今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

押尾コータロー 「10th Anniversary LIVE.」2012/12/1

2013年05月05日 02時32分52秒 | ライブ/コンサート

一日に葉加瀬太郎さんのコンサートから帰ってきて以来、「リベルタンゴ」にはまっています。
で、今日は家にこもってYouTubeであちこちと聴きていたら、流石!ヨーヨーマも素敵だけど…おおおっ!押尾コータローさんの「リベルタンゴ」もあった!
えっ! ちょっと待って!
って、誰に、何を? …いや、自分に(笑) 

そういや、押尾さんと言えば、去年の10周年ライブの感想も書いてなかったわ! あんまり凄すぎて、どう書こうかと考えているうちに、あれよあれよと半年が過ぎちゃった
なので、例によって「いまさら感想記」です。


2012/12/1 @東京国際フォーラム ホールA
押尾コータロー 10th Anniversary SUPER LIVE
〜おかげさまで10周年!ギター1本に感謝の気持ちと愛を込めて。これからもよろしく!!〜

押尾さんの演奏は、去年の夏(秋口?)に「ちんじゅの森コンサート」で初めて生で聴き、見ました。
ですから、それがこの時のコンサートに出かけるきっかけになったのですが……
だから、わかっていたはずなんです…けど……

凄い! 凄すぎます! 押尾コータローさん、ここまで凄い人とは知りませんでした!

その時のダイジェスト動画を見つけましたが、これを拡散せずにはいられません!
この動画が見られる環境の方で、私のように押尾コータローさんの超ビギナーの方は、まず出だしから驚いていただきたいです(笑)
なにせ、右手を振り上げています。ということは、最初のところは左手のみで演奏しているの。
それが、一人なんですよ~!
もしかして、この方には「見えない手」とか「隠された指」があるんじゃないかしら? 

  < 押尾コータロー 『「10th Anniversary LIVE.」 ダイジェスト』>
 

ちょっと、ちょっと! ご覧いただけました?
繰り返すようですが、これが本当に一人なんですよ。
オープニングからしばらくして、私はステージをまじまじと見ちゃいましたもん。聞こえるはずのない楽器の音が、空耳でなく聞こえるので、どこかにサポートメンバーが隠れているんじゃないの?とか思って(笑)

でも、もちろんね~、このコンサートでそう思った大呆けはきっと私くらいで、その他の大勢のファンの方々は当然とっくにご存知ですよね。
その「大勢のファン」というのがまた凄い人数で、この大ホールに集まったのがなんと!5,000人。
5,000人で作ったウェーブは楽しかったな~っ!
それに、あのレインボーカラーのサイリュームが無料で(←ここ、ポイント高し!)予め椅子の上に配られていて、押尾さんの合図で一斉にそれを振ったのも…。
私は二階席だったので、そこから見下ろすと客席がとても美しかったです。

うん、二階席はそういう一階席では見られないものが見えて良かった…のだけど、やっばりステージが遠いよぉ~!
押尾さんの演奏をもっと近くで見たい!
とか思っていたら、押尾さんが二階席まで上がって来てくれて、それがまた大盛り上がり。
その様子はステージのスクリーンに映し出され、会場全体のテンションも上がりました!

そんなこんなで、ギターのテクニックには目を見張りましたが、ちがう、ちがう! いえ、ちがくはないけど、なにせ音楽よ!!
なんて気持ちの良い音色なんでしょう!
押尾さんの作った曲って、人柄なんでしょうね、とても暖か。そして爽やかです。
どれも素敵でしたが…

「日曜日のビール」はユーモラスで、グラスにビールをそそぐ音、シュワっとした泡の様子、ぐびぐびとならす喉の音までが聞こえるようで、いかにものんびりとした日曜日の、楽しい曲。

って、この曲を特筆するのも何だけど(笑)  だって、これを書いている今日はゴールデンウィーク中だし。
押尾さんの曲以外の、「戦場のメリークリスマス」や、ラヴェルの「ボレロ」なども、ぐっと入り込んで聞き入ってしまいました。

それにしても、これらの演奏を聴きながら、私はふと、「こんなに大勢の人から愛されて、どんな気持ちかしら?」と思っていたら・・・
ステージの上の押尾さんが、「この会場の5,000人のみんなが、俺のこと好きやねんな!」って、とても嬉しそうに、幸せそうに言ったのね(笑)
すごく正直で素直な人だなぁ~!  なんか私も嬉しくなって、幸せでした。好きですよぉ~、ほんとに。

「メンバー紹介」では、「ベース、押尾コータロー!」「パーカッション、押尾コータロー!」「エレキギター、押尾コータロー!」というように、押尾コータローが続く(笑)
最初に、「えっ?!これ、本当にひとりなの? なんかペースの音とか聞こえるんだけど?」と思ったほどに、押尾さんはアコギ一本で多彩な音を奏でます。全てのパートに拍手です!
ギターのボディーを叩く音は、ちょうど「カホン」というパーカッションの楽器を思い出しました。

そして、アンコールの最後では、私が聴きたかった曲「ナユタ」も聴けて、最後まで素晴らしくて心から感動しました。


まあ、そんなわけでして。
動画を見ていたら、またじっとしていられなくなり、次の6月のオーチャードホールのコンサートにも行くことにしました。
チケットはまだ発券していないけど、また二階席かな?
(後記!三階席だったよぉ~。そうか~、オーチャードは三階があったんだマジィ~?) 


