今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

吉本興業創業100周年特別公演78日目2回目

2012年06月25日 15時29分32秒 | 芸能/エンターテイメント

【漫才・落語】中田カウス・ボタン/月亭八方/宮川大助・花子/西川のりお・上方よしお/ダイアン/ハリセンボン
【新喜劇】烏川耕一 /辻本茂雄 /井上竜夫 /未知やすえ
【唄って笑って100周年】ゲスト:ウルトラマンタロウ

大阪のなんばに来たのは、今、この時期、ここだけでしか見られない、お笑いとミュージカルが合体したスペシャルな舞台、「舶来上等、どうでっか?」を観るためですが、せっかくだもの、吉本のお笑いを余すことなく体験してみなきゃもったいない!

というわけで、遠征二日目のお昼に、漫才・落語と吉本新喜劇を見てきました。

この日の舞台は、昔からテレビでもお馴染みのベテランさんや人気の若手芸人さんたちがバランス良くラインナップされていて、テレビ画面の向こうがわに行って来たような楽しさがありました。
私は落語なら何度か生で観たことがありますけれど、漫才を生で見るのは初めて。
音楽のコンサートや、演劇、ミュージカルなどもそうですが、お笑いももちろん、テレビで見るのと生で体験するのとでは面白さが全然違います。
まず、その場の空気が違うもの。

前に落語を聞きに行ったときに、ある落語家さんが、「こういった演芸は、演芸場に来たものにしか体感できない面白さがある。最近じゃ、噺の中身をすぐブログに書いたりするお客さんがいるけど、いやだね~、それはぜんぜん粋じゃない。演芸場の本当の面白さはここに座っているお客さんだけのものだ。」と言ってましたが、確かにこれらを「テレビで見るのと実際にその場で見るのとでは笑いが違うよね?」って感じがします。
なので漫才の内容などは詳しく書きませんので、お笑いがお好きな方は、ぜひ!本場で体験してみてくださいね。

私の印象では、毒とえげつなさと、下ネタ系がテレビよりもぐっと増量されていた感じがしましたけど(笑)、それがこの場にいると、「みんなおんなじやで~!」という笑いになっちゃうんですよね~。
アホやデブだのブスたのと、そういった笑いというのは、他の場所、普通の演劇だと、時として笑ってしまいながらも、笑った後でなんとなくちょっと後味が悪かったりして、時々いや~な気分になってしまうことが私はあるんですけど、それはたぶん、一方的に他人を揶揄した笑いを見せられたからだと思うんですよね。
これがいつでもそう後味が悪いかというと、そういうわけでもなくて、演出家によって、出演者によっては全然そんなふうには感じなくて、あっさり笑っていられたりもするんですけど…。

でも、こうした演芸場で一緒に笑っていると、「ここにいるのは、みんなおんなじアホどうし。みんなアホやし、どこかしらコンプレックスもあるし、しょーもないところもあるけれど、アハハ~と笑っておけばええんやで~!」というお気楽な気分になるから不思議。
このあっけらかんとした明るさが、大阪人特有のラテン系たくましさでもあるのかも。

新喜劇は今はどうなのかわかりませんが、私の子供の頃は関東でもテレビで放送することがありましたので何回か観たことがあります。基本的には笑いの中にもほのぼのとした落ちになる、人情話といった感じです。
これがね~、ほんとにアホくさくて、浅いです(笑)
しかも、役者さん(芸人さん?)が、台詞を忘れてしまい、同じような台詞を二度も三度もぐるぐるとして、先に進まない箇所もあったりして(笑)
もしそんなことが普通の演劇やミュージカルであったなら、役者さんにとっては悪夢のような状況だろうし、客席はハラハラするしで、舞台は一時的に滅茶苦茶になっちゃうと思うんですよね。
でも、そこはさすが吉本! 気転の利いた芸人さんたちの突っ込みで、その滅茶苦茶な状況がまた笑える、笑える! 
どんなハプニングも、お客さん達と一体になって作られる笑いですから、劇場内の全員が参加している感じがまた楽しかったです。


ところで、この「なんばグランド花月」は上演中でも客席で飲食ができるんですよ~!
ああ~、でも「吉本百年物語」の演劇のほうでは、それはどうかと思いますし、漫才・落語の時でも一階席のかなり前のほうに座るのであれば、ちょっと目立ちすぎて飲み食いする気分になれないかもしれませんね。
でも、私の座った二階席は全然大丈夫でしたよ! 
ちょうどお昼時だったこともあり、劇場内でお弁当やたこ焼きを買ってきて、座席で食べながら見ているお客さん達をちらほらと見かけました。
で、私も「この際だ、どうせならばやって良いことはやってみよう!」 と、たこ焼きを食べながら見ました。二日続けて、お昼はたこ焼き(笑)
最初のあたりは前座の若手さん達がいろいろとやってくれていますが、彼らが引っ込むあたりでちょうど食べ終わりました。
ゆるゆると笑ってリラックスしながらお腹も満足したところで、本日出演の人気芸人さん達が登場するので、そのあたりのタイミングも絶妙にできています。
なので、早くに食べ始めれば、一階席の目立つところで飲食してもほとんど気兼ねがないかもしれません。
ちなみに、お席のひじ掛けは映画館のように、ペットボトルや紙コップが置けるようになってます。

あっきーの「舶来上等、どうでっか?」を観に、なんばへ遠征するみなさん、せっかくですから吉本の本場で、ぜひアホの笑いを体験してきましょう !

