今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

いつかどこかで(46)ポンペイを予習する 

2013年07月31日 23時17分41秒 | いつかどこかで(雑記)

渡辺えりさん演出で、あっきー(中川晃教さん)達が出演する「あかい壁の家」、いよいよ明日が初日ですね~!

ということで、ネットでうろうろとポンペイを予習しています。
え? 予習なんて私らしくないって?
あ~、そうなんだけど、何せ地理と世界史が超苦手な私。
恥ずかしながら、この舞台で行き来する筈の「ポンペイ」という都市をよく知りませんでした
それで、もしかして、「あかい壁」を見るのに、ポンペイを知っているのと知らないのとでは心に入ってくるものが違うかもしれないと思い、あわてて調べてみました。

そんなわけで…
まず「ポンペイ」とは、どこらへんにあった都市なのか。
そこは、今のイタリア、ナポリ湾の近くだそうな。



時は古代ローマの時代、日本では弥生時代のあたり。
最盛期の人口は約1万5千人とか、2万人とも言われています。

この町が滅びたのはベスビオ火山が大爆発をおこしたからですが、その時、ポンペイには大量の火山灰と火山礫(れき)が降り注いだのでした。

それは、79年8月24日。
火山灰によって、あっという間に町全体が埋没したその様子は、現在に至り生々しく残されています。

という詳しい話は、ウィキペディアなどで説明されていますので、ご興味のある方はこちら(笑)


Pompei

「あかい壁の家」、楽しみですね!

【東京公演】
 会場:本多劇場
 2013年8月1日(木)〜11日(日)  14ステージ 
   チケット:一般 6,900円
【地方公演】
 《新潟》
  会場:新潟市北区文化会館
  日時:8月18日(日)14:00~
   チケット:一般 4,000円
《山形》
  会場:山形・シベールアリーナ
 日時:8月19日(月)19:00~ / 20日(火)14:00~
 チケット:一般 4,000円
《宮城》
 会場:宮城・仙台市青年文化センター
 日時:8月21日(水)19:00~
 チケット:一般 4,500円
《岩手》
 会場: 久慈市文化会館アンバーホール 大ホール
 日時:8月25日(日)14:00~
 チケット:一般 4,000 
《福岡》
 会場:福岡・大野城まどかぴあ 
  日時:8月29日(木)19:00~
 チケット:一般 4,000円
 《広島》
 会場:広島・廿日市さくらぴあ
 日時:8月30日(金)19:00~ 
  チケット:一般 4,000円
 《兵庫》  
  会場:兵庫・兵庫県立芸術文化センター
 日時:9月1日(日)15:00~
  チケット:A席 6,000円 B席 4,000円
《金沢》
 会場:金沢・北國新聞赤羽ホール 
 日時:9月2日(月)19:00~
  チケット:S席 6,300円 A席 5,800円


ORIGINAL LOVE「エレクトリックセクシー・ツアー」ファイナル渋谷公会堂

2013年07月28日 04時42分03秒 | ライブ/コンサート

2013/07/15 @渋谷公会堂
ORIGINAL LOVE
「エレクトリックセクシー・ツアー」完全燃焼!炎のファイナル!

セクシー、セクシー! 電撃的超セクシぃ~っ

…だった、このライブ。

感想をアップするのに二週間近くかかってしまったわ
書きたいことが多すぎて、頭の中がまとまらなくて…。
というのは、はいはい、いつものことで、すぐにとっ散らかってしまうんだけど。

で、この一行↓が頭に浮かんだ時には我ながらドン引きしたけど、やっぱり書く!

