蒼穹のぺうげおっと

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マクロスF 第18話 「フォールド・フェーム」 感想

2008-08-16 00:34:17 | マクロスF
帰省により1週間遅れでの視聴となった第18話「フォールド・フェーム」。
1週間待って観ただけあって、画面にずっと釘付け。
つか、シェリル、切ない。誰か助けてって感じ。

それにしても、マクロス・フロンティア、ミステリー調を深めつつ、三角関係もどこまでも進行中ですが、もはや三角関係がどうとか言ってられない、しゃれにならない状態になってきているのではないでしょうか・・・。

ランカちゃんのどん底時代はそれなりに(視聴者的にも)辛かったけれども、それでも愛があるというか、まあ、命の取り合いとかそういう感じではなかったので、やっぱり期待先行で見てたんですよね。

でも、今回のシェリルの件は、これまで何度か出ていた「V型感染症」だったなんて・・・。
このまま終わるわけがない、とは思いつつ、それでもこの30分は切なかったなぁ。
フェームってカタカナで書いてあるからスペルは分からないけど、名声=fameの意味で使っているなら、今回の長距離フォールド(折りたたんだ)航行と引っ掛けて、折り曲げられた名声とか、そういう意味なんだろうか。
それもまた切ないね。


■シェリルの生い立ち

生い立ちについてはある程度予想していたものの、あの時点からグレイスが絡んでいたというのはやっぱり驚きでした。
#小説版では、ある計画に基づいてシェリルのツアースケジュールも組んでいたので、大分前からシェリルを使って、という計画はあったんだろうなとは思っていたんですが、まさかそんな最初からだったなんて・・・。

というか、その研究者の3名が!!って感じでまたびっくり。

グレイスで驚いたのはもちろん、名前でおっ!って思うのは、マオ・ノーム。
オズマがドクター・マオと言っていた人物と同一人物だと思うし、何よりあの顔はどことなく「あの」マオ・ノームの面影を残している。
そう、マクロス・ゼロに登場した「鳥の人」たちの血を引くかもしれない巫女の一族、(そしてサラの妹)マオ・ノームですよ。

年齢的にもちょうどあのくらいだろうし、まさか本当に出てくるとは思わなかった。

深読みし過ぎかもしれないけれども、オズマはまだ結構隠していることがあるんじゃないですかね?
あのブレラと思しき少年が映っている写真といい、ランカが映画でマオ・ノーム役をやったことを運命なのか?と感じたことと言い、実は結構知ってるんじゃないのかなぁ。

グレイス、マオ・ノームだけでもびっくりしたんですが、もう一人の女性、ランシェ・メイターは翡翠色の髪、そして名前がランカならぬ、ランシェ。
これはやっぱりランカのお母さんであたりじゃないですか?と問いたいところ。

「V型感染症」は単純に感染症という固有の症例だけじゃなく、これからいくつかの可能性なり、バジュラなりに行き着くんじゃないかと思うんですが・・・。
その研究の延長線上にまだグレイスはいて、モラル・ハザード、バイオ・ハザードが原因で第117調査船団はバジュラに襲撃される、ということに至った、という気がしないでもないですね。

グレイスは2047年当時(が生身だったかどうかは分からないけど)、この2人と研究していて、何らかの原因で衝突していた、道が別れた、と考えるほうが自然か・・・?

ガリア4にこだわったのも、ボディは機械化して電脳化しても、その辺の情念だけは忘れられぬ、みたいな。

いやー、マジでびっくり。

にしても、シェリルのどん底っぷりには、本当に観てるこっちが切なくなります。

つか、命の危険に晒されるとか、まじで勘弁。

誰か、助けて!!


■シェリルを救ったのは・・・

早乙女矢三郎だったとは・・・。

視聴者的には、おおー、これでアルトとシェリルのCPで決定じゃん!みたいなところで、あれ、それって幻?的展開で、まさかの矢三郎さん。
しかも強引に連れてっちゃうし。

この矢三郎さんも曲者ですよね。

前回「ミッシング・バースデー」では、嵐蔵が倒れたとか嘘ついて、しかも家督を継ぐだの何だの言ったわりに、全然そんなことなくて、むしろあそこで家に帰っていたら、大喧嘩間違いなし、という状況。

つまり、矢三郎さんもかなりの策士、というか、役者の血の呪いについて、一番血筋を意識しているのは矢三郎さんなんですよね。
自分がいくら努力しても、アルトの上にはいけない、襲名することはできない、という妬みもあるはず・・・。

で、シェリルを連れてくって、強引にもほどがある?

