今回もしみじみ面白かった、十分面白かった、ほんとに物語の見せ方っていうのが上手いなぁエウレカセブンは。
特にタイトルの意味がやっぱり素晴らしくて、レントン少年の持っている世界観の中の正しいと思っていた価値観と、世界・世間の中にある価値観とその多様性との違いを身を持って思い知る、こんなに真正面からやってくれるなんて、ほんと丁寧に心理描写してるなぁ。
しみじみ面白いです。
■ディファレンシア
ディファレンシア=本質的な差異、単なる相違点ではなく、自分の世界の小ささと、その違いを思い知ってしまうという、そんな大きな相違点。
この境地に到達するまでに積み重ねられてきたレントン少年の心理描写、それに前から気付いてたけれど昔の自分を見ているようで嫌悪していたホランドの描写など、この一点に到達するまでに丁寧に丁寧に物語を進めてきた構成はほんと素晴しいと思うし、少年の中にある世界と、現実の世の中の価値観の相違をここまで残酷に、ここまで明確に、30分という枠の中で表現しきるってほんと凄い。
あの娘はきっと僕を恨んでいるでしょうね・・・
あの娘の気持ちなんてこれっぽっちも考えず
助けなきゃって勝手に思い込んで
それが正しいことなのかすら僕は考えもしなかった・・・
結局僕のやったことは人を助けるどころか人を傷つけただけだ
傷つく必要の無い人を
もう十分傷ついている人を
もっともっと深く傷つけてしまっただけだ!
きっと今までだって僕は・・・
ゴメン・・・
今回はレントン少年の行動に歯がゆい思いをした人も多かったんじゃないかと思うんですよね。
何でそんなことも分からないんだ、という感じで。
これって作中でのメッセージ性の理解をしやすくするための表現なんで余計にそう思えるところなんですが、スケールダウンして考えてみると、僕個人としては新入社員時代に仕事の中でこういう自分の価値観とその暴走と、後でやっぱり自分の世界は狭かったと痛感することもあったりとで、いつもながら笑えない(笑)。
新入社員というか入社2・3年目で、自分のやり方にそれなりに自信持ってきて、これが正しいんだ、何故PMはそれをやらないのか?と喧嘩腰になったりと、色々ありましたが、それってやっぱり若気の至りというか、経験の無さから来るところなんですよねぇ・・・。
ああ恥ずかしい・・・。
経験積んだ今だからこそ、そういう状況にある人のことを理解できるというか、そうじゃないだろ、と初めて言えるというか。
またこういう入社2・3年目の後輩がいるからまた笑えない(笑)。
といつもながらレントン少年には新入社員時代の自分を思い出させられて辛いんですが(笑)、そういう脱線は置いておいて、14歳の少年がこの心境に辿りつくというのは正直辛いよなぁ、と思いつつ、こういう表現を逃げることなく描いている制作スタッフに脱帽です。
あまりこういうことは言わないようにしようと思っていたのですが、僕個人としてはDESTINYでのシンにはこのプロセスを歩んで欲しかったなと、今回の放送を見ながら正直思いました。
物事の多面性、多様性、価値観の違い、本人が正しいと思っていることが本当に正しいのか?このテーマを描くにあたって、今回のエウレカセブンの30分は本当にきっちりと、1分の隙もなく描いてくれたなぁと思います。
DESTINYではDESTINYでしか描けないテーマがあった、だからそのプロセスを明示しなかったのかもしれないですし、単純にこの作品との比較というのはあまり意味が無いのですが、むしろ両方の作品を見ることで一つのメッセージ性が見てくるのかもしれないですね。
こうしてレントン少年は大人に一歩ずつなっていくのですね。
うんうん、頑張れ、レントン少年!!
■経験者は語る
今回はレントン少年が自分の価値観との相違点に気付いていくところが最大のポイントでもあったわけですが、もう一つ見逃せないのがやっぱりホランド。
マシューの家出話の「経験者は語る」自体が伏線になっているとは。
そう、ここで言う経験者は語る、というのは他でもない、ホランド自身のことだったんじゃないかなと。
うるせぇんだよ、テメェ等!!
アイツは寂しさや気まぐれ誤魔化すために出て行ったんじゃねぇ!!
