今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

いつかどこかで(75)天河大辨財天社 新嘗祭 ~So Bright ④~

2019年12月31日 00時06分47秒 | いつかどこかで(雑記)

今さら言うのもなんですが、私は別に神社仏閣を見るのが特に好きというわけでもないです。
パワースポット巡りとか、御朱印を集める趣味もないし。
ただ、妙に惹きつけられるものとか、興味のあるもの、心地良さそうな所を目指すと、たいがいそこには神社仏閣がある……っていうだけなんですけど。

天河神社(天河大辨財天社)は改めてネットで検索すると「神様から呼ばれないと行けない」だとか「選ばれた人だけが辿り着ける」だとか「不思議な体験をした」「ゼロ磁場」だとか、「UFOの聖地」だとか……まぁ~いろいろと、有名なパワースポットだったんですね。
弁天様には金運や縁結びなどのあらゆる御利益があるそうですが、特に天河神社は音楽や芸事の神様として有名です。
そのため、多くの芸能人、アーティストの方々も訪れているそうです。
私の泊まった旅館でも、天河神社を目指し、数々の芸能人が泊まりに来たと聞きました。

けれど、アーティストでもない私が何故にここに来ようと思ったかというと、それはやはり弁天様がいらっしゃるから。
私にとって、日本版ミューズの女神である弁天様に、日ごろの感謝と、いくつかのお願いがあってやってきました。

新嘗祭(にいなめさい)とは、その年の新米や新酒を神様に供え、農作物の恵みに感謝し、五穀豊穣を祈るお祭りです。
ちなみに、新天皇が即位して初めて行う宮中祭祀の新嘗祭を「大嘗祭(だいじょうさい)」と言います。

令和元年11月23日、天河神社(天河大辨財天社)でも新嘗祭の神事が行われました。
普段は閉じているという本殿が開帳され、神職の方が祝詞を奏上し、巫女舞なども奉納されました。
本堂の中で神様のすぐ御前に能楽堂があるなんて、さすがは芸能の神様の神社です。
祭りのお開きには、今年一年の感謝と世の中の安寧を祈って「拍手(はくしゅ)をして下さい」と言われ、いつも劇場でするように参列者全員で普通にパチパチと拍手をしたのも珍しく、でも、いかにもこの場に相応しいような気がしました。

そうか、拍手(はくしゅ)は「かしわで」とも読みますね。
神事での拍手(かしわで)は邪気を祓い、神を呼ぶもの、そして感謝や喜びを表すものだそうですが、私達が通常に劇場やコンサートでする拍手(はくしゅ)にも、賞賛や感動を表すと同時に、良いステージへの感謝や、そこに居合わせたことの喜びも含まれますよね。
そこでの拍手は「劇場やライブに行けるくらいに健康であること、好きなものに費やすお金があること、自分のための自由な時間を持てること、そして何よりも音楽を楽しむ心の余裕があること」の、どれが欠けても出来ないことで、そういう状況も本当にありがたいことだと思います。
この先、舞台やコンサートで拍手する時は、そういった感謝も含めて、いっそうに心を込めて手を叩こうと思います。
 
祭事がお開きになった後は、新米で作ったお神酒をおすそわけ頂きました。
お米のつぶつぶが少し残ったような白いお酒は、思ったより美味しかったです!細長い塩昆布も!

その後、行列に並び、参拝します。

どこの神社でも、大概にお賽銭箱の上に鈴がありますが、天河神社の鈴は五十鈴(いすず)と呼ばれる独自の鈴で、その名の通り五つの鈴がついています。
この鈴を鳴らすのはちょっとしたコツがあり、綱を鈴にぶつけるのではなく、回すように撫でると良いのだそうです。
初めてやった私は最初はうまく鳴らせず、この鈴が鳴らないと神様に願いが届かないような気がしてあせりましたが、何とか鳴らすことができてほっとしました。

ところで、前日に京都では、お寺で手を合わせて祈るは自分の事より身近な人達の幸せばかりでした。
なぜならば、それが私の心の安穏に直結するからです。もうほんとに!心配な人ばかりなので……
だから
「どうか、あなたが幸せであります様に。あなたの苦しみが消えます様に。」
それが今の私の願いであり、私の幸せです。まじで!!

