里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

ふるさとの森を守ろう

2023-02-24 05:09:46 | Weblog

1月28日(土)令和4年度「ふるさとの森を守ろう」が厳冬の中、午前9時より開催されました。

コロナ禍の影響で、3年ぶりの開始となりました。 当日は須藤 茂市長始め、設楽 詠美子県議、津田 修市議会議長、小室 高志教育長、石川 剛西小校長、沼田 洋子東小校長もお忙しい中、ご臨席を頂きました。

当日は10年ぶりの寒波到来という中、企業、団体、一般の方を含め、約250名の老若男女が参加してくださり、地元に残る里山の落ち葉さらい、枯れ枝拾いを行い、環境保全に汗を流していただきました。

今回も、認定NPOコモンズさんの仲立ちで、古河市の自動車部品工場の白石製作所(有)さんの協賛金を原資として開催出来ましたことを深く感謝いたしております。

地元企業・団体では、関彰商事(株)、結城信用金庫関城支店、白石製作所(有)、保護司西区、森のようちえん、多くの皆さんにご協力を頂きました。

当会員は、午前7時30分集合でしたが、すでに焼き芋班は午前7時に、うず高く積まれた二か所の薪に点火し、その煙は森の中で狼煙のように立ち上っていました。

8時過ぎには続々と参加者の車が森の駐車場に吸い込まれるように入って行き、ついに満車となり、予備に確保したJA梨選果場に回っていただきました。

参加者は4班に分かれ、各所に設置した集積所に落ち葉を集めます。てみ、竹かご、もっこを使い、一心不乱に落ち葉をかき集め、集積所に運びます。厳冬の中ですが、次第に熱を帯び、上着を脱ぎます。「仕事はののこ」とはよく言ったものです。 

約1時間、200名を超す労働力は偉大で、森の中に降り積もった落ち葉はみるみる薄くなり、地肌が見えるほどになりました。里山は人の手が入らないと荒廃してしまいます。鳥が運ぶ木々の種も、これで芽を出すことが出来ます。キノコも生えてくるでしょう。

今回は、約5ヘクタールに及ぶ里山のごく一部の環境整備となりますが、毎年継続することで、貴重な里山の保全が計られます。白石製作所の白石一夫社長も「毎年、このイベントを続けましょう。」と行ってくれました。

ひと汗流した参加者はこの後、熟練した会員によるチェーンソーさばきで樹高15メートルのクヌギを伐採する迫力ある現場に立ち会いました。また、子供たちは会員指導で薪割り体験を行い、山仕事の一端を担いました。

約250本の焼き芋が出来上がり、一輪車に山盛りの焼き芋が会場に運ばれました。各自1本づつ配られ、思い思いの場所でアツアツの「紅はるか」をほうばりました。

また、テントの下ではこれまた熱々のトン汁がふるまわれ、冷えた体を暖めました。約3時間、3年ぶりの「ふるさとの森を守ろう」はけが人もなく、無事終了いたしました。

参加を頂いたすべての方々に感謝いたします。 地球温暖化をいくらかでも遅らせるためにも地元に残る貴重な森を守って行きましょう。 それには皆さんのご協力が必要です。来年もご参加をお願い致します。

 

 

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