マクロス・フロンティアも最終回。
もう感無量。
アルト・ランカ・シェリルの絶体絶命のみならず、人類・バジュラともに絶対絶命の危機からの大逆転、そしてこれまで作品全体を支えてきた「歌」の力、そしてその解放、二人の歌姫の最後のステージを飾るに相応しい、超銀河コンサートでした。
素晴らしかったです。
もう感想書く必要もないんじゃない?と思うくらい。
#既にこの時点で5回も見返してしまったし、きっとまだ見るでしょう。
やっぱりこのマクロス・フロンティアを支え続けた二人の歌姫、シェリルとランカには最大限の拍手を送りたいですね。
#そして全編を通じてその楽曲を提供し続けた菅野よう子さんにも最大限の拍手ですね。
あっと言う間の半年間。
2クールって短いというか、もっと観ていたいと思いましたよ。
そんな矢先に「劇場版マクロス・フロンティア」の告知。
これはまたどんな展開になるのか、本当に楽しみです。
もう感無量状態なんで、何か感想を書くのもおこがましいのですが、作品への感謝の気持ちを込めて。
■シェリル・ランカ・アルト
アルトが死んだ、と思った更なる絶望の淵から、アルトが生きていて、そして歌ってくれと切望される。
そのときに歌の力というか、シェリルの生きる力というか、それが充填されていくかのように広がって、フォームチェンジ。
そこでかかる「ノーザン・クロス」。
かっこよすぎ。
つか、あまりにかっこよすぎて泣けた。・゜・(ノД`)・゜・。
今までエンディングやタイトルそのものだった「ノーザン・クロス」よりも。このタイミングでかかった「ノーザン・クロス」は何よりもかっこよくて激しくて、本当のラストバトルを飾るにこれ以上相応しい曲は無いと思いましたよ。
「ノーザン・クロス」はこのシーンのための曲なんだ、とそう思えるくらいに。
これにあわせて、アルトが自分の愛機「VF-25F」に乗り込むシーンは、主人公の出撃シーンとしてもクライマックス。
父親の言葉を胸に、その意味を理解し(つまりここでアルトの抱える家に対するいろんなわだかまりが彼の中である程度受け入れられた瞬間でもあった)、周りの環境に流されることなく、そして役者として期待された役を演じるのではなく、自分の気持ちのままに飛ぶ、というアルト自身もいろんな鎖を引きちぎってテイクオフ。
めちゃめちゃかっこいい。
つか、あまりにかっこよすぎて泣けた。・゜・(ノД`)・゜・。
#何気にクランがミシェルのVF-25Gに搭乗しているのがまた泣ける。
そしてアルトの声とシェリルの歌がランカの心に届いて、ランカが目を覚ます。
なんかもうかなり感極まってしまいそうでした。
でもそのタイミングでバジュラクィーンと接合を果たすグレイス。
プロトコルを解析したグレイスの前に、バジュラが支配下に置かれてここで再び大ピンチに。
しかもシェリルがそこで力尽きて倒れてしまう。
ここまでも、病気の体を押しての大熱唱。
「ノーザン・クロス」もアルトからの気合で歌いきったようなもの。
うぎゃー、どうなるのー!!というところで、再びランカの歌声。
ここで倒れたシェリルに呼びかけるランカ。
そして弱音を吐こうとするシェリルを平手打ち。
美星学園の屋上で、もう歌えないと弱音を吐いたランカをしっかりしなさいと平手打ちしたシェリルへのアンサーシーン。
もうランカも完全対等です。
このシーンというのは、マクロス・フロンティアの最高の見せ場のひとつでもあったりするし、シェリルが渡したノーム家に伝わるイヤリングを介してアルトもこの意識体に参加するという、ある意味、グレイスが成そうとしていたリアルタイム・ネットワークを形成しちゃってるんですよね。
