今宵も劇場でお会いしましょう!

おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

映画「借りぐらしのアリエッティ」

2010年07月19日 20時20分49秒 | 映画

そうなんです、映画も観るんですよぉ~。
…って、普通ですよねぇ。

以前は毎月何かしら映画を観ていましたが、ここ数年は劇場通いが忙しくて映画館にはあまり行ってませんでした。
ほんとうは映画をもっと観たいです。
でも、観劇と違って映画ってチケットを早くから確保する必要がないから「次の休日に」とか思ってグズクズしていると、いつの間にか終っていたりするんですよね。
今年はまだ「アバター」と「アリス・イン・ワンダーランド」しか観ていませんでした。
今後は観劇を減らす分、もっと映画を観ようかしら。
そうすると、「今宵は劇場でお会いしましょう」ではなくて「銀幕の前でお会いしましょう」になるのかな?
あ、それもわるくないかも。

で、「借りぐらしのアリエッティ」は言わずと知れた スタジオジブリのアニメです。
昨日の午後、なぜか無性に「ああ、感動したい。胸の奥底にしみじみと届く感動作品を味わいたい!」とか思い、
(…って、あれ? なんだかとんでもない爆弾発言をしたような気もしますが(笑)
ま、いいか。べつに他意はありません)
それで急遽、映画館へ行ったんです。

  

なんでこの映画を選んだかというと、子どもの頃ね、佐藤さとるさんの「コロボックル物語」シリーズにハマっていたんですよ。
大人になるまで…中学生になっても、高校性になっても…何度も読み返しました。
誰も知らない小さな国に、人間から隠れてこっそり生活する小さな人たちがいる。
彼らは人間に決して見られてはなりません。

そんな設定はそのままアリエッティと同じですよね。
でも、アリエッティには仲間がいなくて家族三人で暮らしていました。

この映画は面白いと思う人とつまらないと思う人に見事に分かれるかもしれませんね。
まあ、どんな映画でもそうですけど、ジブリのファンでさえもそうかもしれません。
ゆっくりと流れる時間の中で、物語は「少年と少女の出会いと別れ」が中心で、それなりのハプニングはありますけど、ハラハラどきどき感やスピード感はありません。
ラストも静かにじわ~っとしたラストです。

でも、私は好きです。
なにせ、セシル・コルベルの素朴な音楽が流れるだけで、じつはそれだけで涙がじわっとこぼれました。
これまた歌詞が良いんですよね~。
小さな世界は嫌じゃないけれど見知らぬ世界に出て誰かに会いたい、そして出会うあなたを知りたい…そんな歌詞です。

アリエッティを見つけた翔は病弱な、しずかで優しい少年です。
この少年がね~、ラストで…

プツン!

言っちゃうと台無しなので、ここはカットね(笑)


とにかく、またもや「周りの人は泣いてないのに私だけ泣いていた」という状況でしたが、胸の奥底の、心の最も細い琴線にやさしく触れられたような、しみじみとした、そして、きゅ~んとした映画でした。

  
  

I`m 14years old, I`m pretty
元気な小さいLady
床下にずっと 借りぐらししてたの
時にはHappy, 時にはBlue
だれかに会いたい

風髪に感じて 空を眺めたい
あなたに花届けたい
向こうは 別の世界
ほら蝶々が舞ってる 私を待っている

そう、変わることのない
私の小さい世界
嫌いじゃないの でもあなたを
もっと もっと知りたくて
喜びと悲しみはいつも 折り混ざってゆく

風髪に感じて 空を眺めたい
あなたに花届けたい
向こうは 別の世界
ほら蝶々が舞ってる あなたを待っている

太陽の下で 花に囲まれて
あなたと日々過ごしたい
この想いを胸に 新しい世界で
私らしく生きる

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いつかどこかで(4)「Xday」当日券&今後の観劇予定

2010年07月19日 16時03分59秒 | いつかどこかで(雑記)
こんばんは、おおるりです。

いつもの方も、初めましての方も、私の観劇記をご覧いただきましてありがとうございます。

ところで、この前の記事で地球ゴージャスの「Xday」の「当日券もあるようなので」と書いてしまいましたが、情報によると当日券は昨日(18日)から販売されたそうです。
…ということは、も、もっ、もしかして私はフライングしてしまったのでしょうか?
あ~、もしかしなくてもそうですよね、書いたのは17日ですものね。
もし私のページをご覧になって17日の昼や夜に劇場へ行ってしまわれた方がいらしたとしたら、大変申し訳ないです。
「あるようなので」という幾分曖昧な表現だったので、まずは「問い合わせ」してくださっていたのなら良いのですが。

