今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

原田真二「The Road to The Light 2nd Stage」

2013年03月30日 02時09分01秒 | ライブ/コンサート

2013/03/29 @東京国際フォーラムCホール

がんばった~!
がんばったよねぇ~、真二! がんばったよぉ~!


って、だから、なんか毎回のように言ってますが、私は普段は原田真二さんを名前で呼び捨てにしてませんけど。
でも、コンサート直後には決まって、「しんじぃ~!」と呼びたくなっちゃうのよね~(笑)

そして、頑張ったのは原田さんはもちろんだけど、私もよ!
このコンサートの日程を知った時には、「月末平日だけでも無理なのに、それも年度末の最終日なんて、いつもなら絶対に遅くまで残業よ! え~ん、無理~」と、半分あきらめ状態だったの。
でも、あきらめきれない! 私は頑張る! そして、頑張ったわ
今月はこの29日のコンサートになんとか行きたい一心で、それだけを目標に、ひたすらハードな日々に耐える。
それでもまさか間に合うとは思わなかったのに、やっとこさ会場に辿り着いたのは開演5分前!
ぎりぎりだけど、なんとか来れて本当に良かった~!
頑張ったよ~、真二、私はほんとに頑張ったのよぉ~!
「今日はみなさんお忙しいところを、来てくれてありがとう」と言ってくれた言葉に、思わす大きく頷いてしまったわ

…というわけで、冒頭の二行ですが。
コンサートでは、客席のファンから「真二、頑張って~!」の掛け声に、「頑張っているんですけど」と応えて笑わせてくれた原田さん。
はい、そりゃ~、そうよね~!
そのお陰で、すご~く盛り上がったもの

去年の「1st、Stage」では、私はところどころ、じ~ん!と感動に涙が滲みましたが、今回は最初から最後まで笑顔が絶えなくて、パワフルで楽しいステージに、この一ヶ月間の疲れも何のその! 一気に元気になりました!
溜めに溜めてたストレスを、ここで一気に発散させてもらった感じ!

その一番の盛り上がり場面は、原田さんが客席に降りて・・・というか、二階席にまで昇って来たシーン。
一階席にいた私は、背後のざわめきに振り返り、見れば、ギターを抱えた原田さんが二階で歩きながら歌ってます!
これね~、去年は押尾コータローさんもなさってましたが、すご~くテンション上がるのよね~!
やっぱりね~、誰のどのコンサートでも、どうしたって二階席にいる人達のテンションが、一階のステージ間近よりもやや低目になっちゃうのはしょうがない。
ってか、「一階のラッキーな場所に座れるファンが盛り上がらなくてどうする!」って感じもするから、ステージ間近の人達が一層にワーキャーと盛り上がるのは当然だし必然よね~。
逆に言えば、一階の前のほうがテンション低いコンサートなんて有り得ないんだけど。
だけど!
こんなふうに、客席に降りて来てくれると、「きゃ~、うそ!嬉しい まじ近~い」って、会場の全体が一気にテンションが上がるのよね~!
自分の席の近くに来なくても、ステージの上の人が客席側を歩く姿とか、喜ぶファンを見ているだけでも一緒に興奮するわ

なんて、相変わらず、一曲ごとの感想が書けない私
だって~!
なんか、詳しい記憶もはじけちゃってるんだもの

今回はいつものメンバーに、素敵なサクスフォーンの女性、若いコーラス三人組、(グループ名は日本語訳すると「三つ子」だったような…)も加わって、前とはまた一味違ったムードで聴き応えがありました。
原田さんは、ピアノでの弾き語りはもちろん、ガンガンとギターで演奏・・・かと思えば、ギターをくるりと背にしてまたピアノと、いつもながらに歌とともに演奏も聴かせてくれましたが、ここ何回か見ているコンガもまた登場、そして、スネアドラムにまで挑戦していた姿は、なんか可愛い~(笑)
そのあと、スネアのスティックを客席に飛ばしてプレゼント。
いいな~っ!うらやましいな~、私もあれは欲しかった~!

そうそう! ドラムといえば、原田さんのコンサートは、パーカッションが充実しているのが私の好みでもあるのよね~。
リューベンさんのドラムは安心感があって素敵なのは言うまでもないことだけど、なんと言っても! 私の胸が躍るのは、MATAROさんの多彩なパーカッション!
あの頭上に位置したシンバルを見ているだけでテンションが上がるわ!(私も敲いてみたい!)・・・というのは、前にもどこかで書きましたっけ?

ベースのWornell Jonesさんは、大活躍!
ステージが始まってすぐに、原田さんが衣装トラブルで、いったん舞台の袖に引っ込むというハプニングの間では、Jonesさんが主役のいないその場を盛り上げてくれました。
おかげ待つのも案外と楽しかったです(笑)
原田さんの客席降りのシーンでも、下手(しもて)に来た原田さんの反対側の、上手(上手)のほうをJonesさんが担当。 
客席の間を歩きながらの演奏で、ハイタッチもしてました。
弦の人って、動けるからいいですよね~(笑)

けれども、多彩なステージ(セットリストが書けなくてごめん!)の終わりが近づくにつれ、でもやっばり何かが足りない!
そうよ、あれよ!あれ!
え~っ?、まさか今日はやらないで終わっちゃうの~? そんなことないでしょ~? 
じらさないで、真二~!

その、あれとは、
原田さんいわく、「パズルの、まだ残っている1ピース!」

そう!、いつもの「真二コール」をまだやってな~い!!(笑)

そんなわけで、アンコールの「キャンデイ」ロック・バージョンに、みんなの「真二コール」で、ほんと~に盛り上がりました!
やっぱり、これをやらないとムズムズしちゃうものね。

と思う私は、いつの間にやら、ぞっこんな真二ファンの仲間入り?
「キャンディ」で、会場のみんなと一緒に「しんじ~っ!」と、いつもより大きな声で叫んだし、その前の「タイムトラベル」の大コーラスも、、周りの方々と一緒に歌えて楽しかったです!
このコーラスは難しくないし、おなじみの曲で原田さんのリードも上手だし、初めて参加した方でもきっと楽しめたと思います! 

ああ、ストレス発散した~!(笑)

会場では、この日に初めてお会いした方達とも話が弾みましたが、原田さんのコンサートに来るようになったのは「この二年くらい」という方や、「今日が初めてなんです」という方も。
その方達は、昔からのファンではあっても、「コンサートに来てみて、原田真二さんがこんなに楽しくて温かい人だと初めて知りました」、ですって!
原田さんはトークも面白いですしね~!

