Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

熱海での同窓会

2013-06-06 | 旅行

 MiTUコンサートの1週間前に、熱海での「東京卯辰会」に出席した。その時の写真をプリントした葉書きががOさんから送られて来た。トップがその写真だ。朝夕ともバイキングの湯快リゾートスタイル(伊東園グループと言う)だったので、集合写真は部屋での2次会で撮った。カメラマンはOさん。何がそんなに可笑しかったか皆笑っている。つつましやかに下を向いて笑っているMOさん、にこやかな笑顔のSIさん、私は大笑いしている。裏を返し、葉書の面を読んで驚いた。同窓会のすぐ後、Oさんのお姉さんが亡くなられ、城端へ葬儀に戻ったとある。昨年の曳山祭りの時、街中で出会い、お話しした方である。お元気そうだったが、その後体調を崩され、息子さん宅に移られたと聞いていた。ご冥福をお祈りします。(↓は、昨年のその時のブログです)  http://blog.goo.ne.jp/67kiyoh/d/20120514

 今まで箱根で開いていた同窓会を、今年は熱海でと案内をもらい、北陸からは4名が参加した。それぞれ、金沢、小矢部、小杉、高岡からだ。富山8時出発の「ワイドビューひだ」で行こうと話がまとまった。深緑の高山本線に乗ってと言うもくろみだったにに、男性3名と私の4人組は車中ずっと喋りっ通しで景色を楽しむ暇もない。↓は、高山線の動画です(ネットから・広告はスキップできます)。
       
http://www.youtube.com/watch?v=44j2gM3iwn0

 高山駅に着くと、外国人観光客がドッと乗りこんで来られた。ツアーではなく、個人旅行者のようだ。そしてこの駅から名古屋まで10両編成になる。↓は、駅ホーム。              
 連結車両が近付いて来る。
             

 ↓は、下呂を過ぎた頃だったか?       

 名古屋駅で、新幹線「のぞみ」に乗る。「のぞみ」だけが熱海に止まる。右の車両が「のぞみ」。

                  

 熱海駅にはホテルのシャトルバスもあったが、4人でタクシーに乗った。ホテルロビーで東京組と合流。夕食は修学旅行並みの大バイキング会場。手前の空席はグループの予約席。土曜日なので子ども連れの家族も多い。            

 「まぐろづくしフェア」の日。           

 ↓は、鮪茶漬けの実演中。焼いた鮪をほぐして、薬味を乗せてお茶漬けに。           

           

     

 さっぱりと美味しかったです。 


お化けと幽霊の違いは? ~ 裏版「四谷怪談」のそのまた裏話

2013-06-03 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 MiTUのコンサートが終わり、気が抜けたように暇~になった。6/1(土)、茶々姫先生の都合でお茶もお休みだ。折しも、演劇鑑賞会の第45回定期総会の日。いつもなら総会後記念講演があるがこの日はないらしく、早く終わるな、と思いながらウイングウイングへ出かけた。
 ところが、急きょ7月例会、劇団民藝の「どろんどろん」の制作の方が来られることになった、と言う。どんなお芝居なのか、見所や裏話が聞けるかも、と残ることにした。役者さんの話より、制作や演出の方の話が面白いことがあるが、この日の上本さんの話もそうだった。

 ↓は、今年度のラインナップ。左から、「モリー先生との火曜日」(加藤健一事務所」、「はだしのゲン」(木山事務所)、「殿さまと私」(文学座)である。

 上本さんの話は、劇団「民藝」の名前の由来から始った。ふだんは「芸」で通すこともあるが、できれば「藝」の字を書けるようになってほしい。滝沢修、宇野重吉、北林谷栄らが、劇団を起ち上げた当時(1950年)は「民芸」だった。だが、宇野重吉と同郷の詩人、中野重治が、「芸は”作物を収穫する”意、藝は”苗を育てる”意だ。若い俳優を育てる場が劇団ではないか」と提案し、改名したいきさつがあるそうだ。今もその精神は引き継がれている。

 ↓は、演壇。昨夜は富山で話して来たと言う上本さんは背の高いイケメン男性(まだお見えになっていません)。     

 まず、トップのポスターをご覧ください。向かって左が、歌舞伎役者3代目尾上菊五郎、右が、大道具師11代目長谷川勘兵衛、中央が、「東海道四谷怪談」の作者4代目鶴屋南北である(菊五郎はもちろん、長谷川勘兵衛も現在、当代が活躍中)。

  江戸時代末期、鶴屋南北は70代にして「東海道四谷怪談」を発表した。ご存知お岩さんの話だ。いつか、テレビで映画を見たが、怖くて画面が見られなかった。そのお岩を、人気役者の菊五郎が演ずるのだが、大道具師の勘兵衛にいろいろ難題をふっかける。「提灯抜け」、「戸板返し」、「仏壇返し」などの仕掛けを作れと注文するのだ。提灯抜けは、燃え上がる提灯から幽霊が現れる?戸板返しは、心中に見せかけ殺した男女を一人二役で演ずる工夫、仏壇返しは、仏壇から幽霊が現れる?などなど(これはあくまでも上本さんの話からの想像だが)。提灯抜けで、本物のを使うかどうかは、その土地の消防署次第とか。