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いつかどこかで(32)めっちゃ、好っきゃねん!

2012年06月24日 03時21分24秒 | いつかどこかで(雑記)

産婆とサンバは、違う!
東京もんが発音すると、難波はイントネーションが産婆と同じ。大阪人はサンバと同じになるのね。
つまり、関西はラテン系ってこと??

ちゃうわ!

ええやん、おうとるやん!

・・・などと、ひとりボケ・つっこみをする私。

えー、わたくし、普段は遠征しないことにしております。
だけど、何事にも例外ってものがあるのよね~。
FCのお知らせであっきーが吉本の舞台に出ると知った時、大阪遠征を決めるまでには三秒もかかりませんでしたよ。
だって~、こーんな珍しいものを見逃すわけにはいかないじゃない?!

そんなわけで、行ってきました、観てきました!「舶来上等、どうでっか?」。
私、薄っすらお髭のあっきーって、やっぱ好きだわ~

あっきーの演じた林弘高氏、弘ぼんはね、私が思うに、あっきーが今まで演じてきたどの役よりも、一番あっきーらしいキャラだったような気がしました。
もし、あっきーが弘ぼんと同じような立場で、同じような使命で上京したら、やっぱり同じようであったかも知れないな。
お兄さんを尊敬しながらも、やっぱり芸人さんたちを一人の人間として見ようとするだろうし、自分の夢に向かって常に新しいものへ挑戦するだろうと思う。
そして、なによりも、ものすごく真面目で実直で人に暖かい。

好きや~~っ

でもって、アジアンの隅田美保さんも、めっちゃ好っきゃでー!

・・・という舞台の話は次回に引っぱるとして。

なんばの街は、巨大あっきーがあちこちに見られて嬉しい。


上演前には、道行く人へ芸人さん達が宣伝までしてくれてます。



こんなお出迎えも・・・



グランド花月の二階から。



そして、開場一時間前、入り口前に男性たちの行列が・・・。
NMB48のファンの方たちかしら?



観劇後は、大阪在住のあっきーファン達が「祝大阪初遠征!ようお越し会」なるものを開いてくれて、大いに食べて、語って、とても賑やかで楽しい一日でした


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いつかどこかで(31)うちも大阪へ来たで~!

2012年06月23日 15時03分38秒 | いつかどこかで(雑記)

っちゅーわけで、昼間っから酒や!タコ焼きや!




せやけど、うち、ほんまはお酒は強うないねん

これからどないしょ~

どないもこないも、あるかいな
なんばグランド花月で、中川晃教さん主演の「舶来上等、どうでっか?」を見るんとちゃうかい



せやで~!

あっきー、ぎょうさんエエとこ、見せはってな~

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「毛皮のマリー」人形劇俳優 たいらじょうの世界

2012年06月15日 22時23分18秒 | 観劇(ストレートプレイ/人形劇)

2012/06/13  新国立劇場 小ホール
【原作】寺山修司
【演出・美術・出演・人形操作】平常(たいらじょう)
【登場人物】毛皮のマリー〈花咲ける四十歳の男娼〉/欣也〈美少年〉/紋白〈美少女〉/下男/醜女のマリー/名もない水夫/美女の亡霊×6/快楽の滓〈肉体美の青年〉/鶏姦詩人1&2/ト書き

これは…ああ、そうか。
胡蝶の夢、ね。

たとえば、こうしてみたらどうかしら。
マリーの台詞の、「ウソ」を「幻(まぼろし)」に、「ホント」という言葉を「現実(うつつ)」に置き換えてみたら。
すると、こうなります。

『歴史はみんな幻、去ってゆくものは、みんな幻、あした来る鬼だけが、現実!』

「鬼」という言葉を、災い、憎しみや嫉妬のような「苦しいもの、醜いもの」と置き換えても良いかもしれません。

また、もうひとつの台詞も、「ウソ」を「幻」に変えて書き換えてみると、

『世界は何でできてるか考えたことある? 表面は大抵、みんな幻でできているのよ。』

マリーは表面に見えるものなどは、すべてがウソだと言います。
その「ウソ」を「嘘、偽り」と呼ぶよりは、幻や幻想、夢とすれば、私としては、とてもしっくりときます。
世界はすべてが幻、夢ではないか、と。

