まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『秘密の扉』14話まで

2015-05-26 21:13:39 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
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レビュー一覧は、こちらから。

 

連判状と言う言葉に、その場にいた皆が凍りつきました。

英祖は、ソンをにらみつつ、そのまま尋問場を後にしました。

 

ソンは英祖と会い、連判状を取り出しました。あれほど英祖が抹消したかった連判状が、ソンの手の中にあるのです。

ふらっと英祖はソンに近づきました。

ソンは、連判状を突然傍にあったかがり火の中に投じました。

これでソンが、何も無かったっことにしてしまうのかと思いましたが、違いましたね。

ソンは改めて英祖に対して宣戦布告したのです。

「父上、もう、あなたは私の政敵です。」

連判状を持ったまま政敵になると言う事は、戦いが起ると言う事、戦いとなれば、これまで以上の犠牲が出るかもしれない。だから自分は戦いではなく、真の政治がしたいのです・・・。そう、ソンは言いました。

 

翌日、英祖は、ジェゴンを都承旨に任命しました。

親政を正式に行うこととし、ソンが持っていた代理聴政の権限は全て取り上げられました。

東宮殿で義務のみを果たし、謹慎することを言い渡されたのです。

ソンは素直にその命令に従いました。

 

親政で、英祖はまず謀反を起こしたとして宮廷から追い出された少論派に対して寛大な措置をとると発表。ところが、又もやこれは老論派の大反対で、頓挫。

結局は、逆賊狩りが行われるようになり、老論派の敵とみなされた者たちは、一掃されてしまったのです。

宮廷は、老論派の天下ですよ。英祖も連判状が無くなった今でも、やはり自分の意志を押し通す事は出来ないでいるのですから。自分が少論派を追いだしたわけで。そのつけがこういう形で自分に回ってくるとは思ってもみなかった事でしょうね。

 

ジダムは、ナ・チョルジュと共にどうにか逃げおおせました。

ムンスは、一人蟄居謹慎していましたが、食事を絶ち、亡くなってしまいました。

英祖に『竹波』とだけ書いた手紙を残して・・・。

英祖は、世弟時代、唯一彼の味方になってくれた長年の友を失ってしまったのです。

 

そして、3年の月日が流れました。

 

ソンは、英祖から任命された教育係を拒み、自らキム・テクを頻繁に訪ねていました。

テクを政治の師として、学びたいと言うのです。

キム・テクは、その言葉を100%信じる事は出来ません。あれほど自分たちを手こずらせた世子ですからね。

表向きは、ソンの意志を尊重する姿勢を見せていますが。

 

それだけじゃなく、老論派の若手と一緒に妓房に行ったりして親しくしているのです。

キム・テクの孫キム・ムンも一緒です。

ところで、このキム・ムンを演じているのは、「太陽を抱く月」でウンの少年時代を演じていたイ・ウォングンくんです。お久しぶり。随分大人になった印象を受けます。あの時は、華奢過ぎる体格に見えたんですがね。

 

英祖は、ソンの考えが読めませんでした。

キム・テクと自分との関係を知ってる上で、父である自分に対抗するために、キム・テクと手を取ろうとしていると見ています。

 

その妓房で、ソンはジダムに再会しました。キム・ユジョンさんからユン・ソヒさんに配役が変わっています。

何とジダム、妓女になっていましたよ。ただ、楽器を奏でるだけで、床の相手はしない・・・と行首のウンシムは言いました。

冷たい目でソンを見ました。父の敵を見る目ですね。

正体がばれるのをソンは心配しましたが、ウンシムはソンさえ知らぬフリをしてくれたら大丈夫だと言いました。

ジダムは、ソンに・・・というより、王室に復讐しようと考えているのです。自分の命をかけて。

ところが、彼女の後を、ピョン・ジョンインが付けてますよ。お久しぶりの登場で、誰か分からなかったけど。生きてたんだ。

 

ソン、やはりこうやって老論派とつるんでいるのには、理由がありそうです。

それを、ジダムに明かしてはどうかとウソプは言いましたが、ソンは押さえました。

 

