか?と言われそうだが、それは大きな問題だ。
今どきの映画館では平日ならば会員一律に1,000円とか、ポイントを貯めたりとか、映画の日やレディースデイなど、賢く利用すればお得に観られる。
実際に私などは 平均して1,000円未満で観ている。
そのチケットは何時でも気軽に購入でき、座席すらも簡単に自分で選べるのだから、映画は間口が広くて庶民にやさしい。

などというのは、言わずもがなのお話。

この映画「アニー」はブロードウェイで大ヒットしたミュージカルで、日本でも度々上演され、映画化も今回が初めてではないそうだが、幸か不幸か私はそのどれも観たことが無い。
全く白紙の状態で観た映画「アニー」は期待通りに面白かったし、素直に感動した。
物語は少女時代に読んだ「小公女」を思い出すような、結末がたやすく想像できるものだが、それで良いのだと思う。老若男女が安心して楽しく見られる、こういうハッピーエンドの話は嫌いじゃない。観て良かった。

  

アニー役のクワベンジャネ・ウォレスちゃんはキュートな小生意気さが可愛かったし、この子を囲む大人達もベテラン揃いで良い味が出ている。
キャメロン・ディアスは ミュージカル映画の初挑戦と聞いたが、彼女も参加する歌「Who Am I?」の場面では涙がこぼれた。
これがもし舞台ならば、ディアスの歌などは他のミュージカル俳優に聞き劣りもするだろうが、さすが、スクリーンの大女優の演技力はあなどれない。役の延長として聴けたと思うのは、やはり映画ならではだろう。 それも含めて、 私は字幕版で観て満足した。
映画「アニー」は、昨年「アナと雪の女王」で大興奮した子ども達を連れて、ぜひ家族で楽しんで欲しいと思う。

それにしても、楽しい映画を観てきたというのに、今日の私の文章は何故にこんなに硬いのか? 
それもこんな時間に・・・

Who Am I?  

もうじき夜が明ける。 
明日が来る。 


映画「寄生獣」

2015年01月26日 04時23分16秒 | 映画

映画「寄生獣」
【監督・SFX・VFX・特撮】山崎貴
【原作】岩明均 【脚本】古沢良太
【出演】染谷将太/深津絵里/橋本愛/東出昌大/岩井秀人/山中崇/オクイシュージ/池内万作/豊原功補/新井浩文/大森南朋/北村一輝/余貴美子/國村隼/浅野忠信/螢雪次朗
【声の出演】阿部サダヲ

自分はいったい何処から来たのか。
自分がこの世に存在する意味やその価値はあるのだろうか。 

その両方を明確に答えた人に、私は未だ会った事がない。
だからこそ、人は、私は、時々それを考えたりするのかもしれない。

なんつって~!(笑)

あのねぇーっ、私はこういった、ぐちゃゲロのグロいシーンがある映画って、本当は苦手なんだよぉ~っ!
スプラッターもホラーも、小説ならまだしも、映画は生々し過ぎるし、やたら吃驚させようとするし! 
なぁ~んで、お金払ってまでわざわざ気持ち悪い思いをしなきゃなんないの? バカみたい!
「そんじゃあ見なきゃいいじゃん、止めときゃいいじゃん!」
ってな話だけど、
だってぇ~~っっ!! 京都発の夜行バスの乗車時刻が遅くって(夜行だから当たり前だ)、待ち時間がたーくさんあって暇だったんだものぉーーっ!
でもって、面白そうだったんだものぉーーっ!

そして、やっぱり面白かった やっぱりめちゃグロかった 
グロいシーンは嫌だけど、そのうち段々慣れて・・・はこないけど、続きの次回作が見たくなった。 
ええ、見ますよ、見ますとも! お金払いますからぜひ見させてください、見なけりゃこの結末がわかんないもの。

というわけで
いつものように動画を貼り付けますけど、よりによって予告編の一番ショックなやつを選んでおいたので(爆)、スプラッターっぽいものが苦手な人は気をつけてね。

   

ええ~、この映像はまだ軽いほうで、宇宙生物が人間をはぐはぐと食っておったりも致します

うん、だけど、この映画は見るならば面白いから。
なにせ、主役の染谷将太くんがなかなか良いし、脇は演技派揃いで固めているし、ミギーの声の阿部サダヲさんもハマっていてユーモラスで可愛いです!

そのミギーくんは、右手に寄生したからミギー(右)なんですけど(左手だったら、ヒダリーちゃんになるのか?)、彼らの言うこともわかるのね。
だいたい、人間じゃないんだから、食われる地球人の感情なんか知ったこっちゃないのは当たり前で、常識なんか関係ないんだから。

そういえば、学生の時、獣医大に行った同級生が言うには、獣医大に入った一年目に必ず食肉の豚や牛だのの(とさつ)場を見学させられるそうで、そこで学生達は現実を見せられるって。
それが耐えられない学生は去っていくわけですよ。もともと動物好きの学生達なので、この映画よりもはるかにショックでしょうね。映像でなく生の現場なんだから。
でも、実際に私達人間は、豚や牛たちの感情は「無い」と決め付けて、あるいはそ知らぬ顔をして、容赦なく殺しているわけだし、何の良心の呵責もなしに、やっぱりはぐはぐと食い物にしておるわけなんですね。
まあ、だからって、「弱肉強食だから、こっちも食われて仕方ない」なんて言ってられないわけで、そこで戦わなきゃ種の存続が危ないわけですよ。
それより何より、大切な人を亡くせば悲しい、殺されるのは怖い、誰かを守りたい・・・などと感情を持つわけでして・・・

