![]() |
ピノキオ OST (SBS TVドラマ)(韓国盤) |
クリエーター情報なし | |
CJ E&M |
レビュー一覧は、こちらから。
ダルポは、イナが憎い記者の娘だと知った時から、一線を引いて暮らしてきたようです。
本当は好きなんですけどね。
それに、ダルピョンの目もありますしね。ダルピョンは、血のつながらないダルポと可愛い娘が一緒にいるのが気になって仕方がないんです。
一応、祖父が心配するから仲の良い伯父と姪のフリはしてましたけど、イナはダルポの事を何とも思ってませんでしたね。
それにしても、毎日ダルポが乗ってる自転車のダサい事 ここまでジョンソクくんをダサく見せるのも大変だったろうと思う私です。
5年前、父の事件の時の経験から、ダルポは決心していた事がありました。
絶対に放送関係者とは関わらない、放送局には行かないと言う事。それは絶対に揺るがないと思っていました。
なのに、今回、彼が誰にも言わずに番組に出る事になった・・・。
それは、学校で番組の出場者を決める一般常識のテストを行うと知らされた時にさかのぼります。
一番候補者に近いと皆から思われていたのが、アン・チャンス。
彼はイナが好きでした。
だから、イナが自転車を欲しがってると知ると、家にあったお古の自転車を用意してあげたりしてましたよ。そして、とうとう告白しました。番組に出たら、そこでイナに告白するから、返事をしてくれ・・・なんてね。
イナ、思いがけない告白に驚きはしましたが、全くときめかなかったようです。そんな自分の気持ちを、いぶかしがったりしてます。
これを、ダルポは耳にしてしまったんです。
イナへの気持ちは忘れなきゃいけないモノだと思っているダルポ。だけど、やっぱりチャンスに取られるのは嫌でね。
だから、テストを真面目に受けたんです。
そしたら、なんと、100点 チャンスじゃなく、ダルポがトップになってしまったのです。
チャンスはショックを受けました。
そして、さりげなくダルポがカンニングをしたらしいとか、試験問題を盗んだとかいう噂を立てたのです。本当にやり方が上手い。
決して自分が言いだしっぺだとは気づかれない言い方で、噂を流したのです。
常々、0点しか取って無いダルポが、いきなり100点じゃ、皆この噂を信じてしまいましたよ。先生も・・・。
噂をされた本人が、無実を証明しなくては・・・という先生の言葉を聞いて、ダルポには父の一件のマスコミと同じだと感じました。
いくら言葉を尽くしても、無実を証明するのは難しい・・・。
それで、番組に出たんです。
そこで、自分の実力を示したってわけ。
同じ時、イナもダルポの無罪を証明しようとしていました。
噂が立ってた時、イナは、ダルポを信じてはいたものの、庇ってあげることをしませんでした。
それ以来、イナはしゃっくりが止まりません。ダルポがそんな人間じゃ無い事を分かっているから、噂は嘘だと信じているのです。なのに、嘘を見逃してしまっている状態なわけで。
身体は正直でした。ピノキオのイナにとっては・・・。
止める方法はただ一つ。ダルポが無実だと皆に訴えること。
チャンスは番組に出て、勝ち抜き、チャンピオンになりました。
そのお祝いの場で、イナはチャンスの告白をきっぱりと断りました。そして、クラスメートに対して、ダルポに謝れと言ったのです。噂を流したんだから・・・と。
憶測でしかない噂だ・・・とね。
でも、チャンスは、イナの主張も憶測でしかないと反論。
証拠を持って来られなかったら、ダルポの口癖のように『10回殴らせろ』なんて言っちゃった。完全に振られた腹いせですわ。
ダルポは、これを聞いていました。
思わず止めに入ろうとした時、イナはあっさりとその条件を飲みました。本当は怖いのに・・・。
ダルポは、イナを守るためにも、自分で自分の無罪を証明するしかなくなったのです。
それが、近寄らないと誓っていた放送局の番組への出場だったのです。
チャンスとダルポの勝負が始まりました。
ラスト問題の前の時点で、ダルポがリードしてました。
そして、ラスト問題も、ダルポが取ったと皆が思った瞬間、ダルポがわざと勝ちをチャンスに譲ったのです。
チャンスは屈辱的な気分になりました。
実はこの時、イナはダルポが本当は頭が良い事を知っていました。
イナの本当の伯父ダルポは頭が悪かったんだそうです。だから、イナ祖父の為にも、馬鹿でいなきゃいけなかったんです。
彼が図書館の本を殆どすべて読んでいる事を知ったイナ。
ダルポを見直した瞬間でした。
クイズ番組の担当者にギョドンがいました。
彼には、ダルポがチャンスをからかったと思いました。
「放送は遊びじゃ無い。」
そうむっとした表情で言いました。
ダルポは、その言葉に怒りを隠せなくなりました。
「遊びだなんて思って無い。放送はただ一言で人を殺せる。よりによって俺が遊びだなんて思う筈が無い。質問に答えます。なぜ勝ちを譲ったか。正解したら、また放送局に来なくてはいけなくなるからだ。ここは、憶測で物を言う連中が揃ってる。何がそんなに偉いんだか。同じ空気を吸ってると思うだけでヘドが出そうだ。ここへ又来るのが死ぬほど嫌でした。分かってもらえましたか?」
ギョドンは、驚きダルポを見つめました。
「返してくれ。お前らが母さんと弟を殺した。」
そう叫ぶジェミョンの声が姿が彼の頭に甦りました。
バス停に着いた時、雨が降り出していました。
途方に暮れたダルポの目に、イナの姿が止まりました。
壊れた傘をそうとも知らずに持って迎えに来ていたのです。
「なぜ今実力を出したの?」
と、以前イナが聞いた事がありました。
その時は、誤魔化して答えなかったダルポ。
自分を待つうちに眠りこんでしまったらしいイナの姿を見つけて、その答えを呟きました。
「好きだから。お前が好きだから。」
く~っ
このシーン好きでねぇ、あたくし。ダルポの表情が切なくて良いんですわ。
壊れた傘で慌てるイナに、ダルポは赤い道路のコーンを被せました。予告でよく見るあのシーンです。
にこっと笑ったダルポの笑顔が可愛くてね
イナは、TV放送の力をこの一件で知りました。
そして、進路を決めました。放送記者になる・・・と。母チャオクと同じ道を行く・・・と。
兄のジェミョンは、ずっと一人で事件と向き合って来たようです。
母と弟の仇を討ちたいと思っていたのかな。父を見たと証言したピノキオの男性を見つめていましたよ。
全てを背負って来た感じです。忘れることなんて一瞬たりとも無かったように思えます。