今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

いつかどこかで(63)行った年、来た年 (映画編)

2016年01月12日 00時55分57秒 | いつかどこかで(雑記)

2015年観た映画は22本。年が明けてお正月最初の一本は「完全なるチェックメイト」です。
前にもどこかで書きましたが、映画は賢く行けばお安く観られますよね。レディースデイや映画の日を狙うとか、TOHOならば6本観れば一本無料だし、他にもご招待券が当たったりして、私は平均すると一回あたり1,000円未満で観ました。お席は自分で選べるし、チケットの予約も簡単なので、今年も映画は毎月観たいと思います。

で、2015年に感想記を書いたのは半分くらいかしら? 秋以降に息切れしちゃったのは「進撃の巨人(後編)」に続いて三谷さんの「ギャラクシー街道」があまりにもがっかりだったので、感想を書く気力が失せてしまったんですよね 「どこがどう詰まらなかったか」なんて、あんまり書きたくないんで。

だけど、その後(11月12月)に観たものはそれぞれに面白かったです。
なので、それを含めて感想を書かなかった映画の「ちょこっと感想記」

【2015年 感想記を書かなかった映画】

◇「きっと、星のせいじゃない。」

悲しい物語なのに、最後は清々しいとさえ思えて感動しました。

◇ 「ヴァチカン美術館」

大変貴重な美術品がこれでもか!と見られ、現地に行けない私にはありがたいのですが・・・・元々立体的な彫刻とかは良いのですが、平面に描かれた絵画を無理やり3Dで立体的に見させられては落ち着きません。絵画は興味ある一枚を、じっくりと立ち止まって見たいと思う私には向いてない映画でした。

◇「シンデレラ」

館内はお子さんを連れたご家族が多かったです。物語は今どきのディズニー映画らしく、現代向けにアレンジされていました。城田優さんの声が王子様にぴったり。シンデレラのウエストが「ほんまかいな?」と疑うほどに細くて、ドレス姿が夢のように美しい。

◇「HERO」

この映画、そのうち絶対にテレビで放送するよね? と、思いつつ、いち早く映画館に行ってしまうのは、それだけこのシリーズが好きだから。特に松たか子さんが演じる雨宮事務官のその後が知りたい!! ・・・の結果、久利生検事(キムタク)は人としては極上だけど、男としてはいかがなものか?!と思ったり。 でも二人がラブラブにならないほうがこのシリーズらしいから良いのかも? 物語の展開は、いつもどおりで安心の面白さ。

◇「S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」

これもテレビドラマの延長で観に行った作品。爆発までのタイムリミットありで、お約束とはいえ充分にハラハラドキドキしました。いくらこちらが話し合いで解決しようとも、問答無用の狂った殺戮者にはどのように対峙したらよいのか・・・?  「守るために戦う力をつける」ということにも考えさせられました。 綾野剛さんと新垣結衣ちゃんの組み合わせがツボ。最後にこの国の総理大臣が最低な人間でなくてほっとしました。

◇「アンフェア the end」

とにかく篠原涼子さんがカッコ良い! 全員が裏切り者に見えるのに、そうとも限らない・・・毎回どんでん返しが面白い。

◇「ギャラクシー街道」

三谷さんには期待値が大きいだけに残念でした。笑わせようといろいろ工夫しているアレヤコレヤがかえって笑えなかったです。

◇「尚衣院 -サンイウォン-」

新進の天才デザイナーの主人公と宮廷で伝統を守る衣装部の長との二人の関係には、モーツァルトとサリエリを彷彿させるものがあり、師弟愛と互いの尊敬に嫉妬が重なりとても興味深かったです。それに皇后とのプラトニックな恋愛も絡んで、韓国ドラマお得意の切ないシーンにも胸がドキドキするし、美しい衣装も盛りだくさんであっちこっち見応えありました。

◇吉永小百合さんと二宮君の「母と暮らせば」
 
以前に観た演劇「父と暮らせば」の 対になる映画。 それだけに、演劇と映画の違いを大きく感じました。それにしても、別の物語とはいえ微妙に軸がズレているなぁ・・・とか思ったら、井上ひさしさんが脚本を書いたのではないんですね・・・納得。吉永小百合さんの若さと美しさは日本の奇跡だ!二宮くんは年末や正月のテレビドラマでも活躍していましたが、万人に好かれそうな好青年を好演していました。最後に涙が静かに溢れました。

◇ 「スターウォーズ/フォースの覚醒」

「そうそう!これこれ!これよね~!なつかしい~!」と思う場面の連続。2Dで観ましたが、ぜひ4Dで観てみたい! 新しいヒロインが魅力的。続編は必ず観ます!