まあ、いずれにせよ、アルトは早乙女家とは向き合わないといけないのだから、そういう機会がないとね。

それにしても、このトライアングルは近くなったと思ったら、遠のいて、遠いと思ったら近くなって、と、ああ、それっていかにもマクロスっぽい展開じゃないか。
#改めて納得。


■ライオン

唯一の救いは、OP曲「ライオン」


やっぱり二人のデュエットはいいよねー。
「娘。フロ」でも思ったけど、やっぱりデュエットはいいよ。

しかも絵的にも、二人が互いに競い合って、高めあって、お互い負けないし、お互い成長していく、みたいな雰囲気がありありとしてるじゃないですか。

やっぱりこういう展開がいいですよね。

ランカちゃんも何となく、今回の件で、誰のために歌うのか?みたいなところに行き着いてくれそうな気もするし、シェリルについてはぜひとも復活して欲しいし、欲を言えば、ランカのお母さん?と思える人の研究の成果がシェリルの「V型感染症」を癒してくれることを祈ってます。

さあ、今日の夜が楽しみです。

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ブルーレイ版、ゲットしました。でも、まだブルーレイレコーダーをゲットしてません(笑)。

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やばい、これは買ってしまいそう。2008年11月発売だそうです。


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2 コメント

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Unknown (あなたの好きなプリキュアは?)
2010-01-12 11:59:25
初めましてのこんにちは。

今、私のいる地方では『マクロスF』の放送をしています。
先週、「ガリア4」編でテムジンがアルト君に撃墜されてラストに第一世代型マクロス艦が出てきました。
シェリルさんはランカちゃんの才能に敗北感があって泣いてました(T^T)。個人的には『マクロスF』で好きな女性キャラはやっぱりシェリルさん、キャシーさん、あとオペレーター三人娘のひとり眼鏡っ娘のミーナさん?でしょうか。
ランカ・リーはちょっと……ですね。

それはともかく個人的に『マクロスF』の全キャラの中で私が興味深いのは主人公アルト君の兄弟子の早乙女矢三郎さんでしょうか。
一見すると細面で着物というスタイルからなかなか真意が見えないキャラクター。
角川スニーカー文庫の小説版によると、彼はかつて自分の生まれた星でかの「熱気バサラ」に逢ったようです。彼に逢った事で芸の道に生きると決意したとありました。
ガリア4に行く直前に、アルト君を早乙女の家に戻そうとしたり、後の展開では病気のシェリルさんを拾ったりグレイスさんとは全く違う意味で一筋縄ではいかないキャラですね。
全てアルト君の為なんでしょうけど、真意を表面に出さずに自分の側に引き込むのは同じ芸の道のシェリルさんやランカとはまた違うのが魅力でしょうね。

彼ひとりでも『マクロスシリーズ』の別な可能性の物語が一つ二つできそうですね。

『マクロスF』は一応何度かアニマックスさんで見てますが、ウチの地方では三月頃には放送が終わるようです。
今後が楽しみです。

では、また機会がありましたらお逢いしましょう。
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不思議なキャラです (燕。@管理人)
2010-01-24 16:29:26
■あなたの好きなプリキュアは?さんへ
初めまして&コメントありがとうございます。
#コメント返信、遅くなってゴメンナサイ。
マクロスFはMX TVでも今丁度やっていて、こないだ僕も観てしまいましたよ。
#Blu-ray持っていても、やっぱり観てしまいますねー。
実は僕もシェリルファンで、これから先の展開はシェリルにとって非常に厳しいところなので、シェリル頑張れ!!と言ってしまいたくなる展開ですよ。
シェリルはランカの才能もさることながら、本来自分が歌で慰問するはずだった自分の仕事、アルトに本物の空をプレゼントして、アルトに喜んでもらおうとおもったのに、アルトを救ったのはランカちゃんで、しかもそれが歌の力で救ってしまったことで、自分の恋愛でも悔しい思いをしてしまうという、ダブルショックなシーンなんですよね。
矢三郎さんは不思議なキャラですよね。
TV版では描ききれなかったような気がしないでもないですが、嫉妬あり、それでも芸事が心底好きであり、アルトを戻すためなら何でもする、という、それこそ、本心を決して舞台の上で披露しない、彼も芸に生きる人なんでしょうね。
マクロスFは劇場版の後編も楽しみですし、TV版はTV版の良さがあるので、パラレルで楽しみたいですね。
#ちなみに僕が好きなプリキュアはかれんさんです。
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