まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『秘密の扉』16話まで

2015-05-27 19:43:23 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
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レビュー一覧は、こちらから。

 

ナ・チョルジュの商団から仕入れた人参は、新鮮なモノも時間が経てば、腐り始めるように細工されていたのです。

ソンも、気づく筈がありません。

 

清側は、侮辱されたと受け取り、激怒。一切の貢物を受け取らずこのまま帰国すると言いました。

ソンは、一瞬驚き動揺しましたが、次の瞬間、使臣の前に跪いたのです。

驚いたのは、使臣たちだけじゃなく、朝鮮の重臣、内官、女官、その場にいた全ての者たちでした。

いくら相手が大国清でも、目の前にいるのは皇帝ではなく、単なる使臣ですからね。

一国の世子が跪くなんて、威信が地に落ちた・・・と皆思いました。

 

ソンの捨て身の態度に、使臣も思わず怯み、3日間の猶予を・・・と言いました。

その間に、皇帝への献上品を差し出すよう言ったのです。朝鮮人参なんぞじゃなくて・・・です。

 

ソンが使臣にひざまずいたと言う話は朝廷中を駆け巡り、皆、怒りや憤懣を口々に言い合いました。

なんかねぇ・・・。事情も知らず、言いたい事言うよねぇ。

じゃぁ、あの場をどうやっておさめるって言うのよ

 

英祖も、ソンを呼び付け、きつく注意しました。

ソンだって軽く考えた事じゃないと思うけど、あの時はああするしか使臣を止める方法は無かったと思っていました。

 

重臣たちと、ソンの間で、話し合いがもたれました。

でも、どんな品を出しても、気に入らないと言われるだけだから、清の要求を受け入れようと主張する者、それでは国益が損なわれ、決裂は避けられても、ソンが世子の座から降ろされるのは確実ゆえ、それを避けるべき・・・等々。

平行線で、良い策は生まれません。

ただ、ソンは、民の事を一番に考え、まずは条件を飲み、献上品を考えたいと言いました。

出来る限りの事をしたうえで、自分が世子の座を放棄するしかないか、他の条件を飲むか、考えても遅くは無い・・・と。

 

ソンはイ・ダルソンという男に会いました。以前から外国の本等を仕入れていたあの怪しげな店の男です。

貸本屋と言うわけじゃないのね。ナ・チョルジュの部下だということは確かですが、ソンはそのつながりまでは知りませんし、ダルソンの方も、ソンだとは知りません。

ソンは、使臣が落とした数珠の様なモノの正体を知ろうとしていたのです。相手の事をまず深く知ろうとしたんですね。

それは、キリスト教信者が持つロザリオでした。

 

キム内官は、ジェゴンが頻繁に東宮殿を訪れていることを英祖に報告。

英祖には驚きでも何でもありませんでした。容易に想像がついたことで。

ちゃんと、分かっているのです、ジェゴンはソンの為に自分の傍に仕えているのだと。だから、今、大変な時期にあるソンの事が心配なのは当たり前ですからね。

英祖は、今回の交渉で、ソンが失敗すると思っていました。勿論、上手くいくことを望んではいるのですが。

そして、ソンが窮地に陥った時が、自分の出番だと。

じゃぁ、その時ソンは?・・・とキム内官。

いつもこの話になると、英祖は口をつぐんでしまいます。英祖の気持ちが分かりません。

 

キム・テクは、ソンが廃位される事を確信していました。

だから、今のうちに次の世子候補に近づいておこう・・・なんて、姑息な事をしてますよ。

宣祖の孫の綾昌大君の末裔に当たるというイ・ギョと言う男です。孫のムンを紹介していましたよ。

これは、ウソプによってソンに報告されました。キム・テクの魂胆なんぞ、お見通しですわ。

 

ソンは良い手を思いつきました。

まずは、都の守備を担当する部署に赴き、責任者である武官や、兵たちと親睦を深めました。

こんな大変な時期に、何を・・・てな感じで周囲は受け取りました。ソンの気持ちがますます分からない状態に。

その上で、確認に来たウソプの父ミン・べクサンに、ウソプがソンが書いたという兵法書等を差し出したのです。

つまり、清と戦争をするつもりだ・・・と思わせたのです。

兵法書は、キム・テクの手から使臣の一人に渡りました。

「清と朝鮮との和平を妨げているのは世子だ。」

と、キム・テク。

だから、世子の認定を取り下げるよう皇帝に提案してほしい・・・と。

もち、大量の銀も差し出しましたよ

 

使臣はすぐに動きました。

献上品は必要ない、すぐに出国する・・・と。

その理由は、ソンに清との戦をしようとする意志があると知ったから・・・と言うのです。だから世子の認定も取り消すよう提案するためだ・・・とね。

 