私が初めて参加したのは、今からちょうど五年前。
ファンの中では新参者のうちですが、原田さんのファンの方達は最初のライブに参加した時以来、何時どこのコンサートでもフレンドリィで、知らない私にも気軽に声をかけてくださるのが嬉しいです。


それにしても、なんか、この記事にはやたら「!」マークが多い(笑)

じゃなくって!
ああ!、心残りは、あのキラキラハートの「The Road to The Lightペンライト」が開演前に買えなかったことだわ!
ちょっとだけでも振ってみたかったな~(笑)
会場入りがギリギリじゃなかったら買ったのに、ざんね~ん!
十代の頃にはたぶん恥ずかしくて出来なかったと思うけど、今さらになって、恥ずかしげもなく、ああいうのを振ってみたいと思うだなんて、ほんと、私も大人になったものよね~(笑)

ところで、話は長くなりましたが、あのペンライトやタオルの売り上げ金の一部は、震災の復興支援金にもなるそうです。
東北の大震災以来、何度も現地に足を運んでコンサート活動を続けている原田真二さんらしいですよね。

あの日からもう二年を過ぎましたが、実際に行ってみると現地の復興はまだまだで、これからも継続的に支援を続ける必要があること、大きなことはできなくても、ひとりひとりが「やさしさのアクション」を起こし、それが身近なところからきっと世界中に広がると信じること・・・
いつも参加しているファン達にとっては、何度も耳にしているそれらのメッセージではありますが、原田さんは繰り返して言い続けることの大切さをわかっている方なんだと思います。
被災地から避難して住む場所が変わった方達の苦しみも、二次、三次と様変わりしつつ、今もなお支援を必要としているそうです。
離れて暮す私たちだからこそ、こうして忘れないように、また、忘れていないことを伝えるためにも、多くの人たちの繰り返しのメッセージが必要なんですよね。
私も絶対に忘れないで、ほんとうに微力ではありますが、何かにつけて気にかけたり、こうしてささやかにでも書き加えたりしていきたいと思います。

「The Road to The Light」・・・・光への道。


とても楽しくて、光溢れるコンサートでした。


コメント (2)
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原田真二 35周年記念ライブ「The Road to the Light 1st Stage Final 」2012/11/1

2013年03月27日 01時05分29秒 | ライブ/コンサート

<いまさら感想記 その2>

2012/11/1 @東京国際フォーラムCホール
【出演】 原田真二
Wornell Jones(Bass) / Reuben Mann(Dr.) / MATARO(Per.) / 太田美知彦(Key)


去年(2012年)に感想を書きそびれて心残りだったのは、何といってもこの原田真二さんの35周年コンサート。
絶対にこのままにしない! と、思いつつ・・・
あら、大変! いつの間にか5ヶ月近くも経ってしまって、今週末には2ndコンサートだわ!
ぎりぎりにでも、その前に「少しでも思ったことを書き残しておきたい」と思うほどに、去年のこのコンサートは感動的で、温かくて、ほんとうに素敵だったんです!
終わってみれば、なんと!三時間近くもやっていたと思いますが、あっと言う間に感じて、楽しくて、そんなに長い時間に感じませんでした。

そして、この時思った。

「私は、原田真二さんとは生まれる前から知っていた。」

なんちゃって~!(笑)

だってね~、原田さんは「僕が赤ちゃんデビューしてから35年」って言うんですもの!(笑)
それで、35年前に「赤ちゃん」だった原田さんよりも私は年下。
それなのに、な~んだか、デビュー当時の記憶がある・・・ってことは??
だから、「きっと生まれる前の、赤ちゃん以前から知っていたのよね? そーよ、そうに違いないわ!」
ということになるのよね(笑)

な~んていうのは、もちろん原田さんの「赤ちゃんデビュー」がいつもの冗談なんだけど、
でもねぇ・・・
その昔、小さい頃から私の家にはステレオがあるにはあったけど、それは姉のもので、私には小さなラジカセしかなくて、それである日、その小さな機械のラジオからたまたま流れてきたのが、「シャドーボクサー」だったのね、そもそもは。

それで、「あ、原田真二さんだ!」と思って急いでスイッチを押して、それ以来、「テープがわかめになりそうなほど」毎日のように、そればっかり繰り返し再生し続けたのが・・・あれがもう三十年以上も昔の話だなんて・・・。
あの当時は、こんなふうにコンサートやライブに行くなんて、お小遣いの少ない私にはとても考えられなくて、歌といえば、テレビやラジカセで聴くものだったのよね。
それが、あれからとても長い年月が経ち、それなりに色々な人生を経験していま、こうしてあの時の「シャドーボクサー」を、原田さんの生の声で、しかもとても近い場所で聴いている・・・

もう、なんていうかね、それが勝手になんか、すごく感慨深くて、感動して、原田さんが「シャドーボクサー」を歌ってくれている間、私は当時の自分を思い出して、「あの時から、私はなんて遠いところへ来てしまったのだろう。そして、原田さんの歌を生で聴く、こんな日が来るとは誰が想像できただろう」と思い、胸がいっぱいになりました。
原田さんのコンサートは初めというわけでもなく、それどころかここ数年、比較的大きなコンサートには毎年参加しているというのにね。
やっぱり、35周年アニバーサリーの、特別な感じのコンサートだったからかしら?

原田真二さんも、「歌だけでここまでやってこれたのも、みんなが応援してくれたからで、このコンサートではその感謝の気持ちを伝えたかった」というようなことを言ってくれていました。
原田さんは東北の震災以来、わりとテレビに出ることも多かったせいか、最近のコンサートでは「昔好きだったけど、原田真二ってまだ歌っているんだ?という感じで、久しぶりに聴きにきてくれる人も多くなって嬉しい。」というようなことも(←あくまでも、というようなことで、正確な言葉ではないですが)言ってましたが・・・・
それは、そうだろうなぁ、と思うんですよ。

長い間、好きな人をずっと応援できて、毎年コンサートなどに行ける人はいい。
けれども、たいがいに、私たちにはそれぞれの人生に事情があって、そんなふうに出歩けない時期もあり、その時々で優先しなきゃならないこともある。
その時々で精一杯に生きていればこそ、いろいろあるものね。

だけど、こんなふうに、何十年か経ち、やっと余裕ができた頃、ずっと前から好きだった人が歌い続けていてくれて、その歌に戻ってこれるって、きっと幸せなことなんだわ。
私にしても今は良いけど、この先はまたコンサートに行けない状況になってしまうかもしれない。
そんな時でも、原田真二さんがずっと歌ってくれていて、またその歌に戻れたら嬉しい。
ずっと、ずっと、着いたり離れたりしながらでも、共に生きて、原田真二さんと、そしてあの会場にいたみんなとも一緒に歳を重ねて 「あの時」と同じ歌を聴けたら幸せだと思う。
たぶん、そんなふうであれたなら、この先で「老いることも案外わるくない」と思えるかもしれない。
あと35年後も、原田さんのコンサートに元気で行けてたら、原田さんも私たちも、お互いにすごいと思うし(笑)