けれども、天河神社(天河大辨財天社)でお願いしたかったことは、そういう日常の身近な人達のことではなくて、この四人のこと! 

   
今年アルバムをリリースした順ですが、オリジナルラブの田島貴男さん、中川晃教さん、スガシカオさん、森広隆くんの四人。

なんで四人も?と、言われそうですが、この四人が「揃っていること」が大事なんです!絶対に!
春夏秋冬、東西南北、仏教には四天王、キリスト教には四大天使がいらして、地球には四つの大陸があり、古代から、世界は「風・土・火・水」の四大元素(しだいげんそ)で成り立っている」というじゃありませんか。
私に関して言えば、田島さんから始まり、スガさん、あっきーときて、最後に森広隆くんにめぐり逢ったことで、この四人の音楽を同時期に愛するようになってから、心のバランスがすごく良くなったような気がします!

で、この四人は音楽も違えば、当然ですが性格も違います。目指すものも違うのでしょうね。
Twitterなどを見ても、つぶやく内容…言葉の選び方、距離感とかも全く違い、それに反応するファン達もまた集団としてみると、それぞれに全然違う雰囲気があり、その違いが面白いくらいです。
私は自分がどこの集団に相応しいか、似つかわしく見えるのかわかりませんが、4人に対して好きになり方が違うし、望みも、心の距離感も違うので、自然と混じれるような気がします。
だだ、全員に共通して望むのは「歌い続けて欲しい」ということですね。

彼らに、弁天様のご加護あれ
そして、私には、その歌を聴き続ける幸せを

大好きな人、その音楽に、心から拍手できる日々がずっと続きますように。


【2019年観劇・ライブ・映画・その他】

2019年12月29日 20時58分54秒 | 【観劇・ライブ・その他】リスト

【2019年観劇・ライブ・映画・その他】

1月映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」
1月舞台芸術創造事業 たいらじょう×宮田大アンサンブル「サロメ」
1月中川晃教コンサート at 東京文化会館2019

2月映画「マスカレード・ホテル」
2月映画「七つの会議」
2月「中川晃教 弾語りコンサート2019 in Hakuju Hall」

3月映画「翔んで埼玉」
3月中川晃教 アコースティック・ライブ 八ヶ岳高原音楽堂
3月「中川晃教 弾き語りコンサート2016 in Hakuju Hall」発売記念 ミニ・ライヴ&サイン会(タワーレコード渋谷店)
3月「カフェブレイクライヴ~特別編~」トークイベント(東京ドームシティ)
3月田島貴男「弾き語りツアー」東京国際フォーラム ホールC

4月鎌倉・建長寺
4月「銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠」
4月「SUGA SHIKAO TOUR 2019 〜労働なんかしないで 光合成だけで生きたい〜」ツアー(厚木市文化会館)

5月映画「キングダム」
5月「ハートスートラ」
5月映画「コンフィデンスマンJP」

6月映画「長いお別れ」
6月中川晃教コンサート2019 New Wind with the Trio in Early Summer(大田区民ホールアプリコ)
6月栗本薫・中島梓没後10年追悼の会「語り継ぐ、歌い継ぐ」
6月森広隆『mellow tones Vol.35』新百合ヶ丘 MUSE
6月中川晃教コンサート2019 New Wind with the Trio in Early Summer(横浜みなとみらい小ホール)

7月中川晃教コンサート2019 New Wind with the Trio in Early Summer(紀尾井ホール)
7月森広隆×森俊之『Mori×Mori Groove Night Vol.2』
7月ORIGINAL LOVE 「bless You!」Tour(中野サンプラザホール)
7月映画「天気の子」