「私はオリジナル・ラブの歌を聴くと、自分が女だったことを思い出す」(爆)

って、いつも女を忘れているわけじゃないけれど。
だってぇ~~っ
田島貴男さんって、まじセクシーで、男!って思うもの。
男は体力だ! 持久力だ!テクニックだ!(爆)そして、ロマンと、何よりもハートだ!!
ってな感じ。
この男の(音楽の)セクシーさがわからなくなってしまったら、いっそ私は女をやめたい! 
っつーか、終わってると思う(笑)

はいはいはい、すみませんねぇ~、とことんミーハーで

なにせ、長いからね、好きになってからの年月が。
とはいえ、この渋谷公会堂でライブをやるのは10年ぶりというオリジナル・ラブの、田島さんいわく「生き残った」ファンの中に自分が入るかとうかは微妙だわ。
最初にハマった時からすると、とても長い年月が経っているものの、ライブに行っているのはこの二年くらいだものね。
ライブでは「新しいお客さん」に入るので。

だからね~、初心者としては、驚いちゃうのよ!
だって、オープニングから凄いんだもの! 最初からこんなエネルギッシュでかっ飛ばす人って見たことない!
キーを挿したとたん、いきなりアクセルを底まで踏み込んだような、もの凄いテンションで!
もう既に三、四曲くらい歌っている人みたいな勢いで、私のどこか、スイッチ、押された。

うわー、待って! ううん、待たなくていい! 
そのまま行っちゃってよ、あたしもすぐに行くから!

スタートダッシュの「スーパースター」、そのまま疾走しながら「ファッションアピール」と続いて体温が上がり、
そして、「セックスと自由」でさらに加速! 
この曲で二番目のスイッチ押された気分。 カッコ良すぎる! 好きだ~っ 

田島さんの言うには、「僕の曲は、旅と恋愛の二種類しかない」そうで、この日は旅に付きものの「乗り物シリーズ」が続く。
車、ボート、バイク、バス…
こういうところも、いかにも男の人らしいよね?
ああ、私も一度こんな男と恋をして、旅をしてみたかったわよ。
というの、過去形というよりは、人生レベルで終始完了形(そんなあるか?)
なにせ、こういう骨太タイプの男が自分の周りにいたことって一度もないし。
だけどまあ、ギター好きの男ならば、何故かやたらと縁がある私。
ほらほら、始まる、 「最近買った新しいギター」の話、ね。
ギタリスト達が楽器の話をし始めると、たいがいえらくマニアックで、ほんと、嬉しそうで、楽しそうで、みんな年齢に関係なく少年っぽく目が輝いちゃって、私は好きかも~。

という話は、さて置いてだ!
今回のライブでは、新しいアルバム、「エレクトリックセクシー」から何曲か聴かせてもらったのが嬉しかった。
やっぱり生で聴くべき。
どれも良かったけど、震災で地元ボランティアに混じって労働した経験で生まれた「太陽を背に」は、ひときわ感動的で、思いがけない方向に三番目のスイッチ。ツボが押される。

東北の地でスコップで泥をかき出す日々の中で、今まで偉い人というと、歴史上の有名な人物が浮かんだが、実は地味に働く名もなき人たちこそが偉いのではないか。その多くの人たちによって歴史は流れていくのだろうと実感した…という、田島さんの話もだけど、何よりもシンプルなその詞が生の歌で聴くとすごく良かった。

♪さあ太陽を背に働きに行こう
そこは言葉だけじゃぜんぜん足りないから

不思議だ。
全然色っぽくもないこの歌を歌っている時の田島さんが、一番セクシーに感じた。
あ、そうか。働く男って、やっぱ素敵だからか。
とてもいい曲だ。
促されるままに一緒に声を合わせているうち、私も「(辛いこともあるけれど、)やっぱ、働きに行こう!」と、急に労働意欲がわいたりして(笑)

それから、それから、あんな曲、こんな曲で散々盛り上がったあとの、アンコールのテンションがまた凄い。
ってか、まだ凄い!
もうこの時にはエネルギー振り絞って、絞って、まだやるか!とエキサイティングで。
ライブに行くようになってから、一層好きになった曲「Love Song」
この曲はLove Songと言いながら、歌詞に「愛している」という言葉がひとつもない。

♪倒れないでくれ
倒れないでほしい

こんな繰り返しが、ちゃんと愛に聞こえる。
で、最後のスイッチ押された。もう泣きそうだ~!

そして、「夜をぶっとばせ」で、行き着く頂上に駆け上った!