最初に書いた「胡蝶の夢」とは、紀元前の中国の宋の国の思想家、荘子の有名な説話ですが、「夢の中で蝶になって飛んでいたが、はたしてそれは夢だったのか。今の自分こそが蝶の夢の中なのではないか。」というお話です。
その中では、「夢が現実なのか、現実が夢なのか、私にはわからない」と言い、「人の姿と蝶の姿の、その形は違うけれど、私という自分には変わりなく、それは表面上の違いにすぎない。」とまあ、だいたいそんなことが書かれてあります。
つまり、「本質は変わらない」と、そういうことなんでしょうけどね、「夢と現実の比重が同じ」という感覚が私には面白いです。
その二つの境界がない、というか、それを区別するのが無意味であるというか。

この「毛皮のマリー」という舞台の始まりと終わりに、蝶がひらひらと飛ぶのを見ていると、どうもこの物語は蝶の夢なんじゃないか、という気がします。

う~ん。
それじゃあね、今回もまた思うのだけれど、マリーの言う、「世界で一番きれい」って何でしょう??
美も醜も、みんな幻想だとして。
つまり、一番きれいなものも幻想なわけで……。

それはきっと、マリーの思う、一番醜いものの、対極にあるもの
もしかすると、
何も知らない存在・・・かな。
表面上の美醜、男と女の違い、抗えない性の衝動も、妬みも憎しみ・・・そういった、マリーを苦しめた、あらゆる醜いもの、それは鬼。そして現実にあるもの。
その現実を何も知らないままの無垢な存在があるとしたら、それは、この世で一番きれいな幻想・・・とか??
幻だから、つまり、たぶんそれはウソであり、夢の存在なんだ・・・とか・・・・・

……う~ん。
まるで酔っ払いよね~。
いや、誰がって、私が(笑) 
今宵も酔ってますけど、ちょっとだけね。

だけど…

え~っと、
あのね、
それ、今わかんなくて、いいです、私。

って、いきなり投げ出すわけじゃないけれど(笑)、きっと、そんなすぐにわからないんですよ、こういう作品は。
というか、わかろうとしなくてもいいんです。
こうやって、この舞台を観る度にちびちびと書いていったら、そのうちに徐々に何かが掴めるかもしれないし、掴めないかもしれない。
それはひらひらと舞う、幻の蝶々を追いかけるようなものですから。
べつに捕まえて、標本にしたいわけじゃなし。
観た舞台、全部にいちいちと何がしかの結論が欲しいわけでもないので。

ところで、今さら言うのもなんですが、寺山修司さんのこの作品、これ自体は、私にとってはそれほど衝撃的でもないような気がします。
もともと、こういったマイノリティーの物語だとか、どこか壊れているような登場人物の、どこからが夢だか現実だかわからないようなお話というのは、わりと得意分野、というと御幣がありますけど、文学の読み手側として言うならば、自分には馴染み深い世界だと思うんですよね。
それに、R15指定のきわどいシーンも、特にドン引きしたりしないし。だって、大人だもん!(笑)

なので、私にとって、この舞台のどこが「衝撃の舞台」なのかというと、ひとえにそれは、たいらじょうさんという役者さんの存在、その演技につきると思います。
複数の人物を同時に演じ、人形とたいらじょうさん自身も瞬きするより早く切り替えられ、目まぐるしいとさえ言える台詞の応酬にも、観ていて決して混乱しません。
いえ、切り替えられるというより、複数の魂が行き来しながら同時に存在しています。
人形は分身であり、たいらじょうさんもまた複数の人物の分身であり、そのものなんですよね。
う~ん、これを言葉で説明するのは難しい…それがどんな様子か、これは本当に観た人にしかわからないと思います。

それに、人物だけじゃありません。
この作中には蝶が出てくるのですが、たいらさんは蝶にもなります。それと同時に蝶を捕まえる少年でもあります。
蝶であるたいらさんが、少年のたいらさんから逃げたり捕まったり。
その手の動き、体の動きも、一体でありながら独立していて、こちらも絶対に見間違えたりしないし、誰の台詞でどこを見るべきなのか、人形なのか、たいらさんなのかも自然と解ります。

ああ、まったく、なんていう人なんだろう!
そして、なんたる才能!!

この「毛皮のマリー」は、たぶん、たいらさんのライフワークになっているのでしょうね。
この先、また機会があれば観に行きたいと思います。

できれば、たいらさんの「サロメ」もぜひぜひ観てみたいな~!
赤ちゃんとその家族のための人形劇、「てるてるじょうくんとあそぼう!」も、いつかきっと潜入するつもりです!
してみせますとも!
いつになるかわからないけどね(笑)

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「サロメ」

2012年06月10日 19時44分36秒 | 観劇(ストレートプレイ/人形劇)

【作】オスカー・ワイルド
【翻訳】平野啓一郎
【演出】宮本亜門
【出演】多部未華子/成河/麻実れい/奥田瑛二/ほか

去年も書きましたが、今回もまたこの一行を最初に書いておきましょうか・・・

あなたが今、欲しいものは何ですか?


『サロメはなぜヨカナーンの首が欲しかったのか?』、いよいよ第三弾!

