今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~ライブ感想編(3)

2017年06月04日 11時53分16秒 | ライブ/コンサート

さいたまスーパーアリーナは広い!

このライブ、「まるで宇宙の中にいるみたい」と思ったのは、この広い会場で参加者全員に配られた「光るシンクロライト」のお陰でもあったんですよね。
最新の技術って凄い!腕時計型のバンドをはめてスイッチをオンにしておくと、無線制御されたLEDが曲に合わせて勝手に光ります。
客席いっぱいに散らばった光は、まるで満天の星空のようで、宇宙空間さながらの美しさでした。
そして、その光の先には、当然ながら命ある一人ひとりの私達がいるんですよね。
デビュー以来20年…その中でも独立して一人になった時など…、スガシカオにはさぞかし色々な想いの夜があったのだろうと思います。その数々の夜の中で、スガフェスのこの夜ほど賑やかで、美しい光景の夜は無かったんじゃないかしら? 
スガフェスの宇宙の、その中にあったたくさんの小さな星々は、私達ファンがそれぞれに思う「スガシカオが好きっ!」の光
その光が音楽にシンクロして、時に幻想的に、時には華やかに美しく光る光景は圧巻でした。
これがチケット代に含まれて全員に配られたのは嬉しかったですが、ライブ後に二度と光らなくなってしまったのがちょっと寂しいかな・・・。
でも、出演者の名前が入っているので良いお土産になりました。


ライブの大詰めは、スガシカオ率いるバンドkokua、そしスガシカオの大フィナーレへとなだれ込み、ほんとうに賑々しく盛り上がりました!
「午後のパレード」では、グッズのサングラスをかけてみんなで踊り歌い、「奇跡」では私も飛び跳ねました!
その興奮の中、「自分が選んだこと、一つ一つが間違いじゃなかった」と語っていたのにも感動です。
最後には移動ステージに乗り、アリーナを一周して自ら客席の近くに来てくれたのは珍しくて、おもしろ嬉しかったし、長いフェスも興奮の極みで終わりとなりました。

フェスが終わってみてこの日、私が今さらながらに思ったこと。それは、
「私、この声が好きだったんだな」ということ。
なんか、そんなのは当たり前のようですが、スガシカオというと、やっぱり彼の曲があって、何よりも歌詞に魅力があるから惹かれているんだと、だんだんそう思い込んでいたんですよね、いつの間にか。
でも、ハスキーな歌声を初めて聞いた時の「この声が好きだ」と思ったあの気持ちを、このフェスで久しぶりに思い出しました。
出演者の皆さんはそれぞれに魅力があって、スガシカオの曲を彼らのスタイルで見事にカバーしてくれるので、それはそれで楽しかったですが、「それは、それ」。
スガシカオの歌が彼自身の声で流れはじめた時の、何ともいえないあの気持ち。
声を聞いて、「ああ、やっぱりスガシカオだ、スガシカオが好きだ!」と思うのは、ハスキーな声に含まれた独特な空気が、彼自身というノイズを含んで胸を直撃するから・・・かも。
普段の日、イヤホンをつけて好きな人達の音楽をランダム再生なんかしていると、スガシカオの曲が飛び込んだとたんに思いがけなくうっかり涙がぽろっとこぼれてしまうのは、歌詞の力もあるけれど、この声に、私自身の殻の奥に潜んだ「何か」を引きずり出す力があるからじゃないか。
時に攻撃的でねじくれていて、繊細でさびしく壊れやすそうなのにとても強くて賑やかで、もの凄く正直で、生きていればこそ赤子のようにクリアではいられない、彼の人生が作るあの複雑で優しい「気」が声に含まれ、生きて私を直撃するんだと思います。

スガシカオとは、たぶん私の人生では直接会って顔を合わせて話をすることなんて、一度もないだろうと思います。
握手やサインをもらうこともないと思う。
ブログやツイッターに数回コメントをしたこともあるけれど、返事は当然ありません。それはこっちも期待していませんし、ただ、目に入ってくれたらラッキー!という感じ。
でも、
・・・でも、目にしてくれただけじゃなく、もしかしたら・・・・もしかしたら、ちゃんと心に届いていたのかも???
だとしたら、それは本当に奇跡だ!! 
思い過ごしであっても、もしかしたら、私は私だけの奇跡を聞かせてもらったのかもしれない。

ライブに酔って、そう思った帰り道。
確かめるすべはないけれど、そのほうがかえって幸せ。
何もかも知らないほうが、幸せなことってあるものね。
思い込みでなんぼのスガマニア。
でも、この日、会場に駆けつけたスガマニアの全員が、スガシカオのソウルメイトであったのは間違いないと思います。


感想、おしまいです!