 役者あっての舞台、役者を生かすのは作者、作者の狙いを具体的に造形するのが道具師。三者が協力しないと客を満足させる舞台は作れない。が、そこに生まれるジレンマ。話を聴くだけで面白そう、ゾクゾクしてくる。このお芝居は、小幡欣治氏が「民藝」のために書き下ろした9作目、大道具師にスポットを当て斬新な切り口で描いた意欲作とのこと。
 講演後、いろいろと質問が出て話がまた深まった。「民藝」では、めったに時代物は演じないが、日本人として時代劇を守る、と言う意味で上演している。時代物は費用が高くつく。鬘も衣装も借りなければならない。とても高価だ。床山さんや着付けの人も頼まねばならない。テレビでも、NHK以外は時代劇が減ったでしょう?…(たしかにそうだ)。

 最後に、お化けと幽霊について。菊五郎のセリフの中に、「お化けはパッと出てパッと引っ込む、幽霊はジトッと出て来てジトッとそこに居る」とあるそうだ。お化けには人間でない物もいる(傘や茶碗、動物)が、幽霊は人間、人間の感情や思いを持っている、そこを演じたいと。
 もう一つ最後に、2年前の公演では大滝秀治さんが鶴屋南北役を演じておられたそうだ。
 


第8回MiTUコンサート ~ 暗譜に挑戦

2013-06-01 | 合唱
 
”日本の童謡は優しい。”~合唱団MiTU第7回コンサート
 5/27(日)、ウイングウイング高岡4Fホールにて、私たち「合唱団MiTU」の第7回コンサートが開かれた。いつもながら仕上がらないままに当日を迎え、まして私は直前の1週間をハワイ...
 

 ↑は、いつものように昨年のブログである。昨年は、コンサート直前まで、戦争遺児の会からハワイ・真珠湾の旅に義妹と参加し、リハーサルにようやく間に合ったのだった。

 今年は、2部の大中恩の歌の暗譜に、かなり苦労をした。3月、4月と、二つの謡の会で無本の出番が多く、暗記に悩まされた。それが終わり、MiTUの暗譜に専念するつもりだったが、そう簡単には進まない。一つ覚えれば二つ忘れ、の繰り返しだ。そんなわけでチケットの配布が遅れた。いわせのコーラスは欠席ばかり、「あかね」でもPRしなかったので、昨年は45枚も配ったのに、今年は21枚だけ。チョッと心残り。素晴らしい出来栄えだったと褒められただけに悔やまれる。

 さて、5/26(日)、ウイングウイング4Fホール。午前中はゲネプロ。お弁当を食べ受付の折り込みの手伝いに行くと、早い時間からみきこさんとなはさんが来ておられた。みきこさんは、私のブログを見て来てくださったそうで、指揮者の森川先生のお嬢さんの有紀さんが、3部のミサ「グロリア」でアルトソロを歌われると知り、会いたくなって来たとのこと。何年か前、高岡市民音楽祭に初めて出た時有紀さんと一緒に歌ったのが懐かしく、会えるといいな、と聴きに来られたのだ。ちょうど若きソリスト二人はロビーで食事中。しばらく話しておられたが、突然で有紀さんも喜ばれたことだろう。
 みきこさんは、私のブログ友だちで同窓生でもある風子さんのお友達。私は「海岸通り」のマンスリーコンサートで初めてお会いした。それ以来、私のブログを時々訪ねてくださる。そしてこの日、有紀さんを訪ねてコンサートに来てくださった。不思議な縁を感じます。

 まず、↓は、第一部:ホームソングメドレーのステージです。イギリス編、ドイツ・オーストリア編、日本編に分け、3曲ずつ計9曲を歌った。アニーローリー、グリーンスリーブス、ロンドンデリーエアー、ローレライ、野バラ、ウイーンわが夢のまち、花、荒城の月、浜辺の歌。すべて知っている曲だが、リズムと音程に苦労した。団員によるソロの部分があり、ソプラノ、アルトから3人ずつが挑戦された。指揮:森川紀博先生、ピアノ:盤若葉月先生。           

 次に、↓は第二部:副指揮者坂本康博さんの指揮で、大中恩歌曲集。佐藤春夫、北原白秋など著名な詩人の詩に作曲した5曲は、海の若者、秋の女(おみな)よ、花笛、沼、別れの唄、とまったく雰囲気の違う曲で、詩人の心を歌いあげるのが難しかった。が、暗譜して指揮を見つめることにより、指揮者の心情を汲みとり、全員が一体となる合唱になった気がする。コンサート後のメールの感想に、「もう一度聴きたい」と書いてくれたのはSAさんである。           

 最後に、第3部:ヴィヴァルディの「グロリア」。この曲は、昨年のコンサート後すぐに取り組んだ曲で、秋には一通り仕上がっていたように思う。森川先生もとても喜んでくださった。歌詞を速いメロディーに乗せるのが難しい部分もあったが、何と言ってもハーモニーが美しく、歌っていて快く、楽しい。何度も何度も歌い込んだ曲だ。ソリストが加わったのは、本番数日前だった。初めて聴きに来られたNAさんは、「グロリア、最高でした!」とメールをくださった。
 ソリストは、ソプラノが野上聡子さん、アルトが森川有紀さん。   

       

 ↓とトップ写真は、アンコール。「花は咲く」と「大地讃頌」を歌った。   

 ↓は、打ち上げパーティでのソリストのスピーチ。左が野上さん、右が有紀さん。

                     

 ↓は、驚くなかれ、17年前の高岡市広報「市民と市政」だ。バスのTAさんのコレクション。表紙を飾る、右端の若い女性が森川有紀さん。大学生の頃、お父さんと一緒に、高岡市民会館へ歌いに来ておられたのだそうだ。みきこさんが歌われたのもこの年かしら?