というのは、去年から私が個人的に興味深く観ている第三弾ってことで(笑)
ちなみに、最初に観たは市川段治郎さんと舘形比呂一の舞踊劇、「サロメとヨカナーン」。
二度目はオペラ、リヒャルト・シュトラウスの「サロメ」です。
そしてここにきて、宮本亜門さん演出の、ストレートプレイの「サロメ」。
同じ原作でありながら、この三つの舞台で自分の感想がこうも変化するのかと、その舞台の違い、表現の違いが面白かったです。

第二弾の感想では、
「サロメは男ならば誰でも自分の魅力には勝てないと自信があったので、そうではなかったヨハナーンが受け入れ難く、自分の姿をしっかりと見たならば絶対に自分に恋したに違いない男とのキスは、ある意味、彼女にとっては当然な「二人の」恋の成就であったのだろう、だから、生首が欲しかった。
そして、サロメの「愛されて当然の私」という我侭なアイデンティティーは守られた。」
というのが一応の結論だったんですよね。

でも、この宮本亜門さんの「サロメ」を観たら、ちょっとどころか全く違います。
べつに私は学校に提出するレポートを書いているわけではないので、一般的な解釈をする気もありませんし、正解かどうかはともかくとして、ただ知りたいんですよねぇ。そして私なりに納得したい。
サロメが欲しかったのはなぜ生身のヨカナーンではなくて、死んだ後の彼の生首なのかを。
それが結論づけられると、私も自分の本当に欲しいものが見えてくるかもしれいない、とか思って・・・。

そして、今回思ったのは、
「サロメは、決して自分を愛さない男と愛し合いたかったのではないか?」ということなんです。
それには矛盾と無理がある。
だから生きたヨカナーンよりもなお、彼の生首が欲しかったのではないだろうか。

この舞台の多部未華子さん演じるサロメは、今まで見たサロメにくらべていかにも少女らしい少女で、官能的でも妖艶でもなく、そういう意味では最も現実味ある若い女性でした。
しかも、あの「七つのヴェール」なんて、官能的どころかまるで踊りにさえなってない、めちゃくちゃなものにしてましたし(笑)、もちろんわざとそういう演出にしたのでしょうが、あれで喜ぶ王様がいっそう愚かに見えました。 

そのサロメは、登場して一番にこう言います。
「これ以上、あんなところにはいられないわ。もうたくさん。どうして王様は私をじっと見続けるの?」
けれども、サロメにはわかっているんですよね、何のつもりで王様が自分を見つめるのかを。

サロメはうんざりしているんです。男たちが自分を欲しがることに。
王様さまの甘い言葉への嫌悪感、若いシリア人への残酷さ、その態度のどれをとっても、それが憧憬にしろ欲情にしろ、自分を欲しがり見つめる男には、その度合いが尋常でなければないほどに、男たちへの評価を下げて見下しているような、傲慢さが感じられます。
それはある意味、少女特有の潔癖さでもあるのかもしれない。
すると、裏を返せば、サロメにとって最高に評価の高い男性とは、自分に興味のない男、決して欲しがらず、欲望で自分を見つめたりしない男ということになると私は思うんですよ。
なので、ヨカナーンはそういう意味で、彼女にとっては最も魅力的な、愛すべき価値のある男ではなかったか。

けれども、ここが矛盾しているところですが、サロメはヨカナーンに自分を見つめて欲しいんです。
なぜなら、彼女は恋をしたのだから。

そこで話はヨカナーンのほうですが。
この舞台で私が新たに気づいたのは、ヨカナーンも実はサロメに惹かれ、だからこそ、それが厭わしくて、わざとサロメから目を逸らしていたのではないか。
預言者であり聖職者であるヨカナーンにとって、最も蔑むべき女性は、サロメの母親ヘロディアだったのですが、つまり王に近親婚をさせてしまうほどの魅力的な女性なわけです。
ヨカナーンにとって、女として最高に魅力的な女性が、もっとも忌むべき存在なのだとも言えそうです。
「私は汝を見たくない。汝を見ない。」とサロメをなぜ拒むかというと、見てしまうと心が乱されてしまうから。

この世で最も魅力的な男性は自分を見つめない男であるサロメと、最も魅力的な女性を見つめるわけにはいかないヨカナーン。
だからヨカナーンは生きてサロメを見つめることはできません。
サロメが生首に言った言葉、「もしわたしを見ていれば、きっと、わたしを好きになったはず。」というのは本当にそうだったのかもしれません。
その台詞、オペラの「サロメ」を観た時には、私は「よほど自分の容姿に自信があって、男なら誰でも自分に恋をすると思い込んでいるのだな」とあきれたものですが、たぶん、ヨカナーンが生きてサロメを見ていたら、本当に彼女に恋をしただろうと、今ではそんな気がします。
サロメが「わたしにはよくわかっている」と言ったのも、本当にそうだという気がしてきました。
サロメとヨカナーンは、もしかしたら、鏡のような、左右真逆の、アシンメトリーな一対であったのかもしれません。