そんなふうに思ったこと。
今となってとは一曲ごとの具体的な歌の感想は書けなくても、「忘れずに絶対に書いておかなくちゃ」と、去年そう思ったので、次のコンサートまであと数日の駆け込みですが、「いまさら感想記」だからこそ、今更ながらのことを書きました。


コンサートの内容としては、とても充実していて、ギターを抱えて客席に降りて歌を歌ってくれたサプライズは嬉しくてとても楽しかったし(汗をいっぱいかいてましたね~!)、大きな月を背にして歌ってくれた「エブリナイト」もロマンチックで感動的でした! 
どの曲も素敵だったし、想いが伝わってきたし、で、充実感と満足感があり、ほんとうにハートフルなコンサートでした。

終演時間は遅くなってしまいましたが、握手会にも長蛇の列。
思わず私も並びましたが、涙が滲んだ時にメイクが崩れたのも直しているヒマがなく、とんでもないことになっていたかも(^^;)
原田さんが、老眼でよく見えてなかったことを祈ります(笑)

それにしても、今度の金曜日のコンサート、年度末の末日で仕事が超忙しそうで、私は開演に間に合うのかしら?
どうか神様、なんとか無事に間に合いますように!

もし、これを読んでくれている貴方が真二ファンの方だとして、幸いにも今はコンサートに行ける状況ならば、(お互いに、知らないどうしで顔はわからずとも) ぜひとも29日に東京国際フォーラムでお会いしましょう!!


【セットリスト】
our song (INST)
Sports
Urban Angels
can you fell me
Sweet Baby
てぃ~んずぶる~す
風をつかまえて
a day
シャドーポクサー
恋をブレンドドレッシング
the light
Every Night
Amazing Grace
You Are My Energy
タイムトラベル
Rain
キャンディ
no time
LEGEND KISS
Our Wish for Recovery~夢の光~
our song

アンコール
地球はこんなに優しいハート
wake up

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プラネタリウム「スキマスイッチ 宇宙の奏(かなで)」

2013年03月23日 11時20分51秒 | 美術館/博物館/展覧会

@池袋サンシャインシティ コニカミノルタプラネタリウム「満天」
【音楽】スキマスイッチ
【ナレーション】櫻井孝宏 (さくらい たかひろ) 

今週の水曜日、春分の日に池袋で一日中遊んできました。

昼過ぎから友達と待ち合わせてお洒落なスパ(温泉)、夜には映画「ライフオブパイ」を観ましたが、その前に少し時間があったので、一人でプラネタリウムを見てきました。

池袋サンシャインのプラネタリウムは初めて。
子供の頃からプラネタリウムは大好きで、小学生時代は夏休みになると毎年のように見ていました。
あの頃から私は、プラネタリウムが始まるあたりの、夕暮れの町に徐々に暗闇が広がって星がひとつ、またひとつと瞬きだす時間と、それから、最後に夜が明けはじめ、星々とその夢が消えて朝が動き出す時間、その二つのごく短い「狭間の時間」を見るのが好きでした。

それにしても、子供の頃から比べると、プラネタリウムの映像ってすご~く進歩しているのねぇ~!
ちらっと予告がありましたが、ここで夜にしか見られない、「オーロラの詩」も臨場感があって、とても幻想的で良さそうです。


で、この日に見た「宇宙の奏」ですが、
「137億年の宇宙の歴史を1年の暦にたとえたら、人類の登場はいつ頃か?」の説明があり、宇宙の時空の壮大さを思えば人の一生はほんの一瞬にすぎなくて、その一瞬の中の、奇跡とも言える出会いの大切さを感じさせてくれるというものでした。

星空とスキマスイッチのコラボレーションになっているというので、私はもっとスキマスイッチの曲が次々に流れてくるのを想像していましたが、流れた曲は三曲(後記:四曲でした)で、詩の内容を元にして物語仕立てになっているとか、そういうものではなく、プラネタリウムといえばプラネタリウムらしい、説明の多い内容でした。

果てしなく壮大で果てしない歴史を持つ宇宙と、人間のとても身近な日常の、一瞬を歌うスキマスイッチ。
この二つの持つ時空、距離感のあまりの違いが面白いです。

最後に満天の星空を目にして聴く「奏」には、いままでにない種類の感動がありました。
この星の同じ時代、同じ場所に、大切な人とともに生きている奇跡を感じます。
この歌は恋愛の歌かもしれないけれど、私は自分がこれまでに出会った人達の顔・・・家族や友達も含めて・・・何人かの姿を思い出して、その出会いを思って胸が熱くなりました。

「奏」って、ほんとに良い歌ですよね~。しみじみ。
スキマスイッチは、何気にベストアルバムを持っていたりします。



ああ、そうそう!
この日は水曜日だったので、映画館と同じくレディースデーでした。
チケット代は女性のみ割引がきいて、800円。 
お得でした~!

「時間の止め方」
「光る」
「奏」
「惑星タイマー」

   

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「ハハとアキボン(郡愛子×中川晃教)のワンダフルコンサート」その六

2013年03月21日 23時01分20秒 | ライブ/コンサート

この感想も、いよいよ・・・というか、「いい加減にしろよ」的に最終回

残すところは、やっぱり新曲、「おかあさん」(作詞:郡愛子/作曲:中川晃教)。
あっきーは郡さんの詞から、震災で親を失った子供を思って曲を作ったのだとか。

おわくりブログには、「東北大震災後に僕がつくってきた曲たち」として、
『「そして、僕は魚になる。」「春。」そして、今年は、「おかあさん。」』と、この三曲を並べていました。
ということは、ことさらに震災や故郷を意識して作った歌、ということになるのでしょうか。

「おかあさん」の歌の歌詞は正確に覚えていませんが、
「ただいま」と言いたいのに、お母さんがいない・・・・そういう歌でした。
私は「あっきーらしい旋律だな」と思いました。

って、ごめんなさい! 折角の新しい曲でしたが、私はごく個人的な都合で、この歌をわざと「深く聴かないように」気をつけていたので、それくらいしか感想がありません。
それというのも、ちょうど一年前の3月11日の明け方に、自分が震災孤児になっている夢を見てしまったので。
その時に、望んでもいないのにプチ体験した、小さな子供の悲しくて寂しい気持ちがとて心痛かったので、あえてこの「歌の力」から避けさせてもらいました。
まあ、何百人も聴いていれば、こういう人もいるってことですね。

加えて言うなら、郡さんの「パパ、聞こえる?」も、やはり個人的な想いがあって、あまり生々しく聴かないようにしていたし・・・。

そうそう! 郡さんのパパといえば、郡さんのサイトでプロフィールを見てみたら…!
郡愛子さんの、お父様のお婆様の弟さん(つまりご先祖様)って、新渡戸 稲造(にとべ いなぞう)なんですって!
新渡戸 稲造さん、覚えてます?
ちょっと前の五千円札の方↓


つまり逆から言えば、、郡さんのパパは、新渡戸 稲造のお姉さんのお孫さん。
郡さんは、由緒あるご一族の方だったんですね~。

ってなことで、意外な話に展開しましたが、だらだらと続いた「ハハとアキボンのワンダフルコンサート」の感想はこれにて、やっとおしまい。
最後までおつきあいくださった方、ありがとうございました。
珍しいと言っちゃ、チケット代3,500円という、珍しくもお得だったこのコンサート。
次の機会がありましたら、ぜひまた行きたいと思います。

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「ハハとアキボンのワンダフルコンサート」その五

2013年03月19日 00時21分45秒 | ライブ/コンサート

2013/03/09 @川口リリア音楽ホール
ハハ(郡愛子)とアキボン(中川晃教)のワンダフル・コンサート
【出演】郡愛子(歌・司会進行) / 中川晃教(歌・ピアノ) / 松本康子(ピアノ)


われながら、しつこい!!