8月映画「アラジン」(字幕版)
8月森広隆『Bravo 3rd Anniversary Special Live part.3』
8月たいらじょう「毛皮のマリー」
8月「人形の家 Part2」
8月映画「ロケットマン」

9月映画「ライオンキング」
9月「怪人と探偵」
9月「怪人と探偵」
9月映画「引越し大名!」
9月「怪人と探偵」
9月映画「記憶にございません!」
9月田島貴男「ひとりソウルツアー2019」

10月映画「蜜蜂と遠雷」
10月日本フィルハーモニー サンデーコンサート 指揮:山田和樹 ピアノ:岡田奏
   シベリウス:交響詩フィンランディア/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調/​ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調《運命》
10月「ラマンチャの男」
10月「絶唱サロメ」
10月Juny-a &園田涼 プラネタリウムライブ「星空と月のメロディ」佐藤竹善
10月Juny-a &園田涼 プラネタリウムライブ「星空と月のメロディ」持田香織
10月映画「マレフィセント2」
10月森広隆『Hirotaka Mori Live 2019 ~Groovecaster~』

11月中川晃教コンサート 2019「I Sing ~Soul Beat~」
11月森広隆『グルグルグルーヴ lab. Vol.6』
11月映画「ターミネーター ニュー・フェイト」
11月NODA・MAP第23回公演 「Q:A Night At The Kabuki」
11月京都大原・三千院→宇治・平等院
11月奈良天川村・面不動鍾乳洞→龍泉寺→天河大弁財天 新嘗祭

12月映画「アナと雪の女王2」
12月アンパンマンミュージアム横浜
12月西武池袋「おわん展」
12月靖山画廊「Seizan Gallery 凸」
12月ミュシャ展 運命の女たち そごう美術館
12月森広隆「mellow tones Vol.36」

映画17、コンサート/ライブ22、ミュージカル7、演劇・人形劇4、美術3、


いつかどこかで(74)天川村・龍泉寺~So Bright ③~

2019年12月10日 01時05分29秒 | いつかどこかで(雑記)

京都のホテルを朝8時前に出発し、龍泉寺のある洞川温泉に到着したのはお昼前。移動時間が長いです。
次の日に予定している天河弁財天に至っては「神様から呼ばれた人、縁のある人しか辿り着けない」などど噂されているので、無事に着けるかどうかドキドキでした。
でも、台風や雪の時期を避ければ、電車とバスで案外と普通に行ける場所じゃないかな?
天川村アクセス→http://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/map/


お昼ごはんは村の案内パンフレットを見て柳豊(やなとよ)の柿の葉寿し。とても美味しかったです!
 
こちらの鯖はお酢でしめずに塩でしめるので、鯖の風味を殺すことがないから美味しいのだとか。
そのやさしい味を生かすために、シャリは甘めにしているそうです。
私は少なめに四つだけ頼みましたが、お隣のグループはたくさんお代わりしていました。

腹ごしらえをした後は、面不動鍾乳洞に寄り道してから、いよいよお目当ての龍泉寺へ。
 
なぜ龍泉寺に来たかったかというと、その理由のひとつは「吉野の鬼」です。

2014年に版画家の亀本みのりさんと共作した絵本、「やくそくの花」の原文を書いたのは、それより二年前の2012年。
その文は絵本にする際にだいぶ削りましたが、もともとはこんな一行から始まりました。

「昔々、吉野の山おくに、小さな鬼が、ひとりぼっちで棲んでおりました。」 

当時は、実際に奈良の吉野に鬼がいたなんて全然知らなかったんです。
でも、今年の夏に何となく思いついて検索してみたら、なんと!吉野の山にはちゃんと鬼がいたんですよね!それも、前鬼・後鬼(ぜんき・ごき)という有名な鬼たちが。
なんだか嬉しい! ぜひ会いに行きたい!