ソンは街の怪しげな本屋出入りしています。ここは、ナ・チョルジュの仲間がやってるところみたいですね。

ソンは、そこで禁書とも言える思想的に危険な本を仕入れているのです。

だから、本屋の店主は、ソンの正体が気になっているのですが、まだ世子だとは、ばれていません。

こっそりと仕入れた本を、ソンは東宮殿の地下の隠し部屋に置いています。

そこは、チェ尚宮とチャン内官、ウソプのみが知る秘密の場所でした。

 

ある日、突然通告もせずに清が国境を越えてくると言う事態が発生。

少し前に、清の漁船に朝鮮の軍が攻撃するという事件が起っていたのです。が、英祖には何の報告もなされていませんでした。

英祖は、老論派の重臣たちを職務怠慢で叱責。

少論派を呼びよせる・・・と宣言しましたよ。老論派を押さえるチャンスだと捕らえたのです。

おまけに、世子ソンにこの一件を任せる・・・とまで。

「この問題を円満に解決できれば代理聴政を認める。失敗した時は、世子の座を降りる覚悟をせよ。」

ソン、受けちゃった・・・。

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『秘密の扉』13話まで

2015-05-26 15:17:15 | 韓国ドラマのエトセトラ

                          

レビュー一覧は、こちらから。

 

ソンを睨みながら立ちあがった英祖は言いました。お前は質問の仕方が間違っている・・・と。

「“どんなにつらく恐ろしかったですか?”“殺すと脅されたのですか?”“連判状に署名しなければ、命の危険が?”お前は私の息子だ。息子なら、そう聞くべきだろう!」

この言葉を聞いて、ソンは全てを理解しました。

これまで、署名をした事だけにとらわれていました。署名に至った理由を考える事は無かったのです。

 

その上で、ソンは民に全てを話すべきだと英祖に言ったのです。自分と同じように、英祖の心情を理解できない民に、全てを話して、理解と許しを得なければ・・・と。

自分が盾になるから・・・と。

やっぱりソンはまだ甘く純粋過ぎますね。

そんな事をすれば、王の座を追われるのは確実です。宮廷にはそれを狙ってる輩がたくさんいるのですから。

英祖は受け入れませんでした。

 

地方に飛ばされた少論派の一味が英祖に反旗を翻しました。王位継承疑惑を糾弾しようと立ちあがったのです。

英祖は、会議で、それらの者たちを全て捕らえるよう命令しました。

今回の一件にかかわった者たちを全て捕らえるように・・・ということです。

少論派は、動揺しました。

 

その時、立ちあがったのはシン・チウン。ジダム父に写本させた人物です。

備忘録を出版し出回らせたのは自分だ・・・と名乗り出ました。

当時の景宗の主治医が書いた記録も証拠として示し、英祖が景宗に身体に悪いと言われる食べ物を贈ったと指摘しました。

英祖は小馬鹿にしたような表情で、でも余裕が無いのは一目瞭然。

チウンはそのまま投獄されました。

出版にかかわった者たち、貸本屋等も全て捕らえろという命令を出しましたよ。

その時、ムンスが、その内容が事実なのかと問いました。

 

英祖は、とうとうそれが事実だと答えましたよ。ただ、毒物が入っていたと言う証拠は無い!・・・と。

そして、こういう根も葉もない噂を流す罪・・・と少論派を全員投獄してしまったのです。

 

連座して、ジダム父も捕まえられました。

丁度、民の中からも逮捕者が出たと聞いたソンが、心配して街の様子を見に来ていました。

何の罪も無い父を、罪のある王様が捕まえるなんて・・・とジダム。ソンは謝るしか出来ませんでした。

 

ソンは、再度英祖に直談判しました。

民に話すべきだ・・・と。でも、英祖の機嫌を損ねるだけでしたね。

そんな時に、老論派は、チャンスとばかり、囁いたのです。黒幕は、チウンじゃ無いと言う噂が・・・と。世子ソンが本当の黒幕なんじゃないかと。

そして、民も、英祖より世子ソンの治世を望んでいる・・・とか、全くの作り話ですよ。

ところが、英祖はそれを信じてしまったのです。それに追い打ちをかけるように、キム内官が又要らない事を報告するし

ジダム父を逮捕した直後、ソンがジダムの家を訪ねた・・・なんて。

キム内官って、ソンと英祖の仲を裂きたいとしか思えない言動ですよね

 

