今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

いつかどこかで(79)人の話を鵜呑みにしてはいけない②

2020年04月26日 14時40分56秒 | いつかどこかで(雑記)

お元気でしょうか。

医療現場に従事する方々や、大勢の顧客と対面したり、流通で働く方々は……こんなブログを目にするお時間もないとは思いますが……本当にありがとうございます。

また、ずっと家にいらっしゃる方達は、それはそれで辛いものがありますよね。様々な情報を見るにしても聞くにしても、心折れることばかりでストレスが溜まっているかと思います。
大丈夫ですか?大変でしょうけど、その自粛が働く人を守ってくれてます。ありがとうございます。もう少し?…いつまで続くかわかりませんが、よろしくお願いいたします。

「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」って、ミュージカル「三銃士」で言ってたのは井上芳雄さんでしたっけ?ダルタニアン。「辛い時こそ、前を向いて歩こう」というメッセージもありましたよね。

で、やはり私の働く業界は、出勤を必要最小限に留めながらの「必要な業務の継続要請」が政府より出されています。
なので、緊急事態宣言以降、私の部署では週に二日を在宅勤務となり、出社は三日というペースで、人員の数と業務を縮小しながらも仕事を続けています。
医療関係の方々や、大勢の顧客と対面営業する方々とは比べようもありませんが、それでも日に日に命の危険を感じるようになりました。
事務所の中や電車の中、地下街を歩いている時でさえ、誰かの咳やくしゃみの声が聞こえると、思わず自分のマスクを手で押さえたくなります。

この時期だけ時差出勤ができるようになったので、朝の7時前から特急電車に乗るようになりました。
新宿に到着して電車のドアが開くと、一番前の女性専用車両からは、(数か月前ほどではないものの)大勢の女性達が一斉に吐き出されます。自分も含めて、女ばかりの先頭集団が改札に向かって歩くその有様は、まるで先陣を切って敵地に出撃を命じられた女戦士の一群を見るようです。

……なんつって、戦記小説の読みすぎかも? いつも通りに頭の中がファンタジー。
とか思いつつ、この事態が収束するまで、「この女性たちの誰一人も死にませんように」と本気で願ってしまいます。

「エッセンシャルワーカー」
なんか、響きだけはきれい。シャンプーの良い香りがしそう(笑)
でも、実態はきれいでもないし、私の場合は滅多に感謝される仕事でもないし。むしろ感謝されることなく忘れられているほうが良いくらいの仕事なんですけど、まあ、目立たないところで、目立たなくても、本当に色々な仕事があるんですよね。

私の働くビルのトイレやオフィスの中が毎日清潔に掃除されているのは、清掃業者の方達が慎重に働いてくださっているお陰です。スーパーの棚に品物があるのは各商品を製造したり卸売業者の方々がいるからこそだし、それを買うお金が下せるのは各金融機関のお陰で、そのATMや事務機器に不具合が生じたらメンテナンスする会社が出動してくれているのでしょうね、きっと。
各業界の相談や苦情を受け付けるコールセンター勤務の方々などは、いつにも増して大変な状況だとも聞きました。
食べるのも、買うのも、トイレやお風呂に入るのも、通信するのも……日常生活を維持するのって、物凄く多種多様な業界が関わっていたんですよね、改めて考えると。

社会的責任とか、使命感とか。
私の場合、東日本大震災の時はそんな気持ちもありましたけど、今回はそんなのではなくて、言うなれば「だって、仕方ない」に尽きます。
だって、みんな生活しているのだから。
それで納得しながら出社しているので、ウイルス感染の予防はもとより、気持ちとしてはこの際、次の段階へ進みました。

まずは、もし発熱した時、4日は家で待機するのだから準備が必要ですよね。
「熱さまシート」とか「冷えピタ」などの頭を冷やすものと、ビタミンCのサプリ(これは毎日飲んでますけど)、レモン、ハチミツ、レトルトのお粥やスープ、経口補水液。
市販薬はイブプロフェンの入っていない、アセトアミノフェン主剤の解熱剤。咳や痰が出たら解熱剤ではなく総合感冒薬の方が良いかもしれないから、とりあえず二種類。
あと、うがい薬に、のど飴。
これらは用意したけど、他には何が必要でしょう? 