というわけで、この方達にご挨拶。
 
前鬼と後鬼は、1300年前に修験道の開祖である役小角(えんのおづの)が使役したと言われている夫婦の鬼です。二人とも吉野郡出身で、夫の前鬼は赤鬼、妻の後鬼は青鬼で天川村にいたのだそうです。

私は偶然にでも吉野の鬼の物語を書かせていただいたので、そのお礼を言い……実はこの像の前で、こっそり小声で「やくそくの花」を朗読してきちゃいました 一応、「奉納」のつもりだったんですけど 
「ごめんなさい、図々しくて。でも、私の作った愛の物語を、心広くお受け取りいただけたら嬉しいです。」

(原作「やくそくの花」→https://ameblo.jp/e20081/entry-12460159494.html

それから、もうひとつ。
私が会いたかったのは、あれよ、あれ! 私の大好物、龍の天井画です!
天井にいる龍を見上げるのが大好きで、今まで京都や鎌倉の天井画を見て来ましたが、この龍泉寺の八大龍王堂にも大きな龍がいるんです!
八大龍王堂天上龍図 (狩野派、川面稜一画)
この龍も八方睨みで、構図は妙心寺の「雲龍図」(狩野探幽)と似てますね。角やひげ、前足の形、宝珠を握っていないのも同じ。
狩野派の流れで探幽を踏襲したのでしょうか。力強く、端正なお顔に大きな慈愛が感じられます。
かっこいいです!

しかし、なぜに私は龍の天井画がこんなにも好きなのか?

それも、今年の夏に突然思い出しました。
横浜にある今の実家は私が大人になってから建った家ですが、子供の頃に住んでいた家はいかにも昭和な木造建築で、天井が天然の板張りでした。
小さい頃、布団に入って寝ながら天井を見上げると、その木目模様の中に龍がいるように見えたんですよね。
「うちの天井に龍がいる」って。
たぶん今見たらそうは見えないのかもしれませんが、子供って想像力豊かですものね。ちょうどその頃「りゅうのめのなみだ」という本がお気に入りだったので、龍の姿が浮かんだのかもしれません。
だから、私にとって、龍とは、襖絵の中とか置物ではなく、天井にいて下から見上げるべきものになったのだと思います。
ずっと忘れていた事なのに、小さい頃からの刷り込みってスゴイ!

そんなこんなで、誰とも感動を共有することはできないけれど、私だけの興味を追及できた旅でした。
京都でも奈良の天川村でも、他の名所旧跡はさておいて、見たいものだけを見たあとは何処へも行かず、静かな時間をのんびりと過ごしました。



④天川村の二日目、天河大辨財天社へ続く。


いつかどこかで(73)宇治・平等院鳳凰堂~So Bright ②~  

2019年12月08日 03時27分26秒 | いつかどこかで(雑記)

10円玉の絵柄で有名な宇治の平等院。
三千院のそばでお昼を食べて、一旦京都駅に戻ってから宇治に行きました。

宇治と言えばお茶!
煎茶も良いですが、お抹茶も美味しいですよね!
けれども三千院でお抹茶と羊羹を頂いてきたばかりだったのでお茶はせず、抹茶入りのお菓子をいくつかバラで買い、駅近くの通りから平等院までへの道すがらを食べ歩きしてみました。ちょっとお行儀悪いけど、旅行気分でそれもまた楽しいです!

なんだろ? 一人旅はもう何度もしていますが、今回の旅行は格別に開放感があって、どこを歩いていても楽しくて仕方ありません。青空のおかげかしら?
出かける直前に「何を思いながら暮らして行けば良いのか、迷路に迷い込んでいる状態」なんて、ぐるぐるしていたのが嘘のように、心が自由で軽くなり、「たとえ迷っても、結局は本能で気持ちの良い処へ辿り着くはずだ」という、根拠のない自信がわいてきます。
自分のペースでゆっくり歩いていけば、必ず好きな場所に辿り着き、そこに思いもよらぬ発見と幸せが待っている。
そんな気さえしてきました。

なんて、私は放っておくと時々自虐モードに入ってしまうので、たまにはこうして能天気になっておかないとね。

この日は朝からずっと晴天で、平等院に着いた頃(午後2時くらい)は春のように暖かく、冬のコートを着ていると暑いくらいでした。
なので、その時間、平等院を正面から見ると見事に逆光で……写真が上手く撮れな~い!
仕方なく横からや裏から写したのがこちら↓

水面が鏡のようです。So Bright!!本当に明るくて気持ちの良いお天気、美しい景色です! 