本気で出て行ったんだ!!
デューイから逃げた、そんな台詞がタルホさんからあったような気もしましたが、昔からホランドはレントン少年のことを自分の出来の悪いイミテーションのようい昔の自分を重ねてしまうところがあるんじゃないかと思うんですよね。
だからいつもイライラしてしまうし、レントン少年の青臭い正義感が鼻についたり(かつて自分もそうだったんじゃないかと思うし)、家出したレントン少年の気持ちが一番分かってしまうんじゃないかと思うんですよね。
第2クールっていうのは、レントン少年とエウレカが自分の心と向き合うためのパートだ、なんて言ってましたが、やっぱりここにはホランド自身が自分の心(レントン少年)と向き合うという意味合いも多分に含まれているのかもしれないですね。
■お客さんか仲間か
ビームス夫妻の待遇と、ゲッコーステートでの待遇が明らかに異なるように描かれているわけですが、これも一つの多様性というか、場所が変われば人も風も変わるという意味なんですよね。
でも、僕はやっぱりもう一つ意味があるんじゃないかなと思っているんですが・・・。
ビームス夫妻がゲッコーステートのメンバーよりも大人に描かれている(これも上手いんですが)ということもありますが、ビームス夫妻としてはレントン少年を息子のように思っているところもありますよね。
この時点で既にゲッコーステートとは扱いが違っているんですが、実はこの扱いの違いも(制作サイドとしては)狙いのうちなんじゃないかなと。
ゲッコーステートではレントン少年は下っ端扱いですが、メンバーは「仲間」としてレントン少年を見ているんじゃないかなと。
そしてその「仲間」という関係性が鍵になって、レントン少年がゲッコーステートへの復帰を遂げる、そういう展開も見てみたいなぁ。
#もちろん、その背景の主たる要因は、今回レントン少年が「傷つけてしまった」と気が付いたエウレカにあることは間違いないと思いますが。
■年頃の息子を持つってのは
悪くないよね?
ああ、悪くねぇ・・・
ほんとうにこの作品はしみじみいい作品だ・・・。
こんなイイ台詞を持ってこられたら、この後きっと来るであろう、レントン少年との別れやゲッコーステートとの衝突が辛くなるじゃないかぁ(涙)。
■レントン、会いたいよ・・・
主人公同士を物理的に遠ざけることで互いの関係性を再確認させるというのは王道中の王道ですが、これはほんと参った(笑)。
何ていうですか、第2クールって内省のテーマを担ってるから暗かったじゃないですか。
そういう中でこういう展開ですよ。
もうきっちりタメられた分、これからの展開が楽しみで仕方ないじゃないですか!?
物語がきちんと積み上げられていく実感がある。
しかも丁寧に。
これがやっぱりエウレカセブンの一番の面白味なんじゃないかと思う今日この頃。
特にタイトルの意味がやっぱり素晴らしくて、レントン少年の持っている世界観の中の正しいと思っていた価値観と、世界・世間の中にある価値観とその多様性との違いを身を持って思い知る、こんなに真正面からやってくれるなんて、ほんと丁寧に心理描写してるなぁ。
しみじみ面白いです。
■ディファレンシア
ディファレンシア=本質的な差異、単なる相違点ではなく、自分の世界の小ささと、その違いを思い知ってしまうという、そんな大きな相違点。
この境地に到達するまでに積み重ねられてきたレントン少年の心理描写、それに前から気付いてたけれど昔の自分を見ているようで嫌悪していたホランドの描写など、この一点に到達するまでに丁寧に丁寧に物語を進めてきた構成はほんと素晴しいと思うし、少年の中にある世界と、現実の世の中の価値観の相違をここまで残酷に、ここまで明確に、30分という枠の中で表現しきるってほんと凄い。
あの娘はきっと僕を恨んでいるでしょうね・・・
あの娘の気持ちなんてこれっぽっちも考えず
助けなきゃって勝手に思い込んで
それが正しいことなのかすら僕は考えもしなかった・・・
結局僕のやったことは人を助けるどころか人を傷つけただけだ
傷つく必要の無い人を
もう十分傷ついている人を
もっともっと深く傷つけてしまっただけだ!
