蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

舞-HiME 第18話 感想

2005-02-04 13:06:48 | 舞-HiME
タイトル「--はじまり。」のとおり、ついにHiME同士のバトルロイヤルが始まってしまいましたね。
負傷したHiMEはいたものの、まずは退場者が出なくて個人的には一安心。それにしても心臓に悪いです。
#あかねちゃんの件があるので舞衣以外いつ退場してもおかしくないと思えてしまって大変です。
#またリアルタイムで観てしまって、明日会社がある身として何かが激しく間違ってます、自分。

■やはりあの烏のHiMEは詩帆だと思うんだが
あの白無垢の衣装は以前第6話(だったと思う)あたりで詩帆がおばあちゃんの白無垢の話をしていたはずなので、その伏線回収とすれば納得。
ひょっとしたら詩帆のおばあちゃんもHiMEだったとか。で、あの白無垢を結婚式で着ることは叶わなかったとかいう設定があったら泣くかも。
#しかしですね、姫星の「触」は百年単位と言ってたからなぁ、おばあちゃんもHiMEは違うか。
#TV版ではなつきの母もHiMEの設定は無いようなのでやっぱりHiMEが登場するのは「触」のある百年単位なのかもね。

笛のエレメントの力が幻覚を見せる能力があると仮定すればあの消え方も納得。
エレメントが赤く輝きましたが、エレメントからの攻撃は無かったですからね。
これで詩帆でなかったら降参します(誰に)。

■凪側も仕掛けたんですな
HiME側が容易に戦わないというのは凪も想定範囲ということですか。
でHiME同士が戦うようにいろいろと仕組んだと。
#たぶん詩帆(と仮定するらな)も舞衣に仕向けるようにしていたじゃないですか?

で、恐らく石上先生に吹き込んだ(煽った)のは凪じゃないですか?
つか、シスターの今の境遇に同情。あれって睡眠薬入りのコーヒーだったってことですよね。
そして「神に仕える資格がなくなった」ということは・・・。
石上!非道!!登場キャラ1の最強サイズを眠ってるうちに(略)。
シスターにも救いがあって欲しいところですが、結果的にシスターの嘘が呼び水になってしまったので、その報いを受けそうな気配が濃密に漂っています。

で、一つの誤解が連鎖してしまうわけですね。
奈緒の顔の傷も折れたジュリアの刃が偶然飛んできてしまったりで、完全にバラバラ状態。
自業自得的なところもあるんですが、奈緒も何か不憫ですなぁ。
奈緒v.s.なつきはありそうだったけれども、こういう風に誘導されちゃうとね、辛いですな。

■命(みこと)
命の兄が「攻撃してくるものは全て敵、倒さねばならない」と言っていたのは命がHiMEだということが分かっていたから、こういうHiME同士の戦いになることが分かっていたからかもしれないですね。
そうなるとこの「祭り」のことも知っていたわけで、益々命の兄が「黒曜の君」という設定がありそうな気配。
命のネックレスが光って熱を持っているのはやはりその「解放」が近いってことですよね。
これは黎人で間違いないとは思うんですが・・・。

そしてまだ命のチャイルドは謎のまま。ここまで引っ張るってことは現在最強(最凶)とも思えるカグツチに対抗できるほどの力を持っている、とかいう設定がありそう。
舞衣v.s.命、ありそう・・・。

■碧ちゃんv.s.二三さん
二三さん・・・。やぱりロボじゃなくてHiMEなんですか・・・?
ロボ希望なんですが・・・(えー)。

■真白
既にいない存在・・・。
彼女こそロボ?
碧ちゃんの言うようにどんな役割を担っているのか、謎です。
真白については全然予想が立ちません。

もし二三さんがHiMEだったとしたら、残るHiMEは一人。
静流、もしくは遥あたりだとまた面白いんですが。
#遥だと雪乃と同時消滅とかっていう展開も考えられるのでやっぱり止めて欲しいわ。

後半に入っても謎が謎を呼んでおります。
つか、舞-HiMEまじで面白いです。
2月8日は単行本2巻の発売日なんで楽しみでございますよ。


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巌窟王 第16幕 感想

2005-02-04 00:30:00 | 巌窟王
今週も大満足の巌窟王第16幕。こんなに魅力的な作品に出会えるとは今シーズンはほんとに幸せです。
音楽がまた素晴らしくて、これは本格的にサントラを視野に入れねばならないかもしれませんね。
川の流れに例えると第16幕は流れの先にある滝の直前、ここから一気に流れ落ちてしまいそう、そんな緊張感に満ちた回でしたが、個人的に今回の主役はペッポです、断言します(えー)。

■アルベールに残っていた最後の二人
これまで徐々にアルベールの周囲の人が剥がされていったのですが、今幕ついに最後の二人が剥がされました。
一人は母親であるメルセデス。今幕で個人的に二番目に素晴らしいシーンだと思ったのがアルベールとメルセデスが会話をするシーンでした。

いつまでも何も知らない子供のように扱われるのはもうたくさんだ!!
もうこれ以上の嘘は聞きたくない!!


これね、僕はアルベールが親からはじめて自立しようとするシーンに見えたんですよ。
信じていたものが全て無くなって初めて自立しようとしているように。
親の力ではなく、自分の力で物事を見据えたいんだ、馬鹿にするなみたいな。

またここでメルセデスがアルベールに語る言葉が何ていうかこの作品の核心を突くような言葉で、なんか一気に最終回まで頭が飛びそうになりましたよ。

人は自ら為した事の報いを受けなくてはならない。
真実から目をそむけることは・・・許されない。


メルセデスも過去を偽っていたというのも個人的には衝撃だったんですが、その後に語られたこの言葉には一種の悟りにも似た覚悟を感じましたね。
過去に生きる大人達の中で一番カッコいいよ。

自戒を込めて母から息子へ贈る言葉とも取れるんですが、この言葉が最終回への帰結を想像させるんですよ。
前回のエデの言葉もその伏線だったと思うのですが、この言葉は伯爵へも向けられると思うんですよ。
自分が為したこと=「復讐」、その報いを受けなくてはならない・・・。
だからアルベールという存在が重要なんだろうなぁ。
復讐の連鎖を断ち切れる可能性があるのはアルベールの純粋さであり、前回伯爵へ見せた涙なんだろうな・・・。
子供の世代、頑張って欲しい。
親の世代のしがらみを断ち切って欲しい。
そう思わずにはいられませんね。

■最後の一人
これはペッポ。
振り向き様に見せる涙のシーン、ここ今回一番良かったです。ペッポファンだから(えー)。
前回のアルベールを送り出す伯爵にも通じる、そんな感じでした。
アルベールの純粋さはペッポにも作用していて、それがあの涙につながったんだろうな・・・。
ルイジ・バンパの登場シーンや、雨の中で立ち尽くすシーンとか、ほんと素晴らしいよ。
切ないねぇ。

■ラストの引きがまた絶妙で
伯爵の帰還に合わせる形で到着するアルベール、こんな引きをされたら希望したって待てないよ。
ほんとにこの作品はミステリーエンターテイメントとして秀逸の一言に尽きますね。
激情をぶつけるアルベール、これはほんとに目が離せません。

あともっとペッポに出番をください(切実)。


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