5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

ギフチョウの羽化

2017-03-14 21:33:29 | 自然
風は冷たいが陽だまりはすっかり春気分だ。

お仲間のMTさんは庭の菜の花が満開になったとツイートしている。小学唱歌の「朧月夜」をYoutubeで探して返信した。

黄色の花が増えるというのも春が来た証拠。花の周りを飛び交う蝶がそろそろ見つかる。

昆虫好きというのではないが、春の蝶と云って思いだすのがギフチョウ。

これは岐阜市の金華山麓にある名和昆虫研究所を小学生の遠足途中に見学した記憶が残っているからだ。黑と黄色のまだらのとても印象的な蝶の翅が子供の意識の中に記録されて半世紀以上が経過しても消えないのだろう。

今日のNHK岐阜局は久しぶりに見るなつかしい名和昆虫研究所のニュースを載せた。

「春の女神ギフチョウ羽化盛ん」とある。

春先のこの時期に羽化し「春の女神」という別名もある「ギフチョウ」。130年ほど前に岐阜県で発見されたということで「ギフ」という名前が付けられたとある。

小学生の遠足が金華山に決まったのは、織田信長など戦国史について学習することだったのか、はたまた、ギフチョウの羽化の様子を見学することだったのかがよくわからない。

ともかく60年以上前から名和昆虫研究所ではこの蝶を飼育し続けているわけだ。現在は200匹ほどが大型のケース内で飼育されている。

今年の羽化は2月末から始まり、これまでに15匹が羽化しているから、今はさなぎと成虫の両方が観察できるという。全部が羽化して蝶が飛び回るようになるのは今月の末頃だそうだ。

ということは、60年前の遠足も3月半ばの今頃から4月あたりだったのだろう。小さな蝶の乱舞を見たのは大型のガラスケースの中だった記憶があるのだ。



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