きっと今までだって僕は・・・
ゴメン・・・
今回はレントン少年の行動に歯がゆい思いをした人も多かったんじゃないかと思うんですよね。
何でそんなことも分からないんだ、という感じで。
これって作中でのメッセージ性の理解をしやすくするための表現なんで余計にそう思えるところなんですが、スケールダウンして考えてみると、僕個人としては新入社員時代に仕事の中でこういう自分の価値観とその暴走と、後でやっぱり自分の世界は狭かったと痛感することもあったりとで、いつもながら笑えない(笑)。
新入社員というか入社2・3年目で、自分のやり方にそれなりに自信持ってきて、これが正しいんだ、何故PMはそれをやらないのか?と喧嘩腰になったりと、色々ありましたが、それってやっぱり若気の至りというか、経験の無さから来るところなんですよねぇ・・・。
ああ恥ずかしい・・・。
経験積んだ今だからこそ、そういう状況にある人のことを理解できるというか、そうじゃないだろ、と初めて言えるというか。
またこういう入社2・3年目の後輩がいるからまた笑えない(笑)。
といつもながらレントン少年には新入社員時代の自分を思い出させられて辛いんですが(笑)、そういう脱線は置いておいて、14歳の少年がこの心境に辿りつくというのは正直辛いよなぁ、と思いつつ、こういう表現を逃げることなく描いている制作スタッフに脱帽です。
あまりこういうことは言わないようにしようと思っていたのですが、僕個人としてはDESTINYでのシンにはこのプロセスを歩んで欲しかったなと、今回の放送を見ながら正直思いました。
物事の多面性、多様性、価値観の違い、本人が正しいと思っていることが本当に正しいのか?このテーマを描くにあたって、今回のエウレカセブンの30分は本当にきっちりと、1分の隙もなく描いてくれたなぁと思います。
DESTINYではDESTINYでしか描けないテーマがあった、だからそのプロセスを明示しなかったのかもしれないですし、単純にこの作品との比較というのはあまり意味が無いのですが、むしろ両方の作品を見ることで一つのメッセージ性が見てくるのかもしれないですね。
こうしてレントン少年は大人に一歩ずつなっていくのですね。
うんうん、頑張れ、レントン少年!!
■経験者は語る
今回はレントン少年が自分の価値観との相違点に気付いていくところが最大のポイントでもあったわけですが、もう一つ見逃せないのがやっぱりホランド。
マシューの家出話の「経験者は語る」自体が伏線になっているとは。
そう、ここで言う経験者は語る、というのは他でもない、ホランド自身のことだったんじゃないかなと。
うるせぇんだよ、テメェ等!!
アイツは寂しさや気まぐれ誤魔化すために出て行ったんじゃねぇ!!
本気で出て行ったんだ!!
デューイから逃げた、そんな台詞がタルホさんからあったような気もしましたが、昔からホランドはレントン少年のことを自分の出来の悪いイミテーションのようい昔の自分を重ねてしまうところがあるんじゃないかと思うんですよね。
だからいつもイライラしてしまうし、レントン少年の青臭い正義感が鼻についたり(かつて自分もそうだったんじゃないかと思うし)、家出したレントン少年の気持ちが一番分かってしまうんじゃないかと思うんですよね。
第2クールっていうのは、レントン少年とエウレカが自分の心と向き合うためのパートだ、なんて言ってましたが、やっぱりここにはホランド自身が自分の心(レントン少年)と向き合うという意味合いも多分に含まれているのかもしれないですね。
■お客さんか仲間か
ビームス夫妻の待遇と、ゲッコーステートでの待遇が明らかに異なるように描かれているわけですが、これも一つの多様性というか、場所が変われば人も風も変わるという意味なんですよね。
でも、僕はやっぱりもう一つ意味があるんじゃないかなと思っているんですが・・・。
ビームス夫妻がゲッコーステートのメンバーよりも大人に描かれている(これも上手いんですが)ということもありますが、ビームス夫妻としてはレントン少年を息子のように思っているところもありますよね。
この時点で既にゲッコーステートとは扱いが違っているんですが、実はこの扱いの違いも(制作サイドとしては)狙いのうちなんじゃないかなと。
ゲッコーステートではレントン少年は下っ端扱いですが、メンバーは「仲間」としてレントン少年を見ているんじゃないかなと。
そしてその「仲間」という関係性が鍵になって、レントン少年がゲッコーステートへの復帰を遂げる、そういう展開も見てみたいなぁ。
#もちろん、その背景の主たる要因は、今回レントン少年が「傷つけてしまった」と気が付いたエウレカにあることは間違いないと思いますが。
■年頃の息子を持つってのは
悪くないよね?
