マックの１００円プレミアム

今日は立ち寄った笹島のＭＡＣでちょっと得をした。

プレミアム・ロースト・コーヒーの試飲キャンペーンということでコーヒーが無料で頂戴できたのだ。こういうことなら毎日でも歓迎だが、今日一日限りのプロモらしい。「アラビカ豆を使い、コーヒーマシンも改良、カップも新しくしました」と宣伝リーフレットに言わせて、他のコーヒー専門チェーンと同様のアピールを始めた感じだ。

アメリカのマクドナルドは、スターバックスの得意技である「バリスタ」によるスペシャリティコーヒーを中心メニューに提供するコーヒーバー「マックカフェ」を全米で展開し始めている。マックカフェは２００１年からその実験が始まっていたのだそうだが、今年の本格参入からは売上の３分の２を稼ぐドライブスルーでもスペシャルティコーヒーを販売する。

２００６年には全売上高２２億ドルと営業好調のマックだが、この新業態導入で年間１億ドルの売上増を見込んでいるのだという。味も値段もスターバックス以上だという好評価をコンシューマーレポートから得られるなどマックのスタバ攻略が始まったわけだ。

日本ＭＡＣの場合も、関東に１５店舗の「マックカフェ」が営業を始めているから、アメリカ同様の展開戦略を採用するのだろう。スタバ包囲網というわけか。１００円コーヒーの衣裳替えもこの戦略に沿ったものなのか。やがては、中京地区にも「マックカフェ」がお目見えすることになるのだろう。

雨に降り込まれた店内は満員。こちらの前側に座った女の子３人。プロモーションコーヒーと１００円デザートが１個。それぞれの携帯を操ってこれから行く夕食レストランの物色中である。情報誌（ホットペッパーらしい）のＷＥＢを覗きながら、中華、韓国、鍋物、味噌カツなどなど、予算とアクセスについて、「ああだ、こうだ」と賑やかである。「選択するプロセス」がたのしい心理はよくわかる。こちらがコーヒーを飲み終え、席をたつ時になっても、彼女たちのメニューも行く店も決まる様子はない。