ここでランカが成したのは、シェリルに巣食っていたバジュラの細胞?を共生タイプへ変換して、脳まで達していたものを腸で共生できるようにしたんですよね。
バジュラ自身が上位命令によって、その意思を変更(というよりオーバーライト?)できるのならば、リトル・クィーンからの願いにより、シェリルの体内にいた細胞もその使命を宿主の破壊から、共生へと切り替えた、ということでしょうかね。
つか、そんな設定うんぬんよりも、やはりこのマクロス・フロンティアという作品をここまで歌で全面的に引っ張ってきたシェリルへのボーナスがあったとしても、全く不思議じゃない、と思うわけですよ。
つか、むしろありがとう!!というレベルで。
そして完全復活するシェリルとともにランカが歌うのは、待ちに待っていた「ライオン」。
めちゃめちゃかっこいい。
つか、あまりにかっこよすぎて泣けた。・゜・(ノД`)・゜・。
「ノーザン・クロス」で立った鳥肌が、さらにこの「ライオン」でクライマックスへ。
すげーな、ほんと。
マクロスってのは本当に凄いよ。
これがマクロス。
だから大好きなんだ。
で、ランカを救出するときにシェリルが歌う曲は「私の彼はパイロット」でしょ。
もう分かってるなー、って感じですよ。
ここで、ランカから語られるバジュラとは?みたいなシーンもまた凄く良くてね。
激しい戦場の中なんだけれども、アルトとランカの乗るVF-25Fだけが、静かにゆっくりと帰還していく。
凄く印象的なシーン。
これは良かったなぁ。
バジュラは人類とはあまりに違う思考や生態系を持っているから、人間のことを理解できなかった。
だから人類で(当時)唯一フォールド波を発生して意思疎通を可能とするランカを助けにきていた。
#ランカの歌がバジュラを呼んだ、というのは正しくもあり、またバジュラサイドからしたら単純に同胞を助ける行為でもあったわけですね。
でも、シェリルが死を覚悟しながらも選んだ道が、結果的に人類の未来を切り開くことになったわけですよ。
過酷な運命を背負った二人の歌姫が歌い続けたからこそ、バジュラという生命体は、人類という生命体と自分たちが全く違うものであるということを理解することができた。
グレイスはその歌姫二人を道具として利用しようとしたのだけれども、結果的には二人の生き残りたいという力や、ランシェ・メイ(が産み落とした力)や、マオ・ノーム(が渡したイヤリング)がグレイスの野望を打ち砕いた、という形になっているじゃないですか。
泣けた。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
もう個人的にはシェリルがマオ・ノームの孫だった、ということが分かっただけで僕は感無量なんだけれども。
#彼女にもちゃんと家族がいて、ちゃんと彼女のことを愛していたんですよ。
#そしてそれが何よりあのマオ・ノームで、彼女がその孫だった、というのも運命的だ。・゜・(ノД`)・゜・。
ようやく、というか、作品開始以来ずっと待っていた、二人の歌姫によるステージの開始。
「星間飛行」で始まるライブ、そして、それに二人の歌姫に敬礼を送るバルキリー=アルト。
かっこいいねー。ほんとに。
いやー、ここからの二人のライブは本当にしびれました。
最高だよなー。ほんとに。
マクロス最高。
で、大攻勢か!?と思えば、バトル・ギャラクシーの攻撃で再び大ピンチ。
うわー、と思っているところに、カナリアのケーニッヒ・モンスターが登場!!
初代ファンとしては、モンスターみたいなバトロイドが活躍するのってマジで嬉しい。
ここにきて最後の大仕事!!みたいな。
そしてそれを皮切りに、マクロス・クォーターによる「マクロス・アタック」。
というか、それは初代「ダイダロス・アタック」!!