スガフェス!WEST~スガ シカオ vs kōkua 絶対に負けられない対バンがある in 大阪~
日時:2017年9月18日(月・祝)
会場:大阪城ホール
開場/開演:14:00open/15:00start
出演者:スガ シカオ、kōkua and more…

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スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~ライブ感想編(2)

2017年06月04日 03時40分07秒 | ライブ/コンサート

スガフェス!」~20年に一度のミラクルフェス」@さいたまスーパーアリーナ 2017/05/06
【出演者】スガシカオ
怒髪天/THE BACK HORN/ UNISON SQUARE GARDEN/ふなっしー/RADIO FISH/稲川淳二/Mr.Children /SKY-HI/山村隆太/高橋優/水樹奈々/ポルノグラフィティ/kokua

スガフェス感想の続きを書かぬ間に一ヶ月が経ってしまいました。
その間、何をしていたかと言うと、勉強、勉強、ひたすら毎日勉強!、という、私にしては珍しい状況でした。
ちょっとした国家試験を受けたんですけど、いや~苦戦しました~!! 
試験場で、(持ち帰り可の)問題用紙の余白に思わず「そんなん、しらないよ!!」とか、「きいてないよ!」と書きなぐったのって初めて(笑)。だって、参考書に書いてない問題が出でくるんだもの。
その受験用参考書の文からして先ず「解説の日本語がわかりましぇ~ん!」ってところから始めたので、ほんと大変でしたが、終わってみればちょっと楽しかったかも?

ま、そんなこんなは、ともかくとして。

第一部の途中、ふなっしーのキョーレツな登場シーンから参加したスガフェスでしたが、第二部もますます楽しかったです!
SKY-HIさんで盛り上がった後に登場したのは、山村隆太さんと高橋優さん、そしてシカオちゃんの三人で組んだアコースティック・ユニット「スガンプーユ」です。
この三人、話が面白い。全体的にガンガンに攻めて盛り上がるステージの中で、ここだけアコースティックで「引きの美学でいく」とかなんとか。
実は私、高橋さんと山村さんのお二人はよく知らなかったのですが、高橋さんの「福笑い」どこかで聞いていましたね。とっても暖かい歌詞で良い曲でした。
山村さんのことは、シカオちゃんが指差して「月9に出てた人だよ」というから、よくよく見たら、あら、ほんとだ! 歌が歌えてギターが弾けて、そのうえイケメン! 思わずまじまじ、まじまじと見てしまいました。
しっかし、終わってみれば、このユニット、「引きの美学」らしき部分はどこにあったんだろう??(笑)
先輩後輩の三人がほほえましい「夜空ノムコウ」から、最後の「家族になろうよ」まで、「スガンプー」ならではの選曲も珍しくて楽しかったです。

そして、そして、そして、お次はなんと水樹奈々さん!
こ、このひとスゴい! ってか、水樹奈々さんのファンがスゴい!!、いや、スゴいっちゅーか、面白い! 面白すぎること、ふなっしーに匹敵すると思ったくらいです!
まず、水樹さんが歌い始めると、一斉にともる青いペンライト。へ?と思ってみていたら、メロディーに合わせて一斉に赤に変わり、どうやらお約束の振り方もあるようで、上から見ているとそのピタッとそろった様が面白いの、美しいのなんの! こ、これが声優アイドルファンというものなんだね!すごい、すごいよあなた達は! しかもそのペンライトの数もスゴい! おそるべし、水樹奈々さんの人気です! 
声量があって、張りのある歌声は、ミュージカルの舞台を見慣れている私にはわりと耳慣れたタイプに近いと思いましたが、その声にちょっと演歌っぽい色もあって、見応えもあれば聞き応えもあります。
・・・ん?ミュージカル?? そこで、なんか引っかかる。
そうだ!水樹さんといえば、この夏に見る予定のミュージカル「ビューティフル」に確かご出演だった!しかも、主演で、あのあっきー(中川晃教さん)と共演しますよね?! フェスで聞く水樹さんはキャロル・キングとは全く違うタイプでしたが、声優さんなら色んな声を持ってらっしゃるでしょうし、どんな風に仕上げてくれるか、突然とても楽しみになってきました! 
水樹さんのステージが終わったあとは、アリーナの舞台前を陣取ったファンの方たちが続々と後方へ引っ込んで行きます。これは、次のステージのファンの方たちに礼を尽くして場所を譲ったのか、それとも早くからスタンディングで待ち続けた後に水樹さんのステージで燃焼した疲れなのか??どっちだ?! 