ま、そんなわけで、
何のために生きているのか分からず毎日をただ平凡に過ごしていた主人公が、この先どう変わり戦っていくのか??
深津絵里さん演じる寄生獣は、人の母になる事でどのようになっていくのか??
圧倒的に優れた種族が弱い相手を屠(ほふ)り、生きているというこの現実、人間もやっているそれと、生きる意味に対して、この作品は何らかの答えを出すのか?
ミギーはどうなっちゃうのか?
愛は地球を救うのか??
そして、ますます映像は過激にグロくなっていくのか?
 

この続きは4月公開の次回作で見られます。

た、の、し、み~!


いつかどこかで(54)京都 妙心寺~すべてのわざに時がある~その弐

2015年01月25日 02時39分40秒 | いつかどこかで(雑記)

妙心寺は龍安寺に近く、タクシーならば数分で着くはずです。
はい、私は歩きましたけど。 徒歩20分弱ってところかしら?
龍安寺を出た頃にはもう三時近くになっていて、まだお昼ご飯を食べてなかったので少し寄り道をしました。

妙心寺に続く商店街で小さなうどん屋さんを見つけたので、そこに入って一休み。
うどんは消化が良くて、体にやさしそうだと思ったんです。
お昼時がとうに過ぎていたせいか、お店は私ひとりの貸切状態 だ、大丈夫かしら? と思わず不安になりましたが、実はこのお店「笑福亭」は知る人ぞ知る有名なお店らしいです。
その理由は作家の井上靖さんの縁あるお店だったとかで、お店に入った後で知りました。
井上靖さんは私、確か「風林火山」「額田王」「天平の甍」の三冊しか読んでない  
すごい文豪の縁(ゆかり)の地なのに「へぇ~、ふぅ~ん」と、いまひとつ実感はわきませんでしたが、出てきたおうどんは、期待以上にお腹にやさしそうなおうどんでした。
ってことは、ここのうどんって、こしがなくて柔らかいんですよ。店先に「手打ち」と書いてあったので、私は讃岐うどんのようなこしのある手打ち麺を想像しましたが、京都は出汁の文化が発達しているので、おつゆの味がしみ込むように、あえてやわらかいうどんにしているのだそうです。
  「笑福亭」しっぽくうどん

寄り道をしたので、妙心寺に到着したのは3時半頃になりました。
これがね~、ちょうど良かったのか危なかったのか、ぎりぎりセーフだったんです!
お目当ての天井画が見られる拝観時間の最終が3時40分開始だったので、早く食べられるうどんにしてなかったら、間に合わなかったかも。
・・・なんだろうこれ・・・・・時間、偶然・・・時間・・・・。意図して動かなくても、なるようになる。
「すべての業に時がある」というのはキリスト教の聖書の言葉ですが、これは「すべては神様が決めたことで、神のなされることは時にかなって美しい。」という意味で、それでもなお、「人は神様のなされることの、始めから終わりまでを見極めることはできない」と続きます。
でも、お釈迦様の教えは違いますよね。
「すべての現象は、原因と条件(縁)があって成り立ち存在する(因縁)」「物事は全ての縁がかかわりあって存在する(縁起)」 とかで、まあこんな話は宗教に詳しくない私がするべきではないのでしょうけど、やっぱり私は仏教のほうが哲学的で面白いと思ったりします。
良い事も悪いことも、全てが関わり合い、今という「時」を向かえて、なるようになっていくんですよね。(って、ちょっと違う??)

閑話休題(笑)

その天井画の龍ですけど。
京都に来る度に天井画を見ているので、どんだけ龍が好きなんだ!と言われそうですが、昨日も書いたように、襖絵の龍などはあまり興味がないし(だって怖いんだもの)、べつに私は龍オタクってわけでもないです。
だけど天井画の龍を見るのが好きで、龍の姿は下から高く見上げてこそ自然だと思うし、しっくりとして落ち着いて、なんか会話できる気さえします。
妙心寺の龍は天龍寺の「雲龍図」と同じく八方睨みの龍なので、どの位置から見ても龍がこちらを向いて目が合うように見えます。
けれども、見る位置、角度によって龍の表情が変わるところが面白いです。
たとえば回転させるとこんなふう・・・
       
ね?雰囲気が違うでしょ?・・・・って、う~ん、写真じゃわからないかも。
これが、下から見上げると、その表情の違いがよくわかります。
それに、実際はとても立体感、というか、奥行きがある様に見え、今にも龍が雲間から飛び出してきそうな迫力です。
この仏堂拝観は説明付きのミニ・ツアーになっていて、案内係のお姉さまのお話も大変流暢で面白く、見ごたえ聞きごたえがありました。

