家人がヤーコンを食べたいと言い出した。
最寄のスーパーには無いというのでWEBで調べ、最初にヒットした業者のページをプリントして渡しておいたら、電話で注文した品が届いたらしい。
早速、夕食の鳥のつくね鍋に入って出てきた。キムチ鍋汁のなかにキャベツ葉と一緒に煮あがったヤーコンスライスは、これだといわれないとわからない。煮てもしゃきしゃき感は残るようだが、馴れないせいか今ひとつしっくりこなかった。
翌日は、海草とヴィネガーで和えたサラダ仕立で再登場したが、どうやらこちらの方に箸が動きそうだ。
便秘気味の家人の場合はヤーコンの整腸作用に期待して食べてみようと思い立ったらしい。グーグル検索でも30万件以上がヒットするし、全国各地(どうやら北日本が多そうだ)新種の作物として売られているという新聞記事も見つかり、さらにこちらも利用した販売業者のHPも結構な数のようだから、一般知名度が左程の割りに、主婦を中心にした健康志向の女性(たぶん)がつくる消費市場はそれなりの規模であるらしい。
ウイキ知識だと、ヤーコン(yacon)はアンデス地方原産のキク科の多年生草本。ダリヤの親戚か。もともとインディオが食用に栽培したジャガイモなど根菜類の多い土地だから、このヤーコンも同じ目的と方法で営々とつくられてきたのだろう。
イモの形状に似た根には、デンプンではなくフラクトオリゴ糖が蓄積されているため、その整腸作用が健康によいとして注目されたというわけだ。さらに、血糖値を抑制する効果もあるというから、糖尿病予備軍の自分としても、食卓に出されるヤーコンを黙って美味しく戴いたほうがよいのだろう。
日本人には未だなじみのうすいヤーコンだから、生産者側は、地域特産商品として消費拡大への努力もしているようだ。乾燥ヤーコン、ヤーコン茶さらにヤーコン酒も商品化されているという。ジャムやジュースもあるらしい。
鍋とサラダは経験すみだから、今度は肉と一緒に中国風の炒めものがTRYしたいと内心考えているのだが。明日あたりどうだろうか。
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