あんまりキョーレツな印象だったので、水樹さんのステージがあっという間に終わってしまった感がありましたが、その次は楽しみにしていたポルノグラフィティの登場です。そう、楽しみにしていたんですよ。ミスチルの方たちもそうですが、長いこと活躍している方たちのヒット曲にはそれなりに親しみがあって、やっぱり一度はそのステージを見て見たいもの!
そのポルノグラフィティの岡野さんが、「ミュージシャン界イチのスガマニア」と言ってくれたのがまた嬉しいじゃないですか!!もっと嬉しい事に、シカオちゃんと一緒にスガシカオメドレーを歌ってくださったのか、思いがけす感動しました! その中で「黄金の月」が聞けたのには、なんか突然うるっと来るものがありました。岡野さん、本当にありがとう! 
「ハネウマライダー」では私も頭上でタオルをぐるぐる回して、会場一体に盛り上がって楽しみました。


と、ここでまた続く

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スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~ライブ感想編(1)

2017年05月07日 22時38分36秒 | ライブ/コンサート

スガフェス!」~20年に一度のミラクルフェス」@さいたまスーパーアリーナ 2017/05/06
【出演者】スガシカオ
怒髪天/THE BACK HORN/ UNISON SQUARE GARDEN/ふなっしー/RADIO FISH/稲川淳二/Mr.Children /SKY-HI/山村隆太/高橋優/水樹奈々/ポルノグラフィティ/kokua

すみません!

ってまたいきなりお詫びから始まりますが
実はわたくし、よんどころない事情(詳しく書くと長くなるから省略)がありまして、GWは遊びに出かけている場合じゃなくて、ついでに言えば、これを書いている場合でもないんですが(現実逃避?)、そんなこんなで、この長い時間をかけたライブに参加したのは、ふなっしーが登場したあたりから最後まで。 
その前の3組のグループのステージは、到着が遅かったこともあり、お昼を食べたりVIP専用ラウンジを散策したりしていたので見てません。
いや~、せっかくなのにごめんなさい!としか言いようがありませんが、自分の事情を最優先させていただきました。

なので、見たステージだけの感想ですが。

とにかく、ふなっしーキョーレツで存在感半端ない!

スガシカオ(今さらですが、敬称略させてください)が「他の出演者はガチ友達だけど、ふなっしーはだだ俺が会いたかった」というこのキャラに、私もかねがね会いたいと思っていたんですよ!
数あるキャラの中で、私はふなっしーが一番好き! シカオちゃんったら、気が合うわ~!  
ふなっしーの動きがむちゃくちゃ面白すぎて、いちいち爆笑しました。
短い間でしたが、ツポに入りまくって一気にテンションが上がりました。

その後のRADIO FISHがまた面白い!
というか、面白カッコよかったです。見せるな~、このユニットは。
オリラジの藤森さんて、ノリが良くて歌が上手いのね。あっちゃんカッコイイし、とにかく楽しいステージでした。
初披露だと言う新曲も聞かせてくれて、大いに盛り上がりました。
「スガフェスにRADIO FISHが来るよ」と言ったら、「いいな~っ」と羨ましがった仲良しの若いお姉さんに、ぜひ報告したいと思います(笑)

その流れにして、お次は稲川淳二さんがご登場です。
稲川さんの怪談は、私はあんまり怖いと思いませんでしたが、話に引き込まれて楽しかったです。
音楽家とかアーティストというのは霊感があったり、不思議な体験をする人が多いということですが、それは何だかわかる気がしますよね。
シカオちゃんもオカルティックな体験があるというのは、昔からのファンなら知っているはず。
まあ、こういう方たちは、色んなもの(?)を引き寄せちゃったりするんでしょうね。たぶん神様系も引き寄せているのでしょうから、守られているので心配しなくて良いと思いますけど