そして、このシリーズ、書くたびに新着記事へのアクセス数が二割ずつ減っていく(爆)
きゃ~っ、Mだわ!私ったら、どMだわっ~  私の、ばかぁ~~

なので、くどくどと、何度も同じことを言っちゃうもんねぇ~!

「このコンサートは珍しいコンサートでした。」


たとえば、
あっきーの衣装が珍しかった。

というのはいつもの事で、ぜんぜん珍しくない、か(笑)

フォーマルと言えなくも無い黒のスーツは、遠目で見てもパンツ(スラックス? ズボン?)は、だぼだぼとした幅広。
そして、白いインナーの真ん中あたりがくねくねしています。
けれども、舞台から遠い席に座っていた私には、その衣装のディティールはまるでわかりません。
加えて、ヘアスタイルもよく見えず。
更に言うなら、あっきーがどんな表情だったかも、まるで判別できず。
この日、私はオペラグラスを持っていかなかったので、あっきーの顔を見た気がしません
(あ、別にお席に文句を言ってるわけじゃありません。近いときは近いし。遠いときはオペラグラスを持っていかなきゃね!っていう話。遠くてもセンターだったせいか、音は良かったです。不思議とパイプオルガンのある高い位置の前方から声が響いてくるように聴こえました。)

でも、ハハこと郡愛子さんが、その衣装のくねくねの部分に(おそらく、何かが出っ張っていたのだろう)「出ているわよ」と言ったのに、あっきーが「こういう衣装なんです!」と力を込めて言っていたのが面白かったです。
そして、例によって「あ、そう」(←と、言ったのではなく、そんな感じで)、急に興味をなくして、さっさと話題を打ち切り、あっきーを一人残して放置するハハ。
その放置された感を、ジェスチャーで客席に訴えるあっきー(笑)
まあ、その状況は珍しいっちゃ、珍しかったです。
いつもの路線と逆な気がする(笑)

それで、そんな覚えていないどころか、見えてもいなかった衣装の話は、ともかくとして(って、おい!)
意外と珍しく感じたのは、あっきーが新アルバム「POPSSIC」からの三曲を、大坪さんではない方のピアノ伴奏で歌ったことかな。
なんとなく、あれは大坪正さんたちがいるからこその音楽って感じがしていたのよね。
でも、当然っちゃ当然かもしれないけれど、大坪さんはちゃんと譜面にしておいてくれていて、それだから、こうして彼らがいなくても「おわりのない愛」だとかが聴ける。
大坪さん、ありがと~!って感じ。

ピアノの松本康子さんは、大坪さんとはタイプの違うピアニストさんで、これはこれで雰囲気の新たな、女性らしいやさしい感じが加わった「POPSSIC」になっていました。
が・・・、音楽家って、ちょっとうらやましいですね、譜面の中に大坪さんもちゃんとそこに生きていたようにも思いました。
って、大坪さんはぴんぴんと(?)生きておられますけれど(笑)
脚本の中に脚本家が生きているように、譜面の中にはそれを書いた人が生きているんだなぁ、と改めて感じました。

なんて、もしかして、あれが大坪さんの書いた楽譜じゃなかったら、もっともらしくこんな話をしている私って、とんだ勘違いのばかだわね~


つづく(爆)


AKINORI NAKAGAWA CONCERT 2012 “POPSSIC”

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「ハハとアキボンのワンダフルコンサート」その四

2013年03月17日 12時31分11秒 | ライブ/コンサート

まだ続けるのか、この話題

だってぇ~っ!
今月はね~、なんと!このコンサートの後はもう、月末の原田真二さんのコンサート以外に何も予定がないんだもの。
え、まあ観劇やコンサート以外ならば、お出かけの予定はありますけど。
それはお楽しみだけど、感想を書くようなものでもないし。
なので、この際だから、だらだらしちゃうのね。

だらだらといえば、先月にだらだらと書いていた「ロックオペラ モーツァルト」の感想も、実は心の中ではずっと続いているし。
それはこの前、友人と話しているうちに纏まってきた感想で、
「中川サリエリのプライドの軸はあくまでも音楽で、山本サリエリの軸は人だった。そこに決定的な違いを感じた。」
というのと、もうひとつは、
「ヴォルフガングとサリエリはどちらが勝ったかというと、あっきーと山本さんでは勝負の基準からして違って見えた。」
というのなんだけど。

あとはね~、去年からずっと思っていることで、
「情報を拡散するツイッターなどを利用するソーシャル・メディア・マーケティング」について。

最近読んだ某業界紙の記事の中に、『口コミとは「頼まれもしないのに勝手に宣伝をする」という点に特質とその価値がある』 『拡散される情報の中にはポジティブなことばかりでなく、適度にネガティブなものが入っていたほうが情報の中立性、信頼性が高まる。』という記事がありましたが、それがここ半年くらいずっと書きたかったテーマにヒットしたんで、そういう話もしたいのよね。

だけどね~、
面倒くさいでしょ~(笑) 語るのはいくらでも良いんだけど、書くのがさ~。
こんなんでも、書くのは多少頭使うし。

なので、つい「ハハとアキボン」のほうに行っちゃうのね。
こっちのほうは、ゆるゆるとお気楽に書けるから(笑)
頭と、他人に気を使うのは、特に今は年度末だし、仕事だけでもうたくさんなのね。
もう、うんざりだ! この際、誰のためでもなく、ぼくは自分のための文を、自由に書きたいんだ!
ぼくは自由だーっ!
みたいな(笑)


閑話休題。

このワンダフルコンサートは「珍しい歌が聴けた」とは繰り返し言ってることですが、それは選曲の中に二人が互いにリクエストした曲を交えた結果に、更にそうなったのだろうと思いました。
それは、「北の宿から」や「おかあさん」もそうですが、何と言っても、この時期にタイムリーだったのがモーツァルトのレクイエム「ラクリモサ」にあっきーが作詞したという「うつくしい日々」。