ああ、悪くねぇ・・・
ほんとうにこの作品はしみじみいい作品だ・・・。
こんなイイ台詞を持ってこられたら、この後きっと来るであろう、レントン少年との別れやゲッコーステートとの衝突が辛くなるじゃないかぁ(涙)。
■レントン、会いたいよ・・・
主人公同士を物理的に遠ざけることで互いの関係性を再確認させるというのは王道中の王道ですが、これはほんと参った(笑)。
何ていうですか、第2クールって内省のテーマを担ってるから暗かったじゃないですか。
そういう中でこういう展開ですよ。
もうきっちりタメられた分、これからの展開が楽しみで仕方ないじゃないですか!?
物語がきちんと積み上げられていく実感がある。
しかも丁寧に。
これがやっぱりエウレカセブンの一番の面白味なんじゃないかと思う今日この頃。
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交響詩篇エウレカセブン DVD第4巻 2005/9/23発売 第11話~第14話を収録 |
ほんとに多様な切り口から、世界観にそった上で、現実的な問題とシンクロさせてくるエウレカはやっぱいいなぁー。
本筋のテーマに関連したテーマでもって作品を味付けしていくだけじゃなくて、レントンとエウレカが成長してゆく様をまざまざと見せ付けてくれるのが面白いんですよね。
トラウマなしの空虚感のある萌え少女と情けない少年の組み合わせってのは庵野さんがEVAで初めて作り出した設定だと思います。だけど成長させるということは恥ずかしくて今まで誰も主軸ではやらなかったんじゃないのかな。それを逃げずにど真ん中でやってくれているエウレカのスタッフさんはホントすごいと思いますよ。
この作品ってガンダムⅩに結構似てると思ってるんですよね。主人公とヒロインが、ですけど。でもガンダムⅩは主人公とヒロインの成長を早足でやってしまって後が間延びしてて、もっと丁寧にやってくれたら絶対ウけるのになぁと思ってて、そこを丁寧に描いてくれるエウレカはホント面白いんですよね。敵もなかなかに謎めいてるし、強力ですし。
ホランドとレントンの関係ってのは何かハチクロの真山と野宮のようで面白いというか痒いというか。ホランドがやっとの思いで脱ぎ捨てた青春スーツを思いっきり着込んで憧れの眼差しでうろちょろしてくるレントンはやっぱりすっごく恥ずかしくて、でもどこか放っておけないんですよね。でもあそこまで反応するって事はホランドもやっぱり青春スーツを脱ぎきれていない気が。気づかれたくない~、でも女性陣には丸わかり、という。笑
なんというか、DESTINYのシンみたいな暴走(というか増長?)みたいな感じを想像していたのですが、いやはや、観ているこちらも胸が締め付けられるようなシーンの連続でした。
今回のレントンの一連の心の動きというのは、燕。さんも書かれているように、誰しもが『“わかっていても”、また“わかっているのに、頭の中では、理屈では理解していても”やってしまうこと』なんですよね。
この第2クールでのテーマは、燕。さんが仰った事の他に、「想いの一方通行」があるんじゃないかなと私は思っていたんです(ここまででは特にレントン、エウレカ、ホランド、タルホの間で、それぞれの思いを相手に押し付けようとする面を描いていましたし)が、今回はそれの極地だったような気がします。今回の話を見て「あはは、コイツこんな事もわかってないのかよ」と笑える人がどれほどいるのでしょうか。自分としても日頃から相手の事を考えてる、また、全体からちゃんと俯瞰的に見る、という事を意識的にしないとダメだよな、と痛感させられました。
それだけに、多少勝手がわからずに戸惑いつつも、彼らなりに精一杯“押し付けがましくない程度”に教えようと頑張っているビームス夫妻には物凄い好感を覚えてました。それこそ「こんなカッコエエ人達が早々いるかよ」と笑いたくなるくらい(笑)。