決して成就しないことで成就する愛。

もしかしたら、人が一番欲しいと思う、その最たるものとは、決して手に入らないものなのかも・・・。

と、いうのが、『サロメはなぜヨカナーンの首が欲しかったのか?』、感想・第三弾の結論ですね、とりあえず。

って、ええ、「とりあえず」なんですよ。
まだ、たった三度しか観てないこの作品に、すぐに結論出せるわけないですもの(笑)
この「サロメ」というお話、本当に興味深いので、今後もどこかで上演されることがあれば、できるだけ観に行きたいと思います。

というわけで、いつになるかわかりませんが、この先はいずれ、「サロメはなぜヨハナーンの首が欲しかったのか」第四弾へ、To Be Continued です(笑)

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「SHOW-ism TATTOO14」5/24ソワレ

2012年06月10日 14時47分13秒 | 観劇(ミュージカル/音楽劇)

2012/05/24
「SHOW-ism TATTOO14」@SHIBUYA-AX
【作・演出】小林香
【出演】水夏希 / シルビア・グラブ / 高良結香 / Jennifer / Miz / 今枝珠美 / 保坂知寿
ゲスト:中川晃教

この日、私はもう渋谷に着いた頃にはくったくたに疲れていてへろへろで、会場のAXがやけに遠く感じられ、「平日の夜のチケットを買うのは、もう体力的に無理だ~」と思ったわよ!
たぶん、年内はおろか、あと三年くらいはこの忙しさに目途がたちそうにありません。

だいたいねぇ~、この観劇という趣味は、そもそも昼やアフター・ファイブの時間とお金に都合がつけられる、そんな余裕のある人のためのものなのよね。
つまり、今の私なんか、ぜ~んぜんターゲットに入らないわけ。
だから今までは随分と分不相応に無理をして贅沢してきたわけだけど、さすがにもう平日の観劇なんて、ほとんど自傷行為に等しいよなぁ・・・

なんて、心の中でぶつぶつと呟きながら渋谷の坂を重い足取りで登れば、夕飯はまだなのに一向に食欲もわかず、かと言って、このままだとお腹が鳴りそうなのでロビーで急いでパンを二口ほど齧り、あわててトイレに行ったらもう開演。
そして、舞台が始まれば、この男前なお姐さん達の、なんてパワフルでエキサイティングなこと!!

私は思った、
「このお姐さん達は、きっと毎晩、終演後にはビールをあおって、がっつり肉を食っているに違いない!」

肉食系女子の意味はかなり違うと思うけど(だって、それって恋愛がらみ、男がらみの比喩じゃなかったっけ??)、間違いなく、本当の意味での肉食を連想する私。
そういや昔、高校の社会の先生が、「日本が戦争に負けたのには、まず食い物が違う。アメリカ人は肉を食っている。アメリカ人は肉を食っていたから勝てたんだ。」と言っていたのを思い出したわよ(笑)

まあ、アメリカにしても、この舞台の七人の女優さんたちにしても、その真偽は別として、「TATTOO14」はたしかにパワフルで、ほんと、負ける気がしねえ!って感じの、ちょーカッコよくて楽しい舞台でした。
水夏希さんはじめ、七人のどの方も歌ってよし、踊ってよしで、迫力があって見応えもあって聴き応えもあり、七人もいるのにキャラもそれぞれに立っていたし、それに衣装も良かった~!
私はこの日、運の良いことにサイドの通路側のお席だったので、魅力的な彼女たちが通るたびに「きゃ~っ、カッコイイ! かわいい~!」と心が踊りました。
もちろん、彼女達から「キムチの汗の匂い」なんて、しなかったですよ、ぜんぜん(笑)

そう、そのキムチの話なんですけどね、
カテコで「昨日はキムチを食べたから、汗にキムチの匂いがしたかも?」という彼女達の話を受けて、この日のゲスト、あっきーが無茶ぶりで突然に即興のキムチソングを始めたんです(笑)
主役達の七人はガッツリと歌い踊ったあとで、もうこの時点で力を出し切っている様子でしたが、あっきーは、きっとまだ歌い足りてなかったんでしょうね? 
スカイの歌はどの曲も良い曲ばかりだったし、一幕の「Like the Sun」なんかは歌詞もすごく素敵でジーンときました。
だけど出番は多くなかったので、あっきーだけが一人まだまだ余力たっぷりという様子でしたものね。
みんなでもっと歌おうよ~! とでも言うような、高揚したままの感じが面白かったです。
そのキムチソングが長々と続きそうなので、「もう、いいよっ!」とキャストに止められたのにはあまりに「ナイスタイミング!」で笑えました。