この曲は始まってすぐに、「あれっ?」と思ったんですけど、先月まで劇場で耳にしていた「ラクリモサ」とは微妙に趣が違っていました。
それがどういう違いだったかというと、たとえるならば、ヴァイオリンのソロ曲をヴィオラで聴かせてもらったような感じ。
それで、終演後に友達に言われて改めて納得がいきましたが、郡愛子さんはメゾソプラノ歌手なんですよね。
ソプラノとメゾソプラノは、音域でいえばあまり違わないようですが、こうして聴いてみると声質が違うのがわかります。

ラクリモサは独唱するならばソプラノ歌手が歌う曲で、郡さんがこの曲を歌うシーンがあるとするならば、重唱で女性の上のソプラノに入るか、下のアルトの方に入るか、それはどちらになるのかわかりませんが、少なくともこの日にソロで聴かせて頂いたのは珍しいことなのかもしれません。
それでなのか、歌い終わった後の郡さんが、「(あっきーが)この曲を歌え~、歌え~、っていうのよ~」と言ったのは、もしかして、オペラ・ファンの方々に、この珍しい選曲の理由を説明していたのかも?(笑)
その言葉には、なんとなく、「やれやれ」というニュアンスが感じられなくもなかったですが、でも郡さんご自身も、このあっきーとの合唱を楽しんでいらしたようにも見えました。
なんてったって、素敵でしたものね~!
郡さんの「ラクリモサ」は、まろやかな深い味わいがあり、後半からあっきーが声を重ねた辺りからはまた独特の趣があって感動的でした。
あっきーはテノールよりも高いので、たとえるならば何ていうのでしょうね? オート・コントル? テノールは裏声を使いませんしね。
ああ、そういや、ラモーの「プラテー」!、あっきーなら歌えそう!

私は舞台「モーツァルト」で、ヴォルフガングに寄り添うコンスタンツェの、あの宗教画のような二人の姿が瞼に浮かび、思わず目がウルウルとしました。
パイプオルガンを備えた音楽ホールで聴くと、(といっても、パイプオルガン演奏ではないですが)、より厳かに神が感じられたような気がします。

そう、気がした、だけですよ~。
そんなこんなの私の話は、言うまでもなく素人のほとんど与太話ですから、軽~く読み流してくださいね~(笑)

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「ハハとアキボンのワンダフルコンサート」その三

2013年03月15日 00時59分11秒 | ライブ/コンサート

だらだらと書き続けているのが、けっこう快感になってきました(笑)

このコンサートがあると知った時から、「きっと珍しい歌が聴けるはずだ!」とは思ってましたが、まさか聴けるとは思わなかったのが、あっきーの演歌とシャンソン!
あっきーが歌うと、演歌は演歌らしくなく、シャンソンはシャンソンらしくない(笑)
クラシックを歌ってもそうだったように、何を歌っても「中川晃教」になるのが面白く、またこれはこれで素敵でした。

第一部の「そして今は」という曲は、ジルベール・ベコーという方が書いた有名なシャンソンで、たくさんの歌手によってカバーされているようです。
シャンソンとは、つまり、フランスの歌のことなんですけどね、この曲はやはりフランスの作曲家、モーリス・ラヴェルの「ボレロ」とそっくりなんです。
そう、あの「ボレロ」、ね。
まずリズムがそっくりです。 あのリズムを聴くと、私はついスネアドラムを叩きたくなるんですけど~(笑)
それから、コード進行もそっくりなのだとか。(私はコード進行がわからないので、その真偽は謎ですが)

で、この曲を誰が歌っていたか調べてみたら、布施明さんが紅白で歌ったものが出てきて、それがなかなかドラマチックで、アレンジの盛り上がり方がボレロっぽいです。
こっそりと(笑)貼り付けてみますね。




歌詞の内容は絶望的な、ド失恋の歌です。
あっきーの歌は伴奏がピアノだけですし、これほどにドラマチックな歌にはしてませんでしたが、ようするに、やっぱり悲しくも苦しい失恋の歌でした。

あっきーは失恋の歌、好きなんでしょうかね~?
それとも、珍しくシャンソンを歌ってみたかったのかしら?


そして、第二部は日本のベタな失恋の演歌で、「北の宿から」です。

この曲ね~、今時こういう女性って、いるんでしょうか???
私はこの歌って、初めて聴いたずっと前から「男性側のドリームじゃないか」と思っているんですけど?
・・・という話は、ともかくも(笑)
あっきーが演歌の「こぶし」をまわして歌うわけもなく、でも、あっきーの歌って「こぶし」とは違いますが、独特な「ゆらぎ」のようなものがありますよね。
演歌歌手がこの歌を歌うと、良くも悪くも「べた~っ」としたものを感じますが、あっきーの「北の宿から」には、そういった粘着性が少なめで、「女心の未練」の湿度も私にはほどよくて、「着てはもらえぬセーターを・・・」の部分もわりとさらりと聴けたような気がします。
私は、この曲を聴きながら、モノトーンの北の海辺の風景が胸の奥に見えました。
都愛子さんは、「歌の上手い人は、何を歌っても上手いのね」と褒めていましたが、ほんとうにそうですね。
そして、何を歌っても、あっきーはちゃんと自分の歌にして歌ってくれるのだから、私は今後も時々、あっきーにはいろんなジャンルの歌に挑戦して欲しいと思いました。
面白いし(笑)

というところで、今宵はここで時間切れ。

このだらだらとした感想は、更に「次回へ続」く・・・のか?(自分でも謎)

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「ハハとアキボンのワンダフルコンサート」その二

2013年03月14日 01時32分17秒 | ライブ/コンサート

すみません、前回は中途半端に終わり、「続きは次回」と言いながら放置しておりました。
実はそのあとすぐに体調を悪くして、それがウィルス性の大腸炎だったので、その後はずっとお腹が大変なことになっていて、四日間をほとんど絶食状態。
いや~、酷い目に合いました。
って、そんな症状のアレコレは詳しくすると尾篭(びろう)な話になるので省略しますが、特に日曜は夜どうし激痛が続いて、その時に思ったんですよね。

本当に苦しすぎる時には、歌は聴けない。

少なくとも、私は。
何かを見るのも、聞くのも、案外とエネルギーが必要なものだったんですね。
もの凄い激痛や苦しみの最中では、目を開けていられない、生の音も聞けない、って思ったんですよ。

ああ、そうか。
山本ヴォルフガング・・・。

・・・の話は、ともかくとして(笑)

だからテレビなんかもつけずに、ひたすら静かにしていましたが、少し回復してくると、やっぱり何かを見たくなったり、聞きたくなったりするものなんですね。
だから、歌に感動できるということは、もしかすると、慰められるにしても、勇気付けられるにしても、何かの気持ちを共有するにしても、僅かでも、心身共に、いくばくかの力が自分の中に生まれているということかもしれないな。
少なくとも、私にとってはね。

歌の力って、歌う人だけでなく、聴く人の持つ力も必要で、共鳴しなければ意味がない。
歌に感動できる自分は、「だから今、大丈夫だ」と思えばいい。
そういう気がしました。

なんて、つい近況報告をしてしまいましたが。

この「ハハとアキボンのワンダフルコンサート」は、改めて思うに、とても珍しいコンサートだったと思います。
まず、舞台「キャンディード」の歌が聴けただけでも珍しいです!

