5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

桜ビール

2021-03-31 21:08:45 |  旅行・地域

3月末日のコロナ、全国では2832人が感染(延475869人)26人(累9166人)が死亡した。愛知県では99人(延27395人)が感染確認され、死者は3人(累583人)だった。また30日までに県内では5人(累45人)の変異ウイルス感染を確認している。

世の中は満開の桜にPM25と黄砂まで加わった花曇りのポカ陽気だ。我が庭でも桃の花びらが地面に散り敷いてなかなかの風情を見せる。といっても、生来「花より団子」の食い意地優先だから、何か春らしい旨いものはなかろうかと考えるが、これぞというべき食べ物も浮かばない。酒好きならば「さしずめ薫風にビールといきたいなあ!」とでも考えるだろうか。

NHK金沢局のニュースは桜とビールの話題だ。見出しは「兼六園の桜の酵母でビールの開発すすむ」といい、桜の新しい楽しみ方をご紹介とあった。

石川県内14の酒蔵が、工業試験場と協力して開発した日本酒がある。その最大の特徴は、兼六園の『八重桜』から採取した『酵母』を使っていること。醸された桜の酒は、華やかな香りで味は濃く、酸味が勝つが後味は軽いのだという。

桜の酵母が使われているのは日本酒だけではない。工業試験場では今年からビールの開発にも手をつけた。桜の酵母だけでは原料の大麦をうまく発酵させられない為、成分を変えながら実験を幾度も繰り返したという。現在は試作品だが、アンズのような甘い香りがするそうだから、今風の女性好みのビールが出来上がるのかもしれない。

「普段とは違った味わいが楽しめる桜のビールが実用化されたらうれしい。桜の時期だが、一味違った桜の楽しみ方もできるかと思う」と技術試験場の技官はコメントする。

石川県の桜の魅力は見るだけではないようだ。今年は自宅で桜の日本酒をしっとり味わい、来年は桜のビールを兼六園の花の下で存分に楽しむ。美味い肴は近江町市場からお取り寄せ。いいなあ、春の金沢。

 


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