デストロイタイプのバトロイドによる一斉ミサイル射撃、これはしびれた。
まじでしびれた。
あれだ。
初代マクロスを観たときに受けた衝撃のひとつだ、この映像は、と思いましたよ。
ここから再び「ライオン」に乗せた反撃が本当に最高で。
燃えた。
この一言に尽きますね。
ライオンの「私眠らない~」からインフィニティの「眠らない思い~」とのつなぎなんて、素晴らしいよね。
ランカとシェリルの歌声がイヤリングを通じてアルトの命を救った、あのときのように。
最後の突撃シーンでは、親友ミシェルのライフルを抱いて、そしてライバルだったブレラとともに突入。
その突撃をオーラのようにサポートするのは二人の歌姫。
アーマードを乗りこなすアルト。
目線でロックオンしながら、ミサイル全弾発射。
これだ、これが観たかったんだ!!といわんばかりのバトルシーン。
#つか、最終話のバトルシーンはおそらく今後語り継がれるであろうくらい、すっごい気合の入りまくったものだったと思う。
#もちろん歌とのシンクロ度がぶっちぎっていたことも言うまでもないことですよね。
最後はミシェルのライフルで一撃。
最期にみせるグレイスの皮肉な笑み(というか、ここまでか、と観念したような笑み?)を残しつつバトルエンド。
で、ラスト。
この三角関係での結末は描かなかったわけだけれども、僕としてはこの終わり方でよかったなぁ。
そしてラストを飾ってくれた歌がシェリルとランカによる「トライアングラー」というのも素敵過ぎる。
#アルトが降下してくるときに太陽の光が三角形になっているところも、演出的に細かい(笑)。
いやー、ほんと、感無量です。
素晴らしかった。
上記、ほとんど感想の体を成していませんが、まじで素晴らしかったです。それしか言えない。
世の中いろんな作品があって、昨今のアニメ作品について言えば、テーマがなくちゃいけない、作品が大人向けなんだから考えさせなきゃいけない、みたいなところがどこかしらにあったんじゃないか?なんて思ったりするんですが、このマクロス・フロンティアについて言えば、そういう難しいテーマなんかもあるのかもしれないけれども、理屈抜きでアニメーションという媒体で作り上げられた最良のエンターテイメント作品だと素直に思いますよ。
やっぱり面白いってのがベースなんですよね。
理屈じゃなくて、本能的に面白い。感動する。
歌っていうのも、エモーショナルに直接心に訴えかけてくるものじゃないですか。
初代マクロスだって、もともとはラブコメをベースで展開する予定だった。
色々方向修正はかかった、と聞いているけれども、それでも、歌の力で戦争が終わりを告げて、新しい時代の可能性を切り開いていった、そういう中で純粋に恋愛があって、三角関係があって、ラストまでずっと見させてしまった初代マクロスは、当時小学生だった僕には本当に大きな存在となって今に至っています。
凄い衝撃でした。
やっぱりこれなんだよなぁ。
小難しいこと抜きに、面白かった、感動した。
これなんですよね。
いや、ほんと良かったです。
この最終話はもうこの感想をここまで書くまでに6回観てるけれども、それでもまだまだ観てしまうと思います。
制作スタッフの皆様、お疲れさまでした。
そしてこんなに凄い作品作ってくれてありがとうございました。
感無量です。
■あと色々と
プロトカルチャーが恐れたのがバジュラ、という設定も面白いと思ったんですよね。
サラ・ノームやマオ・ノーム、そしてシン・工藤が遭遇して乗っていたプロトカルチャー由来の兵器も、バジュラを連想させる節はありますよね。
そういう意味で「マクロス・ゼロ」はやはり必見だと思うなぁ。
うわさではブルーレイ版の「マクロス・ゼロ」ではシェリルのイヤリングが代々ノーム家に伝わるものらしい、という描写があるらしいですし。
#こちらは我が家にブルーレイレコーダーが来た日には必ずBOX買いすることを誓っています。自分に。
あと、改めて思うのは、やっぱりこのエンディングというのはシェリルとランカがいなければ到達しえなかったエンディングなんですよね(そりゃヒロインなんだから当たり前なんだけどね)。
というのも、あの時途中でランカが歌うことをやめていたら?また目を覚まさなかったら?とか、もっと言えば、ランシェ・メイがV型感染症にかかっていなかったら(つまり先天的にバジュラと共生できる人類が生まれていなかったら)?という可能性や、シェリルにしても、(シェリルのV型感染症はマオ・ノームに対するグレイスの意趣返しに近い形で感染、実験体にされたのかもしれないけれども)V型感染症になっていなかったら?また、その絶望の中で死んでしまっていたら?とか、絶望の中でも歌うことを諦めていたら?
