今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

「ハロルドとモード」/「DRACULA-ドラキュラ伝説」

2008年06月21日 22時32分51秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)
21日土曜日は、久しぶりのマチソワ、つまり昼夜の観劇でした。
今週はスケジュールが盛り沢山だった上に恒常的に睡眠不足ゆえ、朝から眠いったらありゃしない!
それを思うと、土曜日の昼っていうのはゆっくり寝てたほうが良かったのかも
勿体ないなと思いながらも、どうにも睡魔に勝てず、ふ~っと意識が飛んだころ、なんだか舞台が静かだと思ったら、ハロルドとモードの超年の差カップルがキスをしておりました

「ハロルドとモード」は19歳の少年ハロルド(西島隆弘)が、好奇心旺盛で元気いっぱいの79歳の老婦人モード(浅丘ルリ子)に恋をする話。
79歳といっても、浅丘さんはそこまでお歳に見えないしお綺麗で可愛いですからねぇ…といってもさぁ~(笑)
いっくらなんでも~……という感じはどうにもねぇ?
まあ、ストーリーとしては良いけど、やっぱり無茶っていうか、
それは恋なんだろうか?とか考えてしまうわ。
孤独な少年が、心の隙間を埋めてくれる存在に癒しを求めるのはわかるけど、
それで老婆と結婚したいと思うかな。若い男性はどう思うんだろう?

西島くんは初めてみましたが、可愛いやね。
さっぱり系の美少年でお肌がツルツル。
カーテンコールの浅丘さんは大女優の風格があって、西嶋くんに手を引かれて去る姿は女王様のようでした。


さて、夜の「DRACULA-ドラキュラ伝説」 は、私としては期待以上の大当たり
今まで吸血鬼ものの舞台は好きで、いくつか観ましたが、この脚本が一番好きです
人間の弱く気高い心を持ったまま怪物となってしまったドラキュラは、愛しい妻が蘇るまで420年もの時を、愛ゆえの罪を背負いながら過ごしてきた。
…って、それだけで私のツボなのよね。
そして、ドラキュラの妻・アマンダの生まれ変わりのミーナと出会い、二人は…って話なんだけど、美しく哀しい話でした。

ミュージカルらしいミュージカルで、歌詞は曲によく合っていて無理がないし、
お目当ての鈴木綜馬さんの歌はモチロン、メフィスト役の園岡新太郎さんの怪演もなかなかのもの、その他脇役の方達ががっちり仕事してくれてます!
特に、ヴァンパイア・レディ役の初嶺麿代さん、真織由季さん、初風緑さんの三人がセクシーで可愛くて怖くて素敵です! 
この三人の使い方もグ~!です。
「シァーーッ!!」と威嚇する姿もキュートでした(笑)

歌の惜しい誰かさんたちも、それぞれに演技が素晴らしかったり、華があったりとするので感動を決して妨げるものでなく、それどころか私はダダ泣きの大感動で、このキャストにとても満足しましたよ!

そして、期待の松健さん宙乗りシーンでは、周りに申し訳ないけどゲラゲラ笑わせてもらいました
だってね~!、テレビで見たときから、お目当ては綜馬さんの次にこれだったんだもん!
アマンダを追いかけて、空に舞い上がるドラキュラは心も舞い上がっていて、その姿は「怪物くん」に出てきそうなくらい可笑しくて笑えます。…って私だけ?
いや、そのほかの松健さんはシリアスで素敵でした。
ロビーの松健グッズや、宝塚で売っているような「暴れん坊将軍」や「松健サンバ」カンカン入り煎餅にも超ウケたし
買ってくれば良かったかな?

この舞台ってもう終わったのよね? 残念だわ。
再演があったら、ぜひまた観に行きたいです。
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「DRACULA-ドラキュラ伝説」

2008年06月21日 21時36分27秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)
「DRACULA-ドラキュラ伝説」 は、私としては期待以上の大当たり
今まで吸血鬼ものの舞台は好きで、いくつか観ましたが、この脚本が一番好きです
人間の弱く気高い心を持ったまま怪物となってしまったドラキュラは、愛しい妻が蘇るまで420年もの時を、愛ゆえの罪を背負いながら過ごしてきた。
…って、それだけで私のツボなのよね。
そして、ドラキュラの妻・アマンダの生まれ変わりのミーナと出会い、二人は…って話なんだけど、美しく哀しい話でした。

ミュージカルらしいミュージカルで、歌詞は曲によく合っていて無理がないし、
お目当ての鈴木綜馬さんの歌はモチロン、メフィスト役の園岡新太郎さんの怪演もなかなかのもの、その他脇役の方達ががっちり仕事してくれてます!
特に、ヴァンパイア・レディ役の初嶺麿代さん、真織由季さん、初風緑さんの三人がセクシーで可愛くて怖くて素敵です! 
この三人の使い方もグ~!です。
「シァーーッ!!」と威嚇する姿もキュートでした(笑)

歌の惜しい誰かさんたちも、それぞれに演技が素晴らしかったり、華があったりとするので感動を決して妨げるものでなく、それどころか私はダダ泣きの大感動で、このキャストにとても満足しましたよ!