ホテル待機や入院の支度をしておいた方が良いと言う方もいますけど、そこまでは、まだちょっと気持ちが追い付いてない状況です。
その割には、万が一の場合のイメトレをしていたりするんですけど。
あくまでも万が一だけど、何十年後かにでも、いつか役に立つかもしれないし。

「その時」は、明るいところへ昇っていくイメージ……とか、次の世で会いたい人のリスト……とか、ね。

な〜んて、それ以上は書くのをやめておきますが、そのイメージには、あきれるくらい悲壮感などありません。
だいたい、私の死生観って一般的じゃなくて、日常的にそういうこと、考えている人なので。そういう意味では普段通りかもしれません。

そう言えば、去年に天河神社で引いたおみくじが吉で、「生死十に九つ生きる」と書いてあり、「それはいったいどんな状況?」とか思ったら、弁天様に「だから、こんな状況よぉ〜!」と言われてしまった気分 しょうがないなぁ〜、もう。
残り10パーセントには御用心。「病事は本復すべし」ともありましたが、COVID-19を含めて、どうか病気にかかりませんように。

ああ、そうそう、家でお過ごしの皆さん、特に中高年の方々は怪我をしないように気を付けてくださいね。身近な人にも注意しましょう。
中高年齢の方達は、普段でも「家の中」での怪我が多いんです。(これは本当)
いつもはしない人が、若い芸能人の動画につられて激しいダンスや筋トレをしたり、無理なストレッチなどで、筋を痛めたり怪我をしませんように。高い場所に登ったりの掃除にも気をつけましょうね。こんな時期に、つまらない怪我で病院に行くのは嫌ですものね。私も気を付けます。

それから、しつこいようですが、人の話を鵜呑みにしてはダメです。
悪質な詐欺はもちろんですが、「こうしたらいい、ああしたらいい」という話は必ずエビデンスを確かめたいものです。
先ほど私が書いた解熱剤の「アセトアミノフェン」が確かに大丈夫なのかどうかわかりませんよ。あなたはあなたで、自分で調べて判断してください。

どうか、今生で、元気で、できれば何の不安もない状態で、あなたにまた会えますように。
たとえ互いに顔を知らずとも。

また、いつかどこかの劇場でお会いしましょうね!

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いつかどこかで(78)人の話を鵜呑みにしてはいけない①

2020年04月12日 16時21分34秒 | いつかどこかで(雑記)

まずはこの動画↓をご覧ください。

スゴイですよね!この衝撃的な景色はまさに「天変地異の前触れか」!
今日(4月12日)現在、Twitterでは34.1万人が「いいね」を、8.6万人の方がリツイートをしています。
私も最初に見た時は思わず「いいね」を押そうかと思いました。
でも、それを止めたのは、単なる直感で「止めとこう」と思ったからに過ぎず、べつだん深い思慮があったというわけでもありません。

この「疑いはしないけど、丸ごと鵜呑みにはしない」という私の性格は、十代の頃に父親からさんざん法螺話(冗談の嘘)を聞かされて鍛えられたせいかもしれません。(お父さん、ありがと~!)
まあ、そのお陰で、愛の言葉ですら、「今はそう思っているのね、嘘とは思わない。でも未来はどうかしらね?」などと思う女になってしまったのは、幸か不幸か微妙なところなんですけど(笑)
ただ、何を聞いて驚いても、容易く信じてしまっているようでも、「え~っ!そうだったの~?」の「?」を僅かに残しておくのは、生きていくうえで時々役に立つこともあります。実際、愛だって良くも悪くも変化しますものね。要は、自分なりに納得して次の行動を起こしたり踏み止まったりするためには、考える余地とか時間が必要なんじゃないかと思います。

あ、そうか! そんな風に思うからTwitterって、私には向いてないわけね?、瞬発力を削ぐので

で、その「天変地異の前触れか?」の動画に驚いた数日後、映画「天気の子」で監修をした気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎さんが、次のようなツイートをされていました。
《荒木健太郎@arakencloud「この映像の問い合わせをいくつもいただいていますが,何年も前から出回っているCGです.タイムラプスなのに太陽が動いてないし雲の輪郭や動きも雑なので赤点.映像に雲愛が足りてないです.やり直し.」》