など、二人の歌姫が死を覚悟するくらいの勢いで、ラストのライブステージに到達できたからこそ、バジュラとの共存の道が開けたと思うと、やはりこの二人の歌姫の生きる力に拍手を送りたくなります。
#そして当然、その歌唱力と素晴らしい楽曲でこの物語をひっぱってくれたことも大感謝です。
#歌が本当に感動的だったからこそ、このレベルまで到達したんだと素直に思います。
そして、その二人の歌姫を最後の最後まで歌い続けるように支えてきたのは紛れもなく主人公のアルトなわけだから、やはり彼にも拍手なんだよね。
たいしたもんです。鈍感だけど(笑)。
前回の感想で書こうかどうしようか悩んで書かなかったのがヴィルラ氏の目的。
メガロード-01を探してるんじゃないか?と思っていたんですよね。
それが、銀河をつなぐ目的じゃないか?なんて。
そして本編。
ヴィルラ氏が開いたペンダントにはあのリン・ミンメイの写真が・・・。
なんかめちゃ嬉しくなりましたね。
これで消息不明になってしまったメガロード-01と、本編の接点ができた。
まだまだつながっていくんじゃないか?という期待感、これは凄く嬉しかったですね。
マオ・ノームの孫としてシェリル・ノームの登場。
一条輝や未沙たちの子孫も登場するかもしれない・・・。
#マクロス7ではマックスとミリィの子供だって登場したのだから。
そんなマクロスシリーズに対する夢を膨らませてくれるワンカットでした。
改めてマクロス、ありがとう。
■マクロスFO.S.T.2 「娘トラ。」
10月8日発売!!もう予約しちゃいました。
■ライオン
買っちゃいました!現在ヘビロテ中。
■マクロスF(フロンティア) 2(blu-ray Disc)
■DX超合金 マクロスF(フロンティア) VF-25Fメサイア(アルト機)
やばい、これは買ってしまいそう。2008年11月発売だそうです。
もう感無量。
アルト・ランカ・シェリルの絶体絶命のみならず、人類・バジュラともに絶対絶命の危機からの大逆転、そしてこれまで作品全体を支えてきた「歌」の力、そしてその解放、二人の歌姫の最後のステージを飾るに相応しい、超銀河コンサートでした。
素晴らしかったです。
もう感想書く必要もないんじゃない?と思うくらい。
#既にこの時点で5回も見返してしまったし、きっとまだ見るでしょう。
やっぱりこのマクロス・フロンティアを支え続けた二人の歌姫、シェリルとランカには最大限の拍手を送りたいですね。
#そして全編を通じてその楽曲を提供し続けた菅野よう子さんにも最大限の拍手ですね。
あっと言う間の半年間。
2クールって短いというか、もっと観ていたいと思いましたよ。
そんな矢先に「劇場版マクロス・フロンティア」の告知。
これはまたどんな展開になるのか、本当に楽しみです。
もう感無量状態なんで、何か感想を書くのもおこがましいのですが、作品への感謝の気持ちを込めて。
■シェリル・ランカ・アルト
アルトが死んだ、と思った更なる絶望の淵から、アルトが生きていて、そして歌ってくれと切望される。
そのときに歌の力というか、シェリルの生きる力というか、それが充填されていくかのように広がって、フォームチェンジ。
そこでかかる「ノーザン・クロス」。
かっこよすぎ。
つか、あまりにかっこよすぎて泣けた。・゜・(ノД`)・゜・。
今までエンディングやタイトルそのものだった「ノーザン・クロス」よりも。このタイミングでかかった「ノーザン・クロス」は何よりもかっこよくて激しくて、本当のラストバトルを飾るにこれ以上相応しい曲は無いと思いましたよ。
「ノーザン・クロス」はこのシーンのための曲なんだ、とそう思えるくらいに。
これにあわせて、アルトが自分の愛機「VF-25F」に乗り込むシーンは、主人公の出撃シーンとしてもクライマックス。
