今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

【2014年観劇・ライブ・映画・その他】

2014年12月31日 03時13分40秒 | 【観劇・ライブ・その他】リスト

              
【2014年観劇・その他】

1月映画「永遠の0」
1月人形劇俳優たいらじょうの世界「はなれ瞽女おりん」
1月クリエ・ミュージカル・コレクション
1月M.H.K.ライブ
1月キナコ/森広隆「キナちゃんねるスペシャルライブ」
1月いさらい香奈子ライブ

2月森広隆 mellow tones Vol.21
2月映画「小さいおうち」
2月「銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突」
2月SIO/広沢タダシ/森広隆「SING×SONG×LINES」
2月スガシカオ「Hitori Sugar Tour 2014」

3月バレエ「マノン」
3月森広隆バースデーワンマンライブ「Usual Funk Beats COMPLETE!」
3月スガシカオ「Hitori Sugar Tour 2014」
3月映画(アナと雪の女王」
3月「中川晃教 LIVE 2014 in OSAKA」
3月「中川晃教 LIVE 2014 in OSAKA」
3月「ピトレスク」
3月「田島貴男 弾き語りツアー 2014」

4月「サ・ビタ」
4月light a music ~ 森広隆 × 真田暎人 ~
4月「あの日、 星は重かった」
4月バレエ「カルミナ・ブラーナ」

5月森広隆 mellow tones 2nd tour
5月中川晃教コンサート I Sing~with strings~
5月中島梓の音世界2

6月Reunion of Voice 広沢タダシ/矢野まき/森広隆
6月バレエ「パコダの王子」
6月light a music ~ 森広隆 × 渡會将士(FoZZtone) ~
6月「抜目のない未亡人」

7月森広隆mellow tones Vol.22
7月森広隆mellow tones Vol.22
7月スガシカオ「FUNK FIRE 2014
7月「ものまねキャラバン vol4」
7月「抜目のない未亡人」
7月映画「マレフィセント」
7月「抜目のない未亡人」
7月「真夏の夜のオリジナル・ラブ -TOUR 2014- 」

8月light a music ~ 森広隆 × ミトカツユキ ~
8月「ミス・サイゴン」
8月講談・神田紅 夏の怪談
8月こまつ座「兄おとうと」
8月light a music ~ 森広隆 × 大石昌良 ~
8月「ミス・サイゴン」
8月J-WAVE LIVE 2000+14
8月 「VAMP ~ローラ・モンテス 魔性のダンサー~」

9月 「VAMP ~ローラ・モンテス 魔性のダンサー~」
9月映画「思い出のマーニー」
9月映画「舞妓はレディ」
9月映画STAND BY ME ドラえもん」
9月映画「大いなる沈黙へ」
9月映画 「猿の惑星 新世紀」
9月中川晃教コンサート2014 I Sing ~Believe in~

10月「ミス・サイゴン」
10月森広隆「LIVE ON PLANET EARTH」
10月「桜の森の満開の下」
10月「桜の森の満開の下」

11月押尾コータローコンサートツアー2014
11月バレエ「眠りの森の美女」
11月映画「ふしぎな岬の物語」
11月スガシカオ~Next Round Tour 2014~金沢
11月スガシカオ~Next Round Tour 2014~東京
11月「ファースト・デート」
11月「モーツァルト!」
11月「ファースト・デート」

12月イリーナ・メジューエワ ピアノ・リサイタル
12月映画「ザ・テノール 真実の物語」
12月十二月大歌舞伎
12月クリスマス/アヴェ・マリア」
12月バレエ「シンデレラ」
12月NAKAGAWA's THE WIZ」 
12月 「MHKライブ~未来ポスト~」

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映画「ザ・テノール 真実の物語」

2014年12月15日 03時40分48秒 | 映画

2014/12/12
「ザ・テノール 真実の物語」
【監督】キム・サンマン
【出演】
ユ・ジテ/伊勢谷友介/チャ・イェリョン/北乃きい/ナターシャ・タプスコビッチ/ティツィアーナ・ドゥカーティ

韓国人のべー・チェチョルは、「神から与えられた」と言われたほどの美声を持つテノール歌手で、実在の方です。
大劇場の舞台の中央に立ち、煌びやかなライトを浴びて大絶賛の声と拍手に包まれた日々を送るその人は、
「歌を歌うことは仕事ではあるが、宿命だ」と言います。

その彼が、甲状腺ガンで声を失う・・・
何よりも、「もう歌えない」ということ、
それがどれ程の苦しみであり、絶望であったのか・・・おそらく余人には想像を絶するものであったでしょう。 
 もし私が現職の歌手ならば、悪夢のようなこの不幸には、恐怖で見るにも耐えられないのではないかとさえ思いました。

しかし、その絶望の日々から彼は奇跡的に復活をとげます。
この物語は多少の脚色はあるものの、85パーセント事実に基づいているそうで、台詞も綿密な取材の中から書かれたものだといいます。
それだけに、チェチョルのラストのことばには真実の想いが伝わり、感動の涙があふれました。
最後に彼はこう言ったのです。
「病気になって本当によかったと、今なら思える」 と。
そして、「大切なものが何かわかった」と。

  

私はこの映画を見ながら、ある言葉を思い出していました。

 「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、
富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか」

これは結婚の誓いの定番です。
今年は親戚の結婚式が二度もあり、記憶に残っていたせいかもしれません。

べー・チェチョル氏
の復活は、もちろん彼自身の努力にありますが、それには奥さんや両親の愛情と支え、日本人音楽プロデューサー沢田の友情、そして医師に恵まれたこと・・・そのどれ一つが欠けても成し得なかった、まさに奇跡でありました。

でも・・・
しかしながら、
とか、思うんですよ。
「この人は、手術が成功したから良かった。でも、もし失敗していたら、その後の人生はどうなっていたのだろうか。」と。

・・・だとしても、

健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け・・・

これは夫婦だけではない。
家族であれ、友達であれ・・・大切な人には、きっとそうしたい。
希望の光はそこにあるのだから。

私はそう思いながら映画館の席を立ちました。

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