天井画を見た後は、「明智風呂」とも呼ばれる浴室も見せてもらいました。
妙心寺は明智光秀ゆかりのお寺で、浴室は禅僧たちの入浴の場ではありますが、光秀の供養もここで密かに行われていたそうです。
というか、むしろそのために建てられたのは、光秀は逆賊とされていたので、おおっぴらに供養することが出来なかったからなんです。
思わず、舞台「女信長」のあっきー光秀を思い出し、メイサちゃんの「光秀~っ!」という叫び声が頭の中で響きました 

ん~、なんだろ、このオチ

とにかく、京都に訪れる度にいろいろと楽しいので、またいつか訪れたいと思います。
まだ見てない天井画もあるしね。
節約ひとり旅は面白かったけど、でも、次に来るときはもうちょっと贅沢できると良いんだけどなぁ~

2015/01/22
【新大阪-和歌山県藤並駅「ちいさな美術館」-京都-車折神社-嵐山-四条】
2015/01/23
【京都四条-金閣寺-龍安寺-妙心寺-京都イオンモール】


いつかどこかで(53)金閣寺から龍安寺へ~すべてのわざに時がある~その壱

2015年01月24日 11時26分21秒 | いつかどこかで(雑記)

和歌山県の藤並駅に行くためには新大阪を経由しますが、今の私には時間はあってもお金がありません。
いや、全くないってことはないけど(笑)、現在はお仕事を休んでるので、いずれ働き始めるにせよ、このさき贅沢はできません。
それで一番安く行ける方法を検討したら、やっぱり夜行高速バスなんですよね。
う~ん、でも夜行バスで車中に連続の二泊は体が持ちそうにない 
それに折角ならば帰りに京都の車折神社にお参りがてら一泊して、そのまたついでに他にもいろいろ行きたいなぁ~ ♪
・・・なんて、ケチなくせに欲張りの私
幸い、というか何というか、体調はかなり回復したものの、お腹の調子はいまいちで美食する気がせず食費は必要最小限、ホテルは直前割引で半額以下、市内は一日乗車券(500円)をフルに利用しての、超節約旅行となりました。

原画展の翌朝は例によって、何だかお腹の調子が良くなくて ホテルの部屋でチェックアウトの11時間際までゴロゴロしながら観光計画を練りました。
ええ、練ったんですよ、一応ね。
最近は携帯でいろいろ調べられるから便利ですよね~!
一番助かったのはこれ→http://www.arukumachikyoto.jp/
「バス・鉄道の鉄人 歩くまち京都」というやつで、バスの乗り場や時刻が検索できます。

それで、予定としてはこんな感じ。
京都四条出発→銀閣寺→清水寺
昼からの出発だし、ゆっくり見たいので、このコースを基本にし、余裕があるようならその近辺か京都駅近くのお寺を廻ればいいかな、と。
・・・のはずが、
たどり着いたは銀閣寺・・・ではなくて、なぜか金閣寺。

だってぇ~~っ!!
私はちゃんと、間違いなく銀閣寺道行きのバスに乗ったのよ! 本当に!
だけど、ちょ~っとばかりボォ~っとしてたら、いつの間にか通り過ぎている?!
そして、バスはそのまま、どんどん西に向かってる~???
ああ、もういいや、来た道を戻るのは嫌だ! このまま西に行ってしまえーーっ!
ってことで、途中でひとつ乗り換えて写真の金閣寺に行って来ました。

私はね、嬉しかったんですよ。
負け惜しみじゃないけど、銀閣寺を計画したのはホテルから簡単に行けそうだったからで、本当は金閣寺と妙心寺に興味があったんだもの。
それに普段ならこの自分の、うっかりした性格、時々ボォ~っとしてしまうところなどは社会人として致命的だし、だから人に迷惑をかけたり怒らせてしまう。
仕事では気をつけているし、自分のせいだけではないものの、去年はいったいどれだけ、「すみません」や「申し訳ありません」を言い続けたことか・・・・
だけど、今は良いんです。
誰に文句を言われるわけでも叱られるでもなし、心のむくまま気の向くままに、たとえ回り道をしても、結局は本当に行きたい場所に辿り着いている。 
これがどれほど嬉しく、幸せで楽しいことか・・・

で、金閣寺ですが。
金閣寺は大昔に見た時はまだ修復前で、金箔はすっかり剥げて、「どこが金閣やねん!」という古びて地味な景観でした。
それが昭和62年の「昭和大修復」に金箔が貼りかえられて今のキンキラに復活したとのことで、一度見てみたかったんですよね~!
この景色は春や秋には桜や紅葉がものすごく素敵なんでしょうけど、冬の地味な木々の中で見る金閣寺は、ひと際目をひきながらも調和の美を保ち美しいです。
本当は雪景色の中で見るのが一番だそうですが、観光バスやタクシーに乗るならともかく、雪の日に市内バスで廻るのも歩くのも大変そう!
ちょっと雨が降っていたけど、私は満足でした。