父親の言葉を胸に、その意味を理解し(つまりここでアルトの抱える家に対するいろんなわだかまりが彼の中である程度受け入れられた瞬間でもあった)、周りの環境に流されることなく、そして役者として期待された役を演じるのではなく、自分の気持ちのままに飛ぶ、というアルト自身もいろんな鎖を引きちぎってテイクオフ。
めちゃめちゃかっこいい。
つか、あまりにかっこよすぎて泣けた。・゜・(ノД`)・゜・。
#何気にクランがミシェルのVF-25Gに搭乗しているのがまた泣ける。
そしてアルトの声とシェリルの歌がランカの心に届いて、ランカが目を覚ます。
なんかもうかなり感極まってしまいそうでした。
でもそのタイミングでバジュラクィーンと接合を果たすグレイス。
プロトコルを解析したグレイスの前に、バジュラが支配下に置かれてここで再び大ピンチに。
しかもシェリルがそこで力尽きて倒れてしまう。
ここまでも、病気の体を押しての大熱唱。
「ノーザン・クロス」もアルトからの気合で歌いきったようなもの。
うぎゃー、どうなるのー!!というところで、再びランカの歌声。
ここで倒れたシェリルに呼びかけるランカ。
そして弱音を吐こうとするシェリルを平手打ち。
美星学園の屋上で、もう歌えないと弱音を吐いたランカをしっかりしなさいと平手打ちしたシェリルへのアンサーシーン。
もうランカも完全対等です。
このシーンというのは、マクロス・フロンティアの最高の見せ場のひとつでもあったりするし、シェリルが渡したノーム家に伝わるイヤリングを介してアルトもこの意識体に参加するという、ある意味、グレイスが成そうとしていたリアルタイム・ネットワークを形成しちゃってるんですよね。
ここでランカが成したのは、シェリルに巣食っていたバジュラの細胞?を共生タイプへ変換して、脳まで達していたものを腸で共生できるようにしたんですよね。
バジュラ自身が上位命令によって、その意思を変更(というよりオーバーライト?)できるのならば、リトル・クィーンからの願いにより、シェリルの体内にいた細胞もその使命を宿主の破壊から、共生へと切り替えた、ということでしょうかね。
つか、そんな設定うんぬんよりも、やはりこのマクロス・フロンティアという作品をここまで歌で全面的に引っ張ってきたシェリルへのボーナスがあったとしても、全く不思議じゃない、と思うわけですよ。
つか、むしろありがとう!!というレベルで。
そして完全復活するシェリルとともにランカが歌うのは、待ちに待っていた「ライオン」。
めちゃめちゃかっこいい。
つか、あまりにかっこよすぎて泣けた。・゜・(ノД`)・゜・。
「ノーザン・クロス」で立った鳥肌が、さらにこの「ライオン」でクライマックスへ。
すげーな、ほんと。
マクロスってのは本当に凄いよ。
これがマクロス。
だから大好きなんだ。
で、ランカを救出するときにシェリルが歌う曲は「私の彼はパイロット」でしょ。
もう分かってるなー、って感じですよ。
ここで、ランカから語られるバジュラとは?みたいなシーンもまた凄く良くてね。
激しい戦場の中なんだけれども、アルトとランカの乗るVF-25Fだけが、静かにゆっくりと帰還していく。
凄く印象的なシーン。
これは良かったなぁ。
バジュラは人類とはあまりに違う思考や生態系を持っているから、人間のことを理解できなかった。
だから人類で(当時)唯一フォールド波を発生して意思疎通を可能とするランカを助けにきていた。
#ランカの歌がバジュラを呼んだ、というのは正しくもあり、またバジュラサイドからしたら単純に同胞を助ける行為でもあったわけですね。
でも、シェリルが死を覚悟しながらも選んだ道が、結果的に人類の未来を切り開くことになったわけですよ。
過酷な運命を背負った二人の歌姫が歌い続けたからこそ、バジュラという生命体は、人類という生命体と自分たちが全く違うものであるということを理解することができた。