第一部のトリは、Mr.Children 。
さすがです!国民的バンドのMr.Childrenが登場すると、ますます盛り上がりますよね~っ!
「Tomorrow never knows」など、お馴染みのヒット曲の他、桜井さんとシカオちゃんと二人で歌う「ファスナー」なども聞け、数曲でしたがとても聞き応えがありました。
私の座るVIP席でも、ほとんどの人がスタンディングでがっつりと楽しんでいましたが、一番楽しくて嬉しかったのは当人達かも?
まさに夢の共演でした。

休憩を挟んだ後のトップは、SKY-HIさん。
私はお初でしたが、他にもそういう人はいたかしら? 
第二部トップの「上げ」担当のSKY-HIさんは、「スカイハイ」を、「今日はスガいハイと覚えて帰ってください」と笑わせてくれました。
うん、今後どこかで見かけたら、本当にスガいハイと思い出してしまうかも(笑)
彼が選んでくれた「19才」は私も好きな曲。歌にあわせて大きな歓声が上がりました。


・・・と、ここまで書いて、スガフェスのHPを見に行ったら、セットリストが付いた最速レポが上がってる!
他にも各メディアのレポもあっちこっちを上がってると思うしで、何も私があわてて書くこともないですよね?
なので、「よんどころない事情」もあることですし、今日はここまで。


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スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~VIP報告編

2017年05月07日 15時25分44秒 | ライブ/コンサート

「スガフェス!」~20年に一度のミラクルフェス」@さいたまスーパーアリーナ 2017/05/06
【出演者】スガシカオ
怒髪天/THE BACK HORN/ UNISON SQUARE GARDEN/ふなっしー/RADIO FISH/稲川淳二/Mr.Children /SKY-HI/山村隆太/高橋優/水樹奈々/ポルノグラフィティ/kokua


非常にお久しぶりですが・・・

行って来ました!!20年に一度のミラクルフェス「スガフェス!」

の、前に・・・

ごめんなさいっ!!
私、2016年に「スガシカオは今年で20周年」と書いてしまって
ファンにあるまじき超勘違い、超フライング
え~、だって、その前の年の暮に、シカオちゃんが「20周年に向かって」の話をしていたから、てっきり年が開けたら20周年かって思い込んでしまったんだもの~
って、言い訳してる場合じゃないよ! 嘘書いちゃいかんよ!恥ずかしいよ!さっさと訂正しとけよ!謝れよ!、という話。
なのに、その後に記事を削除したものの、訂正&お詫びや今年の20周年のお祝いを書かないまま、とうとうスガフェス当日を迎えてしまいました。
あああ、本当にごめんなさい! そして、改めて言わせてください。

 シカオちゃん、20周年、本当におめでと~
    会場広場前のゲート。おっきい!
    
そんなこんなで、とんだへっぽこスガマニアの私ですが

行って来ました、見て来ました!体験しました!

スガシカオが、スガシカオであるために必要だったものは、ここに集まった人達のすべて。
いや、それだけじゃなく、集まれなかった人でも、助けてきた人、応援してきた人、一緒に生きてきた人・・・そのすべてだったのだと、よ~くわかりました。
本当にミラクルで、カオスで、賑やかで暖かく、しかもマニアックな宇宙でした

これは余談ですが(←ほらほら、脱線が始まった
「宇宙」という言葉は中国語から由来して、宇は時間を、宙は空間を表します。
空間というのは広がり。「宇宙の果て」というのは、誰も知らず、それは即ち「認識(知っていること)の果て」。
だから、それぞれの時間と空間を持つ個々(あなたと私にも)それぞれなりの宇宙があり、その大きさや果ては互いはおろか、自分にすらわかりません。
というのは、科学者からの受け売りだけど、「人はそれぞれが宇宙を持っている」または「人そのものが宇宙だ」と私なりに思います。

この日、私は「スガフェス!」で、「スガシカオの宇宙」に連れて行ってもらったような気がしました!

・・・なんていうお話は、また後でするとして(って、えっ!?)