でも、このブログをご覧の方の100人に一人でもお問い合わせしていれば、当日券販売のわずかな後押しになったかもしれないという楽観的な思いもなくもありません(←って、こら!)
だって、初日に一階席から振り返ったら、二階の左右ボックス席が空席だったんだもの。
あの舞台であの場所なら見切りはなさそうだし、あのあたりがそうかなぁ~?なんててっきり思っちゃったのよね~。
18日だって、ボックス席にまだ空席があってもったいなかったですよ。
某劇場も某シアターでも、いつも平気で見切り席を販売してますものね。
でも、見切り席を売らないというのは、「ひとりでも取りこぼさずに満足してもらいたい」という地球ゴージャスの姿勢が伺えて嬉しいですね。
これぞ、エンターテイメント!って感じですものね。
そんなわけで、今回の当日券は「見切り」になってないとのことです。
良かったですね~。

「Xday」は私は既に二回観ましたが、前回で話の勢いでつい「最後まで感想は秘密にする」と書いた手前、それを貫くことにします。
本当のことを言えば、二回目にして「エンターテイメントはかくあるべき」みたいな気付きがいくつかあったし、「客席全員が一緒のその広い楽しみの中にでも、視点の持っていき方次第ではマニアックな狭くて深い(?)喜びや味わいというものはいくつも転がっているものだ」という発見もあったので、ちょっと書きたくてウズウズしないでもありません(笑)
でも、「フィクションが前提の創作文は別として、文章で嘘(お世辞も含めて)は絶対に書かない」というのが私の基本なので、少なくとも千秋楽を迎えるまでは感想は書かないことにします。
まあ、すでにアチコチでネタバレのレポートが出てきているようですし、私はみなさんのレポートや感想をじっくり読むほうに回りたいと思います。

ああ、そういえばね、「文章で嘘をつかない」と決めているせいか、無意識にするっと書いた希望がいつの間にか本当になることが時々あったりするんですよ。
不思議ですよね。
「Xday」の当日券も販売されることになったしね。
とはいえ、未確認の情報をうっかり書いたりしちゃいけませんよね。
そそっかしくて、ほんとうにごめんなさい。


さて、今後の観劇予定ですが。
観るものを極力に絞るつもりなので、劇場で配られるパンフレットを見るのがとても辛いです。
だって、あれもこれも観たい!!! しかもできるならS席で観たい!!
でもそうもいかないよね、そうよね、我慢よ、我慢するのよ、私!!
…とか、きつく自分に言い聞かせつつも、我慢できずに買ったチケットが今のところこれです。

8月「Xday」をあと何度か
8月「キャンディード」…佐渡さんが振ります。去年からずっと楽しみにしていました。
8月「タンビエット」…これは前に観ましたが感動の作品です。お薦めします!!
8月「宝塚BOYS」…浦井くんを見るとゆるゆる癒されるので(笑)
9月「エリザベート」
9月「聖地」…待ってました!蜷川さんのサイタマゴールデンシアターです!
10月「音楽が消えることのないDANCE FLOOR」…あっきー(中川晃教さん)のコンサートです。
 満足度100%、こんな凄いコンサートはめったにない!まだ彼の生歌をたっぷり聞いたことがないという方はぜひ足を運んでみてください。
10月「牡丹亭」…坂東玉三郎さん主演の中国昆劇合同公演です。
11月「ファントム」…前回も観ました。大沢たかおさんのファントム、素敵です。
11月「タンゴ」…森山未來くんへの期待もさることながら、なんと行っても海外から帰国した長塚圭史さんがどのような演出を見せてくれるのかとても興味があります!楽しみです。

ああ…、絞っているつもりなのに…まだ7月なのにいつの間にか増殖していくのは何故?
え? 我慢が足りないって? え~、だぁってぇ~~~っ!!っ
舞台を観ないとね、禁断症状が……あっ、あっ、
ああぁぁぁ~っ!! …とかなりそうだし(笑)

でも、この秋からはまだアレもコレもありますよね?
そう、アレです。それからアレもです。
私はいったいいつ、それに手を伸ばすのでしょうか? 

