【2012年観劇・その他】
1月おコンサート特別企画「オペラ入門講座&ガラおコンサート」
1月映画「フレンズ もののけ島のナキ」
1月「ラカージュオフォール」
1月映画「ロボジー」
1月いさらい香奈子新春コンサート「春のハミング」
1月「下谷万年町物語」
1月「CHESS in Concert」
1月「CHESS in Concert」
1月「CHESS in Concert」
1月「CHESS in Concert」
1月「CHESS in Concert」
2月World Music 長谷川きよし
2月バレエ「こうもり」
2月バロックオペラ「プラテー」
2月ポピュラーウィーク 中川晃教
2月 「テ ヅカ TeZukA」
3月スガシカオ「Hitori Sugar Tour 2012」
3月映画「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」
3月モンテカル・ロバレエ団 Aプロ
3月中川晃教コンサート2012 in HAKUJU HALL
3月ウイルタケット×首藤康之「鶴」
3月「オペラ座の怪人」
3月「ジキルとハイド」
3月ピーター・ブルック「魔笛」
4月「SAMURAI 7」
4月「SAMURAI 7」
4月「SAMURAI 7」
4月「SAMURAI 7」
4月いさらい香奈子♪ソロライブ♪
4月「銀河英雄伝説 自由惑星同盟篇」
4月オペラ「魔笛」
5月映画「テルマエロマエ」
5月「PROMISES・PROMISES」in Concert
5月「PROMISES・PROMISES」in Concert
5月「ヒメハル」
5月朗読「宮沢賢治が伝えること」段田×小泉×浦井
5月「TATTOO 14 」SHOW-ism
6月原田真二「Road to the Light 」
6月「サロメ」
6月たいらじょう「毛皮のマリー」
6月「舶来上等、どうでっか?」
6月なんばグランド花月
6月吉本百年物語「舶来上等、どうでっか?」
6月スガシカオ「FUNK FIRE 2012」
6月「藪原検校」
7月「MHKライブ」
7月「ルドルフ ザ・ラスト・キス」
7月「ブラスト」
7月映画「海猿」
7月ORIGINAL LOVE「Overblow Tour」
7月「ウエスト・サイド・ストーリー」
8月「Augusta Camp 2012」
8月「銀河英雄伝説 撃墜王」
8月「ラ・マンチャの男」
8月「銀河英雄伝説 撃墜王」
8月「銀河英雄伝説 撃墜王」
8月「ふくすけ」
8月中川晃教 LIVE 2012 in OSAKA ~PopChic
8月中川晃教 LIVE 2012 in OSAKA ~PopChic
8月吉本百年物語「わらわし隊、大陸を行く」
9月「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
9月「ちんじゅの森コンサート」
9月「ダディ・ロング・レッグス~足ながおじさんより」
9月雪之丞一座~参上公演「サイケデリック・ペイン」
9月「武士の尾」
9月朗読劇「100歳の少年と12通の手紙」
9月佐渡裕「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサート
9月中川晃教コンサート2012
9月中川晃教コンサート2012
9月中川晃教コンサート2012
9月バレエ「オネーギン」
10月TAEKO ソウルメイツハーモニー
10月「ジェーン・エア」
10月「リチャード三世」
10月「ロミオ&ジュリエット」
10月「ジェーン・エア」
10月「星めぐりのうた」
10月「サ・ビタ」
10月「星めぐりのうた」
10月森山開次~曼荼羅の宇宙
10月ウィーン版ミュージカル エリザベート20周年記念コンサート
10月榊原長紀ソロライブ Vol.11 〜貴方日和〜
11月オレペ大感謝まつり ミニライブ
11月原田真二「35th Anniversary」
11月葉加瀬太郎 WITH ONE WISH
11月スガシカオ おいしいとこ全部盛りツアー
11月宝塚「銀河英雄伝説」
11月「客家 HAKKA」
12月押尾コータロー 10th Anniversary SUPER LIVE
12月たいらじょう「オズの魔法使い」
12月「プロミセス プロミセス」
12月「プロミセス プロミセス」
12月「プロミセス プロミセス」
12月CARE WAVE AID vol.5 被災地の子どもたちによる平和宣言3・11
12月「プロミセス プロミセス」
12月「AKINORI NAKAGAWA's THE WIZ」
12月「AKINORI NAKAGAWA's THE WIZ」
12月中川晃教ハロー30代&イヤーエンドトーク&ライブパーティ
20012/12/08 新国立劇場中ホール
人形劇ミュージカル「オズの魔法使い」
【原作】ライマン・フランク・バウム
【脚本・演出・作詞・作曲・美術】たいらじょう
【出演】たいらじょう
たいらさんの公演は、まず、相変わらず場内アナウンスが良いんですよね~。
平さんご本人の声や話し方もさることながら、その内容も。
なんていうか、優しさと愛情が感じられるんですよね。
特に今日の演目は子供向けですから、小さなお子さんがたくさん見に来ていました。
その子ども達へは、「おともだちのみなさんへ」と、演出で場内が暗くなっても恐がらないように呼びかけたり、もし子供が泣いてしまった場合の母様へのお願いなど、優しく細やかな心配りがありました。
たいらさんは、本当にお子さんが好きなんですね~!
