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狼と香辛料 第7巻 プチ感想

2008-03-26 23:11:42 | 小説 感想
既刊分の最新刊『狼と香辛料』の第7巻を読了。

第7巻はこれまで電撃HPに掲載していた中編と短編に書き下ろし短編を追加したものになっていて、これまでのエピソードの幕間であったり、それ以前の物語であったりと、番外編という感じに仕上がっています。

例えば、第1巻のラスト、非常に後味の良いラストに仕上がっているのですが、その物語のすぐ後、ホロが購入した大量のリンゴのエピソードだったり、ホロがあの時破いてしまった服の代わりに今(というのはその後の旅で)着ている服を買いに行くお話だったりするわけです。

短編に関しては、完全にホロとロレンスのいちゃいちゃ話ですが(笑)。

それでもやはり特筆すべきは、初めて書かれた「ホロ視点」の短編でしょう。

いつもは老獪にして不思議なホロですが、いったいロレンスのことをどう思っているのでしょうか?と、読みながらあれこれ想像したりするのも非常に楽しいわけですよ、この『狼と香辛料』は。

そんなホロによる、ホロ視点のお話。

これを読むと第2巻の道中とか、ラストとか「ああ、なるほどぉ」と思いながら、そしてニヤニヤしながら読むことができます(笑)。

そして僕が個人的にもう最終話でも良いんじゃないかと思うくらい好きな第5巻で、ホロの胸中を察する意味でもこの第7巻のホロ視点を読むと、また何度でも美味しいという、またもう1回第1巻から読んでしまおうかな、と思う、そんな感じです。

また僕の好きなノーラも再登場で、丁度TV版も最終話を迎えたところですから、そのTV版のエピローグとして読んでも良いかもしれませんね。
いや、そうすべきでしょう(笑)。
#TV版は第2巻のラストまでをやってるんでね。

本編の方は、やはり第5巻で一区切りついているので、第6巻で新方向へ向いて、第7巻でインターバル、第8巻から新章突入という感じになるんでしょう。

次巻では経済ネタを思いっきり入れたい、という筆者の言葉もありますので、楽しみにしたいと思います。
#もちろんホロとロレンスの若夫婦+子供の旅が一番楽しみですよ。

狼と香辛料 DVD1<限定パック>(初回限定生産)

4月2日発売。アニメ版で流れるDVDのCMが好き。ジグソーパズル(笑)。

狼と香辛料 DVD2<限定パック>(初回限定生産)

4月25日発売。ジャケットのホロが可愛すぎる。

狼と香辛料 ボクとホロの一年(初回限定版)

DSソフト。僕はDS持ってないけど、ホロにたわけっ!と言われたい(笑)。

狼と香辛料 第7巻(電撃文庫)

第7巻は短編集。ホロ視点の物語も必見ですよ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わっちは (こばやし)
2008-05-10 19:57:22
狼と香辛料、現在3巻の途中まで読んでます。いやいや、おもしろいですね。
私もアニメから入ったくちなので、完全にホロの声が小清水亜美さんの声に脳内変換されてます。
「わっちは」とか「ぬしさんよ」、「そうでありんす」なんて言葉がついつい出てしまいます。完全にはまってます。
アニメでも快調でしたが、ホロとロレンスのかけあいが絶妙です。ホロがロレンスを「ほんにぬしはお人好しじゃの」と言いますが、ホロもとってもお人好しな賢狼です。私も、ホロに「たわけ」と言われたい・・・。

今現在、仕事には行っているものの、うつ病が再発してまして、ふらふらです。休みになってようやく活字を読む気力がわき、手に取ったのが『狼と香辛料』。よかった。ほんとに、気持ちいいです。癒されます。心理描写もアニメより多いので、私にはグッドです。
これからも、「お人好し」なふたりが、どんな気持ちを通り過ぎていくのか、楽しみです。
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教科書として是非 (燕。(管理人))
2008-05-19 19:40:38
■こばやしさんへ
狼と香辛料は「さおだけ屋はなぜ潰れないか?」の山田真哉さんも経済書として紹介していたので、興味を持つには丁度良いかもしれないですね。
#特にこばやしさんは先生ですからね。
小清水さんの声は絶妙だと思いますね。
たわけ!と言われたいですよ。
是非、言われてこばやしさんも元気を貰ってください(笑)。
狼と香辛料は読後感も清々しいので、僕も元気を貰っています。
第八巻が出たので、明日からのアメリカ出張の飛行機で是非読みたいと思います。
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