今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

いつかどこかで(37)すべてを僕に任せて飛び込んでください

2012年10月14日 00時44分09秒 | いつかどこかで(雑記)

先日の「オネーギン」にしても、ついこの前に観た「リチャード三世」や「ジェーン・エア」にしてもそうだけど、どうも私は、あまりに愚かな男や弱りきっている男を見ると、つい気の毒になっちゃって、何か言ってあげたくなったり、何かしてあげたくなったりしてしまう・・・らしい。
でも、だからといって、べつにそういうのが趣味じゃない。
基本的には「できる男」に何か言ってもらったり、してもらったりするほうが、ずっと、ずっと、ずーっと好きよ!
なにせ、末っ子気質はいくつになっても変わらない。

で、ほんの二日前のことですが。
週末も近く、仕事帰りの私は少し疲れていたのかもしれないな。
なので、ふと物憂げに言ってみた。

「私、今の自分には、もう飽きてきちゃったのよね…」

すると、それまで私の髪を撫でていた男性が、「お!」と顔をあげてこう言った。

「わかりました、すべてを僕に任せて飛び込んでください!」

きゃ~っ、素敵!! なんて頼もしい! 
思わず両手をついて、「お任せします!」と言ってしまった私です。

かくして、二時間後、私は何年かぶりにすっきりとしたショート・ヘア(ボブ?)になり、その人は言った。
「いい仕事をさせていただきました」

そう、だから、これは行きつけの美容院での会話なんですけど(笑)
長い髪を15センチから20センチほども切ったかしら? 
髪の分け目を変えて、色もすこし明るくメッシュを入れたら、随分とイメージが変わりました。
その代わり、サロンでトップの「できる男」にすべてをお任せすると、料金は予想以上に高めになってしまうことが判明。
いや~、だけど、こんな台詞を言われることって、仕事上でも実生活でもないし、ちょっと感動したし面白かったので、わざわざ表題にしてみました。

まあ、そんなどうでも良い話を読まされてしまった貴方には、お詫びに今日仕入れた情報を。

東急シアターオーブの客席なんですけどね、
どこまでがS席で、どこからどこまでがA席で、そして、B席はいかに?? ってな、話ですが。

もちろん、S・A・Bの席の配分は演目によって違います。
なので、今日観たフランス版「ロミオ&ジュリエット」と来年の「ロック・オペラ モーツァルト」とは違うかもしれないので、あくまでもご参考にしかなりませんが、とりあえず「ロミジュリ」に関してのご報告。

一階は28列。これが全部S席でした。
ちなみに、「ロミジュリ」S席のお値段は13000円

二階は前半の1列から5列目までがS席。
サイドブロックもそうかは不明ですが、少なくともセンターブロックはS席の模様です。
そして、6列から9列目までがA席。
A席はたったそれだけなんですね。これが9,000円
10列から最後列の12列までがB席、5,000円です。

三階はチケット購入のページで分析してみると、
どうやら、1列と2列目はA席であるらしい。
B席は3列目、もしくは4列目から最後列は6列です。

…というわけで、「の模様です」とか、「であるらしい」というのは、席種分配の確かな表がないので、私なりの分析だからいい加減といえば、いい加減です。
それに、バルコニー席の席種がさっぱりわかりません。

どちらにしても、先行予約で買う時は当たり外れは運次第。
けれども、限りある予算内で既にもう頼んでしまった身としては、期待半分、覚悟半分というところてすよね。
一階の列数などは帝劇とほぼ同じようなものですが、あの一番後ろもS席とはかなり厳しいです。
それから、三階のA席も。
なお、しつこいですがこれは「ロミオ&ジュリエット」公演の場合なので、別の舞台でも同じとは限りません。
たとえば、Bunkamura主催公演ですと、2階のB席はないか、最後列のみなのだそうです。