ソンは、ミン・ウソプに協力を求めました。

やはり彼は、老論派の父の所為で、そちらから圧力をかけられている事、でもソンの考えに共感を覚えているのも事実で、どちらにも行けないのなら、全てにかかわらないで居ようと決めていたのです。

ソンは、連判状の写しを見せました。

ウソプは驚きました。彼の曾祖父が関わっている事が分かったからです。

ソンは言いました。お互い、同じ立場だと。父の命が関わっているからねぇ。

原本を探し出したいとソンは言いました。

ただ、見つかったら、お互いの親の立場が悪くなり、見つからなかったら、今捕まえられている罪も無い大勢の他の父親が死ぬことになる・・・と。

「事件を解決し、父の罪を償う覚悟を共にしよう。」

ソンの言葉にウソプは頷きました。

 

で、動こうとした時、ソンには幽閉の処分が下ってしまったのです。

 

ジェゴンには、英祖から呼び出しがかかっていました。

ソンの命を救いたければ、ソンを裏切り、自分の元に来い・・・と。今後、ソンとは関わらないようにすること・・・。

信念を捨てて、ソンを捨てなければ、ソンは廃位され、もしかしたら、命も危ないかもしれません。

ジェゴンは泣く泣く従いました。

ソンは、自分を捨て信念を捨てると言う報告を受け、事情を理解したようです。敢えて悪者に成ろうとしているジェゴンを責めはしませんでした。

 

ジェゴンには、すぐに辛い仕事が待っていました。

牢に居る少論派に、翻意を求める役目です。反省文を書けば、許してやる・・・と英祖は言ったのです。

皆、信念を曲げるつもりはないと言いました。

でも、ムンスが言ったのです。自分が死ぬから、皆は生きて世子を守ってほしい・・・と。生きてこそ信念を貫けるのだからと。

チウンも、それに賛同しました。

 

ジダム父は、反省文を書くふりをして、ジダムとナ・チョルジュに手紙を書きました。

チョルジュが東方コムゲを率いて自分を救いに来ると察したからです。

これは、チョルジュたちが出立する直前に手渡す事が出来ました。

 

ムンスは、先に呼ばれて牢を出ました。

ところが、待っていたのは、英祖。

あくまでも信念を曲げないというムンスに、英祖は過酷な罰を言い渡しました。

仲間が拷問等で次々に死んでいく様を、見させたのです。自分が死ぬ事よりも苦しい罰でした。

 

ソンは、東宮殿に幽閉されていましたが、チャン内官に身代りをしてもらい、東宮殿を抜け出しました。

ウソプと共に、連判状の原本捜しに行ったのです。

ウソプには察しがついていました。以前、キム・テクが何やら製本させていたのを見たからです。

でも、キム・テクの書庫には無くて・・・。そこで、燃やされた儀軌のタイトルを発見。つまり、つくりかえたって事ですよね。

儀軌というのは、王室の行事を記した書物の事だとか。

だったら、置いてあるのは王宮の承政院。

 

ところが、その書物は、別の場所に保管してあるということで。

ウソプと共に、ソンは急ぎました。

で、あっという間に発見。

休む間もなく引き返したのですが・・・。

その時、既に、チウンは拷問で死に、ジダム父は、傍に控えてただ見てるだけの大臣たちに向かって散々詰問したことで、激怒した英祖によって斬り殺されてしまっていたのです。

 

ソンは叫びました。

「殺戮をお止めに!止めないのなら、連判状の実物を街に貼り出し、民の目にさらします!」

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『秘密の扉』12話まで

2015-05-26 13:30:29 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
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レビュー一覧は、こちらから。

先日、半年遅れで「SBS演技大賞2014」を見たのですが、その時、何かの賞(すみませんっ忘れました)を受賞したイ・ジェフンssiが、感激で言葉を詰まらせながらも、自分はまだ未熟、賞を励みに、これからも努力しなければ・・・と話していたのを思い出しました。ハン・ソッキュssiに出会えたこと、傍で演技を見る事が出来た事が良かった・・・とも話してました。初々しかったし、俳優としての姿勢に、こちらが感動しました。

 