* * * 
【2016年】

◇「完全なるチェックメイト」

「完全なる人間不信者」または「完全に追い詰められた人」だと思いました。彼は幼い頃から母の愛に飢え、しかるべき年齢で友達を作らず、まともな恋愛さえできず、ただひたすらチェスだけに没頭していました。それは、全てからの逃避にも見えました。愛や信頼を学ぶ機会を一度も持ち得なかったこの人の、一番の不幸は「天才である事」そのものではなく、「天才と呼ばれた事」であるような気がします。国家から利用され、周囲の都合で担がれ、民衆の勝手な喜びや怒りに振り回され、人として一番大切な心をどう学べというのか・・・。完全な手遅れに胸が痛かったです。


いつかどこかで(62)行った年、来た年 (その1)

2016年01月10日 01時56分18秒 | いつかどこかで(雑記)

あけまして おめでとうございます

皆様、心温まる新年をお過ごしのことと存じます。
今年もご挨拶が七草を過ぎてしまいましたが、15日までは松の内(地方によりけり?)ということで、どうぞお許しくださいませ。
いつもこんなですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

私は去年にステップダウンの転職をしたので、新しい職場の年末休暇がいつもよりも早く(29日から)始まり、のんびりしながらそのままゆるゆる~っとしたお正月に突入し、休みが明けてもやはり例年に比べればかなり余裕ある(お仕事の)毎日がスタートしました。
思えば去年は一年中ゆるゆるとしていて、私の人生の中でも一番楽に生きられたような気がします。
まあそりゃあ、小さな憂いごとや心配がひとつもなかったというわけじゃありませんが、舞台や映画を観ながらそれが頭から離れなくて辛いなんて事はなかったし、音楽を聴くにしても本を読むにしても、いつもその事だけに集中して楽しむことができてとても幸せでした。
「衣食住に当面の不安がなく、命の危機を感じるような病気や怪我がなく、心に大きな悲しみや心配事や不安がない」・・・それがどれほど有りがたく幸せなことかを、毎日(本当に毎日)噛み締めるように味わいながら生きた一年間でした。
美しい花や景色を見てただ美しいとだけ思えること、四季の移り変わりや音楽を楽しむこと、食事が美味しくよく眠れること・・・そういう当たり前のような事々を毎日当たり前に過ごせるとしたら、それは本当に幸せなことです。
自分と自分の大切な人達の、つつましくも穏やかな日々がこのままずっと続くのなら、それが何より。
そんなわけで、今年もまた「両親が寝込まずに健在でいてくれますように」と、それを新年一番の祈りにしました。

でも、これを今読んでくださっている方の中には、もしかして大きな夢や希望があったり、欲しいものもたくさんあるでしょうし、今よりももっとずっと幸せになりたいと思っている方もいらっしゃるでしょうね。
去年までと今年からの、あなたのその努力や頑張りが実を結び、大きな幸せが訪れますように。そして、皆さんの毎日が、健康でつつがなくありますように、心よりお祈りいたします。 


というわけで、毎年恒例になりました「新年の目標ですが、2016年の目標は「現状維持」!!
って、え~っ、それじゃあ何も進歩ないじゃないか! ってな感じですが、良い状態を維持するのって、すごーく難しいんですよ 
なんったって、自然に任せてぼ~っとしてると、人間はだんだん衰えるでしょう?
私の周りでもちらほらと、肩とか腰とか膝などを痛めている人を見かけますけど、そんなんなったら今までの様に、オールスタンディングのライブで2時間とか踊ったりできないじゃないですかーっ!(って、そこか?!) 
それに、頭も(もともとボケているけど)これ以上衰えてしまうとそのうち仕事にも支障が生じて、今までに蓄えた経験で補えなくなるでしょうし、それより何よりも容赦なく衰えるのが外見だったり 
だってね~、肌だって髪質だって、誰しもが20代を過ぎたら衰えが始まって、少女はやがてオトナのお姉さんになるけれど、お姉さんはあっという間にオバサンと呼ばれ、オバサンはそのうちお婆さんになっちゃうんですよ~。
時間の流れで年々衰えるのは仕方ないとは言え、せめて現状維持を心がけたいと思うのですが、実はこれが一番難しい。敵は時間なんだもの。
それならば内面を磨いたらどう?という話ですが、内面はいくら美しい絵画や音楽に触れても、感動的な本を読んだり舞台を見ても限界があるんですよね、やっぱり。 自らが生み出したものでないのなら、所詮それは他人からの借り物。自分自身でいろいろな経験をして、そこから学ばないと身につきません。しかも、辛い目や悲しい目に会って、それに耐えてこそ学ぶべきものが多いように思うので・・・でも、でもっ!今年、私はそういう目に会いたくないのよぉ~!せめて両親が元気なうちは、このままゆるゆる~っと暮らし続けていたいんです。だからこのさい内面の成長なんて放棄、放棄(笑) 「欠点だらけでごめんなさい」とは思いますが、この現状でも許してくれる心広い方々と、このままお付き合いを深めていければと思います。
あとは、経済状況ですね。去年転職して以来、収入がガタ落ちしてさすがにこれまでの生活を改めましたが、改め方がまだまだ足りなくて去年はかなり赤字になってしまいました。で、今年の目標はなんたって「現状維持」ですから、収支でマイナスを出さないように、分相応の暮らしを心がけます。

