5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

祭りのあと

2013-07-18 22:25:25 |  文化・芸術
「月鉾に上がりたる子は月の御子」(後藤比奈男)


昨日(17日)は、京都の祇園祭のハイライト山鉾巡行だった。暑い京都盆地の夏にわざわざ出かけて見る気力も体力もない当方は、ニュース映像を眺めただけで終わったが、今年は約14万人が見物をしたという。

去年より2万人少ないというのは「熱中症」注意報に恐れをなした年寄りが多かったせいだろうか。TV映像はやはり、先導の「長刀鉾」のしめ縄断ち切りや、四辻での「辻回し」を狙って見せてくれた。

祭りの期間中は浴衣の女性が多いが、近頃は着慣れぬ浴衣をもてあますみっともない女性も目立つとは「季語集」の坪内稔典。それでも普段の洋服で彼女達に従う男連に比べればマシ。男女の文化度の違いはこんなところに現れると手厳しい。

坪内によると、山鉾巡行を終えた神輿は新京極の御旅所に24日まで留まる。この御旅所へは無言で参詣するとことに願い事が叶うといわれているらしく、祇園の舞子の無言まいりも見られるというから、今日当たり、その無言参りをする芸子さんや舞子さんの姿が四条あたりには見られたかもしれない。


「鉾たちて余りし縄の匂ひけり」(井上弘美)

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