かくして、このライブ以降、私の通勤時間は、またしても朝っぱらから「夜をぶっとばせ」を耳に、アゲアゲの気分で夏の太陽を背にして「働きに行こう」と…そう、実は二週間経ってもまだそんな状態

田島さんは、この「完全燃焼!炎のツアー」の夜はもうさぞかしエネルギー切れでクタクタだろうと…と思いきや! たった数時間後になんと!「4キロのジョギング」とツイートしてるし!
まるでハリウッド映画のヒーロー並みの回復力と、日頃から培ったそのスタミナには驚き! さすが!


あ、そうそう、
会場の先行販売で買った次のライブのチケットはまずまずの整理番号で、オールスタンディングだから体力つけておかなくちゃ!
私も夏バテなんかしてられないね!


【セットリスト】

スーパースター
ファッションアピール
セックスと自由
線と線
エナジーサプライ
一撃アタック
フィエスタ
セーリングボート
きらめきヤングマン
太陽を背に
プライマル
バイク
帰りのバス
朝日のあたる道 
接吻
ディアベイビー
カミングスーン
The Rover
エブリデイエブリデイ

(アンコール)
Love Song
フリーライド
夜をぶっとばせ

(アンコール)
R&R



こっそり追記!
この→「オリジナルラブ メドレー」がいい!!
ナイス選曲! 


「ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL 2013夏」 

2013年07月15日 13時51分29秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)

2013/07/13 @シアタークリエ 
【演出・振付】上島雪夫
【 音楽監督 】甲斐正人


あっきーも「ラカージュ」の女装をしてくれたら良かったのに~!
面白そうだし、似合いそう。 まじで可愛かったりしてね~っ? 
足なんか細くてすべすべだし、きっと可憐だから、ナイトクラブのオネエさんたちから苛められちゃったりしてね(笑)


そうそう、前の記事で、この舞台の先行予約で落選したと書きましたが、この出演者の顔ぶれを見ると無理もないですよね~! 

【出演】 彩乃かなみ / 石井一孝 / 石川 禅 / 一路真輝 / 伊礼彼方 / 大澄賢也 /
大塚千弘 / 香寿たつき / 佐々木喜英 / シルビア・グラブ /  高畑充希 / 武田真治 /
中川晃教 / 新納慎也 / 真琴つばさ / 吉野圭吾
(五十音順)

あの舞台、この舞台と、数々の名作にご出演のみなさんが、なんと!16人も!
本当に豪華なメンバーで、曲数もたっぷりだったし、贅沢をさせてもらって楽しみました。感謝です。

ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL は、フライヤーによると「ハートをつなぐ ミュージカルの祭典」と書いてありますが、まあようするに、「東宝ミュージカル祭り」といった感じ。
東宝で上演されたもの以外もありましたけど、基本的にはそれが中心です。 
で、このコンサートって、舞台を観ていたか、または観てないかで、ずいぶんと感想が違うかもしれません。
歌を聴くことで、その舞台のシーンが甦り、懐かしく思ったり、改めて良い曲だな~と思ったり。
ミュージカルって、こういうことが出来るから良いですよね。 歌に感動することで、物語の感動も思い出しました。

でも、それをいうと、観てない舞台の歌にはどうしても、それほどには入り込めなかったりするので、やっぱり物語の背景がわかって聴くのとそうでないのとでは、違いますよね。
石井一孝さんが歌ってくださった「Maria」などは、「私の好きなミュージカル曲ベスト10」に入れたいくらい好きなんですけど、「ウエストサイド物語」の、あの場面や背景を知らないと、ただ「マリア」を繰り返しているだけの曲に聞こえてしまうかもしれないものね。
それは他の曲も同様で、意外にも、と言ったら怒られそうだけど、改めてしみじみと「良い作品だったな~」と思ったのが「サ・ビタ」であったり、「この作品は、今思えば当時に自覚してたよりもずっと好きかも?」と思い出されたのが「マリー・アントワネット」だったり。
 