ソンは、翌朝、何も無かったように父英祖に挨拶に行きました。

悲壮な表情を見て、老論派は、この先どうなるか、ほくそ笑みながら見てました。自分たちに立てつこうとした英祖に、釘を刺す事が出来ますしね。

で、ソンが挨拶をしようとした時、英祖が外出に誘いました。

行き先は、英祖の母が眠るお墓です。トンイのお墓ですね。

そこで、英祖は、ソンに母が低い身分から王の側室に上がり、自分を産んだことを改めて話しました。そのことで、如何に母と自分が周囲から偏見の目で見られ差別されてきたかと言う事も話しました。

だから、結婚して宮廷を出た時には、本当に嬉しかった・・・と。自由になれたんですもんね。

なのに、自分がよりによって世弟になってしまった・・・と。その座がどれほど地獄だったか・・・と言いました。命を狙われたりしたこともあったとか。

切々の話す英祖を、ソンは憐れみの籠った目で見つめていました。

 

英祖が即位して最初に実現させたかったのが、均役法。民も両班も区別無く税を納めると言う法です。

その法の完成が、英祖の願いなのです。

「父上はやり遂げられます。」

ソンは、そう言いました。

英祖は嬉しそうでした。で、言ったのです。

「均役法が完成するまで、自分の手で政治を動かしたい。お前は私の傍に立ち父を支えてくれないだろうか。」

つまり、現在ソンがやってる代理聴政を止め、英祖自らが親政をおこなうということです。

ソンは、賛成しました。

 

これはまた周囲に憶測を呼びました。

少論派は、ソンが英祖の王位継承に着いて調べ始めたことを脅威に思ってのことだと考えました。

そして、老論派は、ソンが竹波のこと英祖に突きつけない理由が分からない・・・と悩んでいます。

 

世子嬪ホン氏は、世子の座を脅かす者が宮中に多い・・・とソンに言いました。だから、世子らしく騒動を起こすような事は止めてほしいと。なぜなら、世子の座が奪われるようなことになったら、その子サンの将来も危うくなるからです。

母としては、そうでしょうね。

ジェゴンも、ホン氏と同様の忠告をしました。

 

ソンは悲しく切なかったのです。

英祖は王にしては粗末な食事をとり、衣服も決して華美なモノは望まなかったようですね。そして、勤勉であり民のことを一番に考えて政治をやってきたのを、ソンは見て来ていました。

英祖が生涯をかけ願って来たのが均役法でした。

そんな存在である均役法を持ちだしてまで、ソンの疑いを消そうとしたわけです。世弟の立場だったら、署名を断れるかどうか、自分でもはっきりとは言えないソンでした。だから、英祖に罪を問うのは、均役法が制定されてから・・・と思ったのです。

 

英祖とソンの間に、穏やかな時間が流れ始めました。

これがもしかしたら、最後の親子団らんだったのかもしれませんねぇ。

英祖はソンに意見を求め、ソンはそれに真摯に答える・・・。二人で相談し、励まし合っての法の内容を整えて行きました。

時々、ソンが切なそうな目で英祖を見つめます。これがねぇ・・・泣けるのですよ、見てて

 

納得できない民を集め、法の詳細を説明したりしました。

民一人一人の肩をたたき、苦労をねぎらう英祖の様子を、ソンは、感動して見つめていました。

 

ジェゴンは、ソンに、連判状の一件をどうするのかと問いました。法の発布も間近になってきたからです。

ソンは、証拠を集めなければと言い、ジェゴンに連判状を探し出すよう命じました。

 

法が公になると、今度は両班から猛反発が起りました。

彼らは、口では身分制度の崩壊を呼ぶ・・・とか何とか言いますが、要は自分たちの権益を守りたいと言う事だけですよね。

で、お約束の諫言ですよ。

お棺なんぞを用意して諫言する両班たち。

英祖が必死に説得しようとしても、一切耳を貸さないばかりか、身分制度を壊す王は、暴君だ・・・とかなんとか言い出す始末。

とうとう英祖は、倒れてしまいました。

ソンは、どうにか英祖をなだめ、一旦引く事を提案。自ら、英祖を背負って引き下がりました。

これには、英祖、心強かったでしょうね。

 

ところで、ミン・ウソプが復職しました。

ずっとソンに呼ばれていたのですが、固辞して、出仕を拒んでいたのです。

キム・テクは、老論派のために、ソンの傍で情報を得よと命じました。おそらく、ウソプとすると、父も裏切れないし、自分の考えはソンに近いし、どちらを採れば良いのか・・・という混乱状態にあるのはこの時も、変わって無かったとおもいます。