グレイスはその歌姫二人を道具として利用しようとしたのだけれども、結果的には二人の生き残りたいという力や、ランシェ・メイ(が産み落とした力)や、マオ・ノーム(が渡したイヤリング)がグレイスの野望を打ち砕いた、という形になっているじゃないですか。
泣けた。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
もう個人的にはシェリルがマオ・ノームの孫だった、ということが分かっただけで僕は感無量なんだけれども。
#彼女にもちゃんと家族がいて、ちゃんと彼女のことを愛していたんですよ。
#そしてそれが何よりあのマオ・ノームで、彼女がその孫だった、というのも運命的だ。・゜・(ノД`)・゜・。
ようやく、というか、作品開始以来ずっと待っていた、二人の歌姫によるステージの開始。
「星間飛行」で始まるライブ、そして、それに二人の歌姫に敬礼を送るバルキリー=アルト。
かっこいいねー。ほんとに。
いやー、ここからの二人のライブは本当にしびれました。
最高だよなー。ほんとに。
マクロス最高。
で、大攻勢か!?と思えば、バトル・ギャラクシーの攻撃で再び大ピンチ。
うわー、と思っているところに、カナリアのケーニッヒ・モンスターが登場!!
初代ファンとしては、モンスターみたいなバトロイドが活躍するのってマジで嬉しい。
ここにきて最後の大仕事!!みたいな。
そしてそれを皮切りに、マクロス・クォーターによる「マクロス・アタック」。
というか、それは初代「ダイダロス・アタック」!!
デストロイタイプのバトロイドによる一斉ミサイル射撃、これはしびれた。
まじでしびれた。
あれだ。
初代マクロスを観たときに受けた衝撃のひとつだ、この映像は、と思いましたよ。
ここから再び「ライオン」に乗せた反撃が本当に最高で。
燃えた。
この一言に尽きますね。
ライオンの「私眠らない~」からインフィニティの「眠らない思い~」とのつなぎなんて、素晴らしいよね。
ランカとシェリルの歌声がイヤリングを通じてアルトの命を救った、あのときのように。
最後の突撃シーンでは、親友ミシェルのライフルを抱いて、そしてライバルだったブレラとともに突入。
その突撃をオーラのようにサポートするのは二人の歌姫。
アーマードを乗りこなすアルト。
目線でロックオンしながら、ミサイル全弾発射。
これだ、これが観たかったんだ!!といわんばかりのバトルシーン。
#つか、最終話のバトルシーンはおそらく今後語り継がれるであろうくらい、すっごい気合の入りまくったものだったと思う。
#もちろん歌とのシンクロ度がぶっちぎっていたことも言うまでもないことですよね。
最後はミシェルのライフルで一撃。
最期にみせるグレイスの皮肉な笑み(というか、ここまでか、と観念したような笑み?)を残しつつバトルエンド。
で、ラスト。
この三角関係での結末は描かなかったわけだけれども、僕としてはこの終わり方でよかったなぁ。
そしてラストを飾ってくれた歌がシェリルとランカによる「トライアングラー」というのも素敵過ぎる。
#アルトが降下してくるときに太陽の光が三角形になっているところも、演出的に細かい(笑)。
いやー、ほんと、感無量です。
素晴らしかった。
上記、ほとんど感想の体を成していませんが、まじで素晴らしかったです。それしか言えない。
世の中いろんな作品があって、昨今のアニメ作品について言えば、テーマがなくちゃいけない、作品が大人向けなんだから考えさせなきゃいけない、みたいなところがどこかしらにあったんじゃないか?なんて思ったりするんですが、このマクロス・フロンティアについて言えば、そういう難しいテーマなんかもあるのかもしれないけれども、理屈抜きでアニメーションという媒体で作り上げられた最良のエンターテイメント作品だと素直に思いますよ。