で、それら、この日に歌われた曲の元になった作品で、
◆私が生の舞台を観ていたのは、次の18作。
「キャバレー」「SHIROH」「サ・ビ・タ」「モーツァルト!」「エリザベート」
「ルドルフ」「ラ・カージュ・オ・フォール」「ミス・サイゴン」「ウェディング・シンガー」
「ミー&マイガール」「レベッカ」「ダンス・オブ・ヴァンパイア」「マリー・アントワネット」
「三銃士」「ジキル&ハイド」「ゾロ」「ウエスト・サイド・ストーリー」「ラ・マンチャの男」
◆映画のみが、
「Dream Girls」
◆観ていないのが、11作
「ピピン」「シカゴ」「Sweet Charity」「Footloose」「Guys and Dolls」
「Little Shop of Horrors」「Duet」「Songs For A New World」「プリシラ」
「イーストウィックの魔女たち」「Gold」

とまあ、ざっと7割くらいは観ているかしら? じゃない!6割か。
歌われた楽曲数でいえば、8割くらいは舞台で聴いているはず。
これを見ると、今年に入ってからはともかく、去年までの私って、すごく熱心なミュージカル・ファンとは言えないけれど、そこそこには見ていたって感じかな。

それで、歌を聴いていて、改めて、「あの時に、あの人で、あの役を観ておいて本当に良かった」と、1曲ごとにいちいち思ったんですよね。舞台で演じた本人が歌ってさえいても。
それは、この日の歌に引き出されて、かつて舞台で「生きていたあの人」を愛おしく思い出すから。

あっきーの「SHIROH」も、「人のツバサ」は本当に大好きな曲…というのも度が過ぎるほどにすっかりハマり、生の舞台はもちろん、DVDが届いた当時は毎日のように見ていたほどでした。 それで、いつか再演してくれたらどんなに良いかとずっと思っていましたが、でも、あの頃の、とても若かったあっきーと、今の30を越えたあっきーとは違う。
草木にたとえるならば、ぐんぐんと伸び始めた苗木のような20そこそこのあっきーと、歌も演技もスキルが上がり、今や成長した若木のような30歳のあっきーとでは、同じ役を演じてもきっと同じにはならないだろうと思うんですよね。
それを思うと、どちらが良いかとかそういう話じゃなくて、私はあの時に生きていたシローに会うことが出来て本当にラッキーだったと思いました。

でも、それは観ている自分自身もそうなんですよね。 かつての自分と今の自分、同じ作品を観ても感想が違ってくるというのは、きっとそういうことなんでしょうね。 誰かを思い出すことは、その人に関わっていた自分を思い出すことかもしれないな。
舞台の上の人が10歳若ければ、観ていた私も10歳若かったものね。


ところで! その「人のツバサ」は、まじ嬉しかったな~!

…って、今更ですけど、この三時間半もあった盛り沢山のコンサートの感想を全部書くのは大変なので、私はあっきーのことしか書かない(ってか、書けない)のですけど。

あっきーが歌ってくれたのは、その他には、「闇が広がる」(エリザベート)、「私こそがふさわしい」(マリー・アントワネット)、あと、大澄賢也さんの「Dance With The Devi」(イーストウィックの魔女たち)にも参加していました。

Dance With では、半ズボン姿でダンスが踊れない男の子。 不器用そうで純情そうなキャラをコミカルに演じて(歌って)くれて楽しかったです。ちょっと「アイラブユー」を思い出したり。
舞台からはける時には、大澄さんから「あっきー、かつサンド食べに行こうぜ!」に、「あの一路さんがお昼に差し入れしてくれたやつね?」とアドリブもバッチリ。

「闇が広がる」は、な~んか、あっきー独特のトートなんですけど、これがまたハマってましたね~!
もっと聞きたい! できたらトート全部を聞いてみたくなりました!