鳳凰堂の周りをのんびりと散歩していたら、予約していた内部拝観の時刻になりました。
堂内は極楽浄土とされ、外からではお顔しか見えない阿弥陀如来座像の全体が拝観できます。阿弥陀如来様の周りの壁には「雲中供養菩薩」という音楽隊のような大勢の菩薩様が薄っすらと見られました。
極楽では美しい音楽が流れているのですね。
(堂内は撮影禁止。お写真はパンフレットと同じものです)
 
雲中供養菩薩像は「鳳翔館」にも展示されていて、そこでは29躯を間近に見ることができます。
そのお姿は中性的な雰囲気でしたので、館内の案内係の方に聞いてみたら、この音楽を奏でる菩薩様方は阿弥陀如来に仕える方たちなので性別がないのだとか。
楽器を持っていない方もいらっしゃるので、舞や歌もあるのでしょうね。
神様もそうですが、やはり仏様も音楽がお好きなんですね~。


宇治からホテルに戻るとまだ5時前で、夜までに時間がたっぷりあります。
この時期の京都は、あちらこちらの神社仏閣で紅葉のライトアップをしている模様です。

夜はどこに行こうかな? いや、ちょっと待て! 今回は「人の少ない、空気の綺麗な場所」を求めて旅に出たのに、ライトアップで観光客がいっぱいの場所に行くことないんじゃない?
ちょっと勿体無いような気もするけど、京都観光は早めに終えて、まだ薄っすらと明るいうちからホテルの大きなお風呂に浸かってのんびりしました。
ホテルのお客さんは皆まだ観光中らしく、お風呂には誰もいなくてまるで貸切のよう。
考えようによっては、贅沢な旅行だったかもしれません。

③奈良・天川村へつづく


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映画『アナと雪の女王2』(日本語吹替え版)

2019年12月01日 18時41分23秒 | 映画

アナ:神田沙也加/エルサ:松たか子/オラフ:武内駿輔/クリストフ:原慎一郎/イドゥナ:吉田羊

今、先日の旅行記の続きを書いているところなんですけど、それどころじゃない!
アナ雪2、観て来ました! すっごく面白くて感動しました!
前作を超える大スペクタクルです!
なんたって、松たか子さんの歌が超素晴らしい!!
私、松さんが大、大、大好きなんですよ! 
神田沙也加さんの声も相変わらず可愛いし、「この方、誰の声?」と思った吉田羊さんの歌も素敵でした。
ああ、いっそこの吹替えキャストでイン・コンサートをやって欲しいです!

会場は日曜日の昼、そして「映画の日」とあって、家族連れ多しの満員御礼でした。
特に小さいお子さんが多く、小学生、保育園児たちはもちろんのこと、「あれは2歳、1歳児かな?…え、赤ちゃんまでも!!だ、大丈夫かしら?」…という小さいお子さんもいましたが、これが大丈夫だったですね~! 泣き声なんか一度も聞こえませんでしたし、小さいお子さんの話し声も少しは耳に入りましたが、私は全然気になりませんでした。むしろ、お子さん達の無邪気な笑い声が微笑ましかったです。
でも、もし、こういう映画でも子供の声が気になるようならば、そういう方はレイトショーに行ったほうが良いかもしれません。

それにしても、昨今は空前のミュージカル・ブームのような感じですが、このブームの起爆剤となった前作よりも、さらにこの作品は流行りそうです。
エルサの健気さに泣き、カッコ良さにわくわくし、アナのキュートな可愛さ、姉を思うやさしさにキュンとしました。

ミュージカル・ファンも、そうでない人も、大人も子供も、全ての方にお勧めします!
私も、もう一回は観たいです。松さんの歌をもっと聴きたいし。4Dも良いかも!
それから松たか子さんの生の舞台、「ジェーン・エア」も再演希望です!!