金閣寺の後は、龍安寺へ。

これがすごく良かった! ルート変更は正解でした! 
なんたって、いつもは非公開の仏殿と西庭が、期間限定で10年ぶりに特別公開されていたんです!
なんてタイムリーなんでしょう! 
ここにはインターネットでさえも滅多に見られない「下り龍」の天井画がありました。
龍の天井画は大好きです。襖絵のほうはあまり興味ないのに、何故か天井画に惹かれます。
龍安寺の天井画は撮影禁止なので、ググってもどこにもないし、私はこの天井画を全く知りませんでした。
帰ってから探し、唯一見つけたのがここだけです→「第49回 京の冬の旅」(京都市観光協会)
この龍がね、なんか可愛いんですよ。やんちゃで負けん気の強そうな、若々しい龍に見えました。
お寺で頂いた案内用紙のモノクロ写真を拡大↓ (1981年 作 武藤彰 「龍」)
     
ね~っ! なんか誰かに似ている(笑)
好きだな~、この子。 今、この時に行って、偶然会えて嬉しかったです。
公開日程は1月10日から3月9日まで。(3/10から3/18までは茶室と襖絵の公開に変わります)

ところで龍安寺といえば石庭で有名です。 ということは、ここも禅寺です。
なんでも、1450年に細川勝元が創建したのだとか。建てたというのは、つまりスポンサーってことですね。
石庭のほうはお寺より後に作られたようで、作者や詳しい年代は未だ定かではないそうです。

この石庭も建仁寺と同じく、誰でも好きなだけ眺めることが出来ます。

  

 白い小砂利の周りを囲む黒い石。雨に打たれて美しかった。
こういう場所って、子供の時には退屈で座っていられなかったと思うけど、今はすごく落ち着くんですよね。
時を忘れて、時を感じます。
心は雑念ばかりだけど、それもまた幻。 
やがて万物に混じり消え行く日まで、自分は雑念に生きていくのだと思います。

禅の悟りは遠い(笑)

 

次回、妙心寺へ続く

【追記】
天井画「龍」のお写真を見つけました! 日本画家・武藤彰氏のギャラリーです。
これは恐らく、描きあげた直後の絵なのでしょうね。 
いま実際に見ると、人口的な照明のない仏堂の中で、30数年の時をひっそりと経てきただけに、もっと深く味わいのある姿に見えました。
この龍はこの後、何十年、何百年とこのお寺で生きてゆき、もしかしたら私達のうかがい知れぬ様で歳を取り続けるのかもしれません。
   
 


「第4回有田川町絵本コンクール受賞者原画展」に行って来ました♪ 

2015年01月23日 10時58分42秒 | 美術館/博物館/展覧会

東京から和歌山県の藤並駅は遠い!
迷いに迷った末に、やっぱり行って来ました。
夜行バスを使っての超ケチケチ旅行でしたが、帰りに京都に一泊して大変有意義な旅になりました。

原画展を開催している「ちいさな美術館」は藤並駅の中にあります。
    

原画展の入り口
    

平日のお昼前なので、もしや誰も見に来てないかも?・・・とか思ったら、中にお一人のお客さん。
じっくり見てくださっていらして感謝です 
展示会場は「ちいさな美術館」の、ちいさな一角。 

 


    

電車の都合もあり、滞在時間約一時間弱しかいられませんでしたが、小さなお子さん連れのお母様や学生さんなど、短い間に5人も来ていただきました。
嬉しい~! ・・・・ですが・・・・・・私の担当した文章でなく、ほとんどの方は主に絵のほうをご覧頂いていたようで
やっぱり絵本は「絵ありき」なんですね~!
係りの方によると、私が到着する直前には「文は誰が書いたのか」などと訊ねてくださった方がいらしたそうで、お会いできなくて残念!

ところで、コンクールの講評の時に、選考委員の先生から「桜の色が綺麗だった」と言ってくださったラストシーンがこちら。チラ見です(笑)

          
 版画絵 亀本みのり 作

そして、私が一押しの一枚。 インパクトがあります!

          
  版画絵 亀本みのり  / 文 松田 弓 
『大きな家、にしきのきもの、キラキラ光る金ぎんや、七色にかがやくほうせきも、鬼は にんげんのものが、なんでも ほしくなりました。』

この作品、「やくそくの花」は、食いしん坊で欲張りな鬼と、女の子・おハルちゃんとの、温かくてちょっぴり切ないお話です。
絵本は有田川町の電子図書館で見られるそうですが、これを見るには地元の幾つかの図書館で登録する必要があるそうなんです。
ざんね~ん! 「作家の方達には見られるように検討します」とは言って貰えましたが、やっぱり何とかして出版してくださるところを探したいです。
(追記1:「やくそくの花」は有田川町立図書館ウエブライブラリーで読めるようになりました。
(ログインなしで読むことができます)
https://www.d-library.jp/aridagawa_lib/g0102/libcontents/search/?ny1=%E3%82%84%E3%81%8F%E3%81%9D%E3%81%8F%E3%81%AE%E8%8A%B1&sbtn=keyword