やっぱり面白いってのがベースなんですよね。
理屈じゃなくて、本能的に面白い。感動する。
歌っていうのも、エモーショナルに直接心に訴えかけてくるものじゃないですか。
初代マクロスだって、もともとはラブコメをベースで展開する予定だった。
色々方向修正はかかった、と聞いているけれども、それでも、歌の力で戦争が終わりを告げて、新しい時代の可能性を切り開いていった、そういう中で純粋に恋愛があって、三角関係があって、ラストまでずっと見させてしまった初代マクロスは、当時小学生だった僕には本当に大きな存在となって今に至っています。
凄い衝撃でした。
やっぱりこれなんだよなぁ。
小難しいこと抜きに、面白かった、感動した。
これなんですよね。
いや、ほんと良かったです。
この最終話はもうこの感想をここまで書くまでに6回観てるけれども、それでもまだまだ観てしまうと思います。
制作スタッフの皆様、お疲れさまでした。
そしてこんなに凄い作品作ってくれてありがとうございました。
感無量です。
■あと色々と
プロトカルチャーが恐れたのがバジュラ、という設定も面白いと思ったんですよね。
サラ・ノームやマオ・ノーム、そしてシン・工藤が遭遇して乗っていたプロトカルチャー由来の兵器も、バジュラを連想させる節はありますよね。
そういう意味で「マクロス・ゼロ」はやはり必見だと思うなぁ。
うわさではブルーレイ版の「マクロス・ゼロ」ではシェリルのイヤリングが代々ノーム家に伝わるものらしい、という描写があるらしいですし。
#こちらは我が家にブルーレイレコーダーが来た日には必ずBOX買いすることを誓っています。自分に。
あと、改めて思うのは、やっぱりこのエンディングというのはシェリルとランカがいなければ到達しえなかったエンディングなんですよね(そりゃヒロインなんだから当たり前なんだけどね)。
というのも、あの時途中でランカが歌うことをやめていたら?また目を覚まさなかったら?とか、もっと言えば、ランシェ・メイがV型感染症にかかっていなかったら(つまり先天的にバジュラと共生できる人類が生まれていなかったら)?という可能性や、シェリルにしても、(シェリルのV型感染症はマオ・ノームに対するグレイスの意趣返しに近い形で感染、実験体にされたのかもしれないけれども)V型感染症になっていなかったら?また、その絶望の中で死んでしまっていたら?とか、絶望の中でも歌うことを諦めていたら?
など、二人の歌姫が死を覚悟するくらいの勢いで、ラストのライブステージに到達できたからこそ、バジュラとの共存の道が開けたと思うと、やはりこの二人の歌姫の生きる力に拍手を送りたくなります。
#そして当然、その歌唱力と素晴らしい楽曲でこの物語をひっぱってくれたことも大感謝です。
#歌が本当に感動的だったからこそ、このレベルまで到達したんだと素直に思います。
そして、その二人の歌姫を最後の最後まで歌い続けるように支えてきたのは紛れもなく主人公のアルトなわけだから、やはり彼にも拍手なんだよね。
たいしたもんです。鈍感だけど(笑)。
前回の感想で書こうかどうしようか悩んで書かなかったのがヴィルラ氏の目的。
メガロード-01を探してるんじゃないか?と思っていたんですよね。
それが、銀河をつなぐ目的じゃないか?なんて。
そして本編。
ヴィルラ氏が開いたペンダントにはあのリン・ミンメイの写真が・・・。
なんかめちゃ嬉しくなりましたね。
これで消息不明になってしまったメガロード-01と、本編の接点ができた。
まだまだつながっていくんじゃないか?という期待感、これは凄く嬉しかったですね。
マオ・ノームの孫としてシェリル・ノームの登場。
一条輝や未沙たちの子孫も登場するかもしれない・・・。
#マクロス7ではマックスとミリィの子供だって登場したのだから。
そんなマクロスシリーズに対する夢を膨らませてくれるワンカットでした。