え~、今回は思い切って「プレミアムVIPチケット」を奮発したので、ライブの話の前にその中身のご報告を。

一般のチケット料金が8,000円(当日9,000円)だったのに対し、VIPチケットは18,000円。
この一万円の差は何だ? という話ですね。

まず、VIPには専用GATEがあり、一般入場の長~い行列に並ぶ必要はありません。(って、私は会場時間後に行ったからか?)
 
それから、会場内なので写真は撮りませんでしたが、専用ラウンジや専用リクライニングチェアーが用意されていました。
会場全体が広くてウロウロするし、このチェアーに座ったらほっとして、足の疲れもとれて良かったです!
専用ラウンジは、そこに行くまで結構歩きました。室内は照明暗めでソファーがあり、貴賓客のように会場が見下ろせる窓とハイチェアーがあって、まさにVIPな感じ。
飲み物も他の売店にはないものが置いてあって、私はカシスウーロンを飲みながら、ちょっとだけVIP気分を味わいました。

まあそんな快適なVIP待遇は、利用してみたら「あって嬉しい。ありがとう」というもの。
けれども!、本当のプレミアムは、客席のVIP指定席に加えて、何と言っても、想像以上の豪華なお土産でした!!
そのお土産とは、「プレミアムVIPスペシャル裏パンフ」! 
ハードカバーのしっかりした作りで、愛あるメッセージやスペシャルな対談、日記などの記事が細かい文字で30ページ以上にわたりギッシリと詰まっていて、その上なんとDVD付!!
 
(写真一枚目のマフラータオルとサングラスは別売グッズ)
筋金入りのスガマニア達に宛てた「分厚いラブレター」だという、この裏パンフレット(ちなみに、普通のパンフレット3,000円は一般発売)は、これだけで凄い価値があります!
プレミアム席は今まで何度か座ったことがありますが、今までで一番高かったけど、プレミアム感が半端なくて満足度が本当に高かったです。

なんかね~、シカオちゃんと繋がりのある田島貴男さんや森広隆くんもそうですが、この方たちからは、「ファンから儲けてやろう」という空気が全く感じられないんですよね。ファンが出すお金の意味を、ちゃんとわかっている人達なんだと思います。
だからファンとしては「食いモノにされている感」なんて、だだの一度もなくて、逆に「良いステージを見せてくれて、こんなにしてくれてありがとう。でも大丈夫?」と聞きたいくらいです。
エンターテイメントの様々な販売戦術を見慣れてしまった私としては、スガシカオや森くんを見るとほっとして心が洗われるような気がします。
2年前の転職以来、すっかり貧乏になった私ですが、このVIPチケットを買った人のためにしてくれた企画の大変さや人的労力を思うにしても、思い切って奮発した甲斐がありました。

以上、プレミアムVIPチケットのご報告が終わったところで、話が長くなったので一旦切りますね。
下の写真は、このフェスの序章のスガフェス EXTRAにも出演した(行きたかったよ~!)の田島貴男さんから贈られたお花です。
スタンドフラワーはもちろん沢山ありましたが、私が撮るならこれっきゃないでしょ!(笑)
田島さん、会場にいらしてたようですが、スーパーアリーナは広いから遭遇するのは難しいですよね。バッタリお会いしてみたかったな~!
でも、同じ宇宙の中にいたんですよね。好きな人達が同じ宇宙の中にいるって、素敵だわ!

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映画「怒り」

2016年10月10日 17時41分29秒 | 映画

映画「怒り」 2016/09/20
【監督】李相日
【原作】吉田修一『怒り』(中央公論新社)
【音楽】坂本龍一
【出演】渡辺謙/森山未來/松山ケンイチ/綾野剛/広瀬すず/佐久本宝/ピエール瀧/三浦貴大/高畑充希/原日出子/池脇千鶴/宮崎あおい/妻夫木聡/他

「喜怒哀楽」という熟語がありますけど、人間の感情にはもっと沢山のものがありますよね。
愛とか憎しみ、恐怖や驚き、憧れや諦めとか・・・まあ色々とありますけど、人の感情にはどうしても一言(ひとこと)では言い表せないものがあります。
その「言葉では言い表せない感情」が溢れてしまい、どうしようもなく抑えきれない時、人はどうしたらよいのでしょう?
ある人はそれを音楽にし、ある人は絵を描き、ある人は詩を書いたり小説を書いたりできるかもしれない。
また、ある人は踊ったり、歌ったり、走ったり・・・そんな風にできない人は、だだ笑ったり泣いたり叫んだりするしかないのでしょうか。

