5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

駅ピアノ

2020-09-09 21:27:10 |  文化・芸術

愛知県発表によると、9日のコロナ感染確認数は、名古屋市で9人、岡崎市で1人、豊田市で1人、他の市町村で10人の、あわせて21人。累計は4763人となった。

近頃のTV番組は、どこも似たり寄ったりの饒舌すぎる作りの所為か、身を入れて観るということをしなくなった。歳をくったせいで、騒ぎまくるだけの数十分はキツイのだ。政治番組は政権側に偏向しているような局ばかりでこれも見たくない。好んで見るのが、CM臭がすくないNHKの自然や旅の番組。できればナレーションの少ないものが有り難い。

そんなもののひとつが「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」だ。世界の各都市にある誰でも自由に弾けるピアノ一台。駅や空港や街角を通り過ぎるピアノ好きが奏でるそれぞれの得意な一曲。巧い下手は関係なし。TVの反対側にいる自分にとっても一期一会の人間的なサウンドが聴けるということで、好んで観ている。

最近ではオランダ・ユトレヒトの中央駅、イタリア・シチリア島の空港、シンガポールの国立植物園の広場と続いた。皆がマスクをしていないところを見ると、以前に撮り溜めをしたものなのだろうが、番組がリピートされてもさほど苦にはならない。あまり動かない定点カメラと、ノーナレーションだから、こちらも自然体で観ていられる。

近頃では日本でも駅や空港にピアノを置く自治体が少しづつ増えてきているようだ。今日のNHK静岡のニュースには「浜松駅ピアノ5か月ぶり演奏再開」というものがあった。

JRの浜松駅にも〈駅ピアノ〉があるのだ。新幹線の改札内にあるブースでは、地元のピアノメーカー「カワイ」が、去年の7月から自社製のグランドピアノを一般用に自由公開している。ところが、今年はコロナウイルスの感染リスクから4月に公開を中止をしたままだった。最近になって、やっと感染者数が減少傾向にあると判断し、およそ5か月ぶりに今日から再開ということになったのだという。

ピアノは再調律をし、消毒液やマスク着用などを呼びかけるパネルも設置して再オープン。「この日を待ちわびていましたから、ピアノが弾けてとても楽しかったです」という20代の男性のように、久しぶりの駅ピアノ演奏を悦ぶ人々の姿が見られたとある。

ピアノの街を標榜する浜松であれば、駅ピアノを楽しむ市民や旅行客たちが大勢いても不思議はない。駅ピアノはもっと注目されていい。いつかNHKの番組で取り上げて全世界に向けて放送して欲しいものである。

 

 


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