で、その席がどんな感じかと言いますと、先日観た「ウエストサイド・ストーリー」は奮発してS席で、16列目とかそれくらいでしたから、もちろんそこは観やすかったです。
そして、今日はB席でした。
私はこの「ロミオ&ジュリエット」はいち早く注目していたのでチケット取りも早く、B席でも二階の10列目、センターブロックでした。
つまりB席の中での良席ですね。
これはなかなかお得だと思いました。
S劇場の二階席やT劇場のB席のように座席が特に窮屈ってほどでもないし、視界も良いです。
それに、たぶんスピーカーが良いんじゃなかな。最新式で。
音も綺麗に聞こえました。

問題は三階席。
これは友人が座ったのですが、どの列も前に必ず手すりがあるそうです。
危険防止のためなんでしょうが、これが座高の低い人にとっては邪魔。
たぶん私くらいの座高ならば、視界を妨げるだろうとのことです。
ちなみに私、身長156cm、座高は今計ってみたら、およそ…76cmくらいかしら。
ただ、女性でも背の高い人なら大丈夫だそうなので、B席の場合、二階の後ろの隅っこよりもいっそ三階のセンターが良いかもしれない・・・と、そこは好みの問題でしょうね。
(訂正:背が高くても視界に入るし、やっぱり気になるそうです。)

ところで、席運を良くする自己流の「おまじない」(というか、心得?)が二つ、いや三つほどあるんですけど、
って、これを人に教えちゃうと、自分の席運が減るかな? なんて、思わなくもありませんが(笑)

まずひとつ、
そういうセコイこと・・・つまり、自分だけが良い思いをしたいと思わないこと。他人を妬まないこと。
二つ目、
がっかりな席でも人に愚痴らず、「私の座る席はすべてが貴賓席」と思うべし。
三つ目、
去年自分が一番幸せだったラッキーな席のチケットの半券を、手帳などに入れて持ち歩く。(それを見るたび幸せな気持ちになります)
年を越して新しい手帳になったら、入れ替える。

以上、この三つを実践するようになってから、私の席運はぐっと上がったような気がします。
この場合、大事なのは「気がする」ということです。
抽選は確率の問題でもあるので、何年かのうちには波もあります。
毎回チケットを買うたびに一喜一憂し、ほんのささいなことでも揺れ動いてしまう、デリケートな私たちですが(笑)
先行予約…特にFCの先行などは自分で席を選べないので、すべては運に任せて飛び込むしかありませんね。
あ、どうにか落ちがついた(笑)

みなさんの、そして私の席がどこであれ、いつかどこかで一緒に幸せな時間が過ごせますように

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「リチャード三世」

2012年10月09日 01時17分54秒 | 観劇(ストレートプレイ/人形劇)

【作】W.シェイクスピア 
【翻訳】小田島雄志
【演出】鵜山仁
【出演】岡本健一/中嶋朋子/浦井健治 ほか


眼鏡の浦井くんって、ちょー可愛い~なぁ~っ

いやいや、演劇(あくまでも、舞台上の)生首愛好家(爆)としてはですね~、どーして前作と同じ、灰色の生首にしなかったのか疑問だわ。
前作の流れに沿って、ここはリアルな生首じゃなくても良かったのに
ってか、「ヘンリー六世」の時の、あのグレーの生首は個性的で私は結構気に入ってたし、今回あれをオペラグラスで拡大して見るのが楽しみだったのに、ざんね~ん!