この映画で私が受け取った感情は、「怒り」というよりは、もっとずっと複雑な、一言では言い尽くせない感情で、けれどもあえて一言で言うならば、「やり切れない思い」でした。
自分ではどうしようもなく、成すすべのない、「やり切れない思い」は、生きていれば誰だって経験します。
そこには、思い通りにならない他人、思い通りにならない自分、思い通りにならない人生があります。

男は、なぜ、罪も無い人を惨殺したのか? 
壁に残された「怒り」は、何に対する怒りだったのか?
そして、彼はいったい誰で、何処にいるのか・・・? 

    

沖縄、東京、千葉に現れた、得たいの知れない男たち。
今まで何処にいたのか、何をしていたのかわかりません。
三人の男達と、それぞれに関わる人々、それぞれの物語を、同時進行で交互に見れば見るほどに、誰もが怪しい気がしてきます。
時折出で来る犯人のモンタージュ写真は、見ようによっては、森山未来君にも、綾野剛君にも、松山ケンイチさん(何故にこの方だけ「さん」付け?)にも見えるから不思議です。
・・・とか思っていたら、映画で使われたモンタージュ写真は、シーンによって微妙に調整されて複数あったのだとか! すっかり、はめられた私は、モンタージュが出で来る度にまじまじと見てしまいました。
でも、モンタージュ写真はともかくとしても、男達の様子からしても、やっぱり最後のほうまでは誰が犯人かわかりませんでした。
まあ、もともと推理小説の犯人当ては苦手な私ですが、「この三人のうち、犯人のそばにいる人が、決定的に傷ついてしまうのだろう」とは予想していました。
結局は男達に関わった人々は皆傷ついてしまうのですが、私が傷ついて欲しくないと思った人までもが傷ついてしまったのが、本当にやり切れなかったです。

それにしても、この映画の役者さん達は、もうみんな凄い演技派揃いで! 脚本も良かったですが、その脚本を超えていそうな迫真の演技が皆さん素晴らしかったです。
「素晴らしかったです」と一言で言うのも、なんか芸の無い感想ですが、何ていうか、「痛い」んですよね、それぞれから伝わってくるものが。
人を信じられなくて傷いた者の心の傷は、奥深く染み込むようにじわじわと、、信じて裏切られた者の傷は、抉られたそれが踏みにじられるほどに激痛として伝わりました。
もしそれぞれの傍らにいたとしたら、慰めの言葉も見つからないと思います。 非常に衝撃的でした。

衝撃的といえば、妻夫木くんと綾野剛くんの出会うシーンも衝撃的でした。特に妻夫木くんは、この前に見た「殿、利息でござる」とのあまりの違いで! そのギャップに、見ていてオロオロ(笑)。
二人とも、役柄の幅が広い方で、この先彼らが40代50代と、どんな役者さんになっていくのか楽しみです!

広瀬すずちゃんは、・・・ああ、もう何も言うまい! この難しい役柄をを、ただただ、頑張ったね、と言いたい。
松山ケンイチさんの抑えた演技も、宮崎あおいさんの迫真の叫びも、森山未來くんの爆発するような衝動の姿も、もうどの方の演技も素晴らしくて、やり切れない痛みが伝わってきました。その中でもひと際、渡辺謙さんの静かなる存在感が半端ないです!

ところで、エンドロールを見てから知ったのですが、この映画の音楽は坂本龍一さんだったんですね。 
この映画では、三人の素性の知れない男を巡って、それぞれのシーンで海の景色が印象的ですが、そこに流れる音楽が、最初の頃にはエリック・サティのように物憂げで、最後のほうでは映画「ガタカ」に流れたマイケル・ナイマンのピアノのように切なく、物悲しいと思いました。
と、思ったら、マイケル・ナイマンや、坂本龍一さんの、特にこういった反復する音楽は「ミニマル・ミュージック」というそうで、どうやらサティもそのつながりの元にいたようです。
とても抽象的であり、心の奥底に潜りこんでくるような魅力があります。
映画自体も音楽も、しばらく胸に残りました。

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