ソン、キム・テクが、まんまと引っ掛かったと知りました。

 

「手に入れたいのは、清の領土ではない。」

そう言ってソンはキリスト教の祈祷文とロザリオを差し出しました。

「私が手に入れたいのは、領土ではなく、西洋からの新しい文化なのだ。」

清と朝鮮が互いの文化を知れば、結び付きは強くなる。両国の和平につながると言う事だ。

 

「では、これはどういう意味だ?」

と、使臣は、ソンが書いた兵法書を突き出しました。

「これは皇帝陛下がお気に入るかと思って書いたモノだ。誰から受け取った?」

朝鮮の国防の為に書きあげたものだが、それはすなわち清に対して他の国からの攻撃を朝鮮で食い止めるためだとソンは言いました。

清の為にもなるわけです。

また、清の武器が遅れていると感じ、朝鮮の火器についても記してある・・・と。

 

使臣は、ソンの心遣いに感激し、交渉は成功に終わりました。

 

そして、最後に使臣は置き土産をしていきました。

キム・テクが、世子の認可を取り消すよう求めて来たと英祖や重臣たちが居並ぶ前で、公表したのです。

 

キム・テク、ソンに負けたと初めて知りました。

 

死罪が相当だと誰もが思っていました。

英祖は、ソンに斬るよう命じました。

 

ソンは剣を振りおろしました。

切れたのは、縄だけでした。

皆、思ってもみなかった事でした。

「そなたを死罪にはしない。官職を取り上げ、しばらくの間都から追放する。」

と、ソン。

私には私のやり方がある・・・。

「殺さず、生かす政治。私の政治はここからやり直します。」

ソンはそう言いました。約束だもんね、英祖との。代理聴政が始まるのね。

 

世子嬪ホン氏は、サンを連れて急ぎ足でソンの元に向かいました。

「お父上にご挨拶を。長い間、よく耐えてくださいました。ご立派です。お祝します・・・と申し上げてきなさい。」

はい・・・とサンがソンのところに行きました。

「お母上にも、長い間苦労をかけたが、よく耐えてくれたと、私からの感謝を伝えなさい。」

尚宮たちも、チャン内官も、ホン氏の父も、皆嬉しそうでした。

ジダムは、恨みの気持ちを持って宮中に入ったのですが、ソンやホン氏たちの日常を見ていると、彼らへの恨みが徐々に消えて行きそうに見えます。

じ~ん・・・と来るシーンでした。

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『秘密の扉』15話まで

2015-05-27 09:36:35 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
KT Music

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「戦いを始める口実を与えてはならない。朝鮮の国益を損ねてもならない。」

その条件で事を丸くおさめる事が出来たら、代理聴政を認めるが、失敗したら、世子の座を奪う・・・と英祖。

外交に不慣れなソンに、この大役は無理だと誰もが思い、自分たちの手駒にしようとしてる老論派としては、絶対に引受けるなと言いました。

が、ソンは引受けたのです。

 

ジェゴンは心配になりました。ソンがいったいどういう考えを持って引受けたのかが知りたかったのです。

で、ずっと傍についてソンを見て来たチェ尚宮に聞きました。

ジェゴンが、ソンを裏切って英祖についたと思ってるチェ尚宮は、話しをはぐらかそうとしました。ジェゴンは、本心を話しました。

ソンを守るために世子の座を守るために、敢えて離れて英祖についたのだ・・・と。

それで、チェ尚宮は、ソンの本当の姿を知らせるつもりになったようです。

あの地下の部屋に案内しました。

そこにあったのは、清の地図や様々な情報が書いてある書物、禁書と言えるような危険な主張を載せてるモノもありました。ソンがこの3年間、密かに勉強してきた様子が手に取るように分かりました。

老論派にすり寄ってる上辺の姿に隠れて、ちゃんと自分を磨いて来たのが分かりました。感動したようです。

 

英祖は、ソンに一任したのですが、その一方で生き残った少論派を宮廷に呼びもどしていました。

外交に長けた彼らを、ソンが失敗した時のために自分と手を組ませたのです。

老論派を押さえる事も出来ると英祖は見たのですね。だとしたら、失敗したソンはどーなる?置き去りだわ、世子の座も奪われて・・・

 

老論派は、これを知って、態度を決めました。それまでは、ソンに協力したいのだが、その成果に期待できないため、イマイチ乗り気じゃなかったのですよ。必死になってるのは、世子嬪ホン氏の父くらいなものでした。