という、マニアックな(悪趣味な?)話はともかくとして

信頼には信頼が、愛には愛が返ってくる。
それが「必ず」というほどには、世の中のすべてが甘く出来ているわけじゃないけれど、
裏切りには裏切りが、憎悪には憎悪が必ず返ってくるものなのね。

思い出したわ、リチャード三世を観ると、私は泣いてしまう、ということを。
前に別の舞台で観たときは、彼が死ぬシーンで泣いたっけ。
今度は、戦場の寝床に次々と亡霊が現れるシーンで。
どうしたってあれは泣ける。
まわりの人が泣いてなくても、私は泣きたい。

リチャード三世に殺された亡霊たちが、次々と現れては呪いの言葉を浴びせます。
「絶望して、死ね」

入れ替わり立ち代り、恨みの言葉、呪いの言葉をこれでもかと聞かされるほどにリチャード三世は確かに悪い奴だった。
だけど、私がこの人から何をされたわけじゃないもの。
別に悪い男に惹かれるってわけじゃないけれど、いや、絶対にこんな男は嫌だけど、愛も友情も信頼も安らぎも・・・何も持てなかったこの救いのない人生に泣ける。
醜く歪んだ姿で生まれた運命と、それゆえに心まで歪んでしまった彼自身に、その逃れようのない有様に泣ける。
そして、人間の欲望と、その果ての絶望にも。

その亡霊達が現れるシーンは、舞台の中央が回り、くるりと裏になると、ヘンリー七世が寝ています。
そのヘンリー七世に、亡霊は勝利の祝福を祈ります。
まるで、光と闇ほどにも違う二人です。
周囲に愛され忠誠を尽くされる爽やかなヘンリー七世と、かたや憎まれ恨まれ呪われた醜い姿のリチャード三世。
これも人だ。人の人生なのだ。

ところで、前にも思ったけど、この劇での女性たちの恨み言が凄い!
マーガレット役の中嶋朋子さん、ものすごく存在感あります!
マーガレットは憎悪と悲嘆に狂っているようでいて、その呪いの言葉はとてつもなく知的で詩的です。
そのマーガレット、エリザベス、ヨーク公爵夫人(リチャードの母)の三人の呪い合戦は見応えありました。

それにしても、言葉の力は侮れないですね。
リチャードは舌先三寸で次々と人を謀略に陥れていくわけですが、女性を口説くにもその力を発揮します。
夫と子供の仇でこの世で一番憎いと思う男をですよ、それも美形どころか「ヒキガエルのような」と言われる醜い男に、たとえ一時の迷いでも揺れてしまう女心の複雑さ。というか、単純さ。
これを思うと、世の男性たちはリチャードを見習えば、どんな美女でも落とせるかも?
つまり、「なんてあなたは美しい。あなたほど美しい人はいない。あなたこそが私の心を惑わす。あなたは私の救いであり光だ。私はあなたを幸せにする」・・・と、ですねぇ、延々と繰り返して言えば良いのですね。呪文のように延々と。
たとえ最初は疎まれていても、とにかく「美しい」と褒めあげて、「欲しい」という気持ちを切々と、めげずに繰り返せば、そのうち美女はなびくらしい。

う~ん、ほんとうだろうか。
真心もなく、ただの口先のみで恋の形勢大逆転はありえるのか??


あ、それが感想の最後になると思うと、いくらなんでも情けないので(笑)
最後に、
リチャード三世役の岡本健一さんは良かったです!
「ヘンリー六世」の、あの長丁場のあとに、「このキャストで続きのリチャード三世をぜひ観たい!」と多くの人が思ったはず。
なので、また岡本さんで観られて満足です。
カーテンコールで、背筋を伸ばして笑顔の岡本さんは劇中の彼とギャップがあり、どちらも魅力的でした。

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バレエ「オネーギン」

2012年10月06日 04時05分50秒 | バレエ/ダンス

【振付】ジョン・クランコ
【音楽】ピョートル・I・チャイコフスキー
【指揮】ワレリー・オブジャニコフ
【演奏】東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
【出演】オネーギン:エヴァン・マッキー / タチヤーナ:吉岡美佳
レンスキー:アレクサンドル・ザイツェフ / オリガ:小出領子 / グレーミン公爵:高岸直樹
ラーリナ夫人:矢島まい / 乳母:坂井直子