でも、キム・テクの指示に従いました。

 

結局、英祖は、均役法の内容を改定せざるを得ませんでした。

民の税は半分にし、足りない分は、王族の費用から出すようにしたのです。

 

少論派は、これでは収まりません。

とにかく、英祖には王としての資格が無いと公表したかったのです。

で、ジダム父に頼んで、『チョン・スギョムの備忘録』を模写させたのです。これには、景宗殺害計画の連判状等の事が書かれていました。

一瞬、驚き、拒否したジダム父。

でも、提案した少論派の強硬派シン・チウンとは昔、何かの一派の同志だったようで、世の中を変えようという意志を持って活動していたこともあるようで、その思いは完全に消えたわけじゃ無さそうなんですよね。

結局、大量に模写させまして、民に配られたのです。

 

これは、すぐに宮中にも広まりまして、英祖やソンの目にも止まりました。

 

英祖はうろたえ、激怒し、読んだ者全てを殺すようキム内官に命令を下しました。

ソンはそれを必死で止めようとしました。それでは押さえることはできない・・・と。

でも、この時の英祖は、怒りと恐怖のあまり、我を忘れていました。

「この本を恐れる理由は何ですか!」

と、ソン。

「この本の内容が真実だからですか!」

何を根拠に!・・・と叫ぶ英祖。

「竹波・・・。」

・・・とうとう口にしちゃったよ、ソン。

連判状の内容を告げるソン。

「父上が署名なさったのですか。」

震えながらソンを睨みつけ、英祖が呟きました。

「許さんぞ。」

 

あ~ぁ、ちょっと前までこれ以上無いくらいに穏やかで和やかな親子だったのに。

「均という一字を、自分の治政の根幹とします。」

と、ソンが言い、英祖は心から喜んでいたのに・・・。

 

少論派と老論派のどちらも、ソンが邪魔だったのでしょうか。

老論派は、勿論分かりますが、少論派にとっても、英祖を追及しないソンに、愛想を尽かしてるってところなんでしょうか。

だから、この際、世子交代させてしまえってことなんでしょうかねぇ。

 

ところで、この作品、韓国内ではイマイチ視聴率が伸びなかったんだとか。

まぁ、分かる様な気がします。面白いんだけど、面白いんだけど、分かり辛い。人の思いの複雑さ、細かさ、立場の違いによる思想の違い等々、丁寧過ぎるくらいに描いてますからねぇ。遅々として進まないのも、理由の一つかも知れません。

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『秘密の扉』11話まで

2015-05-26 10:48:11 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
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シン・フンボクの事件は一応の解決を見、フンボクの名誉は回復されました。

家族も身分を回復され自由の身となり、それ相応の補償もされることに。

ジダムは、直々に英祖に呼ばれてその話を聞き、本当に嬉しく思いました。

この時、英祖は、勇気があって頭の良いジダムをソンの側室にしては?・・・と言い出しました。

ジダムは、戸惑い、ソンの表情を窺いましたし、ソンも一瞬驚いてジダムを見ました。でも、すぐにソンは断りました。

傍に世子妃のホン氏が控えていたのに、英祖ってまったく・・・気が利かないんだから。

表向き、ホン氏は、冷静に対応しました。

なのに、英祖は、他にも王子が居た方が世継を選ぶのに良いとか、競わせれば良いとか勝手なことを言うんですね。

ホン氏は、英祖がそう考えていると言う事を改めて知り、心穏やかではいられませんでした。

 

ソンがジダムを女官にするのは反対だと言ったのは、彼女を窮屈な宮廷に閉じ込めておきたくないと考えたからでした。

自由に才能を開花させてほしいと、そうやって生きて欲しいと思ったからです。

ホン氏は、それがすなわちソンがジダムを気に入ってる証拠だとも感じられ、これもまた彼女をイラつかせる原因となりました。

 

ソンは、やはり文書の事が気になっていました。

で、ナ・チョルジュに会いに行き、ムンスに文書を渡したことを聞きました。が、今、ムンスが持っているかどうかは分からない・・・と。

ムンスを呼び出しました。

ムンスは、辞表をソンに差し出しました。

詳細は、一切明かさないムンス。真実を明かしてほしいと頼んだのに・・・とムンスに猛抗議するソンでしたが・・・。

世子様を傷つけたくない・・・とムンス。

「父上が関わっているからですか?」

ソンの言葉を聞いて、ムンスは愕然としました。ここまでソンが突き止めているとは思って無かったようです。

 