そしていつかどこかの劇場で、あなたの隣に「いかにも観劇貧乏な女性」が座っていたら、それはもしかしたら私かもしれませんね。


では、では、次にお会いしましょう。

※先ほど、おけぴのレポを見たら15日のゲネの記事で「当日券あり」と書いてありました。
なぁ~んだ、よかった~! 
すると私はずいぶんと無駄なことを書いてしまいましたね。
でも、書いたものを手直しするのが面倒だから、ま、いっか~!(←ドカバキっ!)
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いつかどこかで(3)地球ゴージャス「Xday」初日にあたり…

2010年07月17日 02時40分12秒 | いつかどこかで(雑記)
こんばんは、おおるりです。

いつもの方も、初めましての方も、私の観劇記をご覧いただきましてありがとうございます。

で、初めに言っておきますが、これは「Xday」の舞台感想ではありません。
だから題名を「いつかどこかで」にして、「初日にあたり…」という私のつぶやきなんですけどね、
だってほら、今日は初日だし、地球ゴージャスはあれだけ「秘密、秘密」と言ってたんですから始まったばかりで大っぴらにネタばらししちゃうのもまずいでしょ?
私はネタバレしない観劇記って、あんまり書くのが楽しくないのよねぇ…。

それで、だからこれは劇の内容にはいっさい触れずに、ただの世間話みたいなものです。

それにしても、地球ゴージャスの宣伝・広告はとてもゴージャスで上手だったですねぇ~。
アチコチの駅では巨大ポスターが貼られるわ、出演者はテレビや各メディアで顔を出すわ、おまけにツイッターでスタッフは毎日のように呟いて盛り上げるわ…と、その功あってか、いや、もともと地球ゴージャスに人気があるからか、東京公演のチケットは完売だそうですね。
「遠足は家に帰るまでが遠足です」という言葉があるけど、これはたとえるならば、「遠足は出発する時から始まるのではなく、前日のおやつを買いに行くところから始まっています」という感じね。

で、私はこの舞台の東京千秋楽チケットが欲しくてアチコチに挑戦しましたが、結局は何度も何度も外れまくり、ついにとうとうあきらめましたよ。
おかげで普段は「地方遠征しない」主義だっていうのに、つい熱くなりトチ狂って地方公演を二枚買ってしまいました(笑)

世の中の消費が冷え込んで、どこの劇場でも空席が目立って寂しいかぎりのこのご時勢、ごくわずかの「勝ち組」な舞台だけにみんながワッ!と集中するんですよね。
お財布の中が寂しいと、当然と観る舞台を絞らざるを得ない。
でも「それでもなお高いチケット代を払ってでも観たい舞台」をセレクトするならば、
アタリ外れのない…というか、最初から自分の好みに合うと予想できるものをセレクトしなきゃ!ってんで、やっぱり定評のある劇団や人気のある役者さんが出演する舞台に観客が集中するんでしょうか。

それにつけても、地球ゴージャスの人気と集客力は侮りがたし!!という感じですね。

…なんて、つらつらと語ってしまいましたが(笑)

それにしても、各出演者には開幕前のネタばらしを禁じ、徹底的に秘密のベールに隠したこの「Xday」という舞台、いったいどこをどうして、こうまでも秘密にしたかったのでしょうか?
私は初日を観終わって、これは秘密のための秘密かなぁ…なんて思いました。
おかげで開幕前のドキドキ・わくわく感がとても楽しかったです。

なので、私はこの舞台をこのあと何度か観ますけど、主催者側のせっかくの心づくしですから、感想も最後まで徹底的に秘密にしておきましょう。

「地球ゴージャスは、何故この舞台のほとんどを秘密にする必要があったのか。
そして、どこがどうして実験的なのか?」

当日券もあるようなので、ご興味のある方は劇場へ足を運んでご自分の目で確かめてくださいね。
その時はもしかすると、あなたの隣に私が座っているかもしれませんね。


では、では、次にお会いしましょう。
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「ザ・キャラクター」

2010年07月11日 03時17分32秒 | 観劇(ストレートプレイ/人形劇)
「ザ・キャラクター」

野田秀樹演出
宮沢りえ、古田新太、藤井隆、美波、橋爪功ほか


目に見えない幻の存在、精神世界、言葉の意味や力、神託、怪しげなカルト教団……

最近観た「あらはん」と「恋する剥製」そしてこの「ザ・キャラクター」ときて、偶然ではあるけれど、この流れは上記のキーワードがリレーのように現れたように感じられてとても興味深いです。
実はこの前に感想を書いた「演戯王」は「ザ・キャラクター」の後に観たもので(観劇記は前後していますが)、それも入れるならば、なんと私は短い期間でカルト教団ネタを立て続けに三作品も観たことになります。