つまり、専門家からすると「出来の悪いCG」です。その動画を34万人もが拡散したというこの事実をどう思いますか?
この動画をUPした方は、動画を作った方ではないかもしれません。ただ拡散したうちの一人で、この方を含めて、拡散したほとんどの人に悪意はなかったものと思います。ただ、悪意がなければ何でもありなのか? Twitterの使い方に今一度気をつける必要があるのではないか?…もちろん、私自身を含めて。

特に、「誰それがこんなツイートをしていた」と、他人の発言を一部切り取り、それに解釈を加えたツイートを見て、それを丸ごと鵜呑みにし、「え、誰それって、そんな事を言う人だったんだ?クソだな、ガッカリした!」などど、大元の文章を見もせず(自分自身の頭で考えもせす)に、その場の感情だけで安易に「いいね」と拡散すること……それがどんなに愚かで罪深いか……、それを頓着しないツイッターの民たちが、私は怖いです。

他人の書いた文章を見て、それをどう思おうが、どう解釈して発言しようが、その人の勝手です。けれどもその勝手な解釈とは、必ず読み手それぞれの内面が反映されています。「又聞き」には、良くも悪くも「次の人のフィルター」が通されています。その次のフィルターによって、元の(最初に書いた)人の真意が曲解されることもあるでしょう。それをまたその次の人がフィルターを通し、褒め言葉ならまだしも、悪くすれば誹謗中傷へと発展します。ただ「いいね」を押すだけで、その誹謗中傷は世の中に広がっていくんです。
まるで、性悪なウィルスが無自覚な人達にこそ広められていくように。

…と、何でこんな事を書くのかと言うと、冒頭の動画も含め、ここ数ヶ月で、私の親しい人たちも、しばしばとその「無自覚さ」が見受けられたから。
CGの動画を広めた友達も、某芸能人への「又聞きツイート」に「いいね」を押した友達も、普段はちゃんと自分で語る言葉を持っているし、決して思慮が浅い人ではありません。なのに、Twitterだと、どうしてそんな軽い行動にでるのか…。

なんて、こんなことを書いていると、まるで自分がそうでないみたいですが、私も気が着かないうちに、きっとどこかで同じことをやらかしているのかと思います。だからこそ、自分への戒めに書いてます。他人への説教ではなくて。

私も手を洗うから、みんなで手を洗おうね。みんなでやらないと意味ないよ。

そんな気持ちです。
手をしっかり洗うのは時々面倒くさいけど、でも、自分で書いたからにはやらなくちゃね。

先日NHKで見ましたが、アメリカの大学では、大統領選挙を前にして、学生達がフェイク・ニュースに騙されないよう、しっかりと検証できるようにと特別な授業が組まれていました。
情報が溢れ、簡単に目に入る世の中だからこそ、自分で確かめ、自分の頭で考え、自分の心で感じなくては。。
そして、自分で書いたからには、そうでいなくてはと、改めて気を引き締めたいと思います。

・・・と、この話は次回へ続く、かも?

世論
ピアノ&シンセサイザー:今野勝晴 シンセギター:渡邊匠 歌・訳詞:いさらい香奈子

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いつかどこかで(77)KEEP DISTANCE

2020年04月05日 19時27分38秒 | いつかどこかで(雑記)

さよう、
劇場の席に座れるのは、
「他に優先すべきものが無いということ」だ。

…と、何故か「これだけは書き加えておきたい」と思ったあの日、
まさか、こんな大変な事態になるとは予想もしていませんでした。

外出自粛のこの土日、みなさんも自宅にいますでしょうか?
休日といえば、私はこの一年半、両親の介護やら見舞いで横浜に出かけていましたが、3月1日父の四十九日以降は一度も行ってません。
母が住むケアハウスは早くから面会禁止・外出禁止となったため、父のいない今、母は親しいものと会話する機会をなくしてしまい、いっそうにボケてしまうのではないかと心配です。
とか思い、さっき電話をしたら(ケアハウスの部屋に固定電話を引いた姉は偉い!)、逆に私が母から心配されてしまいました