ソンは次にチェ尚宮に問いました。

「甲辰年(1724年 景宗4年)には、何があった?」

連判状の最後に記されていた年です。この年に書かれたと言う意味ですね。

うろたえたチェ尚宮は、英祖が即位した年だと答えました。

景宗が亡くなった年でもある・・・とソン。

チェ尚宮も、口をつぐんだため、何も得ることは出来ませんでした。

 

当時の文書を探そうとしても、10年前の火事で一切残ってないと知りました。

要するに、何も手がかりが無いと言う事です。

ソンが、甲辰年の書類を探していることは、すぐに少論派にも、老論派にも、勿論、英祖にも知られました。秘密って無いのね、世子や王様には・・・。

皆、ソンが真実に近づいているのを感じていました。

英祖が一番恐れているようです。

 

また、チェ・ジェゴンはソンが老論派の署名を調べていることを知り、その理由を問いました。

結果がどのように恐ろしい事になろうとも、最後まで行くか?・・・とソンは問い、他言無用を約束させ、打ち明けました。

フンボクが書き写した連判状の文書を見せたのです。

“竹波”が父英祖だと言う疑いを持っていることも。

 

ソンは敵を揺るがせてみる作戦に出ました。

世の平安には、家庭を整える事が重要という儒学の教えに反するモノが、宮廷にいたら?・・・と問いかけたのです。

これは、暗にキム・ムという犯罪者を息子に持ったキム・テクを指していました。

キム・テクが宮廷から追い出されるかも・・・という事態を作り上げたのです。これに対して、英祖がどう出るか、それを見たかったのですね。

 

ソンの投げた石は、宮中に大きな波紋を作りました。

キム・テクに対する擁護、反対の双方の意見が飛び交いました。

 

で、当のキム・テクは、とうとう世子交代という案まで英祖に示しましたよ。

そして、英祖の側室ムン氏に近づき始めたのです。ムン氏のお腹に居る子が王子なら、その子を世子にしようという意図が見え見えです。

ホン氏は、焦りました。英祖も、王子はたくさんいた方が…なんて事を言ってたくらいですから、まんざら無い事じゃありません。

 

キム・テクがムン氏の元に行ったのは、英祖もいざとなったら自分を守ってはくれそうにないと思ったからで。

次は、ソンに直接会いに行きましたよ。

自分と手を組む方が楽に政治をしていけるのに・・・と。

でも、真っ直ぐなソンには、そんな考えは毛頭ありません。

なのに、ソンは誰もが思ってもみなかった行動に出たのです。

 

言官という王に対して諫言する立場の官吏が出した弾劾状を突っぱねたのです。

これまで暴君と言われた燕山君意外、そんな事をした王はいませんでした。キム・テク擁護の態度を示したのです。

勿論、この態度に少論派を中心とする官吏たちは猛反発。

で、自分の手には負えなくなった・・・と事の判断を英祖にゆだねたわけです。

 

英祖は、ソンの真意を読みとろうとしました。

で、出した結論は、キム・テクを領議政の座から降ろし、窓際に追いやれということでした。

つまり、要職からは外すけど、宮廷から追い出す事はしないと言う事ですね。

老論派の党首であるキム・テクを敵に回すことは、ソンの為にはならない・・・と英祖は言いました。

 

英祖にはソンの企みが分かっていたようです。

キム・テクの弾劾状をネタに、自分を試した・・・と。

息子なら、万が一連判状を見たとしても、父を陥れる偽物だと思うのが普通だ・・・なんて言っていました。

怖いです、笑いながらソンへの恨みを口にする英祖が。

 

その頃、キム・テクは反撃を開始していました。

まずは、“竹波”の正体をソンに知らしめたのです。竹波という署名の主をソンが探っているのは、既に知っていましたからね。

『図にあって図に無い者』

という言葉を書いたメモを矢でソンに射かけましたよ。

 

ソンには、すぐに分かったようです。

王室の儀式等を図画署で記録する場合、王の姿は決して絵に残さないのだそうです。

疑ってはいたものの、ソンにはやはり衝撃でした。

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