・・・というわけで、帰りに京都の車折(くるまざき)神社に寄って、授賞のお礼と出版実現のお願いをして来ました。
そして、どうか素敵な次回作が降りてきますように
  
京都の嵐山近く、車折神社の境内にある芸能神社は芸能・芸術の神様なんです。
赤い玉垣は芸能人の方達の名前がずらりと並んでいます。ご贔屓のお名前を見に来る参拝客もたくさんいらしてました。
また、有田川町の皆さんとお会いできますように。そして車折神社にお礼参りができますよう頑張ります

   

* * * *

おおるり こと、松田 弓(←これはPN、雅号は煌月)の創作ブログへ絵本の下書きにした原作(文のみ)を掲載しました。https://ameblo.jp/e20081/entry-12460159494.html
「重ねの夢、重ねの世界」 http://ameblo.jp/e20081/
木版・切り絵作家 亀本みのりさんのブログ
http://mhan.exblog.jp/
亀本みのりさんの作品HP
http://mkgallery.hp-tsukurumon.jp/


「第4回有田川町絵本コンクール 受賞者原画展」@ちいさな駅美術館

2015年01月18日 15時01分35秒 | 美術館/博物館/展覧会

「第4回有田川町絵本コンクール 受賞者原画展」

【開催場所】ちいさな駅美術館

和歌山県の有田です。

私、松田弓と、画家の亀本みのりさん共作の「やくそくの花」は、1月17日から22日(木)まで展示しております。



お近くの方はぜひ~! 
有田みかんで有名な長閑な町ですので、ミカン狩りのついでにいかがでしょうか。
 私も行きます。そのご報告は後日。

開館時間 ○火~金:午前10時~午後7時 
○土・日・祝日(振替休日):午前10時~午後5時
 休館日

月曜・年末年始

※月曜日が祝日・振替休日にあたる場合、翌日の火曜日を休館日とします。
ただし、連休等の場合、翌日以降の最も近い平日を休館日とします。

所在地 

明王寺37-1(藤並駅2F) 

連絡先 0737-52-2580

○JR藤並駅下車すぐ。駅構内にあります。
○自動車でお越しの場合は、阪和自動車道有田ICから約5分です。(下の地図を参照してください。)
 


映画「ST赤と白の捜査ファイル」

2015年01月16日 14時11分19秒 | 映画

<教訓>

「極めて繊細な人間は、本人がデリケートだからといって、必ずしも他人に対してデリカシーがあるわけではない。 」

もうひとつ、

「天才は凡人に向かって、無自覚に失言多し。」

  

映画「ST赤と白の捜査ファイル」
【監督】佐藤東弥
【脚本】渡辺雄介ー
【原作】今野敏『ST 警視庁科学特捜班』シリーズ
【音楽】木村秀彬
【主題歌】ファンキー加藤
【出演】 藤原竜也/岡田将生/志田未来/芦名星/窪田正孝/三宅弘城/柴本幸/水上剣星/
ユースケ・サンタマリア/安達祐実/鈴木梨央/田中哲司/林遣都/瀬戸朝香/渡部篤郎

ここ数年、ゆっくりとテレビを見る暇がなかった私ですが、面白いテレビドラマを見るのは大好き!
暇はないと言いつつ、去年も録画を撮りながら10本以上は見たかも?
季節ごとに話題となる各局のドラマから、どれをチョイスするかって迷いますよね~!
その中で、2014年に私が一番ハマったのは日テレの「明日、ママがいない」です。これはほぼリアルタイムで見ました。
日テレは「女王の教室」や「家政婦のミタ」など、この手のドラマを創るのが上手いですよね。
今後も志の深い、感動のドラマを期待します! 日テレさん、ありがとう!頑張れ!って感じ。

で、「ST赤と白の捜査ファイル」もやはり日テレのドラマですけど、これはスペシャルドラマも連続ドラマもリアルタイムで見てなかったんですよ!
だけど、見たかった~!! ので、録画全部を一気に見ました!面白かった! 
さあ、準備は整った、テンション高いこのうちに、いざ映画館へ行かん!!

・・・ってなことで、
いや~、このシリーズは面白い! なにせ登場人物の全員が、キャラが立っていて魅力的です。
こんな人達が警察にいるわけな~い、ありえな~い! けど、ひとりひとりに目が釘付けで、その活躍には胸が躍ります。
その中で、なんと言っても藤原竜也さん演じる「対人恐怖症で天才分析官の赤城左門」様の俺様ぶりは、面白いを通り越して、もういっそ気持ちが良いくらい。
その反面の、他人に対しての不器用さは、やたら可愛くって仕方なくて、ギャップ萌えしながら、「次は何をやらかしてくれるのか?」とワクワク。
「反論は聞かない」「赤城様に不可能はない」「ぁああぁぁぁーー、残念だ、謎が、解けてしまった!」・・・などのお約束の台詞が出て来る度に、なぜか嬉しくて頬が緩む私です(笑)

他にもSТ
(特別科学捜査チーム)のメンバー達はみな天才にして優秀な捜査官でありながら、みなが性格に問題を抱えています。
彼らは通常の社会で周囲に溶け込めない、いわば「はみ出し者」なので、チームをまとめるには「猛獣遣い」が必要です。
その猛獣遣い・・・キャップ役の岡田将生くんがまた、ありえないくらいに真っ直ぐで、ハートフルで、むちゃくちゃ可愛い~!