先週のコメントでも書きましたけど、ホントにいっそビームス夫妻vsゲッコーステートの時が来たなら、レントンにはビームス夫妻側について欲しいなぁと本気で思います。(笑)。そして、ホランドと思う存分ケンカでもなんでもしたらいいんじゃないかと思いますよ。(もちろん、最終的にはゲッコーステートに戻って欲しいですが)
それにしてもレントンは家出をしてからホントに人間として大きく成長してますね。特にビームス夫妻によって。まぁそれも今までのゲッコーステートでの生活があってこそ、ですけど。
・・・でも、今回の反省する前のレントンがそのまま大きくなったような人もいますけどね。「踊る大捜査線」の青島なんかまさにそのまんまのような気が(笑)。作品が違うと見せ方も、それが良い事なのか、カッコいい事なのかの描き方も全然違うもんですねぇ。
今までのレントンの行動原理は、全て「自分中心」の価値観に基づいていました。自分の選択した行動に責任を持たない、いわば子供のメンタリティですね。(実社会においても、こういった人は多いですが‥)
ここ最近のエウレカのエピソードは、そのメンタリティに基づいた行動の結果を、ショッキングな形で描くことで視聴者に分かりやすく提示しています。
(少年から大人への成長というテーマを描くにあたって、非常に説得力があります)こういうことを丁寧に描いてくれるエウレカは、非常に素晴らしい作品だと思います。
と、真面目な話はここまでにして‥
この辺のことは、現在の主題歌の歌詞にある「現実と理想の狭間揺らいだ~現状をこの手で切り開こうか」のくだりと合っていて、思わず、なるほどと手を叩いてしまいました。(笑)
(第1クールの主題歌と同じく、レントンが過去を回想している歌詞なんですね)
この歌詞通りだとするならば、「現実を知ってへこんだけど、自分の力で状況を変えてゆこう!」という前向きな決意に変わるわけですから、レントンの復活は非常に期待です。
テレビ画面前の私は、「その行動をとるなぁぁぁ!」と絶叫しつつ、「ああ、遣っちゃうんだろうなぁ」と悶えながら見てました。あそこまでレントンの行動に反応しちゃうのは、おそらく今でも十分レントンと同じ「子供っぽさ」を自分が抱えているからだろうなぁと思って、さらに欝(笑)
ここまで丁寧にレントンの成長物語を書いてくれると、この後で怒涛の「情報詰め込み過多」アニメになっても、付いていけそうです(笑)
OPの歌は最初は如何かなぁと思っていたんですが、oriさんと同じく、その歌詞に含まれる意味を考えるとすごいですね。合ってます。
……打ち合わせとかしているんでしょうか?普通、タイアップの曲って関係ないもの持ってきますけど、種以降気をつけるようになったのか?(笑)(たぶん、MBSが特殊)
でもこれって、子供大人関係なく、無意識にやってしまっていることなんですよね。
思わず感情移入してしまいました。
これは、野暮かもしれませんが・・・
チャールズがレントンを少年と呼んでいましたが、最終的に何と呼ぶのでしょうか?今週はレントンに話しかける時に、少年ともレントンとも呼ばなかったような気がしまして、これも意味があるのではと感じました。
>DESTINY
SEEDは、気持ちの独白というシーンが前作も含めてないように思われます。一方、エウレカセブンは、多くの場面で行われています。レントンやストナーを含めて。
どちらが好きかは好みです!
ある事象をそのまま伝えるのがSEEDだとすると、その事象を体験した第三者によるものがエウレカセブンではないかと考えました。
エウレカって、予告もその週の内容に入っているんだなあって今週感じました。
でも、「ムンクの叫び」が気になります!
成長物語を逃げずにど真ん中でやってくれている制作スタッフは凄いというひれんさんのコメントに完全シンクロです。
作中キャラの逃げを描くことが制作サイドの逃げを断っている感じです。
あと、やっぱりテーマと絡めた見せ方がほんとうに上手いですよね。これはいつも感心してしまいます。
>ハチクロの真山と野宮
ああどうして僕のツボを突くようなコメントを(笑)。
やっぱり青春スーツですな!