オネーギンは、おねーさんじゃありません。

という、おバカなことを、どーしても書きたいあたし(笑)
台風一過はわかっていても、なぜか毎年「台風一家」とわざと間違えたくてうずうずしちゃう。

バレエは半年に一回くらい、ゆるゆると観ればいいかな~? なんて思っていましたけど、数えてみたら、かれこれもう11本も観ているのね。
それで予習嫌いの私でも、流石にバレエは前もってストーリーを調べてから観なくちゃ駄目ってことがわかったので、この「オネーギン」も前日にネットであらすじを調べてみました。
そのあらすじの感想は、ひと言で言うと・・・

「この、オネーギンというお兄さんは・・・バカなの??

そして、実際にバレエを観終わった感想は、これもひと言で言えば・・・

「オネーギンは、ほんとうにバカすぎて気の毒

もう、これに尽きるわよ!

でもねぇ・・・人って、たいがい愚かなのよ。
「ああ、あの時、あんなことをしていなければ、人生は今と違うものであったのに」とか、「あの人の手を振り払っていなければ」とか、「もう少し思慮深かったら」・・・とかね、人生で一度もそんなふうに後悔したことのない人なんて、いるのかしら?
いるとしたら、そういう人はきっと強いのでしょうけど・・・


本ばかり読んでいて大人しい少女、タチアーナは、ある日突然あらわれた男性、オネーギンに恋をします。
夜になり、ラブレターを書きながら眠ってしまったタチアーナは、鏡の中から出てきたオネーギンと恋を語り合う夢を見ます。

この二人のバ・ド・ドゥが素敵! そして凄い!
オネーギンのエヴァン・マッキーさんは、ものすごく手足が長い!そして、いかにも力がありそう! 
な、だけじゃなく、高い技術があるのでしょうね。タチアーナをリフティングするのに、まるで羽をあしらってでもいるように軽々となさる。
この際、その場面を「持ち上げる」などという、どっこいしょ的な表現はあたりません。
そして、リフティングされるほうのタチアーナ役の吉岡美佳さんもまたお上手だってことですよね。
もちろん、リフティングばかりでなく、この振り付けはロマンチックで素敵でした~!

で、だからそのラブラブな場面はタチアーナの夢だったわけですが、現実はそうはいきません。
タチアーナはせっかく書いたラブレターをオネーギンからつき返されてしまいます。
それだけだったらまだしもよ! 冷たいオネーギンはそのラブレターをビリビリに破いちゃうんですよ、タチアーナの目の前で!
やな男でしょ~?  何もそこまでしなくたって良いのに。 

けれども、それから月日が経って、その鼻持ちならない男のオネーギンは、再会したタチアーナに恋してしまうんです。
その時、すでに遅し。タチアーナはもう人妻で、素敵な貴婦人となり幸せに暮しています。
いや、逆かな。
タチアーナが人妻だから、オネーギンは恋をしたのかも。
かつてタチアーナの妹オリガにちょっかいを出して、その婚約者を決闘で殺してしまったオネーギンは、もしかして、他人の女が良く見えてつい欲しくなる男なのかもね?
人から奪い取るものでないと、自ら掴む意欲かわかない・・・とか??

その決闘といい、横恋慕といい、オネーギンはほんとうに愚かな男だったけど・・・

なんだかねぇ…
こういう、駄目すぎる男を見ると、馬鹿だなぁと思ったり腹が立ったりしつつ、そのうち何だか気の毒になって、可愛そうになっちゃうのね。
私って案外とダメンズには弱いタイプだったりして

で、オネーギンはタチアーナに手紙を書きます。
その手紙のバ・ド・ドゥも見ものでしたね~!
懇願に哀願のオネーギン。
拒みながらも、つい揺れ動く女心のタチアーナ。

「どうか、私を哀れな男と思って・・・」
「いけませんわ、おやめになって・・・」

なんて台詞が聞こえてきそう(笑)(←昼メロなみの想像力)