この映画、テレビドラマを見てない人も楽しめるとは思いますが、天才チームとキャップの今までのやり取りやその成長過程を見ていたほうが一層面白いと思います。
家で録画を撮っていなかった人でも大丈夫、「日テレ オンデマンド」がありますよ! 
って、別に私は日テレの回し者じゃありませんけど(笑) 便利な世の中ですよね~。

物語は、その「便利な世の中」だからこそ起こりそうな事件とその展開です。
推理物はネタばらしすると台無しなのでこの先は書きませんが、 こういう事件が起きても不思議はないと思いました。
言ってみるならば、犯人もまた天才なのでしょうね。 というか、自分は天才だと思っているのでしょうね。怪物ですが。

そんなわけで、にわかSTファンの私にとって、この映画はあっちこっちと面白かったです!


映画「海月姫」

2015年01月10日 01時56分44秒 | 映画

新しい年の初めに、まずは映画を一本観ることにしています!
※以下、ネタバレありますのでご注意ください 

「海月姫」

【原作】東村アキコ 「海月姫」(講談社「Kiss」連載)
【監督】川村泰祐  【脚本】大野敏哉/川村泰祐
【出演】能年玲奈/ 菅田将暉/池脇千鶴/ 太田莉菜/ 馬場園梓(アジアン)/篠原ともえ/片瀬那奈/ 速水もこみち/ 平泉成/長谷川博己/他
【主題歌】「マーメイドラプソディー」SEKAI NO OWARI(TOY'S FACTORY)

この映画を選んだのは、水族館の海月(くらげ)を見るのが好きだから。
んじゃ水族館へ行けばいいじゃん!、ってな話だけど、水族館は映画館より遠いんだもの!
それに、主人公が「クラゲオタク」というのも興味があったので。


  

私も昔に見た水族館のクラゲがずっと心に残っていて、その時に思ったんですよね、
「ああ、このクラゲになりたい」って。
いや、あの頃の自分に何かあったのかどうかはすっかり忘れましたけど(笑)、なんかすごく幻想的で綺麗だったし、あの浮遊感が羨ましかったんです。
それで4年前には、「僕はいつの間にか水族館のクラゲになっていた」というショートストーリーを書いたことまでありましたが
海のクラゲはちょっと怖いけど、水槽の中のクラゲって、なんか癒されますよね~

この物語のヒロイン・海月(つきみ)を演じるのは、一昨年に大ヒットした朝のテレビドラマ「あまちゃん」でお馴染みの 能年玲奈さんです。
海月(つきみ)は「クラゲオタク」で、頭の中はクラゲの知識がぎっしり、部屋の中はクラゲのイラストやグッズだらけ。
海月が住むレトロなアパート「天水館(あまみずかん)」には、他にも鉄道オタクとか、三国志オタクとか、和物オタク・・・などなど、オタク道を極めるが女達が集まって、自らを「尼~ず」と呼び、「人生に男を必要としない」をモットーとして暮らしています。
そこへある時、彼女らの天敵、「オシャレ女」が出入りするようになりますが、その美女の正体は女装趣味の男性(しかも大臣の息子でイケメン!)なのでした。

・・・とまあ、まるっきり漫画の世界なので、登場人物は面白おかしくデフォルメされて笑えるし、ストーリーも突っ込みどころ満載、時間の経過さえも歪みがあったりで、それもまたお気楽に面白かったです。
コメディだけどシンデレラストーリーの要素もあり、個性的なイケメンは揃ってるし、綺麗なクラゲやファッションも見られるしで、全体的に「ありえな~い!」のをお約束に作られた「現代のおとぎ話」って感じでした。

それにしても!
オタクを見ると必ず思いますが、どんなに好きでハマっても、私には絶対にオタクになれません。
オタクになるためには、彼ら特有の、あの狂おしいほどの執着心と根気が必要で、それ以上に「収集癖」の素質がないと駄目みたいなんですよね。
ハマったものは、「何でもかんでも見たい、知りたい、全部集めてそばに置きたい、一日中それだけに浸っていたい!」というオタク達のパワーって、私にはある意味羨ましいです。

他人にどう思われようが、本人さえ幸せならば良いじゃない。好きの力こそが最強だ! 好きの力が、時に人を動かし、経済を動かし、世の中を動かしたりするのよ!
なぁ~んて、 思ったりもしますけど・・・

この尼~ずの皆さんは、それぞれに抱えるコンプレックスや孤独から目をそらし、悲しい過去や現実から逃げて社会に怯えて暮らしています。
嫌なことは見ずに、「好き」だけを見ていたい。自分だけのやさしい王国で守られていたい。
まあ、その気持ちは私も分からなくはないし、逃避でもなんでも、それが他人に迷惑をかけないで、そのまま一生終わるまで生活が成り立つならば好きに生きれば良いんですよ。
ところがそうはいかない。
ある日、アパート「天水館」に取り壊しの話が起こり、彼女達の聖域に危機がやってきます。
さあ大変だ!何とかしなければ!・・・でも~、「取りあえずオタクの世界に逃げ込んじゃおう~!」と逃避する尼~ずに、「お前ら、現実をみろよーー!」と一石を投じる女装イケメンの蔵之介。
そのわりには、実に非現実的な展開のハッピーエンド。