「私こそが」は、鈴木綜馬オルレアン公がむちゃくちゃ魅力的で、当時の日記には
「その魅力は私程度の筆力じゃとても書き表せませんわ~! ふふっ 」
な~んて書いてるのね(笑)
あの怪演ともいえた強烈なオルレアルン公の歌を、今あっきーが歌っているって、なんかすごく面白いんですけど、あっきーは、天才でなくてもああいう、もっと人らしい俗っぽい闇を抱えた役どころなども、今やすっかり似合いそうです。
それはたぶん、「SHIROH」の頃にはできなかったことじゃないかな? 
これからの中川晃教がますます楽しみになりました。

カーテンコールでは、「ヴァンパイア・フィナーレ」で賑やかに盛り上がり、フェスティバルらしい幕のおわり。
カテコで、ひとり千秋楽のあっきーは嬉しそうで、その舞い上がり方に「精神安定剤がいる?」なんて自分で言ってたほど(笑)

三時間半は長かったけど、そのぶんだけお楽しみが多くて、とっても楽しいコンサートでした。

このコンサートもそうだけど、ミュージカルの舞台も、観たいからといって全部見られるわけじゃないし、その時々の自分の事情もあるけれど、観られる時にはその状況に感謝したいと思います。
ありがとうございました。


いつかどこかで(45)夏フェスといえば、からの~

2013年07月14日 22時30分54秒 | いつかどこかで(雑記)

昨日行ったクリエの「ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL 2013夏」の感想を書くつもりだったんですけど…

 
夏フェスといえば、ここ何年かはオーガスタ・キャンプを楽しみにしていましたが、今年の8月はオーガスタじゃなくて「J-WAVE LIVE 2000+13」に行くことになりました。
お目当てはもちろん!スガシカオですけど、他の出演者も楽しみ!! 特に、アンジェラ・アキさん、絢香さん、JUJUさんなどは、今まで一度も生で聞いたことがないので嬉しいです! すっごく期待大!

こういった夏フェスの良いところって、そこなのよね!
普段「ちょっといいな~」と思っていたり、「一度は生で聞いてみたい」という好きな歌手、好きな曲があっても、なかなか単独のコンサートにまでは行かないでしょ? ってか、行けないでしょ? 
だけど、夏フェスだと、一番のお目当てに豪華なおまけ(といっては失礼だけど)がたくさん盛られていて、お得な「おたのしみ袋」みたいな感じが嬉しいです。
帰り道では、「あの歌が生で聴けて、やっぱ感動したよね! また機会があったら聴きたいな!」なんて、友達と話し合うのも夏フェスの楽しみ。

そのJ-WAVE LIVE の他には、あっきー(中川晃教さん)が出演する「サマー・ジャズ」にも行って来ます。
ジャズ・フェスは、大昔に一度、横浜スタジアムで行われた、外タレ多数出演の大々的なジャズ・フェスティバルに行ったきり。ジャズはジャンルや曲によって自分の好みが大きく分かれるらしく、そのジャズ・フェスでは野生的で泥臭いジャンルにちょっと苦手な曲もありましたが、今度のは大丈夫そう。(たぶん)
久々に、というか、珍しくジャズがたっぷり聴けるし、何よりも、ジャズに挑戦するあっきーが楽しみです。

ところで、クリエの「ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL 2013夏」(このタイトル長いっ!)、実は私、当初は不参加の予定だったんですよね。
なぜなら、FCの先行予約であっさりと落選しちゃったんで。
落選メールが来たときは、最初の何十秒間かはがっかりしたんですけど、なんかね~、そういうこと珍しくないし、その度にがっかりする自分自身に、いい加減うんざりしてきちゃって…
大勢の人が観たいなら抽選は仕方ないのはわかっているし、当たることだってあるしで、落選に文句はないけれど、それでも落ち込む自分が嫌。

私達って、劇場に感動だとか、楽しみを求めて足を運ぶわけでしょ?
なのに、それが原因で逆に残念な思いをしたり、くやしがったり、悲しくなったりする、そういうマイナスの気持ちって、私はもう自分にいらない。
なんだか、どこか誰かに、あおられている感じがして嫌なのね。
それに、「ぜひ来てくださいとか、観なきゃ損!と言われるのは、チケットが完売してない時で、客席が埋まる時は私なんかが観なくてもいいってことよね?」な~んて、そんなのは冷静に考えても本当は当たり前のことなのよ。
なんだけど、だからってわざわざと、そんな風に思い始めたら、私はもっとひがみっぽくなって、どんどん止まらなくなりそう。
あ~、やだなあぁ。それは美しくないな。
 