こうなったら、どうあってもソンに交渉を成功させてもらい、後日ソンが王位についた時、自分たちの権力がいっそう強くなることを狙ったのです。

 

で、まずはソンを確実に自分たちの側に取り込もうとし始めました。

これから先の労を考え、癒そうという目的で妓楼に招待。作った様な、いやににこやかな笑顔で迎えるのが、却って怪しい雰囲気です。

ところが、宴の途中でウンシムが、ソンに急用を告げました。

捕盗庁の役人がジダムのことを知って、妓房に向っている・・・と。

 

実はちくったのは、ピョン・ジョンインでした。昔の仲間の捕盗庁の役人に、ビダムを見たと知らせたのです。

ソンは、宮中から急な呼び出しがあった・・・と嘘をつき、宴を中止。キム・テクたちも引きあげようとしました。

ところが、彼らが妓房から出ようとした時に、役人が到着。ジダムの事が知られてしまったのです。

当のジダムは、ソンと共に逃げ出して無事でした。

 

ソンの行動を怪しんだ老論派。

もしかしたら、ジダムを逃がしたのはソン?・・・とね。

と言う事は、ソンが自分たちに見せている友好的な顔とは違う裏の面を持っているのでは?・・・と推察。

本当に宮中に戻ったのかとチェックを入れましたよ。

この時は、世子嬪ホン氏やウソプ、チェ尚宮がどうにかカバー。表沙汰にはなりませんでした。

結局、ジダムは、宮中のホン氏つきの女官にしました。勿論、名前は変え、パク・ピンエと名乗る事になりました。

 

世子嬪ホン氏は、ソンのジダムへの気持ちを疑っていました。

こうまでしてジダムを庇うのは、ずっと想い続けていたのでは?・・・と。宮中に入ったら、嫉妬を見せるのは厳禁。だけど、冷静ではいられませんよね、ソンの心遣いを知ったら。

でも、ソンは民を慈しむ気持ちだと言ったのです。決して一人の女性としてでは無いと言う事です。

その言葉を信じるしかありませんよね、ホン氏とすると。

 

ところで、ジダムの事を役人にちくったピョン・ジョンインですが。

その後も、ホン・ゲヒから事情を聞かれましたが、その時も、ジダムの存在を主張しました。

なのに、ナ・チョルジュの部下でもあるのですよ。今回、ジダムが宮中に入ったのも、計画の一つのように話していました。

どうも、流刑地で居る時、老論派に刺客を送られ危ない目に遭ったようですね。だから、老論派に戻るつもりは無いみたいですし、その恨みを晴らしたいと思ってるようです。

 

ナ・チョルジュは、その時、団長と呼ばれていまして。大きな商団を率いているのです。

まぁ、コムゲのメンバーが中心でしょうね。

新しく『鳴砂団』と命名したその組織は、世の中を変えようとしています。革命団ですかね。

手始めに、宮中に混乱を起こそうとしてるようです。

 

清の使節団がやってきました。

ソンは、老論派の者たちと交渉を始めたのですが、全然上手く事は運びません。

清側の条件は、黄海道沿岸での清の漁船の操業を全面的に許可する事、黄海道の2か所の港を寄港地とする事、そして治外法権の3つ。

他の2つは受け入れられても、治外法権だけは国家として認められない・・・とソン。

そしたら、あっけなくその提案を引き下げた清。あれ?・・・と思ったら、やっぱり別の条件をつけて来ましたよ。

5万の兵を送れとい言うのです。西方に進出しようと戦いをしている清には、兵が必要なんです。

無理ですわ・・・朝鮮には。

 

老論派とソンは、協議しましたが、全く意見はまとまりません。

ここで、キム・テクが提案しました。

まずは清側への贈り物をこれまで以上に高価なモノに変えたら、もしかしたら、もう一度くらいは交渉に応じてくれるかもしれない・・・なんてね。

で、高価なモノと言ったら、朝鮮では人参。最高級の朝鮮人参を調達して、清の使節団に贈ろうとしたのです。

ところが

いざ蓋を開けてみると、事前チェックした時には最高級品だった人参が、虫が湧いてるような最悪の品にすり替わってた

もち、使節団は激怒

交渉決裂となりそうな勢いです。

ソンーっ

 

実は、キム・テクは、ナ・チョルジュに人参を調達させていました。この時、指示を与えていたようですね。

チョルジュもテクも、世子を廃位させたい思いは同じ。だから、この時手を組んだのですよ。

勿論、ソンも警戒を怠りませんでした。

何か、人参に手を加えるかもしれないとウソプに見張らせていたんです。なのに・・・。

あれは、あらかじめ運び入れた時、既に粗悪品だったのかしら?

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