でも、タチアーナは、揺れる心を断ち切って、最後にはオネーギンをきっぱりと振ります。
そりゃそうだ!
なにせ、このタチアーナの旦那様がとても素敵だもの!
互いに愛情深いこの夫婦のパ・ド・ドゥがまた素晴らしかったです!
たった数分間のダンスを見ただけで、この旦那様グレーミンが、どんなにか妻のタチアーナを愛しく可愛く思い、どんなにか深い愛情で彼女を温かく慈しみ包み込んでいるか、それがよ~くわかります。
こんな風に愛されている女が、他の男になびくわけがない。

そしてラストシーン。
タチアーナは、オネーギンの手紙を彼の目の前でビリビリに破き、「出て行って!」とドアを指差して終わります。
つまり、かつて自分のやったことを、そっくりと仕返しされてしまったオネーギン。

ああ、時間を何時に戻したら、人生を取り戻せるのか・・・
けれども、後悔してもどうにもならない。
思えば、オネーギンは、そもそも登場シーンからして、すかした男で気難しそうな奴だったわよ。
まあ、たぶん、彼の性格からして、ややこしい人生をこれからもずっと送り続けていくのだろうけれど、生きていればきっと良いこともあるわよ。たぶんね。

なんて、あまりに愚か過ぎる男がかわいそうで、つい同情したくなったのは、やっぱり私もまた愚かな女であるということか…?

それにしても、この振り付けは、どこもかしこも各シーンにぴったり。
群舞の、飛びながら走って回るシーンの、なんて可愛らしくて楽しかったこと!

ようやくバレエの振り付けの面白さも少しずつ解りかけてきて、この舞台、いつもより時間が経つのが早くてあっという間に感じられました。
期待以上に面白かったです!!

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「ちんじゅの森コンサート2012」(続き)

2012年10月04日 00時50分38秒 | ライブ/コンサート

2012/09/02
「ちんじゅの森コンサート」
(つづき)

中川晃教を超える者は、中川晃教以外にいない。

歌はもちろん、いろいろな意味で。
そう、いろんな意味で…

いろんな、いみ、で。

って、三かい言っちゃいますから、三かいも言っちゃったよ! 
言っちゃったもんね~っ!!

みたいな(笑)

この日、あっきーは、いつもよりも何かが超えちゃっていたように、私には見えました。

う~ん……
あのねぇ…

私だって、あっきーは可愛いと思うわよ。
人としても、男としても、ね。
でもねぇ、私のまわりの母性愛豊かなあっきーファンのお姉さま方が、
「結局、あっきーって、何しても可愛いのよね~
というのは、それは違うと思う。
「え~っ?!、そんなことないわよ、あっきーだって、可愛くないときは可愛くないじゃん? 何したって可愛いなんていう男は、三歳児以下の子供だけよ!」
とか私が言うと、みんなから白い目で見られるのね(笑)
で、その白い目には、「はいはい、そーですか。」って感じの私ですが・・・

この日のあっきーって、押尾コータローさんと共演するのがあまりに嬉しすぎたのと、ステージから見た景色が暗くて自分が想像したイメージ通りじゃなかったのと、慣れない野外コンサートだったのと・・・まあ、いろいろと重なったせいなのでしょうか?、いつもよりぐっと妙なテンションで、「可愛い」を通り越して、すっかり幼く見えた、というか、何時にも増して(って、え゛?)奇天烈だったというか、なんというか・・

「キーボード、大坪正!」を三かい以上も言ったのは、大坪さんのこの日の演奏がすごくエキサイティングだったからでしょうが、もしかして、歌を挟んで記憶が真っ白になったのでしょうか? 
「(僕は)森の妖精」発言は、も、もしかして、ウケ狙いなの??
そして、出た! こんな時に言うあの口癖。本人は自覚あるかしら?