だからまあ、
クリエはこの御時勢、チケットが抽選になるくらい売れて喜ばしいことじゃないですか。
うん、良かったね。
ってことで、「これをチャンスに、もしかしたら新しく素敵なものと出会えるかもしれない♪」と、発想転換することにして、さっさと同日のマチネに「バレエの神髄」というチケットを買っちゃったんです。
ルジマトフさんの「ボレロ」とか、観てみたかったので。

ところが、そうして一度諦めた、「ONE-HEART」チケットが、友達のおかげでまわして頂いて、それで幸運にも参加することができたんです。
やっぱり私にも行く必要があったってこと? と、こういう時は自分の都合よく考えることにして(笑) 
神様…じゃなかった! 某お姉さま、ありがと~!

その結果、昨日はマチネでバレエ三時間強、ソワレで、コンサート三時間半! 
バレエの舞台もコンサートも、それぞれにバラエティーに富んだ盛りだくさんのプログラムで長丁場。
足がむくんだ一日でした。 

 
で、いつ本題の「ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL 」 に入るのか?

* * * *

というわけで、日記のような余計な話が長くなったので、いったん記事を切って、カテゴリーを「いつかどこかで」にしました、とさ。
果たして、これは無事に感想に続くのか?


映画「真夏の方程式」

2013年07月07日 15時30分39秒 | 映画

何時の間にやら梅雨は明けていたそうで、昨日の東京は気温34度の真夏日。
「もう夏だね」と私が言うと、この日一緒に映画を見る約束の若いお姉さんが言った。

「やだ! 私はまだ夏と認めない!」

なんだ、それ。無駄な抵抗。
私は、「こんなに暑けりゃ、夏って認めるしかないじゃん。きっと今日の終わりには認めているよ?」とかやり返す。
でも、まあ無理もないか。
彼女は外回りの多い営業職だもの。真夏の日差しは体力を奪うし、女性にとっては日焼けも大敵。
私も今年は外に出る仕事が増やされて、まだもう少しだけでも夏は先だと思っていたい。


2013/07/06
映画「真夏の方程式」
【原作】東野圭吾
【脚本】福田 靖
【音楽】菅野祐悟 福山雅治
【監督】西谷 弘
【キャスト】福山雅治 吉高由里子 北村一輝 杏 山 光 風吹ジュン 前田 吟


列車の窓から見えてきた海岸線、海辺の町の小さな駅、リュックサックを背負う少年、今年もまた「大きくなったね」の挨拶、黄金色の太陽としょっぱい風の匂い、青い海に眩しい水着姿のお姉さん、赤い汁が残った白と緑の西瓜の皮、夜のお楽しみ花火、「宿題は?」と聞く大人たち、面倒で憂鬱な自由研究…。

いつもと同じようで、けれども同じでない夏。
そこには…ひと夏の出会いと、誰にも言えない秘密があって…

振り返れば、あの時、事件は既に始まっていた。

  


何度か隣で、鼻のすすり声が聞こえた。私も泣いた。
終演後はしばらく無言で劇場の階段をおり、そして若いお姉さんが静かに言った。

「…夏だね。」

「うん。夏休みだったね。」
そう頷きながら、私は私の遠い夏を思い出し、胸の奥でひぐらしの声を聞いていた。

「夏ってさ、ただ気温が高いからって夏じゃないよね?
季節だよね。シーンだよね?」

そして、しばらく二人で、この映画の少年の「十年後」を想像して盛り上がる。
このラストはどう? とか、吉高由里子は(テレビよりも)けっこう刑事らしく成長してるじゃん、とか、こういうヘンな男が好きだ!いや、福山雅治だから素敵だ!とか…そんなこんなは、きっと同じ感想だろうから、この際話題にしない。

「いい映画だったね。」
「そうだね。 あのあと、あの子は理科が好きになって、またいつか、大人になった頃にでも、湯川教授に会えたらいいよね。」

そのあとは、夏休みの思い出や、それぞれの「お父さんとの思い出」を肴にしてビール。
きっとこれも、いずれ私達の「夏の思い出」になるのかな。

今年の夏が、始った。


「SHOW-ismⅥ TATTOO14」7/1ソワレ

2013年07月06日 04時40分01秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)

2013/07/01 @シアタークリエ
【作・演出】小林香
【出演】水夏希 / シルビア・グラブ / 大塚千弘 / ジェニファー / Miz / 今枝珠美 / 保坂知寿
ゲスト:中川晃教

奴らが、あのハンサム・ウーマンの7人が!、よりパワフルに! よりエネルギッシュに! よりカッコよく美しくなって帰ってきた!!