ちなみに僕もレントン少年を見ていると過去の自分(特に新入社員時代)をえぐられてます(笑)。
>箱さんへ
今回の暴走は僕も想定外というか、ここまでやってくれてむしろ素晴らしいって感じでした。
分かりやすいテーマなんだけど、それをここまで分かりやすく緻密に描くってやっぱり難しいですよね。
「想いの一方通行」というのは僕も同感。これは年齢特有の世界観の狭さと対をなしますよね。
ゆえに俯瞰の視点が非常に重要なんですが、これもまた経験がないとなかなかできないことですからね。
そういう視点をビームス夫妻から描くというのがまた上手くて上手くて。
やっぱり物語りの見せ方が秀逸ですねぇ。
>oriさんへ
初めまして&コメントありがとうございます。
エウレカセブンは構成がしっかりしていることと、テーマの訴求方法が非常に丁寧な点がやっぱり好きですね。
少年の成長物語でもここまでストレートにやってくれるともう応援するしかありません(笑)。
さて、少年ハートの歌詞ですが、なるほどぉと僕も手を叩いちゃいました。
僕はここは実はホランドにも関係する歌詞なのかなとも思うんで、レントン少年の浮上とともに、ホランド(少年(笑))の浮上にも期待したいですね。
今回、涙が止まりませんでした。
僕はいつも寝る前に録画して起きたら見て消して・・・という風にしてるんですが、今回はツメを折ります。今回はそれほど僕の胸を打ちました。
>>「はっきり言って、ここはとっても居心地がいいです。ゲッコーステイトじゃ、俺は単なる・・・単なる・・・」
単純なゲッコーとそことの違い、ホランド達とビームス夫妻とでの主義感性の違いも大きいト所でしょうが、レントン自身もゲッコーに乗る前と大分変わってますからね。
前のレントンなら自主的に掃除洗濯なんてしなかったろうし、あんな気配りもなかったですよね。ゲッコーでの生活や体験、体感した無力や、愛する存在からの拒絶(思い込み(笑)) 少年であることで甘えようとする事の愚かさ。そして気付かず背負っていた人殺しの業。
船を降りた事は言うなれば逆境であったが故にきっちりレントンを成長させてた訳ですか(まだ不安は多いですが
レントン、英雄の資質あり、ですかね。
もちろん、前のままのレントンだったら扱いも違ったかというとそうでもないと思いますけど。
>>「キミ、お父さん達行ったよ?」
こんなさりげない台詞までキーなんですよね、パスポートのレントン・ビームス。そして他人から違和感無く親子に見える三人。
車の中でレントンがジッとパスを眺めているのは、これまでを走馬灯のように思い浮かべながら「このままレントン・ビームスになったら」というのを色々考えてたとか?なれたら勿論嬉しいけどそれでも自分が押しかけであることは忘れちゃいけないとか考えたり。
だとするとすごくかわいいなぁレントン。
>>「いえ、行きます!」
ここら辺も変わったなぁと思う所。ゲッコーでは流されるままだったのにねぇ。今の立ち位置は比較的【他人】であるが故にレントンの積極性が協調されたというか。・・・あぁ、こんなレントンが見れるなんて。
・・・なんだか親を通り越して祖父の感覚だなぁコレ(笑
>>「永遠の命なんて有り得ないよ・・・! 人は壊れたら二度と元には戻らないんだ・・・だから・・・だからだから・・・あの子だってきっと・・・」
実はこの時点でもう涙腺が緩んでいました。エヘw
14歳で人殺しをしてしまったレントンだからこその重みがある台詞。
戻るなら・・・やり直せるなら・・・コクピットの中が人だって知ってたなら・・・
そんなレントン自身の心の痛みがそのまま伝わってくるかのような悲しい言葉。それでも他の人達の【命】の捉え様にまで口を出すのは傲慢以外の何者でもなくて、そういう面ではやはりまだレントンは少年なんですよね。【大人】はボダラクの思想もレントンの意見もそれぞれの考えだと理解しちゃうんですが、それを寂しいと思ってしまいました。
>>「ウチにはね・・・あれば我々だって・・・」
たった数秒しか出番の無い人間にすら、描写に穴が無い。そこらの駄アニメだったら冷たく突き放す程度の描写であれば楽だったでしょうに、敢えて院長を差別意識の無い自分なりの信念を持った立派な医者として描くとは。
>>「ったくぅ!年頃の息子って奴ぁ!!」
そんなこといいながら全然疎ましくは思ってない感じがステキです。漢ですね~僕のパパになって下さい(ぉ
僕はレントンに対して歯がゆい思いは無かったですね。気持ちは分かりますから。
>>「あなた達こそ、どういうつもりで来たのよ!!