「あのね、僕ね…」

これを聞くと、「もしもし、僕はいくつになったの~?」などと、思わず突っ込みたくなる私です。
はいはい、いいですけどね。思うに、こういうところが、お姉さまがたの母性本能をいたく刺激するのでせう。

ま、それはともかくとして、この日の「I WILL GET YOUR KISS」は、あっきーの押尾さんLOVE視線があんまり強いので、私は押尾さんの顔に穴が開くんじゃないかと心配になりました
あっきーは夢が叶って、ほんとうに嬉しかったのでしょうね
この歌はアレンジによりその時々に違う印象がしたりしますが、この日は
「僕、押尾さんと共演できて嬉しいな、やっぱり夢は願えば叶うんだ!だからI WILL GET YOUR KISSなんだ~
…という曲に聞こえました(笑)

その押尾コータローさんが作曲した曲で、今回あっきーが歌詞をつけた「ナユタ」はこの森で聴くにふさわしく、空いっぱいに広がるような愛を感じて、とても素敵な歌でした。

って、曲の感想が、ステージのいきなり後半から書き始めてしまいましたけど、あっきーが登場した最初のほうはエスコルタの皆さんとの共演でした。
こんなふうに一つの曲をちょっとずつ歌うと、あっきーの歌は独特な魅力があるなぁと、改めて思います。
って、「思います」は駄目なんだっけ?(笑)
この「ナユタ」は、その後のHAKUJU HALL で、ぐん!と進化して、一層に感動の歌になりましたが、「カンランセキ」にしてもそうですが、やっぱり歌い込むべきですよね~。
これからも何度でも歌ってほしい歌だと思います。
と、やっぱり「思います」よ、思ったっていいじゃん!

あれ??  なんで、話がそーいう流れになるんだか?(笑)

それ以外の歌に関しては・・・

(中略)←ってなにっ?!

いや、どの歌も込められていましたよぉ~。
押尾さんいわく、「(想いを)込めて、込めて、込めすぎっていうくらいに込めとるやん!」というあっきーの歌は、「それでこそ中川晃教!」って感じです。
激辛、激甘、激苦で、激酸っぱい! そして、激やさしく、激愛がいっぱい! みたいな。
…なんて、この日の歌には激辛とか激苦いはありませんでしたけど。
なんかこう、いろいろと超えちゃっているのよね、この人の歌って。
ずっと超え続けている感じ。
だから、中川晃教を超える者は、中川晃教以外にいないのでしょう。


それにしても、押尾さんのギターは初めて生で聴きましたが、本当に素敵で、客席も盛り上がって、とても楽しいステージでした。
ギターいっぽんであんな豊かな音が出るなんて凄いです!
あっきーも嬉しかったでしょうが、私たちも押尾さんとあっきーの共演はとても嬉しいものでした。


木々のざわめき、虫の声、森を吹く風を感じてふと空を見上げれば、雨上がりの夜空には雲が流れて、最後のほうでは月も姿を見せてくれました。
劇場やコンサート会場とはまた違い、野外のライブは開放感があり、風情があって気持ちの良いものですね。
私は友達数人とレジャーシートを敷いて、ステージからはわりと遠い場所で見ていましたが、それもまた好し。
みんなでピクニック気分が味わえて楽しかったです。


【セットリスト】あっきー部分のみ。
※お友達のブログからパクリました(笑)

(全員で)
Amazing Grace
(エスコルタと一緒に)
この道
浜辺の歌
谷間の風(ドヴォルザーク『新世界より』)
(ソロ・with大坪正(piano))
BLUE SKY
JUST CALL MY NAME
I'm gonna stay with you
FLY
Miracle of Love(弾き語り)

(押尾さんと一緒に)
I WILL GET YOUR KISS
マイソング
ナユタ(押尾さんの曲にあっきー作詞)

(全員で)
翼をください
見上げてごらん夜の星を

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