思えば某カルト教団の地下鉄事件があってからもう15年。
なぜ、今頃になってカルト宗教ネタがこうも舞台で流行るのか…って、たまたま私が観た舞台がそうだったのでしょうが、舞台以外でもそういったキーワードにはいろいろと考えることのある昨今だったので、このめぐり合わせは個人的にも本当に面白いと思いました。

で、この舞台はまだまだ8月まで続くし、とても面白かったので、あまりネタばらしはしたくないです。
なので、詳しいストーリーや見どころは書きませんが、この最近の流れの中で思ったことを絡めて書くとすると、やはり「言葉」についてです。

この物語は、もとは町の書道教室だったという怪しいカルト教団へ、行方不明になった弟を捜しにきた美しい姉が教団の中へ入り込んで…というお話です。
その教祖っていうのが、古田さん演じる、いかにも焼肉がお似合いの(笑)太った男ですが……あれじゃいかにも怪しすぎます!
「ニンベンに夢と書いて、儚い(はかない)という。人の夢とは儚いものなのだ」とか言えば、
「おおーーっ!」なんて、いちいち感心する信者も、いったい何を考えてこんな人にハマっちゃたんだかなぁ~。

だからね、このあたりに思うのは、やっぱり「恋する剥製」でも思ったけど、教祖が言うことって全部が全部怪しいわけでもなくて、一応それなりにもっともらしいことを言ったりもするわけです。
「辛い時には空を眺めましょう。目が横に並んでいて縦に並ばないのは、危険は左右にあるけれど上にはないからです。空には危険がありません。空を見れば心が休まり静かに癒されることでしょう」…っていうのは「恋する剥製」の女子高生教祖(?)が言った内容ですけど、「おおーっ、そういえばそうだ」なんて思わなくもないです。
美しい青空や星空を見ると、ほんとうに心が癒されたりするしね。

だからどんな怪しい宗教でも、その教祖の言う言葉の何割かはいかにも尤もらしく、美しかったり正しかったりするのかとも思います。
たまにどこかの宗教家の書く物を目にすると、心理学者や精神科医、カウンセラーの書く書物の内容とところどころ被っているのに気づきます。
それを思うと、心安らかに生きるための心得なんてものは、そうそう何パターンもあるわけじゃないらしいと推測できるので、それをどこかの教祖に言われようがカウンセラーに言われようが、要は心に届いてその言葉を聞く者がより良く生きていけるのならば、きっとどちらでも良いのでしょうね。

でもだからといって他人の言葉の全てを鵜呑みにして自らの思考を停止してしまうと、いずれは誤った方向へ行ったとしても、なかなか修正がきかないものなのかもしれません。
信じることで救われると思うものは、自らの思考を働かせて疑えばそれが「信じていない」ことであり「背徳」であると感じ、罪悪感に苛まれてしまうのかもしれません。
同じ「人」である存在から「お前は背徳者だ」と言われ、恐れおののき、何をそんなに怖がるのか……。
その人に縛られることは、言葉に縛られているだけなのに…。
自分の言葉を持とうとせずに他人のそれに頼ろうとする人は、自らの思考を停止させていることに気づかないのでしょうか。

つまり人の放つ「言葉」にはそれだけの「力」があるんですよね。
でも、誰しもが同じ力を持つのではなくて、カリスマと言われるごく一部の人間がその力に威力を持ち、ある時は人々を癒したり、またある時は人を狂気へ誘ったりします。
言葉は人を生かしたり、救ったり、恋をさせたり、殺したりもできます。
言葉というものの面白さ、そして恐ろしさ。

野田さんはお得意の言葉遊びで、言葉というものの性質を、今回は漢字を見せることでさらにわかりやすく見せてくれました。

ところで、私がこの舞台を観た最大の理由は、宮沢りえさんが出演しているからです。
だって、好きなんだもぉ~ん!(笑)
りえちゃんは、前の野田さんの舞台で「声をつぶしたかも?」と思ったけど、今回観たところ、発声の仕方を変えたのかしら?
ちょっとハスキーで、だけど声がよく通って聞こえました。
それもあってか、綺麗な容姿はそのままに、なかなか骨太の素敵な女優さんになってきて、私はますます好きになりました。
「人形の家」のノラの役も良かったし、今回の役もハマってました!
もともとテレビ時代から好きだったけど、舞台のほうに来てくれてありがとう!って感じです。
今後も宮沢りえさんにチェックです!!
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「演戯王~King of player~」