いや、いいんですよ、どんなに非現実的でも、それはそれで面白いから。
でも、彼女達がこれからどう社会と交じり合っていき、オタクのパワーを何処に向けてどのようにコンプレックスを克服していくかとか、気になる恋の行方はどうなるの?とか、広げた風呂敷の全てが完全にたためてなくて、話の行き先が中途半端なままに映画は終わってしまうので、そこんとこは少しだけモヤモヤしました

起承転結の、あるべき転がまだ足りない!結の着地がない!
などと思ったら、この原作の漫画って、まだ続いているんですってね。 なぁ~んだ、それでちょっと安心した(笑)

何はともあれ、私としては可愛いクラゲのクララちゃんが見られて嬉しかったし、年の初めに気楽な映画で笑えた自分にほっとしました。


いつかどこかで(52)2015年を生きる

2015年01月06日 18時27分40秒 | いつかどこかで(雑記)

こんにちは、おおるりです。
と、自分のブログで名乗るのも変ですけど 

2014年について「新年のご挨拶とは別にする」と書いた出来事や、今年の目標についてですが・・・
もう世の中はお正月休みも終わり、お勤めの皆さん方は仕事始めに入っていることでしょう。
なのに、こんな時間にブログ更新している私は今、お仕事を長々と休んでおります。

「ふと書いたことが現実化する確率が非情に高い」というのは毎年書いていることですが、去年の目標は「変化の波を乗り越えろ!」というものでした。
でも、これは「ふと書いた」のではなかったんです。
2014年は特に仕事が厳しい状況になるのを予測していたので、覚悟と願いを込めて目標をたてたのでした。
それで、去年の前半は幾つかの波を頑張って乗り越えました。
が、後半の波は想像以上に大きな波で・・・その結果、私は頑張りきれずに溺れてしまいました。
乗り越えられなかったんです。挫折しました。

詳しいことは書けませんが、原因は自分の力不足です。
知力、能力、努力、体力・・・あらゆる力が足りなくて、ストレスはどんどんたまり続け、気力が落ちはじめた秋頃には体の不調が始まりました。 
なんとか踏ん張るつもりでいましたが、抱えきれない仕事の重圧に結局は心が押し潰され、体の調子がどうにもならなくなった11
月の終わり頃です、ついに自分で白旗をあげたと同時に家族がタオルを投げ、そしてドクターストップがかかりました。
そんなわけで、12月から休職しているんです。


と、こんな話は書き続けるとどんどん暗くなってきて、後悔と言い訳の泣き言ばかりになり、そのうち懺悔と自虐の嵐に続きそうなので、この辺までにしときますが
年末に友達に話を聞いてもらったお陰と、新年会で家族みんなに会えたのとで、一ヶ月たった今になり、ようやく心身ともに回復の兆しが見え始めたところです。

まあ~、そうは言っておきながら、去年のお出かけリストなんかを見てみると、「よくぞこんだけ遊んだもんだ!」って感じですよね
もともと「いっぱい仕事をしたら、その分いっぱい遊ぶ」と言うのがポリシーなので、11月末までは、「休日にストレスを解消して、なんとか平日を乗り越えなければ」と、遊ぶにも必死でした。
休みに入ってからは、お医者様に「頭の中からいったん会社のことは切り離して、いっそ旅行や遊びに出かけなさい」と言われたことでもあり、なかば無理やりにでも遊んでいましたが、ずっと働きもせずにそんな事ばかりもしていられません。
2月以降はぐっとセーブしていくと思います。


そんなこんなで、今年の目標は・・・ありません。
考えられないんですよ。何も思いつかない。
もう、なるようになるだろう、って感じです。
去年、やらかしてしまった事は決して消せやしないし、失ったものの何もかもを取り戻すことは出来ません。
それを忘れずに、二度と繰り返さないように、とにかく生き続けるのみです。
あ、そうか・・・
今年の目標は、「生きる」ってことですね。
昨日よりも今日、今日よりも明日がより良くなるように、生きていきたいと思います。

あとはですね~
この場にふさわしい話と言えば・・・

前にどこかで、「苦しすぎる時には、歌は聴けない。」と書いた事がありますが、今まで朝の通勤中に歌を聴いていたのが、秋の半ば頃からは本当にそんな感じでした。
食べる気がしなくなったのと同時期に、音楽も聴く気になれなくて。
何を聴いても心の奥は会社の事でいっぱいで、いつものようには楽しく歌を味わえなくなりました。
そして、「今日が一番苦しい、もう倒れそうだ、いっそ倒れてしまいたい。いや、でもここで倒れるわけにはいかない!」と思ったある日、その「倒れる」という言葉で思い出したのが、田島貴男さん(オリジナル・ラブ)の歌、「Love Song」です。

♪倒れないでくれ
倒れないでほしい

この時の私には、これが究極のラブソングでした。
なぜなら、これには最初から最後まで、祈りが込められていたから。
田島さんが誰かのために祈りを込めて作った歌を、私は私への祈りに変えて、会社の行き帰りにすがりつくような思いで聴き続けました。