その、あっきーですが、私は最近、あっきーを見るたびにしみじみと、「なんか、久しぶりに顔を見たなぁ~」と言う気がするのよね。
どうしてだろう? 5月はその前の舞台も観たばかりなのに・・・。
それで、あっきーが通路側に降りてきた時に、手のひらをこちらに向けながら歩いてきてくれたので、図々しくもハイタッチしちゃいました!
あっきーにハイタッチしたのって、初めてだわ~!
その時、一瞬、時間が止まったかと思ったわよ(笑)
ハイタッチしたのは一瞬なんだから、一瞬止まったも何もないわけだけど、その手が汗で冷えていたのか、やけにしっとりとひんやり冷たかったのが印象的で、それで手拍子で熱くなった自分の手を冷やされた感じがして、思いがけずに気持ちが良かったので(爆)あの感触は一生忘れそうにありません。
ってか、しまった! あのあと、友人たちの手を散々握ってしまったわ!
あ、いや、良かったのか。
手を洗う前に、友達に幸運をおすそ分けできて良かったです。
って、なにをうろたえているんだか?(笑)

タトゥーのように消すことの出来ない心の傷は誰にでもあるとは思うけど、楽しい思い、嬉しい思いも決して消さず、次々と、その傷よりも大きく上書きされたら良いのにね。

舞台が終わり、SHIBUYA-AX を後にした私たちが、さっそく肉を食べに行ったのは言うまでもありません(笑)
お肉を食べて、もっと自分を鍛えなきゃ!
私だって、負けてはいられないものね!
疲れて愚痴ってるところが、まず自分に負けていたのかも?

よぉ~し!
目指せ、肉食系女子!

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いつかどこかで(30)人形劇俳優たいらじょう「毛皮のマリー」~口コミの真実とは?~

2012年06月10日 12時06分23秒 | いつかどこかで(雑記)

タイトルが長いよっ、長すぎる!
だけど、まだ観てないんだもん。

こんばんは、もしくは、こんにちは、おおるりです。
いつもの方も、初めましての方も、私の感想記をご覧いただきましてありがとうございます。
このところ平日の夜は余力がないので、というか、少量のお酒でほとんど酔っ払って寝てしまうので(笑)書こうと思っていた感想記がたまっていますが、今日は休日で何処にも出かけないので、書けるだけ書こうかと思っています。

とか言いながら、感想でないものを先に書くんですけど。

その長いタイトルの、たいらじょうさんの「毛皮のマリー」なんですけどね、開幕は明日(6/11)ですからもっと早くに書くべきだったんでしょうけど、ちょっと思うところありまして、つい愚図愚図としてました。
それで、夕べに某所を覗いてみたら、まだこの舞台のチケットが完売してないようなので、気づかない方がいらしたのなら、それはもったいない! ギリギリになりましたがやっぱり書くことにしました。
まあ、私のブログで書いたからといって、それを参考にする方が沢山いるとは思えないんですけど(笑)、一人でもいらしたら意義があるかもしれないし、何よりも、やっぱり私が人にお薦めしたいと思いましたので。

たいらじょうさんの「毛皮のマリー」ならば去年も私は観ましたが、感想は→ここです。
この時「ぜひ今後も彼の舞台を、そしてこの「毛皮のマリー」も観ていきたいと思います。」と書いていますので、今回も観ます。
それが案外と早くに実現して嬉しいのですが、今回の公演は宣伝期間が異例の超短期集中型だったそうで、情報が行き渡るのが遅かったのだそうです。
そこで、以下の文↓は、たいらじょうさんのブログの記事から一部転載します。

* * * *
『昨年は全ての公演が満席となり、またロングランだったこともあり、後半は口コミにより平日の公演も完売するほどでした。観たいのに観れない方がいて本当に悔しかった!

しかし、今年はまだ間に合います!せっかくの公演、ひとりでも多くの方にご覧いただきたい!

“人形劇俳優たいらじょうの世界”
寺山修司原作
「毛皮のマリー」
新国立劇場小劇場
6/11(月)~13(水)
毎日19:00開演、
主催=日本テレビ、
問=キョードー東京0570-064-708

(追記・チケット情報)
当日券は開演の30分前より、新国立劇場小劇場入口にて販売いたします。
前方ブロックは端の席のみ少しあり。
後方ブロックでしたら、センターや並びでお取りできる席もございます。
お席にご希望のございます方はお早めにご予約ください
ヴォイス・ファクトリイ チケットデスク
TEL:03-5388-9990   』

* * * *

そんなわけで、この衝撃の舞台にご興味のある方は今からでも間に合います。ぜひご覧になって下さい。

・・・と書きつつですねぇ・・・

去年でしたか、ネットでの口コミ、主にレストランなどのグルメの口コミにはかなりの「さくら」(客の購買意欲をそそるため、客のふりをして品物を褒めたりすること)などの、インチキもあり、評価があてにならないという報道がありましたよね?
褒め言葉もそうですけど、ネットは基本的に匿名社会なので、褒め言葉だけでなく、むしろ悪口なんかも言いたい放題ですから、ネットで見る匿名の口コミには気をつける必要があると思います。
本当に参考にするのは客観的な情報だけにして、主観的な評価のほうは話半分かそれ以下と思って割り引いて読むか、そうでなければ自分の直感を信じて、あとは自己責任と思うかのどっちかだと思うんですよね。
私はレストランを選ぶ場合は(といっても、めったにないですが)、客観的な情報以外を読みたい時は、あきらかにお店と利害関係がなさそうな、日記に埋もれているような一般人のブログを検索したりしてますけど。
いずれにしても、お店の雰囲気はともかくとして(写真で見られるから)、味覚に関しては人それぞれなので、やっぱり直感ですかね~。