ブログなんか拝見していると、赤ちゃん向けのイベントでは「かわいすぎる~」を連発して、メロメロって感じです。
なにせ、舞台が始まったら、その子ども達の反応が、やっぱ可愛い~!
この物語は面白いし、何よりも、お人形さんたちが活き活きとしていて、とっても面白いし、楽しいものね。
私も子供のような気持ちになって楽しみました。
で、ふと思ったのだけど。
こういうの、…って、こういうふうに、いくつかのお人形さんたちを動かして、それぞれの台詞を言ったりするのって、考えてみれば、自分が子供の頃にやっていた「お人形さん遊び」と同じなんですよね。
お人形さん遊びが好きな女の子なら、きっとみんなやったはず。
もちろん、見せるための舞台に比べたら、技術だとか、ストーリーとか、もう全然別の次元であるにせよ、根本的には同じかも。
私が幼稚園くらいの頃、お隣の家はとても裕福だったので、その家の姉弟はとてもたくさんのお人形さんを持っていました。
リカちゃん、タミーちゃん、バービーちゃん、わたるくん……それに、ジー・アイ・ジョーの兵隊さん人形まで…当時、人気のあったお人形さんがオールキャストで揃っていて、もちろんお洋服や道具もたくさんあり、お部屋は広くて、おままごと等の玩具やブロック、部屋の座布団なども使いたい放題……という、今思えば夢のような玩具屋敷でありました。
そのかわり、最後に広げた玩具を片付けるのが大変でしたけど(笑)
そこに私は入り浸り、三人で毎日のように、その何体かのお人形さんたちを動かして、その時々に思いついた即興のお話をつくり、喋らせていたわけですが、舞台を見ていて、その時のことをふと思い出しました。
たとえば、登場人物が何人もいる。
だから、その人数分に声音を変えて、話し方も変えますが、一つのお人形さんを動かす時には、別のお人形さんを同時に動かすことはできません。
つまり、この舞台に当てはめるならば、ドロシーを動かしている時は、かかしやブリキのきこりの二人はスタンドに立てられたままです。
でも、ドロシーの場所にいながら、動きを止めたかかしの台詞を言ったり、そのすぐ後でライオンの声を出したり……だけど、ちゃんとドロシーも案山子もライオンも、みんな動いて同時に喋っているんですよね。
実際の目にはそう見えなくても、心の目では、それぞれの人形が生きて、ちゃんとそれぞれに喋っているんです。
そういった、子供時代の空想の、夢の世界を、そのままに……いえ、それよりもずっと、もっと、豊かに、楽しく、面白く、生きている世界……そんな舞台を見せてもらい、私は童心に帰りました。
それに、「オズの魔法使い」には、たくさんのメッセージがありますが、推敲を重ねられた脚本に、平さんらしさも感じられました。
ドロシーはライオン達と別れた後は、きっともう二度と会えません。
それでも大切な人が、いつも心の中にいるということ。
また、離れていても、きっと自分のことをそう想い、思い出してくれる人がいるということ。
今、まさに、この時にでも、互いにそう信じ合えるのならば……
過ぎた時の「思い出」は、決して過去のものではないのでしょう。
「一人じゃない」って、たぶん、そういうことなんですね。
それにしても……
ああっ! しまった! よりによって、こんな日に携帯を忘れました!
私のバカ、バカぁ~!
…と、残念だったのは、この終演後に、「舞台上のお人形さん達を自由に撮影しても良い時間」があったんです!
せっかくだったのに、こんな日に限って撮影する道具がないなんて、私って、ほんと!駄目ね~
次に機会があったら、ぜひ!
【追記】
たいらじょうさんのブログに、お人形さんたちのお写真がアップされました!
いただきま~す