私、案外と、この舞台は好きなのよね~!
ちがった、「案外」っていうのもナニか(笑)
この舞台は、かなり好き。 

え゛、だって、私は今年、演劇やミュージカル部門では、「あっきー(中川晃教さん)の出演する舞台しか観ない」 を基本にしているので、とにかくここ半年は、この際、好きも嫌いも論外で、あんまり考えず、選ばずにチケットを買ったり買わなかったりしているけれど……
それ、自分で決めた事とはいえ、「え~っ、大丈夫か、私?! しまいに何かが爆発しても知らないからねっ!」って感じ。 
だって、ここ数ヶ月に話題になっているあの舞台、その舞台、あれもこれもどれも、みんな観てないし、観ないんだものぉ~っ!

それがだけど、ここにきてだんだん、だんだん、だんだんと!、ドMな快感を覚え…なくもない、今日この頃ですが
「TATTOO14」は、7人の彼女達がカッコよくて、パワフルで、歌も踊りも衣装も見ごたえ、聴き応えがあって、最後にはスカッとするから、あっきーがゲスト出演で三曲しか歌ってなくても満足度が高くて、これが観られて良かったです。
あっきー演じるスカイのソロ歌も素敵な曲だし。

私は二人姉妹の末っ子だからかな?  保坂知寿さん、シルビアさん、水夏希さん、この三人のおにぃ…じゃない(笑)お姉ちゃんズ!が一緒のシーンが特に好きだわ!
この三人は、それぞれの方向で強い!
強い女性は好きだけど、でも、べつに気が強い女が好きってわけじゃないのね。
強い女性って、私の知る限り、いじらしい面がどこかしらにあって、その隠された「いじらしさ」みたいのが好き。
妹達にお腹を空かせたり、寂しい想い、悲しい想いをさせないように、笑顔を見たいために、親代わりに働いて、なけなしの紙幣を出し合ったり、かばったり、励ましたり、傍に寄り添ってあげようとする、この健気なお姉ちゃん達の「いじらしさ」は、深いやさしさでもあるのよね。

それはたぶん、家族の庇護であったり、誰かが自分をまるごと肯定してくれることとかね、関心とか安心とか、そういった、彼女達こそが欲しかったものを妹達に与えたい、という想いがあって、だからきっと、いつもちょっと無理したり頑張っちゃったりしているに違いないのだろうなぁ…とか。

それで私、この舞台の歌はどれも良い曲ばかりだけど、ファーファの「YES」って特に好きで、ビーが彼女に「YES」と言ってあげるシーンなんかも、とても胸がきゅーんと締め付けられます。
この胸きゅんのお姉ちゃんのビーだって、きっと誰かに「YES」と言って欲しいよね?
彼女達にとって、家族とは、血の繋がりよりも、たぶんそういう繋がり。
そういう温もりのある幸せが、いつまでもずっと続けばいいと思うのは、誰にとっても夢かもしれない。

ところで、夢といえば、スカイは「本当の夢はなに?」と聞くけれど、何年か前に、あっきーも同じようなことを問いかけていたのを思い出します。
「あなたの一番の願いは何ですか?」って。
それは、私がここ数年考え続けている、「私の一番欲しいものって何だろう?」と同じかもしれないな。
あの時、あっきーは自分の答えを出していましたが、あれは変わってないかしら?
もしかしたら、もうとっくにそれを手に入れていて、今となっては違うものを願っているかもしれないし…。
私はずっと考え続けていただけに、「自分の一番欲しいもの」が、もうわかってきたけれど、それはたぶん、「ラマンチャの男」のような、「見果てぬ夢」なんだと思う。