突然家族を失った者の気持ち、考えたことあるの・・・!?」
ああぁ、キツい。今のレントンにはこの言葉はキツ過ぎる。
レントンが一番言われるのが怖かった言葉。自分もまた知らない内にたくさんの人を殺して、そして【突然家族を失った者】をもっとたくさん作った筈で、レントンにとっては自分の【殺人】をその家族から責められているように錯覚したんでしょうね。
この言葉を言ったのが恐らく恋人を失ったであろう女性なのがメッセージ性が高いというか狙いがすごいというか。もしかしなくてもあの時の結婚指輪をした手とかけてるんですね。
これでレントンの更なる精神成長に必要な
【罪業の結果を知り、その恨みを真正面から受ける】
というステップを踏んだんですね。
思えば、自分は14歳の頃レントンの様に行動できただろうかと。あの頃から自分は臆病で自分から行動をしなかったし、行動を迫られた時は常に言い訳を用意していたと記憶してます。
卑小だった自分なら、疑問や苛立ちを持っても、結局は行動を起こさないまま終わっていたでしょう。そう思うとそれに真っ向から立ち向かったレントンはすごいなぁと思って、そしてそのレントンの行動や精神が決してアニメだからというものではなく、現実に違和感は一切無くむしろ必然として思えるのが、この脚本のすごい所だなと改めて感じましたよ。
チャールズとしては、デューイに助けられる形になるのは面白くないでしょうね。それでもレントンに何か言うとか蹴るとかホランド的なことは一切せずに、というかそんなの本当に気にも留めてませんという姿勢がチャールズが本物であることがわかりますね。
>>「お前のやったことを 否定はしない
人としては むしろ正しい行いだと俺は思っている
だが・・・本当にあの子がそれを望んでいたのかどうかはまた別だ
ましてや・・・口を利いたことも無いんじゃ分かる筈も無い」
罵声も怒りもせず。自分の意見も押し付けない。ただ自分の【思ったこと】を優しくレントンに語る。そしてその言葉を自分にも問いかけている。漢ですねぇ。
>>「待って・・・ あの子の為に・・・ありがとう」
本来なら病院の女の人みたいにメチャクチャに恨み言を言われても全く文句は言えない立場で、更にレントンは居た堪れなくて謝罪の言葉も出せなかったのに、母親は娘の為に一生懸命に走ってくれたレントンを理解してくれて、【ありがとう】まで言ってくれた。
でもその言葉はレントンにとっては責められるよりずっと辛いんですよね。
そしてゲッコーサイド。台詞の数々が
①みんなが深くホランドやエウレカを知ってる訳ではない
②というか一部を除いて基本的に他のメンバーに深く理解はない不可侵な様子
というのがわかりました。
あとのホランドの台詞の所は燕さんの意見に賛同です。
途中で切りますね
・・・いや、別にチャールズ達は理想云々では見てないか。
レントンに尋常ならぬ感情移入をしている身としては、ゲッコーメンバーのほぼ全員が本気でレントンを心配してないように見えるのがどうしてもイライラになってしまいます。
ホランドの怒りや悩みはレントンに向いてるのかというよりは確実にレントンを追い込んだ自分に対してという感じですし。
でもその後ちゃんとエウレカに説明したのはまあ良く頑張りました(何様か、ギル様だ(ぉ
エウレカがすぐに自分のせいかと思ったのはどの部分でしょうねぇ、有人機の指摘か、跳ね飛ばしたことか、恐らく後者でしょうか?