具体的には、「朝と晩の通勤に毎日往復で合計5キロを歩いてバス代の節約と足腰の筋力保持」「健康のために、お風呂の中で体中のリンパ腺のマッサージとストレッチ」「野菜多目の食事と最低でも5時間以上の睡眠」・・・去年からやっているこの三つは今年も続けるつもりです。

そして、今年のエンタメお出かけ予定ですが、去年よりさらに絞り込む必要に迫られています。
このブログ、「今宵は劇場でお会いしましょう!」と名づけてありますが、気持ちはともかく、なかなか劇場でお会いできなくなった私。
さて、2016年はどうしましょうか。
2015年のお出かけを振り返りつつ、長くなったので次回へつづく。
ちなみに、だらだらと長い文を書くこの癖は、どうやら今年も直りません。ってか、直しません


/【2015年観劇・ライブ・映画・その他】1/5更新

2016年01月05日 21時51分52秒 | 【観劇・ライブ・その他】リスト

【2015年観劇・ライブ・映画・その他】

1月映画「海月姫」
1月ミハイロフスキー劇場バレエ「白鳥の湖」
1月映画「赤と白の捜査ファイル」
1月中川晃教コンサート2015「I SING~Versus~」
1月中川晃教コンサート2015「I SING~Versus~」
1月中川晃教コンサート2015「I SING~Versus~」
1月森広隆 mellow tones 3rd tour
1月「第4回有田川町絵本コンクール受賞者原画展」
1月映画「寄生獣」
1月映画「アニー」
1月いさらい香奈子ソロコンサート 

2月映画「マエストロ」
2月「ボンベイドリームス」
2月 「Golden Songs」
2月バレエ「ラ・バヤデール」 
2月「藪原検校」
2月森広隆 JAM ADDICT ※ゲスト:大橋卓弥(スキマスイッチ)
2月スガシカオ Hitori Sugar Tour 2015 

3月映画「きっと、星のせいじゃない。」
3月復興と文化 狂言「鬼瓦」 能「桜川」
3月「うちやまつり」
3月「誰も見たことのない場所2015」
3月「さくら色 オカンの嫁入りつき」
3月THE SHOW INFECTED“CONNECTION”
3月田島貴男「弾き語りツアー 2015」

4月映画「ヴァチカン美術館」
4月森広隆 Galactic Funk Beats
4月映画「寄生獣・完結編」

5月映画「シンデレラ」
5月「レ・ミゼラブル」
5月森広隆mellow tones Vol.23
5月森広隆mellow tones Vol.23

5月
桜の森の満開の下」
5月「桜の森の満開の下」
5月「桜の森の満開の下」
5月「桜の森の満開の下」

6月映画「海街diary」
6月ORIGINAL LOVE「ラヴァーマン・ツアー」
6月映画「予告犯」
6月中川晃教meets 小沼ようすけ -POPJAZZSHOW CASE-

7月映画「HERO」
7月ORIGINAL LOVE「ラヴァーマン・ツアー」
7月映画「ターミネーター:新起動/ジェニシス」

8月映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」
8月SONG WRITERS」
8月映画「S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」
8月「アンティーク・ショップ 雨宿り」

9月映画「アンフェア the end」
9月映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」

10月CHESS THE MUSICAL」
10月「CHESS THE MUSICAL」
10月「ラ・マンチャの男」
10月 森広隆ワンマンライブ
10月映画「ギャラクシー街道」

11月「HEADS UP !」
11月映画「尚衣院 -サンイウォン-」
11月ピーターブルック「Battlefield」
11月 田島貴男「ひとりソウル・ツアー2015」渋谷

12月中川晃教FCイベント「My song for you」
12月映画「母と暮らせば」
12月森広隆 mellow tones 3rd tour
12月「ガーデン」
12月映画「スターウォーズ/フォースの覚醒」
12月スガシカオ 生ライブ試聴会&FUNK PARTY