夢って、希望や願望を言う夢と、夜にベッドで寝ながら見る夢との、二種類だとずっと思っていたけど、もうひとつ、三つ目の夢がある。
それは、「見るための夢」
「蜘蛛女のキス」で、獄中のモリーナが見た幸せの夢、「ラマンチャの男」で、アルドンサがドンキホーテを通しドルシネアとして生きる夢……。
この「TATTOO14」では、舞台の上から「あなたは輝いている」と歌ってもらい、私もそんな種類の夢を見させてもらったような気がしました。


って、ここで書き終わろうと思ったのだけど(笑)
あっきー、ね。
スカイに笑っちゃったのは、ほかの人の理由は知らないけれど、私はまず、ビーと抱き合うシーンとかね、あれ、「大物スターのハグ」って、そーいうのなんだ? みたいな感じとか、頑張って「余裕持っちゃってるぞ感」とかね(笑)
まあだから、よーするに、「なんで僕が出てきただけで笑うの?」に、「可愛いから笑ってるんだよ!」というのは、ある意味正解かも~?


いつかどこかで(44)「とり戻せ、自分!」

2013年07月03日 23時17分54秒 | いつかどこかで(雑記)

 こんばんは、おおるりです。
いつもの方も、初めましての方も、私の感想記をご覧いただきましてありがとうございます。

ここ最近、記事の更新が少ないのは、ほとんど劇場に足を運んでいないからですが
月曜日には、久しぶりにクリエで「SHOW-ismⅥ TATTOO14」を観てきました!!
行って良かったです
その時の感想は、できれば今週中に、ってことで。

その前に、さっきスガシカオさんのブログを見に行ったら、去年感動した鉄拳さんのパラパラ漫画に、今度はシカオちゃんがコラボしてくれた新作が出来たというのでご紹介しちゃいます♪



これはだから、「エスカップ」のCMね。
そのオフィシャルサイトがここ。スガシカオさんのコメント付です。

そのサイトで、スガシカオ氏は、作品内で使用された曲、「Festival」について、
『事務所を独立してから2曲目のシングルで、それまでの自分の音楽を覆すような非常に思い入れの深い曲です』
などと語ってくれています。
事務所を独立したのは、確か震災のあった年の夏でしたっけ。
「Festival」はその11月のツアーでお披露目してくれた新曲だったと思います。
この曲の歌詞を聞いたとき、思わず「あっ!」と思いましたが、 って、何が「あっ!」なんだか(笑) 
そういや、確かにこの曲はこれまでの曲の中では異色かもしれない。
スガシカオという歌い手が「どのようであるか」を聴かせてもらったようで、私にも、いつもとはちょっと違う、特別な気持ちで受け取りたい曲だと思いました。

宣伝されているエスカップといえば、もちろん栄養ドリンクですけど、私はここ二ヶ月くらい、平日は毎朝この手の栄養ドリンクを飲むのがすっかり癖になっちゃて~! このところ、すっかり、っていうか、ますます、リーマンおやじ化が進んでいるかも
だって~、仕事行く前に一本飲んで、「さあ、出かけるぞ」 な~んてやらないと、どうも足に力が入らないんだもの。

まあ、それはともかく、最近飲んでるのはエスカップじゃないけど、次からはシカオちゃんにエールをもらうつもりでエスカップを買おうかしら? カロリー控えめのもあるみたいだし。
やっぱりね~、口から飲む栄養だけじゃ足りなくって、元気って、気持ちから沸いてこないと、なかなか自分をとり戻すまではいかないものね。
あ、そうそう、カロリー控えめといえば、動画の中で少年のお母さんも最後にそれを飲んでいるのね。その髪型のお団子の位置が、歳をとるにつけ下に下がっていくところが何故かツボだったりして。


ところで、 「去年感動した鉄拳さんのパラパラ漫画」と書いたけど、シカオちゃんも感動したという去年の作品、「振り子」は泣けたな~。
何度見ても駄々泣きして、当時はブログのサイドスペースだの日記だのに貼り付けたくらい。
こんなに小さな作品でも、感動するときは感動するものよね!
鉄拳さん、見直しちゃったわ!