2010年07月09日 01時39分56秒 | 観劇(ストレートプレイ/人形劇)
最近、小劇場のお芝居を観るようになったのには、まあそれなりの理由がありますが、こうして観はじめてみると、大劇場には大劇場の良さ、小劇場には小劇場の良さがあるようで、それぞれのハコに合わせたお芝居の面白さが少しずつだけどわかりかけてきたような、そんな今日この頃です。

で、今日は吉祥寺シアターで「演戯王~King of player~」という舞台を観てきました。


「もったいないな…」と思いました。
いろんな意味で。

最初は、この大人数で、このパワーで、このダンスで、「この狭いハコじゃもったいないな」と思ったんだけど…。

この脚本は、「まず人ありき」で書いたのかしら?
それも、物語に生きる人ではなくて、役者さん達ありきで。

差別とか、いじめとか、カルト教団とか……あと、なんだっけかな、とにかくいろんなモノがてんこ盛りでテーマの中心が掴めません。
べつにテーマとかがはっきりしなくても、それはそれでいいんだけど…。

…終盤あたりからは「この広げた大風呂敷をどうするのだろう?」と興味津々だったけど、結局は混沌をあらわしていた……というよりは、玩具箱がひっくり返されたままの散らかった部屋を見た気分。
これはきっと男の子の玩具箱…なのかな?


狭い舞台の上で総勢二十人以上が踊るダンスはテンションも高く、キレがありました。
よく体がぶつからないものだと感心しました。
広い板の上だったらダンスシーンもアクションも、もっとずっと迫力が出たことでしょうね。
結局、役者さん達は全員で三十人くらい。
劇場のキャパは満員ならば200くらい入るでしょうか。

終演後、劇場のロビーで女の子が「面白かった~」と言ってました。

私はただ「もったいないな…」がぐるぐるしていました。

それから、脚本のこととか、物語のヤマとかオチとか、緩急とか、役者さんたちの存在感とは何かとか…そんな余計なことを考えてしまいそうでした。


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スガシカオ「FUNKASTiC」

2010年07月02日 23時43分03秒 | ライブ/コンサート
うきゃあ~~んっ
シカオちゃんがぁ~~っ
シカオったら~っ

カッコよすぎるよぉ~っ

なわけで
この一年、私が毎日会社の四階のフロアーまで、そのまた上の階の自販機に行くまでもエレベーターを使わずに階段上り下りしているのは、実はシカオちゃんのライブに「二時間オールスタンディングでもぜんぜんOKよ~ん やりたい放題やっちゃって~ 好きにしちゃって~」という足腰を鍛えるためなのよねーーっ!

オープニングは会場が暗くなると同時にもう待ちきれなくて歓声を上げる私たち!
高まる期待
音が鳴ったとたんにみんなでザザーッ!と立ち上がって、その人を待つ!
やっぱ、ライブはこうでなくっちゃ
もうもう、楽しくて!嬉しくて!最高でした

「ファンクは耳で聞くんじゃなくて、カラダで聴いてよ」
というシカオちゃんのライブは、今回はヒップホップも取り入れたニュー・アルバム全曲のお披露目、そしてもちろんこれまでの曲もアリで盛り上がりました。

そして、スガシカオといえば、ヘンタイですが(笑)
いや、そう世間から言われているそうで
でも、「ヘンタイを乗り越えた先の純愛」(笑)だとかいう「軽蔑」という曲も好きだし、「サヨナラホームラン」も「兆し」も「はじまりの日」も…みんなそれぞれに良い曲だわ
アルバムのバランスもいいし

デビュー以来13年もの間、毎年アルバムをリリースし続けてヒットを飛ばすのって本当に凄いことよね。
そんなこんなの自画自賛、そして「ファンのみんなも!」という、シカオ節に歓声で応える私たち。
「守りに入ったら、ファンクでもロックでもない。今いちばんカッコイイと思うことをやり続けたい」というスガシカオはむちゃくちゃにカッコイイです
途中のバラードには泣かされちゃったけど、ファンキーな曲では踊りまくっていた二時間ちょっとでした。

そして一夜明けた今朝は「めざましテレビ」で昨日のライブの様子が放送されて、それを見たらバッチリと目が覚めましたよ!
FCに入ると「スガシカオがあなたの名前を呼んで起こしてくれます」という目覚まし時計プレゼントに応募できるらしい!!
それ、当たる人が羨ましいです! 
ってゆーか、想像しただけで頬が緩む、照れる~!(笑)

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