しかしエウレカも変わったなぁ。
しかし世界情勢とかについては説明してくれませんねぇ、ボダラクとの関係とかよいわかったらより世界に入りこめそうなんだけどなー、それともそんなものは不要なのだろうか。ただレントンの視点の世界を感じてくれという?
●次回予告
この作画の人の弱点発見。むつみ画と比べて驚き顔がすごいブサイク(コラ!
冗談です、ああっ!石は投げないで!
パラダイスロスト・・・理想郷崩壊。うう~ん、この時が遂に来るのか。
●別れの予測
三人共に家族になりたいと本気で思っていて、だからこそのレイのショック。
そこらの駄アニメなら、ここで嘘みたいに冷たくされるんじゃないかとかヒヤヒヤするんですが、この作品に関してはそういう心配はしません。
ここから予想ですが、レイは送られたリストか何かを隠して平静を装うけどバレて、レントンは葛藤しつつ自分から静かに去ろうとする。そして出口にはチャールズが
チャ「・・・行くのか?」
レン「・・・すいません」
チャ「オィオィ、言ったろ。少年の内は大人に遠慮なんて要らないって」
レン「・・・ありがとうございました。俺・・・ほんの少しの間だったけどチャールズさんの家族になれて嬉しかったです。
・・・、許されるなら、本当に家族になりたかったたです・・・」
チャ「何馬鹿なこと言ってるんだよ」
レン「・・・・そうですよね、俺、あつかまし・・・」
チャ「お前はもうとっくに本当の家族で、俺達の年頃の息子さ。お前がイヤだって言ってもな」
レン「・・・・・・・・」
チャ「・・・【また】な、【レントン・サーストン】」
(後略)
とかいう展開だとすごくいいですね。あとはどうステイトに戻って、メンバーとどんな新しい関係を築くのか。
しかし今回は本当に泣かせていただきました。メタパニの大出血と合わせて体から水分がなくなりそう(ぇ
“あの頃の小さな僕が見上げる空はほんとうに広かった 好きな人を守れると思っていた本気で どうして背が伸びない それが悔しかった わがままをまだかわいいと勘違いしてたんだずっと あきらめるなんて思い浮かばなかった ただ前を向いてた でも、、、 できないことばかりで 早く自由になりたくて いくら手を伸ばしたって届くはずのない大きな大きな空 でも僕は何にも疑うこともなくキレイな未来を信じてた 悔しいことがあるとこらえ切れなかった大きな大きな涙 でもあのときの僕の目は何より輝いてたと思う”
“あれから随分背も伸びて 世の中のこと少し分かって 一生懸命がカッコ悪くて さめたフリして歩いていたよ でも、、、 中途半端な僕には 何ひとつできなかった いつからか僕はきらめく明日を信じてたことさえ忘れて 自分を守るためにたくさんの大切なものを傷つけてた 遥か遠く真上の空の向こうに何があるか知りたくて 「大人になったら必ず行くんだよ。」って約束したんだ”
かなりストレートですけどね。
逆にOPはホランドかなって。レントンと同じように恥ずかしいくらい真っ直ぐにものを見てたころがあったけど、今は小賢しく理性を持った大人でいるつもりのホランドにぴったりくるかなって。1stもそうですし2ndはよりストレートに当てはまるなぁって思えます。レントンには現在進行形なんで当てはまるかな…?
で、2ndEDはエウレカかな?
恋って気持ちすら知らなかったから、誰かを本気で好きになることが自分を傷つけるように感じたのかも。確かに痛いし熱いし(笑)
一人では何にも~You are my sunshineまではほぼそのママ
2番から
“掴み取ろうとすればするほど遠ざかってゆく夢を見たの 独りぼっちになりたくなくて必死に走り続けたんだ 繋いだ手に感じた奇跡を信じてゆける そんな気がした 心の奥光を灯したのはあなただけ Baby you are precious to me”
はこれからかな?
それで、あなた(レントン)と二人だったら何も怖くはないから、失敗したっていいじゃない Go another place Take it easyってなっていくのかな?な~んか解釈がうまくできすぎの様な?(笑)
今回の話も王道ですけど、主人公が失敗する側になるってのはあんまり見たことがなかったような。
で、最後の最後でやっぱりホランドはホランドだなって思ってちょっと安心した自分がいましたよ。