あっきーの「キャンディード」は、私はDVDでしか観ていなかったので、生で三曲も聴けたのは嬉しかったです。
「キャンディード」は井上芳雄さん主演の東宝版と、佐渡裕さん指揮の来日版を観ていますが、その二つの舞台の記憶がまだ残っているせいか、私は「人生とはこんなもの」をクネゴンテの気持ちで聴いてしまうんですよね。
なので、この歌に至るまでのキャンディードの身勝手さとか、クネゴンテの切なさ、心の痛みを感じてしまいます。
郡さんは、舞台があった当時は毎回あっきーのこの歌で涙か零れたそうです。

その郡さんといえば、「キャンディード」ではオールドレディーという、片尻の老婆を演じていました。
この時の衣装が、あんまり地味でみずぼらしいので嘆いていたところ、あっきーが「これは演出家の宮本亜門さんに(文句を)言いにいったほうがいいですよ!」というので、それじゃあってことで、宮本さんに言いに行ったら、逆に宮本さんに「地味なのがいいんだよ!」と長々と説得されたという話は面白かったです。
自分の役の衣装に注文をつけるなんて、主役のあっきーらしい発想だなぁ・・・なんて、私は思ったのですが、案外とよくあることなんでしょうか?

ああ、それから、何の話の時だったか、あっきーが新しいアルバムの名前「POPSSIC」をすぐに思い出せなかった郡さんが、「なんやかんや」と言ったのも面白かったです。
「なんや」がポップスで、「かんや」が「クラシック」なんですね(笑)
そのへんの、あっけらからんとした郡さんって、素敵!

そして、「歌の力」についてとか、とかく熱く語りだそうとするあっきーへ、唐突に別の話題を振り、あっきーが「ええっ?!」という感じで答え始めるやいなや、すぐに「あ、そう。」って感じで、いきなり放置するかのように話を打ち切る、この度量(笑)
好きだな~、この性格!
ってか、わかる、わかる。
この方、いかにも「男の子を育てたお母さん」っぽいです。

そういや、郡さんは、あっきーを「愛すべき人」だと仰ってくださいましたが、前に TAEKO さんも同じように仰ってましたよね。
お二人とも、あっきーと同じ年頃の息子さんがいるお母さまですよね。
で、私のあっきーファン友達も、わりと息子さんのいる方が多いのも偶然ではないのかも?
男の子の話ってね~、ぐるぐると長くなりそうな時は、あんなふうに突然に別の興味をぶつけて「あ、そうなんだ?」で終わらせちゃうのはすごく有効(笑)
前の話題に言い足りない気持ちが残ったり、面食らったりしても、お母さんが機嫌良ければ、決して悪い気はしなくて、むしろそういうのを面白がるのが男の子なんじゃないかな?
って、30歳でも、男の子だわね~。ハハにとっちゃ。

とか、無駄話していると話がつい長くなる

なので、性懲りもなくまた「続きは次回へ」と、ひっぱりますが、
第一部で私が特に感動したのは、久しぶりに聞かせてもらった「春」でした。
この歌は、特にこの時期に毎年聴きたいと思いました。


【セットリスト】 (お姉さま勝手にコピペさせてもらいました。ありがとう~)

(第一部)
1. 花 … 郡・中川
2. 人生とはこんなもの(「キャンディード」より) … 中川
3. 私は何にでもすぐ染まる(「キャンディード」より)… 郡
4. ああ、幸せな二人(「キャンディード」より) … 郡・中川
5. ONE HAND,ONE HEART(ピアノ演奏)… 松本
6. バラ色の人生 … 郡 
7. そして今は … 中川
8. マイ・ウェイ …郡
9. 春 … 中川(弾き語り)
10. 夜明けのうた … 郡・中川

(第二部)
1.  I WILL GET YOUR KISS … 中川
2. おかあさん … 中川
3. パパ、聞こえる? … 郡
4. 北の宿から … 中川
5. リンゴ追分 … 郡
6. HAPPY DAY(「トルコ行進曲」より) … 中川
7. うつくしい日々(「レクイエム」"Lacrimosa"より~作詞:中川晃教) … 郡・中川
8. 終わりのない愛(「白鳥の湖」より) … 中川
9. これ以上の愛は(「別れの曲」より~作詞:郡愛子) … 郡
10. 谷間の風(「新世界より“家路”」から~作詞:中川晃教) … 郡・中川

(アンコール)
1. Amazing Grace

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「ハハとアキボン(郡愛子×中川晃教)のワンダフルコンサート」

2013年03月10日 02時42分01秒 | ライブ/コンサート

【出演】
歌: 郡 愛子 / 中川晃教
ピアノ: 松本康子

ああ、この前のインストアライブやモーツァルトのことも書きたいのに、近頃ハードな毎日なのでなかなかアップできません
それにしても・・・

「歌って、上手ければ感動するってものじゃないよね?」

なんて、今ここで書くと、大きな誤解をされそうですが。
この言葉は、ここ一年か二年の間に、いろいろな舞台を観た後の飲み会などで、私が何度か友人達と交わした会話です。

これだけたくさんの方々の歌を聴いておきながら、私って、「誰がどれだけ上手なのか」とかは、良くわかってない人なのね、たぶん。
それはダンスや美術、文学なんかでも同じ。
つまり、「好きか、そうでないか」、その違いで聴いていたり見ているだけ・・・と言ってしまえば、そうなんだけど・・・ただ、時々感じるのは、その作品だとか、歌だとかに、上手いとか下手とか、そういう次元を超えた「力」を感じる時ってあるんですよね。
子供の下手な絵でも、やけに筆力があって胸に迫ったり、特に流麗な文章でなくても読んでいて涙がこぼれてしまったり。
逆に、とても上手なのに、なんだか心に響かなくて、やけに物足りない気がしたり。

歌でいうと、どうも正確な音で声量があれば、イコール感動するというものでもないらしく、それじゃあ、心がこもっていれば良いかというと、それだけでもないみたい。
なんだろうなぁ・・・・いったいどういう違いだろう??
と、ずっと思っていたのですが、このコンサートに来て、それがちょっと解った気がしました。