そして、期待の松健さん宙乗りシーンでは、周りに申し訳ないけどゲラゲラ笑わせてもらいました
だってね~!、テレビで見たときから、お目当ては綜馬さんの次にこれだったんだもん!
アマンダを追いかけて、空に舞い上がるドラキュラは心も舞い上がっていて、その姿は「怪物くん」に出てきそうなくらい可笑しくて笑えます。…って私だけ?
いや、そのほかの松健さんはシリアスで素敵でした。
ロビーの松健グッズや、宝塚で売っているような「暴れん坊将軍」や「松健サンバ」カンカン入り煎餅にも超ウケたし
買ってくれば良かったかな?

この舞台ってもう終わったのよね? 残念だわ。
再演があったら、ぜひまた観に行きたいです。
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「ルドルフ」前楽

2008年06月01日 21時38分16秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)
しあわせは、自分の心が決めるんだってよ?
ダメな皇太子だっていいじゃん、うまくいかなくても何も死ぬことはない。

この観劇の前に国際フォーラムで「相田みつを展」に行ってきたんですけどね、
頂いた招待券があったもので。
館内は思ったよりも人が多く、作品の見ごたえもありましたが、
それを見ながらつい、
ルドルフ皇太子が死ぬほど行き詰ってしまう前に、ぜひともこの美術館を見てもらいたかったと思う私でありました(笑)
「にんげんだもの」っていうやつですね。

で、基本的には良い意味で、芳雄くんの舞台は一回みれば満足するはずなんだけど、なんでだか3回目。
一回目は某カード会社貸切で、終演後の舞台挨拶つき。
二回目はアフター・トークショー目当て。
三回目のこの日は前楽の熱~い、力のこもった演技を見せてもらおうじゃないの!という期待から、ついついポチッとやりましたが……

いや、期待通り熱かったですね~
ルドルフは本当に苦しんでいたんだなと、今回が一番胸に迫りましたよ。
芳雄くんは一ヶ月の間、あれだけ声を張り上げて出し続けていられるのもスゴイと思うけど、毎回「あれは死ぬしかないだろう」と思わせるほど苦悩の人生を演じ続けられるっていうのも、かなり精神力が逞しいのではないかと思ったわ。
オンとオフがはっきりしているんでしょうね。

でもねぇ……、この作品って…というか、ルドルフ皇太子そのものが基本的になんだかなぁ~!って人でしょ?
私は観るたびに奥方様役の知念ちゃんが好きになっていくのよ。
ああいう、一見かわいそうに見えないんだけど、実は可哀相で健気な女性が好きなんだなぁ…。
…って、観劇の前のお茶会で「大公妃が泣き崩れたりして、ちょっと同情できてしまう演出っていかがなものか?」というような話題がでましたがね、
確かに見るごとに、「大公妃は怖いけれど、彼女の人生も悲惨じゃないか」と思えてきて、それにつれて知念ちゃんに好感持てるし、逆にルドルフ皇太子の甘さも浮き彫りになってしまう。
でも、まあ、そのダメダメな皇太子ぶり、夫ぶりもチラチラ感じさせたかったんでしょね、亜門さんは。真実の愛とやらの裏側に。

その「真実の愛」にしてもですなぁ、
この際、誰がどう見ようと、端から見て、不倫だろうが、劣情だろうが、刹那の恋だろうが…もう、どんなのでも、
「当人同士がこれが真実の愛だ、運命なのだと思うならば、真実の愛ってことにしていいよ、もう。真実なんて人の数ほどもあるんだから」とか思っちゃうのね(笑)

まあ、何にしても、芳雄くんは素敵でした!
って、結局それなのよ(笑)
それにしても今回のメークは濃かったよね?浦井くんほどじゃないけど。
って、それは当たりまえ!道化よりも濃いメークだったらぶっとぶわ。
でも、岡さんのメークも濃い!つーか、濃ゆい! あんな顔を歪めて悪い笑いをする濃いキャラの岡さんを見て、私はふと歳月を感じましたよ(笑)
もともといろんな役をやる人だけどね。
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