けれども、それでも駄目だった。
最後には自分の力で解決できずに、もう退くにも進むにも、どうしていいか判断ができず、友達に泣き言を言って帰った夜。
その友達が、飛行機の中で聴いたという歌を教えてくれました。
角松敏生さんの「LIVE」という歌です。
それまで私は角松さんの歌をあまり聴いたことがありませんでしたが、この歌を聴いて涙が溢れて止まりませんでした。
この歌も、角松敏生さんの祈りが込められています。
でもそれだけじゃない、これを聴かせてくれた友達が、その他にも私の愚痴や悩みを聞いてくれた友人達も、家族も・・・みんなが私を支えてくれている。
歌を聴いて、そのみんなの顔や声を思い出し、私は退くことに決めました。

好きな歌はいっぱいあります。
大好きな歌手も。
でも、歌って人生のそれぞれのシーンで聴き方が違うものなんですね。

『天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。』
というのは旧約聖書「伝道者の書」の3章ですが、歌も、『すべてが時にかなって美しい』のだと思います。

・・・というわけでして、

2014年は前の記事に書きましたように、滅多にない喜びや楽しみもあった反面、その大きさに匹敵するくらいの苦しみもありました。
全てをチャラにするわけにはいきません。
2015年、私はこの一年間をどのように生き、どのような歌を聴いていくのでしょうか。

なるように、なるだろう。

で、あるならば、

昨日よりも今日、今日よりも明日を、より明るく生きていきたいと思います。


いつかどこかで(51)2015年 迎春

2015年01月04日 21時54分00秒 | いつかどこかで(雑記)

 あけまして おめでとうございます 

昨年中は色々と忙しくて余裕がなく、このブログもほとんど更新出来ませんでした。
観劇やコンサートには出かけていたものの、書いたのは映画の感想くらい。
その数少ない映画の感想を読んで下さった方、検索でうっかりと目にしてしまった方、または私の生存確認に来て頂いた方、どうもありがとうございました。
映画の感想は気楽に書けるのでついそうなってしまったのですが、まぁ~!去年もセーブしたつもりでも結構遊びまくってましたね~
という記録がコレですが、
振り返ってみると、2014年は例年になくライブやコンサートに行くことが 多く、その代わり観劇数はぐっと減った感じです。
この傾向は、全体的に数を縮小しながら今年以降も続きそうです。 

・・・え~っと・・・
そうそう!、去年は嬉しいことが沢山ありました!!
新年の一番最初に両親の健康を願うのが毎年恒例となっていますが、その二人を含めて親戚一同にお祝い事がいくつも重なり、一族が集まって賑やかで楽しい時間が多く過ごせたことは、とても幸せだったと思います。
今年も両親が元気でいられますように

そして!! 
以前このブログでもご紹介しました、私の友人で画家の亀本みのりさんが、去年の「第4回有田川町絵本コンクール」入賞しました
おめでと~! みのりさん
おめでと~! 私
って(笑)、その受賞作品「やくそくの花」の文章は私、松田弓(ペンネーム)が担当させていただきました

物語を書いたのは二年ほど前です。
それで9割がた推敲が終わった2013年の二月に、京都の車折(くるまざき)神社へお参りしてきたんです。
車折神社は芸術・芸能に御利益があるそうなんで、ちょっとばかり神頼みしようかと思ったんですよね。
その時はまだ、亀本さんの版画絵は作成中だったと思います。

んで、おみくじを引いたら、「すぐには成就しない。もっと精進しなさい」というお言葉
え~ん!神様って厳しい~! 
でも、すぐには叶いませんでしたが、その翌年に授賞できたので、車折神社って本当に御利益あるんですね~!
そういや、その時に眺めた赤い玉垣のなかにミュージカル俳優の駒田一さんの名前もありましたが、駒田さんは去年も「ミス・サイゴン」のエンジニアの大役を演じたりで大活躍でしたね!
駒田さんのご活躍のお陰で私も良い舞台やステージを楽しませてもらいましたし、また京都に訪れる際には車折神社にぜひ行ってきたいと思います。
有田川町での出来事は、私の創作ブログのほうへ、選考委員の先生方の講評についてだけ書かせて頂きましたが(ここ)、もうじき原画展も開催されますし、後日改めてこのブログに書かせて頂きたいと思います。

などと、他にもここでは書けないようなプライベートの出来事を含め、嬉しい事だけを思い出していると、私の2014年は幸せ一杯で大変恵まれていたようですが(それは否定しませんが)、そうとばかりもいかないのが人生ですよね。
いつの年にも良い事があればその逆もあるものですが、去年ほどその落差が激しかった年はありませんでした。
ですが、新年の最初のご挨拶にはふさわしくないので、それはまた別にしたいと思います。毎年書いている「新年の目標}についても。


では、皆様・・・と言っても、更新少ないので、アクセスしてくださるのはわずかな知り合いばかりとは思いますが(笑)

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2015年が、笑顔の多い幸せな年になりますように。
そして、素敵なステージに出会えますようにお祈りいたします。