で、レストランはともかくとして、この演劇などのエンターテイメントの世界ですけど。
主催者側のHP、出演者やファンの人のブログ、それに加えて最近はTwitterやFacebookなどのつぶやきでも、盛んに情報が流れるようになりましたよね?
これは十年ほど前にはほとんどなかったことで、これがまた曲者(くせもの)で(笑)
たまに「ブロガーさん限定ご招待」なんていうのも見かけますが、タダで招待されて、書いてと言われて書くものは、もし私だったら必要以上に褒めてしまうだろうと思うんですよ。
それに、「つぶやいてください」と言われて書く「つぶやき」って、どうなんでしょう?
口コミって、「黙っていられない、こんなに良いもの、人にすすめずにはいられない!」という、そういう想いから広がるものなので、当人にとっては本当に何の得にもならない、最も自発的かつ個人的なものだと思うんですよね。

Twitterで開幕前から主催者側と交流して一緒に盛り上がるのは、それはひとつのお楽しみだと思うし、応援のスタイルとしてもそれは良いと思います。
私はといえば、こんなふうについだらだらと長文を書く人なので、つぶやく瞬発力もなくてTwitterやFacebookは苦手なほうですが、目にすれば「みんな楽しそうでいいな~」とも思うし、時々外から好意的に眺めさせてもらっています。
でも、そういった人達が、観劇後にその主催者に見られてると意識して書く感想に関して言うならば、「盛り上げよう」とする気持ちが込められているだけに、なんか、どうも私は懐疑的(笑)
好意的に見ても、褒め言葉に嘘はないんでしょうが、時々、本音に蓋をしているような歯切れの悪いものを感じてしまうので、私に関していえば、チケットを買うか(または、事前に買い足すか)は、親しい友人達の感想、特にいままでの文からして自分と似たような好みを持つ友人のブログや日記を参考にしています。

そういう意味では雑誌の劇評も同様で、それらは私の書くような記事とは、まず書く目的が違いますから当然ですが、そこで絶賛されている舞台が自分の好みに合うかどうかは全く別ですよね。

そんなわけでして・・・

たいらじょうさんの「毛皮のマリー」、私は観ます! 絶対に観ます。
平日はこのところ残業続きですが、遅刻しないように頑張ります!
事務所発売日の発売時間びったりに、会社で内緒でこっそりとFAX申込みをしてみたら、かなり前のほうのお席が取れて、いまからとても楽しみです!
そして長々書いた上述をふまえて、まだ観たことのないあなたには、それでもなお、この衝撃の舞台をぜひ観てもらいたい。
なので、昔、知り合いが言った、私のお気に入りの言葉を使いましょうか。

「私にだまされたと思って、ぜひ!
でも、だまされても知らないよぉ~!」

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原田真二 「Road to the Light 」赤坂BLITZ 

2012年06月03日 14時53分21秒 | ライブ/コンサート

2012/06/02 原田真二 「Road to the Light 」@赤坂BLITZ
 【出演】原田真二
ウォーネル・ジョーンズ(Bass) / リューベン・マン(Dr.) / MATARO(Per.) / 太田美知彦(Key.)

すごぉ~い!
すごいよぉ~、真二! すごぉ~いっ!

…って、だから去年も書いたように、私は原田真二さんを普段は呼び捨てになどしておりませんが(笑)
ライブのあとでは、何故かこうなっちゃうのよね~。

だって何が凄いかっていうと、原田真二さんは今年でデビュー35年目!
その35年目にして、赤坂BLITZのこのライブはチケット即完売で、急きょ追加の立ち見席がでるという人気ぶり。
そしてこの盛り上がり!!

ステージの始まりは、オルゴールの箱が開いたようなイメージ゛でした。
中央のピアノの前にはピエロがひとり。
そのピアノが回ります。
そう! このライブではピアノ部分の台座が回るんですよ!!
それが原田さんの「やさしさ」なんだと気がついたのは、もう少しだけ後のこと。
ピエロの格好をしたのは原田さん?? と思っていたら、やっぱりそうでした。
暗転した舞台にふただひライトがあたり、ピエロの服を脱ぎ捨てた原田さんが現れたら、さあ!楽しい時間の始まりです!