たぶん、というか、やはり、「人」なんですよね。

このコンサートで、あっきーが「僕達は歌の力を信じている」(いや、「信じたい」、だったかな?)と言ってましたが、確かにこの二人の歌には力がありました。

で、友達に、「郡愛子さんのリンゴ追分を聞いて、今日はじめて、あっ、そーいう歌なのか!と思った」と言ったら、友達も全く同じようにそう思ったと言うんですよ。
その「そういう歌」の「そういう」が友達と同じかどうかは詳しく聞きそびれましたが、郡愛子さんの歌う「リンゴ追分」を聴いていると、情景が浮かぶんです。
それが、私の場合は、夜を背景に、ひとひらの白い花びらが、風に噴かれて左から右へと、ほぼ真横にゆっくりと流れていくという情景。
そして、その花びらは、たった一つの小さな、愛おしい命なんです。
そういう歌だったのかと、はじめて思いました。

それから、ショパンの「別れの曲」に郡さんが歌詞をつけたという「これ以上の愛は」という、歌。
この曲の途中で、堪えていた涙が溢れてしまい、ちょうど「あ、ハンカチをバッグに入れたままだった」と気がついた時に、舞台の上のあっきーが白いハンカチを取って、・・・もちろん、私の涙を拭いてくれるわけがなく(笑)、自分の涙をぬぐっていました。
もうね、ちょうど同じタイミングで涙を拭きだしたあっきーを見て、とても納得の私(←妙なところに嬉しがるミーハー)
その後は、私もこぼれる涙が止まりませんでした。
「別れの曲」は、愛の曲だったのですね。

なんて、いつものことですが、順不同で語りだして、しかも中途半端ですみませんが、セットリストも含めて続きは次回に書かせてもらいます。
ちなみに、写真のフライヤーは、スキャナーが壊れっぱなしなので冷蔵庫に貼り付けて写したもので(笑)、折り目ありありですね~。

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モーリス・ベジャール・バレエ団<Aプロ>

2013年03月03日 16時01分59秒 | バレエ/ダンス

モーリス・ベジャール・バレエ団<Aプロ>
2013/03/02 @東京文化会館
【出演】ジュリアン・ファヴロー 他
【芸術監督】ジル・ロマン
「ディオニソス」(組曲)
【振付】モーリス・ベジャール 【音楽】マノス・ハジダキス 【伝統音楽 美術】横尾忠則
「シンコペ」 
【振付】ジル・ロマン 【音楽】チェリ・オシュタテール&ジャン=ブリュノ・メイエ(シティ・パーカッション)
「ボレロ」 
【振付】モーリス・ベジャール 【音楽】モーリス・ラヴェル
※演奏は特別録音


バレエならば、つねづねぜひ一度は観てみたいと思っていたのが、「ボレロ」。
もともとラヴェルのボレロが大好きで、pp(ピアニシモ)の始まりから最後のff(フォルテシモ)までの高まり・・・あの高揚感には思わずぐっと前のめりになってしまいます。
(いや、もしかしたら楽譜にはffffくらいfが並んでいるのかも。)

…って、はいはい、劇場で「前のめり姿勢」はダメですね~。
でも、今回のお席は大丈夫!
友達が取ってくれたお席は五階の最前列。天井桟敷の一番前ではあるけれと、椅子の配置で後ろには誰もいません。
この場所は落ち着いて観られてすごくよかったな~!
それに、ほらね! ここみたいに、四階だろうが五階だろうが、劇場の作りによっては高さがあってもちっとも恐くないのよ。
ようするに傾斜の問題なのね。高所恐怖症じゃなくて、傾斜恐怖症かも。
子供の頃、家の階段の傾斜がきつくて、あの時に転げ落ちてお尻を打った記憶がトラウマになっていたりして

なんて話はともかくとして。
この舞台、三つの演目で終演まで二時間半とは、思ったよりも長くかかりました。
だって、ボレロが15分くらいでしょ? 二回の休憩が合計30分だとして、あとの二つ、「ディオニソス」と「シンコペ」はそんなに長いのか?? と、開演前には思ったものですが・・・・
体感時間としては、すごく短く感じられました。
どちらの演目がそれぞれ何分だったか計り忘れましたが、どちらも時間が短く感じられて、劇場内に二時間半もいた気がしません。
バレエに限って言えば、ということですが、私にとって体感時間が短く感じられる舞台はそれだけ面白かったということ。
このようなコンテンポラリー・ダンスは、物語を楽しむというより、ダンスそのもので表現されるものが感覚的に楽しめるかどうかなんですね。
それだけに好き好きが分かれてしまうのですが、感想を聞かれても、「なんかよく解んないけど、面白かった」に尽きてしまいます



「ディオニソス組曲」はまず、影の使い方が面白く、ライトの角度がそれぞれの役や場面に工夫されていました。
一人で踊っているその背にぴったりと張り付くような影を上のほうから見ていると、まるで二人が踊っているようにも見えます。
影ダンサーとのシンクロを見ているようです。
それにある場面では、舞台全体が淡く青いライトに照らされ、浮かび上がる影も濃い青となり、やはりそれがダンサーにぴったりと寄り添う姿に見えました。
この演出は私には珍しいものでした。

そして、何よりも男性の群舞がエネルギッシュで面白い!
ドレープのきいた独特の赤いパンツはヴェルサーチのデザインだとか。
女性ばかりも良いけれど、男性アンサンブルってパワーがあって好きなんですよね。
時々はこういうのが観たいです。

それというののも・・・・
なんていうか、演劇ばかりの物語を見ていると(って、だから実生活の話じゃなくて、舞台を見続けると)、時々男性全体が「集団として」嫌いになっちゃうのね(笑)
もちろん男性も女性と同じで、好きも嫌いも個々によりけりで、すごく好きな人もいるんだけど、物語ばかりを見ていると、世の中の大抵の諸悪の根源が男性特有の攻撃性や破壊性ありきで、他人を妬めば奪うし犯すし、殺害するし略奪するし、すぐに世を拗ねるし、・・・かと思えば、美女にはすぐに一目ぼれして舞い上がって甘やかして我を無くすし(笑)・・・という、そういうマイナスの面がこれでもかと続くので、時々うんざりしちゃうのね。
そりゃ~、女性の特質性にも悪いところはあるんだけど、世の中全体にしても個々にしても、もの凄く他者を不幸に陥れてしまうほどの力のある女性というのは珍しいから、そういう女性は特別であり、あくまでも個のレベルに見える。

と、話は脱線したけど(笑)
でも、たまにこういう男性ばかりの群舞だとか、男声ばかりの合唱などを聞いたりすると、「ああ、やっぱ男って好きだなぁ~」などと思う(爆)
男性の力強さ、そのエネルギーが集団で良い方向に向かっているときの、あの何ともいえない魅力は、やっぱり女性にはないものよね~!

そんなわけでして、最近そこはかとなく男嫌いになりそうだったのが、「やっぱり私は男が好きだ(女も好きだけど)」と確認できて良かったです。

って、なんだ、この感想は!
いや、それくらい魅力的な群舞だった、ってことで。



二幕目の「シンコペ」は、後で気がつきましたが、これはジャベさんじゃないのね。ジル・ロマン氏の振付でした。
ジル・ロマンさん、カテコで登場してくれましたが、むちゃくちゃ素敵なんですけど~
小柄ですけど、立っているだけでシルエットがよくて、繊細そうで、ほんと素敵!