新型コロナウィルス感染防止のために、休業だの休演だの、テレワークだのが余儀なくされている昨今ですが、私は毎日、普通に満員の通勤電車に乗り、新宿西口の地下街を歩き、高層ビルのエレベーターに乗って出社しています。
仕事があるのはありがたいですが、喜んで良いのかどうなんだか……

高層ビルでは、ウィルス感染者が出た場合、その方がいつ頃感染したか、いつから休んでいるかが考慮され、そこが集団感染の原因でもない限り、ビル全体を封鎖したりはしません。
感染者のいた階のみは1日封鎖して消毒し、真上と真下の階はほぼ通常通りに業務した後、夜になってフロアの床やドアノブが消毒されるだけです。

ニュースでは毎日「新たな感染者」が発表されていますが、個人のプライバシーを護り、誹謗中傷を避けるため、個人が特定されるような情報が出されないため、彼らがどこで食事をし、どこで買い物をし、何線の電車で何処の町に帰宅していたかまでは全くわかりません。
大都市が危ないのは、歓楽街やイベント会場だけではないということです。
隣の人が、自分が、いつ感染してもおかしくない状況で、出来る事といえば、主にマスク着用と手洗い、そして、何と言っても不要不急の外出自粛ですよね。

とは言え、だから私なんかは毎日出勤しているわけですからねぇ……
女子トイレの洗面台ででチラチラと隣の人を見てみると、石鹸を泡立ててしっかりと手を洗っている人って、案外と少ないんですよ、この期に及んで!  女子トイレですらそうなんですから、男子トイレを想像すると怖ろしいです。
それに、トイレでしっかり手を洗えない人が、その他のシーンでそれが出来るとは思えません。
誰がどこをどんな手で触っているか…… いまや、どこのドアノブも、スイッチも、電車のつり革もエスカレーターの手すりも、親しい人の手でさえも、もちろん自分の手にも、ウィルスが付着していると考えて、自分を護るため、他人を護るためにも、手を洗いましょう、しっかりと! それから、手が荒れないようにハンドクリームで保湿もね!

あ、今、ニュースで都内の新しい感染者が143人ですって! そのうち経路不明の方が92人も!
でも、もしこの先、緊急事態宣言で東京がロックダウンされても、業界的にうちの会社は休業の対象にならないかも?


ところで、2月末以来のコンサートや演劇などの中止・延期については、私もチケットを買ったいくつかの公演が該当してしまい、仕方ないことながらとても残念でした。
そんな中、ご贔屓さん達(「推し」という言葉は苦手)は皆、動画を配信してくれたり、ラジオの生ライブを行ってくれたりと、いろいろ工夫、模索をしながら、ここ一ヶ月以上、何だかんだと歌を聞かせてくれていました。本当にありがたいです。
歌も嬉しいけど、何よりも元気なお顔が見られて嬉しい
生配信をする中で、みんな「聴こえているかな?」「見えているかな?」とか、「前にお客さんがいなくて変な感じ」などと言っていましたが、私達、ちゃんと聴いているし、ちゃんと見ていますよね!!
好きな人達が、何をどう発信して、何を伝えてくれようとしているのか…その姿も想いも、私達ファンはしっかりと見ているし受け取っていますから。
そして、もちろん、楽しんでいます!

9年前の大震災の時も、今この時も、ファンのみんなに温かく、前向きな姿勢を示して、常に最高の歌を届けようとしてくれている方達に、その心意気に、私達がいつか必ず応えます! 頂いたその気持ちを倍返ししたくてウズウズしています。
ステージに関わる方たちは、今は悔しくて苦しい時期だと思いますが、どうか持ちこたえて、この難局を乗り越えた後の、私達ファンの盛り上がりを楽しみにしていて欲しいです。
流行病は必ず収束します。音楽も演劇も死にません。それは古今東西の歴史が物語っていますよね。私達には必要ですもの。

お互いに生きてさえいれば、いずれ会えます。
1日も早くその日を迎えるためにも、まずは手を洗いましょうね!

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