改めてマクロス、ありがとう。
■マクロスFO.S.T.2 「娘トラ。」
10月8日発売!!もう予約しちゃいました。
■ライオン
買っちゃいました!現在ヘビロテ中。
■マクロスF(フロンティア) 2(blu-ray Disc)
■DX超合金 マクロスF(フロンティア) VF-25Fメサイア(アルト機)
やばい、これは買ってしまいそう。2008年11月発売だそうです。
回収しきれない伏線もあったような気がしますが、毎週「どうなるんだ?!」とわくわくし、ミシェルが死んだときには呆然とし、シェリル死んだらどうしようとおろおろし、ついに迎えた最終回、いやー、爽快でした。ものすごい密度だったと思います。いろいろな謎が一気に解けて、二転、三転の大バトル、RPGなみのラスボス戦、ダイダロスアタックは決めるは、巨大グレイスを相手にするは、すごかったです。劇場版を彷彿とさせましたね。
そこで終わってもよかったのですが、エピローグも爽やかで、しみじみしてよかったです。まだ、3人の関係は成熟していない感じ(アルトがにぶい、いや、いいんですけどね)だったので、「つづく」でよかったと思います。
正直言うと、グレイスやギャラクシー、ヴィルラ氏の解説、アルトの心を丁寧に描くのに、あと2話くらいほしかったですが、そのかわり、最終話が凝縮され、爆発力がありました。それに、なにか謎が残っていたほうが、心に残っておもしろいです。エウレカみたいに。全体を振り返っても、最終話を振り返っても、クオリティーが高かったなあと感じ入っています。本当に良かった。マクロスF、ありがとう、です。
ランカの救出に(私の彼はパイロットのシーン)、
壁を丸く焼き切るシーンも、まんま!
アルトの再出撃シ-ンは、ファースト(?)の
OP(驚喜)。敬礼は映画バージョンだし!!
最後に一番嬉しかったのはロケットに
ミンメイ(?)・・・。
マクロス・フロンティアには毎週楽しませてもらいました。
半年ってこんなに短かったっけ?とマジで思いましたよ。
1年ものって長い(そして作画崩壊していくのが悲しい)けど、テンポの速くて見応えのある作品の場合、半年は短く感じるというジレンマ。
初代マクロスの(ほぼ)3クール完結(4クール目は戦後だし)というのが、実は今考える理想なのでは・・・とかも思いましたよ。
#でも初代マクロスも諸事情で作画が大変なことになっている回もありましたけどね(笑)。
個人的には最終話は初代ガンダムの第3部の映画っぽく90分くらいかけて描いてくれると最高っ!!って感じもあったんですが、こればっかりは仕方ないかな、と思います。
「娘。トラ」の解説を読むと、彼らはその後あの星に降り立って生活を始めているようですね。
#「娘。トラ」のレコーディングもあの星で行ったっぽい設定になってます。
ということで、現在「娘。トラ」ヘビーローテーション中です。
マクロス・フロンティアは、初代マクロス、そしてそのスタッフが再結集して創ったマクロス・ゼロを物語のつながりにおいても、いろんな意味においてもセルフオマージュしている作品になってるんですよね。
そしてそれらを超えていくぜ、みたいな自己記録更新的な野心が素敵でした。
マクロスの年鑑としては、ミンメイや一条輝・一条未沙が搭乗したメガロード01は出航から4年後に消息不明になってるんですよね。
これでビルラー氏が何故銀河の果てと果てを結びたいか?という理由がつながるんですよね。
彼はミンメイ・ショックを受けた初代のゼントランなんですよね。
だからその衝撃を与えてくれた人、ミンメイを探しに行く、これがバジュラを知ってからの彼の目的になったんでしょうね。
そう思うと、メガロード01の話につながる気がして、フロンティアからゼロ、初代へとつながっていくんじゃないかって思っちゃうんですよね。