5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

暑い葉月の終い台風

2011-08-31 22:08:25 | 自然
今日で8月が終わる。

8月の古名は「葉月」といっても、旧暦の8月だから、そろそろ葉が散り始める頃といったことで、青葉の月という意味ではないというのは「ことばの歳時記」の金田一春彦先生。

「年浪草」という本には「葉落ち月」を省略して「葉月」というとあるけれども、大切な「落ち」という部分を省略するなんてのはオカシイと先生は疑問形で、その代わり、稲穂が張った「張り月」を転じたものという大槻文彦説を挙げている。

東日本大震災による電力使用抑制努力を課せられたこともあって、その暑さが余計に堪えた8月だったが、気象庁発表の名古屋の天気1か月分を読んでみると、

晴れの日が20日、曇りが8日、雨が3日で、思いのほかに降雨は少なかった。35度以上の猛暑日が9日、30度以上の真夏日が17日。最高気温の最高は、8月13日の36.7度。日毎の最高気温を平均すると32.6度になるのだから暑いわけだ。不快指数は、全員が不快と感じる85以上の日が20日。最低気温25度以上の熱帯夜は19日もあって熟睡もままならなかった。

今年初めてツクツクホーシの鳴き声を聞いたし、路端の雑草の中では虫の声がボユームを上げ始めている。明日からは9月。二百十日だから朝夕は涼しく感じるはずだ。

折から、台風12号のターラスがこちらを狙って北上中だ。

最新の台風情報によると12号は中心気圧976hPa、最大風速35メートル、暴風域半径190キロ、強風域半径650キロの大型台風で、北緯27度、東経137度の四国南方を西から北に進行方向を変えてきているという。

北米大陸では、巨大ハリケーンの「アイリーン」が東海岸の各州に思いもかけぬ水害を与えて去ったばかり。歩みののろい「ターラス」にも油断はならない。






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