いつかどこかで(72)京都大原・三千院~So Bright ①~

2019年12月01日 02時58分23秒 | いつかどこかで(雑記)

今年もあっという間に12月まで来ましたね。いかがお過ごしですか?

私は去年から両親が要介護状態になりまして、平日は仕事で新宿、週末は横浜の実家との行き帰りで、だだでさえ忙しいのに、「忙しいほどに遊びたくなる」という困った習性ゆえ、ここ数年に比べて劇場や映画館、コンサート会場へ出かける機会も多かったような気がします。
それで、ちょっと疲れちゃったんですよねぇ……体はともかく、心が。
どこに行っても、人、人、人…で、コンサートやライブ会場はみんなが一つに向かうので「気」がわりと綺麗なんですけど、その他の場所…特に劇場内の「気」というのは、舞台(物語)の上や奥も客席も混沌としていて、愛情もだけどエゴも渦巻く世界でもあり、(そこが面白いとは思いながらも)じわじわと少しずついろんなものがこびり付いて息苦しくなってくる、っていうか、疲れてしまうんですよね。
そういう感じしませんか? 目には見えないけれど、人や場所の持つ「気」って、ありますよね。

それで、夏あたりに「ああ、旅に出たい。人の少ない、空気の清浄な場所に行きたい!」」と、突然に逃避モードに向かいまして(笑)、いくつか興味あるワードで検索したみたら、すべてが奈良の秘境・天川村を指していたので久しぶりに一人旅をしてきました。

で、天川村は京都経由なので、そちらに行く前日に京都に泊まって少し寄り道をしてきました。
それで、やっと念願の三千院の紅葉を見る事ができたので、まずはそのご報告を。

 

令和元年11月21日
この日、三千院の紅葉は想像していたような「燃えるような赤」ではなく、柿の実のような柔らかい朱色の色調で、あたり一面が温かい光に包まれていました。
表題に載せた写真は朱雀門の屋根ですが、どう撮ってもこんな風に朝日が光の筋に射し込んで写ります。実際、降り注ぐ光はこんな風に目には見えません。なのに写真だとそうなるのが私には不思議です。
三千院は三年前の9月に訪れた際に、その土地の方から「紅葉の時期に来るなら、ぜひ朝にいらっしゃい。人も少ないし一番きれいですよ」と教えていただき、それで朝一番に来てみたら、本当に仰る通りに美しく清々しい景色でした。この時期、京都は新宿に負けず劣らず人でいっぱいですものね。朝ならばまだ観光バスも到着しないせいか、人の数もそこそこでゆったり散策できます。
やさしく暖かい色の紅葉と柔らかな朝日の中を歩いていると、自然と心が洗われて軽くなり、何故だか沢山のものに包まれている感じがして、嬉しくて楽しくて、幸せな心地です。 

あ、そうそう今回の表題に使わせて頂いた「So Bright」は、12月11日に発売される森広隆くんの新しいアルバム「Groovecaster」の中にある新曲のひとつの題名です。振り返れば旅行中ずっとこの曲の世界を歩いてたような感じだったのでお借りしてしまいました。
私が日ごろ何を願い、何を心地よく思うか……その点で言うのならば、これ以上に共感する歌はないと思います。
  
わらべ地蔵さんが可愛い。お地蔵さん一人ひとりに挨拶をして手を合わせ、「可愛いね」と声をかけました。
わらべ(子供)は、すべからく可愛がられるべきなんです。

バス停までの帰り道で見た京野菜、美味しそうです!お安い!買って帰りたい!
荷物になるからやめましたけど。


②平等院へつづく

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