なんて、我ながらこの女、いい加減にバレエに関してもっとましな事が言えないんですかね~?
え~、だって、バレエのいろはも知らずに、かと言ってお勉強もせずに、毎回ただ「ぼぉ~っと」観ているのが好きなんだもの。
まあ、でもいいのよ。難しいこと考えたり言ったり書いたりできなくても、ちゃんと右脳で感じているから。
(↑以上、いかにも多重な一人会話

で、「シンコペ」ですが。
フライヤーによると、
「シンコペーションという音楽用語でおなじみのこの言葉。医学用語では"卒倒、気絶"、あるいは"心臓停止"を意味します」
ということで、人間が意識喪失になったとき、(あるいは、死の間際?)に何を想像し、思い出すか、その瞬間に思いをめぐらせたという作品です。
それだけに、「よく解らないけど面白い」度が増していて、感動というのとはちょっと違うけれど、ユーモラスでもあり楽しかったです。



そして最後は「ボレロ」。

これが観られて本当に良かった!

観終わったあと、「もう一回やって! もう一回!」と、何度でも観たかったです。

これを踊ってくれた、ジュリアン・ファブローさんは「(ボレロの踊りは、毎回違って)同じであることは絶対にありません。」とインタビューで答えてましたが、これにはいくつもの解釈があり、ダンサーもそれぞれが自分の解釈や独自のヴァージョンを発展させながら踊るのだそうです。
モーリス・ベジャール氏は「死に向かうこと」と解釈していたようですが、これは観る者によってもそれぞれの解釈がありそうです。
私はむしろ「誕生」を感じ、胎内や出産を連想しました。
でも、命の高まりとして見るならば、やはりその終焉は死であり、「死に向かうこと」と言えるのでしょうね。

とにかく、息を飲み、思わず前かがみで、食い入るように観てしまいました。

ただ、ひとつ残念なのは演奏が生のオーケストラではなかったこと。
まあね~、何よりもバレエを観に行ったのだし、生オケで残念な目に合うよりは、ずっとこのほうが良いと言えなくもないですが。
でも、あのピアニシモのスネアドラムが、最後には空気を震わせて肌を震わせてくれるような、あの鳥肌の立つような生の演奏で聴けたなら、もっと凄かったかもしれません。
なんて、D席しか買えないくせに、贅沢言い過ぎかしら??

よし! 次にそういう機会があったら、今度は思い切ってC席を奮発しよう!(笑)




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「SUGA SHIKAO Hitori Sugar 2013 Premium Night」

2013年03月02日 02時43分37秒 | ライブ/コンサート

 2013/02/25 @中野サンプラザ

 コンセプトは『LIVE Houseを卒業した大人向けのlive』、『基本的には「大人」が楽しめる、「大人」のためのメニュー』。

って、す、すみませ~ん!
ライブハウスにデビューしたのが遅くって、すごい大人だっていうのに、いまだにオールスタンディングが卒業できない私です

行ってまいりました、スガシカオ、デビュー16周年記念日の前夜「Premium Night」!!

スガシカオさんの座席付きコンサートでは、・・・そして中野サンプラザでも! こんなにステージに近い場所に座れたことなんてなかった!という、なんと8列目が当たり、かつてないくらいにじっくりと聴いてきました。

あの曲もこの曲も、「座りながら聴くって初めてかも?」という感じで、最初のうちはそれが先ず珍しい。
大きなステージの中央で、機材に囲まれてたった一人で歌い、演奏しながら「地味って言うなよ」と笑わせてくれるシカオちゃん。
いやいや、んなことないですって!
一人とは思えないほどに豊かでしたもん。
「そのうちに聴こえないはずのベースだとか、有り得ないはずのパーカッションが耳に聞こえてくるはず」と言いますが(笑)、耳に聞こえないものが聞こえたり、目に見えないものが見えたりするのが大人のイマジネーションってものだわね。

私はこのライブの前日まで大阪にいて、舞台「ロックオペラ モーツァルト」の世界にどっぷりとハマっていて、今でもずっと楽曲が耳に流れ続けている状態。
それですぐに他のライブだなんて、我ながら大丈夫か?と思ったけれど、全く心配なかったのに驚いたり、安心したり。
舞台が「あちら側」だとして、スガシカオは常に「こちら側」だから。
その「あちら」と「こちら」をひと言で説明するのは難しいけど、それを言ったら友達の一人が「ああ、わかる気がする」と言ってくれた。

そう、スガシカオは私にとって、「こちら側」なんだ。
たぶん、私がシカオちゃんに直に触れたり、直接言葉を交わしたりすることって、今までもなかったけれど、この先もないのかもしれない。
でも、実際の距離は常に遠かろうと、こんなにも距離を感じさせず、それどころかピタっ!とくる歌を歌ってくれる人は他にいないと思う。
それはやっぱり、歌詞がそうだから。
じっくりと聴いていると、知らないうちに涙がこぼれてきた。

大人はね~、涙腺が弱いんです(笑)

それにしても!!

新曲の「アイタイ」はすごーく、すごーく、ツボだわっ!!

なんだろう、この人。
いつも、どこかしら、今の自分と重なる気がする。
全然似てもいないけど、私の魂の何割かはこの人と同じもので出来ているのだろうと、そう思いたくなる人。

この大人ライブはぜひまたやってほしい! 毎年やってほしい! ずっとずっとやってほしいです!


十年経ち、二十年経って、ファン全員がもうライブハウスを卒業したころ、スガシカオはどんな歌を歌っているかしら?
どんな時にも、やっぱり、こちら側で、その時の「今の私」と重なり合えたなら嬉しい。
そのためにも、健康でいなきゃね!

などと、大人は思うのであるよ(笑)

ずっと座り続けていたライブも、最後の二曲じゃやっぱり場内は総立ち。
「午後のパレード」はいくつになっても、やっぱりコレじゃなきゃ!

スクリーンに映った月を背にして歌った「黄金の月」に、毎度のことながら感動!
時折参加してくれたストリングスも、大人趣味良くてナイスでした!
そして、ゲストのボイパのセンセーもすごかった!

大いに盛り上がった、この大人ライブ。
ぜひ定例化してほしいです!

      

【セットリスト】
1. Re:you〜かわりになってよ
2. アシンメトリー
3. Party People
4. Festival
5. サヨナラホームラン
6. 春夏秋冬
7. NOBODY KNOWS
8. ひとりぼっち~アイタイ
9. 黄金の月
10. 夜空ノムコウ
11. Progress
12. 夕立ち
13. Hop Step Dive
14. ヒットチャートをかけぬけろ
15. コノユビトマレ
16. 午後のパレード
EN1. バクダンジュース
EN2. 傷口
EN3. 19才


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