【セットリスト】
01. Rushin'
02. Chaser
03. 絆
04. Go Ahead
05. OASIS
06. カノン
07. 黄昏
08. 日曜日のビール
09. MOTHER
10. Merry Christmas Mr. Laurence (映画『戦場のメリークリスマス』より)
11. ボレロ
12. TREASURE
13. Snappy!
14. ファイト!
15. Landscape
16. 翼 〜Hoping for the FUTURE〜
17. Big Blue Ocean
18. Over Drive
Encore
19. メンバー紹介
20. RELATION!
21. HARD RAIN
22. 雨上がり
23. ナユタ 2

コメント (2)
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葉加瀬太郎クラシックシアター

2013年05月04日 00時39分08秒 | ライブ/コンサート

2013/05/01 @サントリーホール
葉加瀬太郎クラシックシアター

一曲目の「シャコンヌ」から、ラストの「ツィゴイネルワイゼン」、そして、アンコールの「ひまわり」まで、どの曲も聴き応えがあって、とっても楽しいコンサートでした!

バッハの「シャコンヌ」といえば?! 
すぐに某二丁目あたりを思い出す私ですが(笑)
バイオリンの「聖書」と言われるこの曲を聞くのは初めて。
一度聞いてみたかったのよね。
それが、葉加瀬太郎さんで、こんな素敵なホールで聴けて良かったです!

そうそう、葉加瀬さんのコンサートは去年にも行きましたが、その時期はやたら忙しくて感想を書いてませんでした。
あれはね~、すごく楽しかったし、おもろかったんですよ!
ヴァイオリンの素敵な音楽にうっとりしていると、いつの間にかお笑いコーナーが始まって(笑) 「葉加瀬博士」なる方のコテコテな小芝居が始まっちゃったりしてね~(笑)
パーカッションの仙道さおりさんが意外にも芸達者で、女優さんみたいに芝居上手だったのも驚きだったし、会場はしまいに扇子ふりふりで盛り上がっちゃうしで、もうちょっと、これを今回の「ついでに」書くのなんてもったいないくらい楽しかったんです。
葉加瀬さんって、すごく面白い人なのね。
何しろトークが面白いんだもの。

だけど、この「クラシックシアター」では、前半はその楽しいお喋りを封印。
バッハの「シャコンヌ」という曲は、演奏する方にとっては、とても難しいのでしょうね。かなり体力もいりそう。
それを仕事帰りで、なんの緊張感もなく、ゆるゆると聴いている自分は、我ながらとても贅沢をしている(というか、阿呆かも?)と思いました。

それにしても、セットリストがバラエティに富んでいて、普通のクラシックコンサートではちょっと有りえないんじゃないかしら?
私はこのコンサート、すごく好きです!
どの曲もみんないい!ナイスな選曲、この流れ!
葉加瀬さんの作曲した曲はどれも好きですが、テレビでおなじみの曲「エトピリカ」「シシリアンセレナーデ」は本当に良い曲ですね~!

それに、ピアソラのタンゴ!
思いがけず、ここでタンゴが聴けたのは嬉しかったです。
しかも葉加瀬さんの解説付きで、話がいちいち興味深くて、より楽しめました。
久しぶりに聴いた「リベルタンゴ」、いいですよね~、この曲も、やっぱり!
タンゴを聴くと、私は中島梓さんを思い出しますが…そういや、もう五月ですねぇ…


そして、予想外にもこの夜一番気に入ってしまったのは、中学の音楽の授業でも習う、おなじみの楽曲、「ツィゴイネルワイゼン」でした。
葉加瀬さんの演奏するこの曲は、ちょっとアレンジされていたのがツボにはまり、思った以上に楽しく聴きました。
そう、かなり楽しかったんですよ! 「え、これって、こんな曲だったっけ?」というくらい。
この曲は出だしにとてもインパクトがあって、大仰なくらいに深刻そうに始まり、やがてもの悲しく哀愁あるメロディーへと続きます。
で、終盤で、突然にガラッと陽気に、踊りだしたくなるような展開になって一気に終わるわけでが、このテンポの上がった部分が本当に楽しくて、クラシックのコンサートだというのに、私は思わず体を揺すってしまったくらいです。
このアレンジは好きだわ~! 

いや~、こういう肩のこらないクラシック・コンサートって、なかなか良いですよね~っ!
って、べつにクラシックを聴いて、肩がこったことは一度もないですけど(笑) 
ヴァイオリンの名曲を、こんなふうに親しみやすいコンサートで聞かせてもらい、クラシックコンサートの後とは思えないほどに、帰りの足取りが軽くなりました。


【プログラム】
第1部
1.J.Sバッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
 第二番ニ短調BWV1004より「シャコンヌ」
2.ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番 ニ短調Op.108 第一楽章~第四楽章

第2部
1.WITH ONE WISH
2.エトピリカ
3.ZERO HOUR
4.シシリアンセレナーデ
5.Adios NONINO
6.リベルタンゴ
7.Trisch-Tratsch Polka
8.ツィゴイネルワイゼン Op.20

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