なんて、このまま詳しいレポートを続けようにも、記憶がいろいろとごっちゃになっていて書けないんですが
なにせ私が原田真二さんのライブに行き始めたのはここ四年くらいなので、わりと初めて聞くような知らない曲もあったりしましたが、今回は全般にロックテイストが強くて、ガンガンでノリノリな、とても気持ちの良いライブでした。

「初めて」といえば、原田さんは震災後の被災地には今でもひと月に三回ほどは訪れているそうで、そこではお年寄りや小さなお子さんが多く、原田さんの歌を聞くのが初めてという人が多いのだそうです。
それもすごく楽しいのだとか。
まだまだ被災地の復興ははかどらず、むしろ「これから」という現地を目の当たりにして、息の長い支援を呼びかける原田さん。
決して、忘れちゃいけないと私も思います。
そして、震災以前からもずっと続けていた話、「やさしさのアクションを、あなたの身近なところから広げましょう」という言葉もライフに行くたびに賛同するし、被災地の復興支援のことなどは、私も繰り返し書いていきたいと思います。

そんなこんなの原田さんのトークはどれも暖かく、またとても面白くて楽しいのですが、それだけに全部を書くのはちょっと大変(笑)

ペットボトルのキャップを転がしてしまったハプニング、
最近亡くなったお母さまには生前毎日電話をしていたのに、今では電話をすることもなくなってしまい、年老いた母親のために電話していたはずなのに、元気づけられていたのは自分のほうではなかったかという想い、
それに続いて、出合った人々は「皆がジグソーパズルの無くてはならない大切な一かけら」だという話、
キラキラのうちわを持参して応援してくれるファンたちに応え、昔は(アイドル扱いされるのが)嫌だったのに、今では嬉しい、もっと~! 
……というお話などなど、とても書ききれませんが、いつもながら原田さんはお話上手で、ほんとうにラブリーなお人柄です。

ところで!
その「回るピアノ」なんですけど!
私はピアノをひく男性を見るのが大好きなんですけど(笑)、席運次第ではお背中ばかりでお顔がよく見えないことも多々あったりするんですよね~。
原田さんで言えば、数年前の名古屋で、あっきー(中川晃教さん)をゲストにしてのライブでそんな感じでした。
といっても、あっきーのファンの私としては、ピアノの原田さんとアイコンタクトを取るためにあっきーがこちらを度々見てくれるので、それはそれでとぉ~っても美味しい席だったし(笑) 原田さんファンとしても、ピアノを弾く原田さんの指先やお背中をじぃ~っと眺めていられるのもなかなか良くて幸せでしたが、その時、原田さんは「僕のお尻ばかり見ている人もいます」と言って、気にしてくださって、わざわざ振り向いて目を合わせてくださったんですよね~!

やさしい~、なんてやさしいのぉ~、真二~!

と、その時、私は感激したものですが(笑)
今回、ピアノの部分だけ台座が回ったのは、ピアノを弾くと背中ばかりを見ていがちな下手(しもて)のファンたちのための心配りでもあったようです。
私は例によって、低い天井したの後方席だったので、遠目に見る横顔が右になるか左になるかの違いでしたが、比較的前方の左右のお席に座ったファンたちも大満足だったと思います。

とか言うと、ピアノばかりみたいですが、やっぱりギターでバリバリなシーンはすごかった!!
次から次へと、いったい全部で何曲歌ってくれたのか数えられませんでしたが、いや~、盛り上がりました!
その大盛況ぶりが、「今日はすごく気持ちいい!」と原田さんも言ってましたが、私も原田さんの歌で踊ってガンガンに発散して気持ち良かったです。
サポートメンバーもカッコよかった~!
パーカッションが好きな私は、特にMATAROさんの、あの頭上に頭ふたつ分ほど高い位置に吊るされたシンバルがもの凄くツボ! あれを叩くところを見るだけでもテンションが上がる~!

これは必修だという「キャンディ」の真二コールも、必修その二の「タイム・トラベル」のコーラスのハモりも、私もここ何年かで何度も習ってきた成果か(笑)いつの間にか自然にできるようになり、まだまだ初心者ではありますが、原田真二さんのライブがますます楽しくなりました。
それもこれも、原田さんのデビュー以来、長きにわたって応援し続けたファンの皆さん達がいるからこそなんですよね~!
もうね、何がすごいって、そこが一番すごいと思うわ!!

それで、ここにきて原田さんは絶好調で、いよいよ11月1日に、35年のAnniversaryライブを国際フォーラムで行うのだそです!
おお~っ! 楽しみ~!
ぜびぜひ、原田真二「ぜんぶ盛り」が聞きたいわ!

それでは、原田真二さん、そしてキラキラのあたたかいファンのみなさん、秋にまたお会いしましょう~!


セットリスト】

ミュージックボックス (p)
ミラクルラブ
バンドは金曜日に出来た
ハピネス
グッバイティアーズ
ブラスティックドール
カーテンライズ
スペーシーラブ
恋は500マイル
ナチュラルストーム(AG)
下柚木の丘はいつだって
キャンディ
joy
hellcopter chase2
Believe
サブウェイの夜明け (P)
君にもっとちかづきたくて
ラッキービート
モダンビジョン(AG)
シャイニングター
雨のハイウェイ(p)
タイムトラベル
てぃ~んずぶる~す (リストは順不同)

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